2023年 12月 の投稿一覧

考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day2夜公演 2023/12/17

1.全体の感想

夜公演も残念ながらチケット取れず配信参加となったが、本当に楽しく内容が濃かった3日間だった
いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なおDay1、Day2昼公演と重複する考察内容は省略するので、良かったら併せて読んでやってください
Day1の記事ではスタ誕全体についても考察しています
・考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day1 2023/12/16
・考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day2昼公演 2023/12/17

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
昼公演まで同様『超・乃木坂スター誕生!』内でカバーした人気曲、第二部で乃木坂の曲をパフォーマンスする構成が基本だが、ところどころにスキッツ要素としてミニコントが散りばめられていた

今回の3公演通して、『好きすぎて バカみたい』見られなかったのはかなり残念だった
なぎ・さつき・みくちゃん・あーやのバチバチ高めあう感じ好きだったんだけどなあ
あとは『おジャ魔女カーニバル!!』とかも見たかったなあ…

3.振り返りポイント

①スター誕生パートについて

夜公演だけでなく3公演通じてだが、とにかく内容が濃かった
以下軽く感想を振り返っていきたい

  • いおちゃん…うまいおき師匠がいい感じにうざかった。この人も割とウざむらいに切ってもらいたいタイプなきが…笑。
  • てれぱん…『God knows…』えらいテンション高かった。楽しそうな顔が見られて何よりだった。
  • みくちゃん…『レイニーブルー』が男性曲バラードで、昨年歌っていた『最後の雨』と重なる部分があるだけにわかりやすく成長を感じられた。1年前小鹿のように震えてたみくちゃんが、あんなに堂々と歌うなんてアイドル応援しててよかったなあと感じる瞬間ですよねえ。
  • なぎちゃん…あれだけ難しい『アイドル』歌いこなせるのは素直にすごい。個人的にはこの曲の印象は美月なんだけど、なぎちゃんも似合うね。
  • おかひな…今年の『女の子は泣かない』に昨年の『VALENTI』もそうなんだけど、強くあろうとする女性がすごく似合うね。それに反してしゃべるとふにゃふにゃだったり、歌うと手が震えちゃうのもギャップがあって良い。
  • あーや…今回もあやめちゃんと『遠い街のどこかで…』歌っていたりとか、3公演通じて本当に大活躍だった。あーやが天下とる日はすぐそこだろう。
  • いろはちゃん…なんでも歌えるいろはちゃんだけど、のびやかでまっすぐな声は『なんでもないや』だとわかりやすく生きるね。
  • さくたん…夜公演はソロ歌唱こそなかったので、第一部では正直それほど印象が…。ただ第二部での『17分間』の煽りは完全に板についてきたし、盛り上がる曲なのでまたライブで見てみたい。
  • 小吉…オズワルドさんにもいじられてたけど、5歳児にバブ美に『GLAMOROUS SKY』ってどんな振り幅なのよ…。個人的に『GLAMOROUS SKY』めっちゃ好きなんだけど、退廃的でロックな雰囲気が出ててオンエアの時より格段に良くなっていたと思う。夜公演では僕は一番好きだった。
  • アルノ…伊藤さんも言及してたけど『接吻 kiss』を歌いこなせるアイドルはまじて唯一無二。気だるい雰囲気をまとう彼女は事前の宣言通り会場を支配していたと思う。あといろはちゃんに『なんでもないや』歌わせたのはナイス采配。本当にいろんなメンバーのプロデュースしてほしいわ。
  • あやめん(スペシャルゲスト)…ツンデレキャラ流石に似合っていた。できればかつ家のあの子の「バーカ」聞きたかったなあ。あーやとの『遠い街のどこかで…』はただただ平和な世界観だった。

② 一ノ瀬美空について

新参者あたりから本当に5期生のMCが面白くなったと思う
正直今や乃木坂期別でも一番と言っていいほどだと思う

そしてその背景には彼女の影響が本当に大きいと思う
暴走気味にあーやを始めとした他のメンバーを愛でる「やばい」キャラが前面に出てきて、それを他のメンバーが邪険に扱うという定番の流れができてきたのは強い
よく似てると初期から言われてきたけど、いよいよかつての真夏さんやさゆりんごの領域に踏み入れたと思う
欲を言えばこれが先輩にもできるようになると全体ライブがもっと面白くなるんだけどなあ…

ただ彼女の魅力はこれだけではなく、昼公演で泣いちゃったあーやを支える頼もしさや『レイニーブルー』で見せた儚い雰囲気まで本当に見ていて飽きないアイドルだと思う
ますます彼女から目が離せない

③リピート配信について

唯一不満があるとしたら、リピート配信が当日っていうことだけはこれはどうにかならんかったのかな
なかなか都合もつけにくいし、昼公演→昼リピート配信→夜公演→夜リピート配信とみるとほぼぶっ続けで12時間見ることとなる…
特に今回は後半の乃木坂ライブのセトリがほぼ変わらんので、流石にだれるよね…

考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day2昼公演 2023/12/17

1.全体の感想

残念ながらチケット取れず配信参加となったが、リピート配信みてボロ泣きするくらい良いライブだった
改めてスタ誕ライブ好きすぎる…
いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なお昨日のDay1と重複する考察内容は省略するので、良かったら併せて読んでやってください
・考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day1 2023/12/16

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
昨日同様『超・乃木坂スター誕生!』内でカバーした人気曲、第二部で乃木坂の曲をパフォーマンスする構成が基本だが、ところどころにスキッツ要素としてミニコントが散りばめられていた

3.振り返りポイント

①スター誕生パートについて

配信画面越しでも今年有数の充実感が得られたライブだったと思う
ひとりひとりのパフォーマンスについて簡潔に振り返っていきたい

  • いおちゃん…『私をたどる物語』の語りかけるようなバラードはあってるよなあ。もしスタ誕続くなら平原綾香『Jupiter』とか合いそうだし歌ってほしい。個人的にはいおきんに君がシュールすぎてツボだった。
  • てれぱん…ちょっと舌足らずな歌い方が『EVERYDAY AT THE BUS STOP』とベストマッチ。 Tommy february⁶も個性強めだし、少し重なって見えた。
  • みくちゃん…伊藤さんも触れていたけど『冬のうた』で泣いちゃったあーやを支える姿が本当に尊かった。MCや「あーやガチャ」の気持ち悪さも含めて、みくちゃんの良さがよくわかるライブだったと思う。
  • なぎちゃん…『創世のアクエリオン』でノリノリになっているのオタク全開で可愛い。安定した歌唱力は流石。
  • おかひな…お誕生日おめでとう!昨年に続き中山美穂さんの曲を披露していたけど、なんか雰囲気あって良かったと思う。『友よ 〜 この先もずっと…』でのメンバーへの目線の配り方とか本当にメンバーを大切に思っている感じがして好きだった。
  • あーや…あまりにも今回のライブで気持ちを持っていかれてしまったので、何から書けばよいのかわからない。『手紙』でみせた圧巻の表現力から、『あーやガチャ』での全力アイドル・MCや『冬のうた』でのあやみく成分など振り幅がすごすぎてノックアウト。サウナで整ったあとくらいぶっ飛んでしまった。『手紙』については収まらないので後述する。
  • いろはちゃん…曲の表情に合わせるのが本当にうまい。『366日』では本当に振られた女にみえた。
  • さくたん…『君と夏フェス』似合いすぎてた…。さくたんが好きな曲をノリノリで歌っているのを見るとこちらも元気になるね。
  • 小吉…5歳児さっちゃんの振り切り方は小吉しかできないよなあ。『ともに』の冒頭であーやに角たてていたりとか楽しんでる感がこっちまで伝わってくるのがいい。
  • アルノ…『真夏の果実』はアルノしか歌いこなせないよなあ。笑っちゃうくらい圧倒的な歌唱力に乾杯。
  • 与田ちゃん(スペシャルゲスト)…大方の予想通りスト子での登場。本人が言ってた通り空気が読めないやつではあったんだけど、この抜けた雰囲気が最高。

② 小川彩『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』

あーやのことをこのブログではよく末恐ろしいと表現してきたが、今回の『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は今この瞬間のパフォーマンスがすさまじ過ぎて使えない
確実に本公演でのベストアクトだし、それどころか今年見たすべてのパフォーマンスで一番だったかもしれないというほど引き込まれた
もちろん冒頭で触れたリピート配信でもボロ泣きしたのもこの箇所である

2番の歌詞が好きだとVTRで言っていたが、パフォーマンスからもばっちりそれが伝わってきた
1番の悩み苦しんでいる若き姿から、それを諭すような2番の歌い方に代わり、そこに感情を乗せて伝える大サビの歌い方に代わる表現力はどこで身につけたのか
そもそもきちんと歌詞を解釈してパフォーマンスに昇華できるというのがすごすぎる…
その感情の昂ぶりがパフォーマンス後の涙につながったのだと思う

私の文章力では稚拙な表現しかできないのが本当に悔しいが、会心のパフォーマンスをフルで見られて本当に良かった
もはや小川彩推しにもなりかけているこのブログでは2回に一度くらいの頻度であーやに触れている気がするが、今回はその中でも過去最高だったように思うし今後も目が離せない

色々書きなぐってしまったが、とにかく小川彩がすごいということだけ共感できたらいいな

考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day1 2023/12/16

1.全体の感想

私は4期のころからスタ誕ライブのファンだが、高くなったハードルを悠々と超えてくるくらい楽しいライブだった
(年々チケットが取れなくなってきていることだけがつらい…)

マジでこれで終わりにせず、スタ誕ライブは定期的にやってほしいくらい
スタ誕全体の考察も含め、いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

なお昨年の新・乃木坂スター誕生Liveのレポートにつながる部分も多いので、良かったら読んでやってください
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (横浜公演)2022/12/5-12/6
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (神戸昼夜公演)2022/12/18

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
昨年のスタ誕ライブ同様『超・乃木坂スター誕生!』内でカバーした人気曲、第二部で乃木坂の曲をパフォーマンスする構成が基本だが、ところどころにスキッツ要素としてミニコントが散りばめられていた
以前配信で行われたノギザカスキッツライブと比べるとコント要素はかなり限定的だったが、生コントはそれなりに負担がありそうなので今回の寸劇レベルがバランスとしては良いのかもしれない
・2021/04/18 ノギザカスキッツライブ

あとは『超・乃木坂スター誕生!』になってから、ゲストが来なくなってしまったのでアーティストがライブに来られなくなってしまったのも少し残念
プロの凄さがよくわかって個人的には結構好きだったんだけどなあ…

3.振り返りポイント

①スター誕生パートについて

やはり特筆すべきは第一部だろう
邦楽史上有数の名曲たちをこんなにも魅力的な子たちがパフォーマンスするのは、盛り上がるし贅沢すぎる
これまた昨年同様の感想にはなるが、個々の歌にフォーカスがあたるのもとても見応えがあった
簡潔に振り返っていきたい

  • いおちゃん…『やさしさで溢れるように』を歌う時の多幸感がすごかった。番組でも落ち着いた曲が多いからか、かなり板についてきたように感じる。
  • てれぱん…アホみたいな感想だが、てれサンダーでみんなで可愛いと叫ぶのは楽しかった。ソロ歌唱がなかったので、曲は明日に期待。
  • みくちゃん…『Rock’n Rouge』はあまりにもはまり役すぎる。90年代生まれの自分が言うのもおかしいけど、王道アイドル・松田聖子が現代に蘇ったかとすら思った。
  • なぎちゃん…『くちばしにチェリー』でアルノと高めあってるのはアツい。『猫』については、ここにおさめられないので後述。
  • おかひな…なぜ好きな四字熟語が『腹筋二回』になるのか…。ソロ歌唱は明日に期待!
  • あーや…『なんてったってアイドル』歌うあーやは最強アイドルがすぎるのよ。多才すぎて王道アイドルあまりやれていなかったけど、これは破壊力抜群だしまたやってほしい。あと千葉魂のスキッツの総長が可愛すぎて…。
  • いろはちゃん…曲によって歌い方が変えられるのが本当にすごい。アイドル曲から『さすらい』まで歌いこなせるのは才能を感じる。
  • さくたん…歌がうまいとは正直思わないけど、『愛唄 』も『今夜はブギー・バック』もとにかく癖になる。権利関係厳しそうだど、どうにかして配信してほしい。
  • 小吉…『ヒーロー』みたいな低音で声を張る曲は右に出るものがいないよなあと改めて思う。格好良かった。
  • なおなお…インフルエンザで出られなかったのは残念だけどお大事に…。それでも『考えないようにする』センターをあけてパフォーマンスして待っているよとメッセージを伝えたり、サイリウムカラーをターコイズ×ターコイズでそろえたりして暖かくていいグループだなあと思った。
  • アルノちゃん…『くちばしにチェリー』みたいな雰囲気ある曲歌わせたらやっぱり存在感抜群。なぎちゃんとの相乗効果で120%の力が出ていたように思う。
  • 梅(スペシャルゲスト)…「みんなの事が大好き!チュッチュッチュッ!」はお疲れさまでした…笑。千葉魂で「ミナミの帝王」として出てきたのは流石に笑う。そして似合いすぎです…。「夜路死苦」と言われた後に「返事しろよ!」とドヤしたときは雰囲気出すぎてて思わず「失礼しました」と現地で叫んでしまった。ただあーやとの絡みはニヤニヤが漏れてて、めちゃくちゃ尊かった。

② 井上和『猫』

確実に今日のベストアクト
スタジオ収録の時点でスタ誕史上有数の歌唱だと思ったけど、生歌は本当に心にぶっ刺さった
世界観に引き込まれた結果、なぎちゃんと付き合ってた日々と別れの辛さを追体験した気すらした…
歌唱技術ももちろん素晴らしいんだけど、本当に気持ちがのったパフォーマンスだからこそだと思う

そして普段は飄々とした印象のなぎちゃんが、この曲になると猫のようにか弱く見えるの本当にグッとくる
強いメンバーの弱さが垣間見えるのはスタ誕ライブの良さの一つだと思う

『新・乃木坂スター誕生!LIVE』との違いについて

畠中さんがアンコールのMC中に言った「去年とは全然違うね」という言葉は、ふとした発言ではあったがこのライブの核をとらえた発言だったと思う
このライブは昨年の『新・乃木坂スター誕生!LIVE』と比較することで真価がわかるライブなのだ

詳細は以下の記事に譲るが、私は昨年の『新・乃木坂スター誕生!LIVE』を「困難に全員で立ち向かうことで、5期生が乃木坂らしくなっていく姿を映すドキュメンタリー」としてとらえていた
・考察:5期生はじめての単独ライブはなぜ「新・乃木坂スター誕生!LIVE」だったのか
その一年後の答えがこのライブだったように思う

そしてこの差はセトリにも表れていたように思う
1年前の『新・乃木坂スター誕生!LIVE』では試練を課しているかのように全員ある程度歌唱力が求められるような曲をソロ歌唱に入れられていた印象だったが、今回はそれぞれに合った曲が選曲されていたように思う
(初日でいうさくたん『愛唄』みーきゅん『Rock’n Rouge』やDay2昼公演さくたん『君と夏フェス』てれぱん『EVERYDAY AT THE BUS STOP』あたりが典型だと思う)
これによりライブとしての完成度がさらに上がったように思う

成長というありきたりな言葉では片づけられない、彼女たちの1年間の充実が見て取れる最高のライブだったと思う
昨年の記事にも書いていたが、もしこのライブまで逆算して『新・乃木坂スター誕生!』をはじめていたらすごすぎる…

『乃木坂スター誕生!』の完結?

5期生にとっての『乃木坂スター誕生!』が乃木坂への登竜門だとするのであれば、確かな成長の証を十二分に披露したこのライブをもって役割を全うしたことになるのではないか
実際にVTR中に「To Next Stage」という文字列があったことからも、これは演出サイドとしても意図したことのように思う
個人的にスタ誕ライブがあまりにも好きなので今後も続いてほしい思いはあるのだが、番組としては完全にアイデンティティクライシスを迎えているように思う

そこでだ、、
そもそも番組が終わらなければという前提にはなるが、逆に3期生中心の『乃木坂スター誕生!』にリニューアルできたりしないか
3期生はまだスタ誕やっていないし、この8年間のアイドル生活の充実をぶつける場としてかなり機能するのではないか

考察:乃木坂46 新参者LIVE 千秋楽 2023/12/3夜公演

1.はじめに

なんだかとても充実したライブだった
卒業ライブとかでもなく、特にものすごく凝った演出があったわけでもない
それでも5期生の魅力がギュギュっと詰まった、キラキラしたライブだったと思う
新参者企画ということでもしかしたら櫻坂・日向坂のファンの人も見ているかもしれないが、乃木坂5期もすごいぞと思ってもらえるんじゃないかな

ここからはいつものようにポイントを絞って振り返っていきたい
また今回は千秋楽なので、新参者全体についても考察していく

なお11/27公演の記事については以下からどうぞ
・考察:乃木坂46 新参者LIVE 2023/11/27

2.セットリスト

ちらのサイトをご参照ください
11/27同様5期曲が多いのは当然として、定番曲が多い構成だったように思う

3.振り返りポイント

①ライブとしての完成度が高い!

冒頭でも述べたが、特別な演出こそなかったもののライブとしての完成度が高かった
その一因として、ひとりひとりがその魅力を十分に発揮していたからだと思う

おひとりさま天国企画以外でも、いおちゃん・いろはのギターがあったり、あーやがピアノを弾いたりとにかく芸達者さを感じた
歌声にも個性が強くなおなおの包み込むような声を生かした『初恋の人を今でも』は聴いていてとても心地よかったし、アルノの歌声は流石の一言
小吉やみーきゅんはMCで大活躍だし、おかひなのダンスやてれぱんの存在感、さくたんのアイドルオーラは欠かせない
そしてなぎちゃんのスター性というか、盛り上げ力は群を抜いている

『新・乃木坂スター誕生!』『超・乃木坂スター誕生!』の影響か全員パフォーマンスの見せ方が抜群で、ここまで一人ひとりが魅力的だとそりゃ充実感あるよね

②自分の言葉で話すこと

今回の新参者のMCを通して思ったが、5期生は自分の感じた言葉を自分の言葉でしゃべるということに長けている人が多いように思う
アルノのドラムの後の過去の話はなかなかにインパクト強かったし、みーきゅんの5期への感謝の言葉はえらい具体的でうわべだけの言葉でなく気持ちがのっかっている良いMCだったと思う
こういったMCだとファン側も気持ちが乗っていくので、パフォーマンスだけでなくMCもこのライブの充実度をあげたもう一つの要因だと思う

③新参者とは何だったのか

ここからは本日のライブに限らず、新参者とは何だったのか考察していく
(歌舞伎町タワーの宣伝目的というメタ的な話ではなく、乃木坂5期生にとってどのような位置づけだったのかを考察する)

とはいえ実はその名の通り、乃木坂5期生を「新参者」として位置づける企画だったように思う
何を今更という形ではあるが、5期生の歴史を紐解くと乃木坂の新参者というよりは異端としての要素が強かったように思う

3・4期が乃木坂の継承者として入ってきたのに対し、5期は加入時いい意味で乃木坂をぶっ壊す役割が求められてきた
(それが行き過ぎた結果として『Actually…』のアルノセンター×フォーメーションダンスで、盛大な拒否反応が出たと理解している)
その後のライブを見ても11thバスラでも「継承」というテーマは真正面から扱わなかったし、スター誕生ライブはそもそも乃木坂以外の曲が大半だった
・考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day2 5期生ライブ 2023/2/23
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (横浜公演)2022/12/5-12/6
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (神戸昼夜公演)2022/12/18

その結果かなりの個性派集団になったが、逆に言えば継承者としての側面はあまり語られてこなかった
5期が乃木坂の公式ライバルだったらというifストーリーをいろんなところで聞くが、それも乃木坂における5期の異質さがその想像を搔き立てると理解している

このようにやや異質な存在になりつつあった5期生を、改めて乃木坂における「新参者」として位置付け直すのがこの新参者ライブだったように思う
実際にセットリストには昔ながらの曲が相当多かったように思うが、5期生を新参者として位置付ける通過儀礼として解釈するとかなり納得がいく

なぎちゃんが「5期生による乃木坂のライブを見守ってください」と冒頭で叫んでいたが、確かに乃木坂のライブだったと思う
とはいえ彼女たちのはじける個性が消えるわけではないだろうし、ここからどのように調和していくのだろうか
乃木坂の新参者として再定義され、これから始まる5期生たちの第二章が楽しみで仕方ない

④小川彩について

この新参者企画で誰か一人MVPを挙げるならあーやだと思う
アンダラをずっと見てきたので彼女のスター性や底知れないスキルは十二分に理解していたつもりだったのだが、『君の名は希望』のピアノに『日常』(11/27公演での披露)のバキバキダンスは想像を超えてきた
あとみーきゅんとの『無表情』はアイドル性が高すぎて悶絶せざるを得ない…

そんな獅子奮迅の活躍だった彼女だが、新参者の主役もやはり彼女であったように思う
あーやをセンターに据え、真正面から「継承」のテーマを取り上げた『いつの日か、あの歌を・・・』は新参者で体現したい魂そのものだった
個性豊かな化け物ぞろいの5期生をセンターとしてあーやがまとめ上げる姿は、まぶしすぎる乃木坂の未来そのものであった