2022年 2月 の投稿一覧

2022/2/21 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第一夜2戦目

0.はじめに

前回に引き続き、46時間テレビの乃木坂人狼第一夜2戦目を考察していきたい
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第二夜1戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、1回目の記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・霊媒師・コスプレイヤー(各1名)、市民(残り全員)
※コスプレイヤー…夜のターンで誰か一人を人狼の襲撃から守ることができる。ただし、自分自身や同じ人を2日続けて守ることはできない。また占い師や霊媒師の鑑定では「人狼」となる。(「騎士」の鑑定結果が人狼になるもの)

3.参加メンバー

  • 山下美月
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 吉田綾乃クリスティー
  • 与田祐希

4.1日目昼段階の当初予想

このゲームは全くわからなかった…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・あやてぃー「占い師の人?」
(1ターン目に積極的に動き出す人は乃木坂人狼だと普通の市民の傾向があるように思う。特にだれか特定の人を追放しようという意図が見えない場合は。根拠としては弱いけど。)
・りりあ「(役職を)言えない…。何かあると言っているようなものだけど。」
(どの役職かまで踏み込まないのでなんとも言えない…。)

投票
山下→あやてぃー
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→れのちゃん
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→りりあ
葉月→れのちゃん
あやてぃー→たまちゃん
よだちゃん→たまちゃん
(完全ランダムだろうし、れのちゃんは運がなかったね。あやてぃー怪しいところなかったし市民といったん仮定し、あやてぃーを刺した人を重点的に観察したい。)

1日目夜 襲撃→葉月

(葉月が指してたのはれのちゃん。これは情報得られねえか。あとモニタリング席の声でれのちゃん→占い師とわかってしまった…。)

2日目昼 追放→山下

トーク内容
・よだちゃんが眠そう…
(役職ありだと多少緊張すると思う。これはノーマル市民では。)
・りりあ「占い師がいたら、れのちゃんの次に一度目の投票で多かった人(たまちゃん・あやてぃー)を占うのでは?」
(一回目の投票なんてランダムだからたまちゃん・あやてぃーが怪しいとはならないだろうし、なんか誘導臭い…。かなり根拠としては弱いけど、初回投票があやてぃーだったこともあり自分が入れるならりりあかな。)

投票
山下→たまちゃん
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→よだちゃん
でんちゃん→山下
あやてぃー→山下
よだちゃん→山下

2日目夜 襲撃→でんちゃん

上記によって人狼と市民側が同数に

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…りりあ、たまちゃん
  • 市民…葉月、あやてぃー、よだちゃん
  • コスプレイヤー…でんちゃん
  • 占い…れのちゃん
  • 霊媒師…山下

7.戦略

市民側
全体として薄い根拠の中戦うハードな展開だったと思う
情報があまりにも少なく、戦略から人狼サイドを炙り出すのは難しかった
個人的に2ターン目でややりりあが怪しいかなと思ったが、確証は全くないレベルで説得にも行けないと思う…
ただゲーム後にモニタリングメンバーから指摘されていたように、りりあが無意識でたまちゃんと自分を「うちら」と発言したり、カードが配られたときたまちゃんがカードをガン見してたなど行動分析から絞ることはできたのかもしれない
(私は全く気がつかなかった…)

人狼側
1日目昼に占い師のれのちゃんを追放できたのはラッキーだった
その後の1日目夜に葉月を襲撃したのはgood choiceだったと思う
葉月は初回投票で追放されたれのちゃんをさしていて、誰からもさされていなかったことから情報を市民側が探るのが難しくなった

2022/2/21 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第一夜1戦目

0.はじめに

変わり種のネタだが、46時間テレビの乃木坂人狼の展開を振り返って市民側・人狼側それぞれの攻略を考えていきたい
かなり細かめに振り返るので、4戦それぞれで一記事とする
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜2戦目
2/22第二夜1戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

この記事の前提として、まずは私がどのように本コーナーを見ていたかを共有したい
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・霊媒師・コスプレイヤー(各1名)、市民(残り全員)
※コスプレイヤー…夜のターンで誰か一人を人狼の襲撃から守ることができる。ただし、自分自身や同じ人を2日続けて守ることはできない。また占い師や霊媒師の鑑定では「人狼」となる。(「騎士」の鑑定結果が人狼になるもの)

3.参加メンバー

  • 秋元真夏
  • 北野日奈子
  • 佐藤楓
  • 金川紗耶
  • 向井葉月
  • 早川聖来
  • 矢久保美緒
  • 弓木奈於

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→せいら、葉月

やたら笑顔のせいらは不自然かなと思った
でんちゃんも指摘していたが、葉月もやたらと静かなのがあやしいなと
ともに確信具合としては弱めかな

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→同票のためなし

トーク内容
・弓木は「味方」
(これは多分市民側。弓木のことだから、市民側であることを先走って変な表現になったのかと感じた。)
・弓木とでんちゃんが役職持ちカミングアウト
・やんちゃんが占い師カミングアウト
(これは作戦としてはミス。だけどこの段階でいうのは人狼側だとしたらかなりリスキーだから、多分ほんと。)
・その他メンバーは市民と主張

投票
真夏→せいら
きいちゃん→葉月
でんちゃん→葉月
葉月→真夏
やんちゃん→真夏
せいら→やくぼ
やくぼ→やんちゃん
弓木→でんちゃん

決選投票
真夏→投票権なし
きいちゃん→葉月
でんちゃん→葉月
葉月→投票権なし
やんちゃん→真夏
せいら→真夏
やくぼ→真夏
弓木→葉月

1日目夜 襲撃→きいちゃん

(やんちゃんは普通騎士が守るので、ある程度妥当な人選か。あと投票で自分をさしていた人を真っ先に殺すのは単細胞すぎるので、根拠としては弱めだが葉月は市民側な気がする。)

2日目昼 追放→でんちゃん

トーク内容
・やんちゃんの占い やくぼ→市民
(先述の通りやんちゃん占い師の信憑性は高そうなので、これは信じて良さそう。)
・弓木とでんちゃんが霊媒師として名乗り出る
(でんちゃんのカミングアウトが怪しすぎる。個人的には弓木を信じてることもあり、これはでんちゃん人狼?)

投票
真夏→でんちゃん
でんちゃん→弓木
葉月→弓木
やんちゃん→でんちゃん
せいら→弓木
やくぼ→真夏
弓木→でんちゃん

2日目夜 襲撃→やん

(極めて妥当。これでやんちゃん占い師はほぼ確定。)

3日目昼 追放→せいら

トーク内容
・1人だけ行動が違うせいらが怪しまれる
(私も2日目投票ででんちゃんを指していない葉月、せいらがあやしいかと思う。ただ葉月は1日目夜時点で市民側予想してるから、せいら→葉月の順で追放すれば良いと思う。)

投票
真夏→せいら
葉月→せいら
せいら→葉月
やくぼ→せいら
弓木→せいら

6.結果

市民側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…でんちゃん、せいら
  • 市民…真夏さん、きいちゃん、やくぼ
  • コスプレイヤー…葉月
  • 占い…やんちゃん
  • 霊媒師…弓木

7.戦略

市民側
明らかに言動が不審なでんちゃんを人狼としていくと、結構容易にもう1人がせいらとわかる気がする
投票行動もミスはなく、総じて良いプレイだったと思う

人狼側
襲撃のメンバー選択にミスはなかったと思うけど、正直でんちゃんの霊媒師カミングアウトが痛手すぎる
リカバーするには2日目昼投票でせいらがでんちゃんに投票することで撹乱するしかないんじゃないかな
人狼1人になるから諸刃の剣だけど…

8.その他感想

葉月が黙っていたのはコスプレイヤーだったからなのね
確かにこの役職立ち回り難しそう…
あとコスプレイヤーは人狼側が化けるのに使えそう
うまく立ち回れば、ほかの役職持ちを炙り出して襲撃できるのでは

2022/2/23 10th Anniversary 乃木坂46時間TV スペシャルライブ

0.はじめに

皆さん、46時間プラスアフターパーティーお疲れ様でした!
ライブが衝撃すぎて消化するのに時間がかかりましたが、一晩明けて記事にまとめたいと思い筆をとっています
ライブを今回最優先でまとめますが、残りは後日書こうと思うのでよかったらそちらも読んでやってください
ちなみに現在のところ人狼考察電視台考察(その他雑談含む)を予定しています

また今回取り上げる内容は大いに荒れる可能性があるものだと思います
具体的には以下のような批判が考えられます

・グループの方向性に文句を言うな、嫌なら黙ってオタ卒しろ
・新しい取り組みを否定するな停滞につながる

先に弁解しておくが、本記事に文句・否定の意図はない
是非を述べる意見書ではなく、グループの変化の方向性を予想するエンターテイメントとして本記事は捉えていただきたい

ただし私が46時間テレビ以前に予想、もっというならば期待していた方向性から大きく外れる可能性が高いなと思っているのは事実である
それでも本当に方向性が大きく変わるのか、または変わったところで悪い方向に向かうかはまだ誰にも分からない

1.全体の感想

『Actually…』とにかく衝撃的で、それまでの45時間がすべて吹っ飛ぶレベルだった
乃木坂史上最大といってもいいほどの黒船が来たように思う
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

全体として王道展開だったからこそ、最後の『Actually…』の異物感が非常に際立った

M00  Overture
M01  他人のそら似
M02  おいでシャンプー

MC①(全体)

M03 キスの手裏剣
M04 三番目の風
M05 走れ!Bicycle

MC②(梅ちゃん、飛鳥、真夏さん、あやてぃー、レイちゃん、かっきー)

M06 日常
M07 口ほどにもないKISS
M08 僕は僕を好きになる
M09 ごめんねFingers crossed
M10 Sing Out!

MC③

M11 Actually…
MC④
M12 乃木坂の詩

3.振り返りポイント

①M10までの王道セットリスト

M10までは10周年らしいセットリストだった
いかにも乃木坂らしい世界観の選抜曲、ゴリゴリのダンスナンバー『日常』・一周まわって可愛らしい『口ほどにもないKISS』などバラエティにとんだアンダー曲、各世代の若き日を思い出させるような期別楽曲と王道ど真ん中な構成だった
まさかこのセットリストがこのあとのフリになっているとは…

②『Actually…』~乃木坂史上最大の問題作

乃木坂シングル史上最大の問題作
センターのアルノちゃんがクローズアップされるような構成となっており、ほかメンバーがバックダンサーのように見えた
曲調も今までの乃木坂にはない、攻撃的な感じ
存在感があるアルノちゃんにこの曲をやらせたいのはわからんではないが、それにしても異質
この前までのセットリストがザ・王道だったから、なおさら異物感が際立った

この曲を聴いたとき本能的に「乃木坂が壊れるかもしれない」という危機感を感じた
Twitterでも「乃木坂らしさ」というワードがトレンド入りするほどだったので、私だけの反応ではないと思う

以前から新世代のメンバーをセンターに迎え入れる文化が乃木坂にはあったが、これほどまでの異彩を放つことはなかった
『逃げ水』のよだももや『夜明けまで強がらなくてもいい』のさくちゃんは支えてあげたい乃木坂らしいキャラクターだったから違和感なかった
唯一『バレッタ』の堀ちゃんは多少の異物感があったが、ここまでセンター一人を際立たせる構成にはなっていなかった
それだけに今回のアルノちゃん(本人のキャラはまだわからないけど、『Actually…』の象徴としての彼女)は今までの乃木坂のイメージを完全に覆すための刺客にすら見えた

私は乃木坂はコアファンからの人気を得ており、似たようなメンバーをとることで持続していくコンテンツだと思っていた
(上記の詳細は『考察:乃木坂46は国民的アイドルなのか~楽曲とメンバー構成から考える』の記事をぜひ参照いただきたい)
それだけにイメージを根底から覆しにいく『Actually…』は私の予想と完全に真逆で、衝撃的だった

ではこのシングルで表現したように見えたものとは何か
一言でいうと「欅坂46感」だったように思う(あえて「櫻坂」ではなく「欅坂」と記載する)
いかつい曲調と歌詞、センターを中心にクローズアップするフォーメーションダンスにアルノちゃんの表現力が平手友梨奈と被るところがありこのように見えたのだろう
(あらためて平手友梨奈と比較されるとかアルノちゃんすげえな…)
Twitterでも「平手友梨奈」というワードがトレンド入りするほどだったので、こちらも決して私だけの反応ではないと思う
そして先述の通り「乃木坂らしさ」が議論されるなど、一部(というより私には大半に見えるが)ファンが望んでいた方向性とはかなり離れたものとなっているのではないかと思う

③なぜ乃木坂を壊す必要があったのか~仮説を立てて考える

ここでよりマクロな視点に立ち「なぜ乃木坂を壊す必要があったのか」をいくつか仮説をたてて考えていきたい
どれか一つだけが正しいのではなく、いくつかが混ざり合っているのではないかと思う

1.中西アルノへの惚れ込み
よく言われることだが、大なり小なりあると思う
アルノちゃん魅力的だしね
ただそれでも「本当にそれだけか?」とも思う
例えばアルノちゃんが2期生や3期生加入の時期に入ってきたとして、同じことが行われただろうか?
まいやんやななみん、なぁちゃんほか1期生が多くいるときにそんな売り出し方をするのは想像しにくいように思う

2.欅坂の亡霊を追っている
ネットでよく見る論調ではあるが、単にそれだけならば櫻坂でやる方が自然ではないだろうか?
乃木坂で行うべき必然性がこれだけだと見いだせない

3.国民的アイドルを目指すため
比較的合理的な理由として、「乃木坂が最も近いが、現在の乃木坂では成し遂げえないものを達成するため」という理由が考えられる
そのうちの一つが、先ほど紹介した記事でも考えた「国民的アイドル」という概念である

しかしこれはおそらくないと思う
上記記事では楽曲という要素についても考察しているが、少なくとも国民的アイドルが持ち合わせるようなキャッチーさが『Actually…』からは感じられない
(というより比較される「欅坂46」についても基本は別路線のカルトコンテンツだと認識している。このアイドル史観は別途考察記事としてまとめたい。)

もうひとつ国民的アイドルの持つ要素として「メンバー構成の多様化」を挙げているが、こればかりは5期生のキャラクターがわからないので何とも言えない
強いて言えば井上和ちゃんとかは、今までの乃木坂にいないタイプの見た目だなとは思

4.海外進出の可能性
「乃木坂が最も近いが、現在の乃木坂では成し遂げえないもの」でもう一つ思いついたのがこれである
古くはAKB48、乃木坂も2017年ごろに目指していたが成功したとは言いがたいのが海外進出である

こちらの記事をはじめ一般に良く言われることだが、海外で売れるためにはパフォーマンスがハイレベルであることが求められる
定量的評価は難しいが、言語が通じないためパフォーマンスで分かりやすく魅せる必要があるというのは妥当だろう

一方で乃木坂の武器を振り返るとパフォーマンスというのは決してレベルが高いとは言えないらしい
(私はパフォーマンスに無頓着なので、一般にそういわれるよね程度しか実感はない)
さらに秋元系アイドル(特に乃木坂)が得意とする、ハイコンテクストな文脈が生み出す感動は言語が違う消費者がそこまでたどり着くのは難しいように思う

しかし今からパフォーマンスのレベルを上げるにしても、韓国アイドルとキレキレダンスでバチバチに戦うのは難しい
そこで世界の市場の空白を突くための武器が、欅坂で行われていたようなフォーメーションダンスだったのではないか

しかし「なぜ櫻坂ではなく乃木坂で海外進出を狙うのか」という疑問がそれでも残る
その回答については「日本のNo.1アイドル」という箔が必要だったのではないかと推測する
本当にこの予想が正しければ運営はかつての欅坂と同じ方法でテコ入れしていくだろう
その場合似たコンセプトの櫻坂46が見捨てられたような形となるのだが…

5.割とうまくいってたけど、単に乃木坂を運営するのに飽きた
1~4それぞれ考えてきたが、実は一番の主因ってこんなところなのではないだろうか
現在の乃木坂は似たようなメンバーを入れて、一部の熱狂的なファン層が離れずに応援し続けるいわば「完成されたコンテンツ」になっていると思う
よく言えば「手がかからない」が、運営する立場からすれば「面白くない」とも見えるかと思う

そこに明らかな異分子がいたから試しにぶつけてみようといった感じなのではないか
(こちらのベストアルバム特典映像考察の記事でも記載しているが、トライ&エラーは乃木坂でも行われたいわばよくある手法である)
かなり雑だなとは思うが、『バレッタ』のときのような化学反応に期待したい
またその時とは違ってバランサーとなる余裕がある1・2期がいるのもどう作用するのだろうか
29枚目はひたすら過激な方に振ったが、多少なじんでくるであろう30枚目以降どのような変化が起きるのか引き続き見ていきたい

④中西アルノについて

冒頭にも述べた通り、私は今回の記事で何かを否定したり文句を言う意図はない
特にアルノちゃんには何らマイナスな感情がないことは重ねて申し上げたい

そもそも『Actually…』だけの印象でアルノちゃんのことを語るのはややナンセンスだと思う
実は私は5期生お見立て会に現地参戦していたのだが、お見送りに当たったメンバーがアルノちゃんだったのである
事前映像でもかなりクールそうな印象だったが、お見送りの時に見せた人懐っこい笑顔はいい意味でずいぶんギャップがあった

こんな調子できっと我々がまだ見ていない側面が彼女にはたくさんあるのだろう
従って私は『Actually…』だけの印象で彼女を判断したくはない
乃木中とかに出てくるのも楽しみだな

4.少しだけ私見

ここからは完全に考察ではなく私見である
私のような考察マニアにとっては、久々に考察しがいのある骨太なテーマで本当にぞくぞくした
一方で乃木坂に共感しそのアイデンティティに惚れた私は、もしかすると乃木坂が完全に壊れてしまうのではないかという不安を持っていたりもする
いずれにせよまだ何もわからないというのが本音なので、引き続き注目していきたい

2022/2/12 乃木坂46 星野みなみ卒業セレモニー

0.はじめに

みなみちゃん、卒業おめでとう!
そして10年間ありがとう
生生星としての華々しいデビューから、一度選抜落ちを経験し可愛いの天才として再度選抜に戻ってきた本当にタフな乃木坂人生だったと思います
今後のみなみちゃんが幸せでありますように

1.全体の感想

奇をてらわず、オーソドックスな卒業コンサートだったと思う
おおむねファンが望んでいる展開だったんじゃないかな
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらサイトをご参照ください
『ここじゃないどこか』をやらないのは意外だったけど、ほかは期待通りだったと思う

3.振り返りポイント

①見たいものが見れた構成

先述の通りかなりオーソドックスな構成で多くのファンが見たいポイントを押さえていたと思う
例えば『ロマンティックいか焼き』は葉月ちゃんが乃木中で「みなみさんとペアで踊りたい」と言ってからいつかは見たいと誰しもが思っていたと思う
また当然葉月ちゃんとのペア曲『無口なライオン』もエモかった

なかでも一番のハイライトは飛鳥ちゃんとの『制服を脱いでサヨナラを…』だろう
結成当初次世代と呼ばれた二人がその次の世代にバトンを渡すさまは一時代の終わりを感じた
それにあまり感情を二人がこらえきれず泣き出してしまうのは感動だった

あとみなみちゃんの「いい子」感もライブ・MCともシンプルな構成ゆえに目立ったと思う
みなみちゃんが優しいねと言われた問いに「みんなが優しかったから優しくなれた」と言っていたのは、とても乃木坂らしくて印象的だった

②タフな乃木坂人生

ほかに印象に残ったのは、案外タフな乃木坂人生だったように思う
(お姉さんたちに甘やかされている印象も強かったので尚更)

アンコールのMCでも言っていたが、生生星として「天才・生田」「主人公・生駒」とともにフロントに立つのはなかなか厳しいと思う
おそらく年齢が近いメンバーの中から抜擢されたのだろうが、可愛い一本槍だったこともありこの二人と比べるとそりゃ劣等感にさいなまれるよなあと…
それだけでなく『バレッタ』では選抜落ちも経験し、これで腐らなかったのは普通にすごいと思う

③正直な感想

ただオーソドックスであるからこそ、予想を超えてこなかったのもまた事実である
賛否両論あるとおもうが、演出やセトリの考察を趣味とする私としてはやや不完全燃焼だった
特に先日のまいちゅんのセレモニーがかなり個性的なものだったために、悪く言えばありきたり感がいっそう目立ってしまったように思う…

多少変わった演出としてはみなみちゃんクイズがあったが、意図があるようには思えないんだよな…
本来あまり考察などせずに、ただみなみちゃんの可愛さを味わって終わるべきライブだったのかもしれない
ただ「可愛いの天才」という側面もそこまでフォーカスされなかったので、もう少しやりようはなかったのだろうか…

2022/2/10 乃木坂46 新内眞衣卒業セレモニー

0.はじめに

新内さん、卒業おめでとうございます
毎週水曜日に流れるあなたのくだらない話が、その落ち着いた声が、なによりもその人柄がどれだけ僕らを救ってくれたことでしょうか
確実にあなたのお話が生活のオアシスになっていました
まずは本当にお疲れ様でした

1.全体の感想

一言で表すのであれば「乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン 実写版」とでもいうべき、新内さんらしさ全開の2時間だった
ANNで培った新内さん最大の武器である「トーク」を存分に楽しめる構成は攻めてて、個人的にはとても良かったと思う
卒業「コンサート」ではなく「セレモニー」なのも納得である
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

曲数少なめ、トークメインの大胆なセットリストだった
またそれぞれの選曲理由を自分の口で語っていたのもラジオ感満載だった

M00  Overture
M01  生まれたままで
 新内さん初の参加曲

MC①(まいちゅん・飛鳥・みなみ)

M02  トキトキメキメキ
 新内さんをはじめ先輩メンバーがやたら踊っている3期生曲
M03 Out of the blue
 乃木中企画「2期生ハウス」で踊った思い出の4期生曲

MC②(まいちゅん・久保ちゃん・たまちゃん・せいら・かっきー)
MC③(乃木坂46のオールナイトニッポンpresents 新内眞衣 妄想結婚式)

M04 インフルエンサー
 「結婚式の余興で全力でインフルエンサー踊ってほしい」という新婦たっての希望のため
M05 ハルジオンが咲く頃
 まいまいとの思い出の一曲
M06 日常
 ANNでの定番ネタ。きいちゃんがくると必ずかけて踊っていた。
M07 太陽ノック
 まいちゅん初選抜曲

アンコール
MC④(まいちゅん一人語り)
M08 あなたからの卒業
 まいちゅん最初で最後のソロ曲
M09 サヨナラの意味
 まいちゅん選抜復帰の曲
MC⑤(梅からの手紙)
M10 ゆっくりと咲く花
 二期生を代表する曲

3.振り返りポイント

①明るいセレモニー

「明るい卒コンにしたい」
数々のメンバーから聞いた言葉だが、まさにこれを地でいったセレモニーだった

「水泥棒」「やまとなでしこ」「余興でインフルエンサー」など、まずほかの人の卒コンでは考えられないワードが飛び交っていた笑
なかでもオールナイトニッポンから飛び出した名物企画「妄想結婚式」は、映像で見るとシュールすぎて…笑
MCで後輩にもバチバチにいじられていたり、まるで毎週のラジオを聴いているような感覚になった

②梅の手紙

全体としてかなり明るい雰囲気のセレモニーだったのだが、全ての真理をついたのが梅が書いた手紙だったように思う
梅ちゃんは「何かあったら、私をいじってくれてもいいからね」という言葉の裏側に、周りの人のことをいつも思う新内さんの寛大な人柄を見ていた

思えばライブ中も『Out of the blue』のあと「跳べてた?」と確認してたり、バチバチにいじられにいっていたと思う
彼女の人柄が今日のぽかぽかのセレモニーを作り上げたのだろう

③アンコールMCについて

順番としては前後するが、新内さんのアンコールMCも聞きごたえがあった
なかでも「自分をさらけ出すのが怖かった過去」の話は素直に感動した
自分の素顔をさらけ出し成長した姿で誰かを勇気づけるその語りは、「パーソナリティ」であり「アイドル」である彼女の真骨頂だったように思う

④唯一もったいないこと

ライブ後はラジオでの裏話トークが鉄板だが、来週水曜日新内さんの口から聞くことはもうできないんだよな…
とても良いライブだったのだが、唯一にして最大のもったいないことだと思う
近い未来に卒業セレモニーについて、ラジオで聞けることを願って筆をおく

⑤2023/1/15追記:伏線回収

唯一もったいなかったこととして、新内さんのラジオが終わってしまったためその口からセレモニーのことを聴くことができなかったことを挙げていた
しかし2023/1/14に「新内眞衣のオールナイトニッポンPremium」でなんとセレモニーについて触れており、まさか一年越しに伏線が回収されるとは…
今ならまだタイムフリーで間に合うので、乃木坂ファンは是非聞いてみてください