考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day1 2023/2/22

    1.全体の感想

    まずは乃木坂ちゃん11周年おめでとうございます!
    今後も12周年、13周年と応援させてもらえると嬉しいです

    ライブ全体の感想としてはかなりオーソドックスなバスラだったと思う
    楽曲人気投票の企画こそあったが、決して目新しいものではなかった
    でも泣けた、びっくりするくらい泣けた
    メンバーがガンガンに煽って、それにコールで返すことができる…
    こんなに幸せなことだと改めて実感した
    筆者は本日は配信での参戦だったがそれでもめちゃくちゃ楽しかったので、現地勢うらやましすぎる

    ここからはいつもの通りポイントを絞って振り返っていきたい

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    ファン投票TOP20の楽曲と、2022年を振り返るといういかにもバスラらしいライブセトリだった

    3.振り返りポイント

    ①『乃木坂の詩』~ファンの声が帰ってきた!

    今回のセットリストはオーソドックスと言ったが、この曲をOvertureの前に持ってきた構成は本当に良かったと思う
    3年ぶりに声を出すことができる嬉しさを、感動的な雰囲気を損なわずしみじみと感じることができた

    メンバーも何人か、少なくとも葉月ちゃんは感極まって泣いているように見えた
    そんな姿をみたら思わず最初の曲からもらい泣きしてしまうよ…

    ②楽曲ファン投票TOP20

    ファン楽曲投票が行われていたので、私なりに順位予想していた
    その際のTOP20が以下の通りである
    (最終結果についてはセトリをご参照ください。)

    ・『制服のマネキン』…初期の代表的ライブナンバー。10thバスラでの生駒ちゃんセンターも記憶に新しい。
    →結果:圏外。初期とはいえ根強い人気あるかなと思っていた。
    ・『君の名は希望』…初紅白で歌われた代表曲。
    →結果:圏外。この系統は他の曲と分散したか。
    ・『ガールズルール』…乃木坂ナンバーワンライブナンバー。これはライブで聞かずに帰れない!
    →結果:圏外。個人的に一番意外だった。まあアンコールで聴けたから良し。
    ・『他の星から』…根強い人気で入ると予想。
    →結果:圏外。流石に奇をてらいすぎたか。
    ・『命は美しい』…バキバキダンスナンバーはライブで映える。
    →結果:圏外。初期楽曲人気なさすぎない…?
    ・『きっかけ』…絶対1位でしょ。
    →結果:1位。やっぱり乃木坂はこれだよね。
    ・『裸足でSummer』…飛鳥ちゃん卒業したからちょっと怖いけど、タオル挙げるのはみんな好きそう。
    →結果:17位。やはり人気あるのね。
    ・『サヨナラの意味』…一昔前の卒業曲は入りにくい気もするけど、これは流石に入るのでは…?
    →結果:9位。やっぱりみんな橋本さん好きなのね。
    ・『インフルエンサー』…代表曲だろうしランクイン予想。
    →結果:圏外。一人一票だとインフルに入れようとはならないのかな。
    ・『思い出ファースト』…3期ファンが集中し、ランクインと予想。
    →結果:19位。思っていたよりは低かった。
    ・『ひと夏の長さより…』…根強い人気があるし、真夏さんセンターは見たいでしょ。
    →結果:15位。真夏さん卒業発表後の投票だったらもしかしたら1位だったかも。
    ・『シンクロニシティ』…代表曲。みんな好きでしょう。
    →結果:圏外。インフル同様一人一票だと入れようとはならないのかなと思いつつも、相当意外。
    ・『日常』…ライブ人気はトップクラス。きいちゃんいなくても久保ちゃんセンターで。
    →結果:18位。絢音ちゃんセンターでの披露は意外だったけど、感情を揺さぶられた。そして最後の顔が綺麗すぎるのよ…。
    ・『ありがちな恋愛』…アルバムリード曲。地味な人気あるよね。
    →結果:2位。まさかここまで高いとは。
    ・『夜明けまで強がらなくていい』…さくちゃんセンター。やや悩んだけど、力強くてライブ映えするのでランクイン予想。
    →結果:20位。ライブでのさくちゃんは格好よい。
    ・『I see…』…超キャッチーなライブ定番曲。大正義かっきーセンターだし絶対入るでしょ。
    →結果:4位。コロナ入ってからの楽曲だから初コールだったけど、馬鹿楽しい。
    ・『ごめんねFingers crossed』…夜明けと分散しないかちと不安…。ただクールなダンスナンバーは入ると予想。
    →結果:16位。やっぱり格好良いしライブ映えするよね。
    ・『君に叱られた』…大正義かっきーセンターの笑顔はじけるアイドルらしい楽曲。
    →結果:圏外。最近の楽曲で確実に入るのはこれだと思っていたので、本当に謎。かっきーファンが『I see…』に入れた?
    ・『他人のそら似』…個人的に思う乃木坂楽曲最高傑作。聴くたびに思わずウルウルきてしまう。10thバスラでの感動も記憶に新しいし、願望込みだが入ってほしい。
    →結果:11位。入って本当に良かった。やっぱりいい曲だよね。
    ・『アナスターシャ』…2期生推しの筆者はこちらに投票せざるを得ない。正直ちと厳しいとは思うが、2期生オタクの力を集結してねじ込んでくれ。願望のみでランクイン予想。
    →結果:圏外。現実は厳しかった…。

    ③遠藤さくらについて

    今回のライブ、やたらと目を引かれたのがさくちゃんだった

    もともと私はさくちゃんを主役としてあるべき存在とみている
    過去以下記事にも記載している
    ・2021/08/21 真夏の全国ツアー2021 福岡公演Day1

    それはさくちゃんの持つ二面性に由来する
    一面はライブで魅せる、華奢な身体をいっぱいにつかってバキバキ踊り、クールにきめる姿である
    今回も『ごめんねFingers crossed』『夜明けまで強がらなくていい』などを中心に圧巻のパフォーマンスであった
    もう一面としては内気で自信なさげな姿であり、基本的に喋りに自信がないのかMCやバラエティ番組で見ることが多い
    乃木坂のストーリーは「内気な女の子が仲間を得て強くなる」ことだと思っているので、これから強くなっていく姿を応援したいと我々は思う
    このアンバランスさこそが、乃木坂の主役ひいてはセンターにふさわしいと思っていた

    しかし今日のパフォーマンスはその二面にとどまらない魅力があったと思う
    『ガールズルール』や『I see…』で見せる笑顔はいつも以上にはじけていた気がするし、『帰り道は遠回りしたくなる』の儚い表情はあの西野七瀬に一歩も引けを取らないもののように感じた
    さらに極めつけはセンターを務めた『ここにはないもの』である
    飛鳥ちゃんへの思い、またライブ初披露の重圧など様々な感情が入り混じったか近年では珍しくパフォーマンス中に涙を流していた
    その姿を見て支えたいと思わないものなどいるわけない
    (余談だが、『ここにはないもの』の映像はずるい。飛鳥ちゃんがさくちゃんの頭を撫でているとこなんてエモすぎるのよ…。)

    更なる魅力を身につけたさくちゃんが、いつかまた乃木坂のセンターに立つ日を見たいと改めて思った一日だった

    ④中西アルノについて

    『Actually…』前のスピーチ、自分がこの曲を表現する資格があるのかと苦悩が語られていた…
    衝撃を受けた人も多いのではないか
    もちろん私もその一人である

    そもそもアルノちゃんが感情をあんなにあらわにするのを初めて見た
    その後のパフォーマンスも鬼気迫るものであった

    結構衝撃を受けたけど、陳腐な言葉しか出てこないのでこのあたりとさせていただきたい
    一つ言えるのは、私はアルノちゃんを応援したいと思う

    ⑤キャプテン・梅澤美波について

    まずはキャプテン就任おめでとうございます
    そして本当にありがとうございます

    副キャプテンもやっていたことで正直既定路線に思えたこのキャプテン継承だが、あの強そうな梅ちゃんの尋常じゃない泣きっぷりを見た時なかなかに厳しいことだと気がついた
    (もちろん私が気づいたことなんてほんの一部でしかないのだが…)

    真夏さんは2019年にキャプテンに就任し、3年半近く乃木坂を引っ張ってきた
    そして卒業発表時のラジオで言及していた通り、就任時に3年間は卒業をやめておこうと決心したらしい

    それに近い期間、梅ちゃんも引っ張っていくことが予想される
    (別に誰に言われたわけではないだろうが、まじめな梅ちゃんであれば覚悟していそうな気がする)
    現在でもかなり年長メンバーとなってきているのに、20代後半まで乃木坂を引っ張っていくという覚悟はなかなかできるものではない

    しかも真夏さんがキャプテンを引き継いだ時とは状況が異なる
    人気メンバーの卒業が相次ぎ、ついにはグループの礎を築いた1・2期生がいなくなった
    乃木坂の公式ライバルも発足するらしく、新たなアイドル戦国時代に巻き込まれようとしている
    私自身は乃木坂は生き残こると信じているが、かなり厳しい状況として見られているのは事実だ
    その中グループを引っ張る立場として覚悟を決めてくれたことは感謝しかない

    そして大役を3年半も務めてくれた真夏さん、本当にお疲れさまでした

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