0.はじめに
まずは松村さん本当にお疲れ様でした
最後に曲のフレーズを引用して「さゆりんご完全燃焼」と叫ぶなど、人の求めていることを理解する賢い女性なのできっと今後も活躍し続けてくれると確信してます
1.全体の感想
彼女の溢れんばかりの魅力をこれでもかと詰め込んだ、贅沢なライブだった
ここまで個性溢れる卒業ライブは久々、いやもしかすると乃木坂の歴史の中でも初めてかもしれない
いつものように気になった演出を振り返っていきたい
2.振り返りポイント
①良いライブとは?
演出を振り返る前提として、私が思う良いライブをお伝えしておきたい
細かい演出を見るのも好きなのだが、どちらかというと全体を通じてどのようなメッセージを伝えたいのかを重視している
例えば同じ卒業ライブ言うと、堀ちゃん卒業ライブは「剥き出しの感情」「新たな道に進む強さ」だったと思う
こういうテーマが明確で作り手のメッセージが伝わるといいライブだなと思う
②絞れないテーマ
そういう意味では今回はテーマが絞りきれなかった
ただ今回のライブに限っては悪いことではないと私は思う
「一つに絞れない」
これこそが松村沙友理の魅力を表しているのではないか
③さゆりんご軍団ライブ
ここからは各ポイントを振り返っていく
まずは第一部のさゆりんご軍団ライブ
かりんちゃんの言葉を借りれば茶番なのだが、ただの茶番ではなく最高の茶番だったと思う
OVERTUREからいきなりシュールすぎるし、卒業生が特別扱いなく普通にいるのエモいし感情が揺さぶられまくった
中田の加入を受けて発表当時から歌詞を若干変えたり、芸が細かくそして優しい
明るく楽しく優しい集団、さゆりんご軍団の集大成を見た
④笑顔でバイバイ?
第二部の卒業コンサートはいきなり『さ~ゆ~Ready?』で始まり、続く『ガールズルール』『夏のFree&Easy』『ロマンスのスタート』ととにかく盛り上がる曲を連発
松村さんはじめメンバーの笑顔眩しく、『さ~ゆ~Ready?』の歌詞にある「笑顔でバイバイ」というテーマで徹底するのかなと思った
ただ後から考えると完全にフリだった
⑤笑顔だけでは終われない
結局冒頭4曲以降はめちゃくちゃ泣けた
ぱっと思いつくだけでもこれだけ見どころがあった
・葉月ちゃんとの絆『でこぴん』
・まいちゅんとの『今、話したい誰かがいる』
・からあげ姉妹の『無表情』『1・2・3』『やさしさとは』(まさかの三曲連続!)
・1期生で歌う『泣いたっていいじゃないか?』
・御三家の絆を感じられる『急斜面』『シンクロニシティ』『サヨナラの意味』
まずは『泣いたっていいじゃないか?』
今の1期生のように成長してきた人たちがこの歌歌うと深みがすごい…
個人的に特筆すべきは『今、話したい誰かがいる』だと思う
特別な仕掛けこそないが、本来大勢で歌う曲を2人で見つめ合い歌う
2人の親密さが余すことなく感じられ、シンプルながら新境地を切り開いた素敵な演出だと思う。
そして触れざるを得ないのは『急斜面』
一人で出てきて単に歌い上げるのかと思いきや、まっつんのピンク色のスポットに寄りそう緑と水色のライト
1人で歌うまっつんに2人が寄り添っている画が思わず浮かんだ
ほかにも本編最後に『シンクロニシティ』そしてアンコール明けに『サヨナラの意味』を入れるなど、やはり御三家って特別なんだなあと
⑥松村沙友理
発想力を無駄に使った(褒め言葉)茶番、笑顔の明るいパフォーマンス、モデルもこなせる美しさ、新旧メンバーとの絆、そして持ち前の優しさ…
これらを全て持ち合わせているカオスが松村沙友理である
冒頭に戻るとこれだけ多才で彼女を一つのテーマに押し込めることなど土台無理なのである
第二部冒頭のOVERTUREだけでもこれだけの側面が紹介されているのだから
・御三家最後の一人
・大食い
・名言メーカー
・モデル
・軍団長
・女優
・13歳
・ギタリスト
・日本レコード大賞受賞
・天才
これだけ多彩な魅力を持つ彼女の未来はきっと明るい
改めて確信できたライブであった
⑦図らずして…
ここからは考察どころか感想ですらない、ただの雑談である
アンコール明けピンクのドレスを纏ってリンゴ型のゲートから出てきた彼女は息を呑むほど美しく、それはそれはりんごの国のお姫様のようであった…
ん、りんごの国のお姫様…?
どこかで聞き覚えあるフレーズ、そしてどこか既視感のある衣装…
???&???「震える〜」「ニガテ〜」「こういう2次会で張り切りすぎた女いません?」
???「ガリみたいな色だから日村賞」
本来なら泣けるであろうメッセージの最中なのに、こうなるともう笑いは止まらない
そしてガリと松村といえば
「「「バカサーモン」」」」
図らずして彼女による最高の日村さんイジリを思い出した
こういうことができるメンバーがいなくなるのは本当に本当に惜しいな