阪口珠美

考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay1 2023/9/29

1.はじめに

この記事はDay3のアフター配信でジコチュープロデュースを見たまとめとして書いています
そのためDay1のジコチュープロデュースと、3日間通したジコチュープロデュースの振り返り記事となりますのでご了承ください

なおDay2以降の記事は以下にまとめています
こちらはジコチュープロデュース以外もまとめているので、良かったら読んでやってください
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay3千秋楽 2023/10/1

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

3.振り返りポイント

①Day1ジコチュープロデュースについて

まさかアフター配信でDay1のジコチュープロデュースをフルで見られるとは思わなかった、ありがたい…
せっかくなのでDay1のものもひとりひとり振り返っていきたい

冨里奈央『水玉模様』『好きになってみた』
現役高校生のフレッシュさを生かした『水玉模様』と可愛いに全振りした『好きになってみた』の2曲だった
個人的にはこのくらい振り切った構成は好き
あとMCでも触れられてたけど、なおなおの声はかなり武器だね
歌が特別上手いというわけではないんだけど、聴き心地がよくて思わず聞き入ってしまう

阪口珠美『サヨナラ Stay with me』『深読み』
特技のダンスを生かした2曲
『サヨナラ Stay with me』は海外MV的な可愛らしさを目指していたらしい
(可愛いとは思うけど、筆者が見識なないのでイマイチわからず…)
『深読み』の妖しい雰囲気は流石大ベテランといったところ

黒見明香『忘却と美学』『あんなに好きだったのに』
『忘却と美学』くろみん真夏さん好きすぎるでしょ…笑
それでも11thバスラのこの曲を見て、私も真夏さんみたいにグループを守れる人になりたいという感想を持ったというのは素敵すぎる
『あんなに好きだったのに』の低音ボイスは今まで意識してなかったけど、確かに特徴的な声で格好良かった
マイクパフォーマンスは流石だったんだけど、なんかハマりすぎてて初挑戦には見えなかった…笑
とはいえ似合ってたし、需要をうまくとらえた選曲だと思う

吉田綾乃クリスティー『立ち直り中』『17分間』
『立ち直り中』はお姉さんとしてはまり役過ぎる
もはやジコチュープロデュースにあやてぃーを当てはめた時、なんとなくこの曲やる気がしたくらい
そしてそこからの『17分間』は落差がありすぎるのよ…
それでも5期生の中に混ざっても何ら違和感がないのが不思議
最後の過剰アピールで5期生困らせてでんちゃんに突っ込まれるという茶番まで含めて、需要を完璧に理解してる当たり流石だなあと思った

②3日間を通してのジコチュープロデュース振り返り

以下では3日通したジコチュープロデュース企画全体を振り返っていきたい

総じて需要をとらえたり、新たな一面を見せようとした良い企画だったと思う
実際に私もなおなおの聴き心地がよい声やあーやのピアノ弾き語りをはじめ新たな魅力に気づくことができたし、あやてぃーやアルノのチョイスには流石需要を捉えてるなあと唸った

ただ個々人レベルで見るとかなり良かったものの、全体最適を図った時にもう少し茶番に振ったものがあっても良かったんじゃないかなあとは思う
かつて全国ツアーでまいちゅんがやった『大人への近道』やさゆりんの『命の真実』くらい振り切ったものが1~2個くらいあっても良かった気がする
(余談だが、こういうバランスをうまくとっていたのが9thバスラの1期生ライブだったので要求水準は高いができないものではないと思っている)
アンダーライブらしさということでパフォーマンスにフォーカスしたのかもしれないけど、後半でばっちり伝わるのでショーとしてのクオリティを上げる観点ではもう少しバランスとってもいいかなと思うのだがいかがだろうか

乃木坂電視台考察~10th Anniversary 乃木坂46時間TV2022感想に代えて

0.はじめに

46時間TV関連記事としてスペシャルライブ考察人狼考察をまとめてきたが、最終回である今回は全般的な感想を書いていきたい
ただ単に感想を述べても面白くない…
そこで乃木坂電視台のコーナーに焦点を当て「どのような電視台が意義があるのか。もしくは心に残るのか。」についての考察をメインに据えて、時折感想を混ぜ込んでいこうと思う

1.そもそも乃木坂電視台とは?

各メンバーが10分程度の持ち時間で行う個人企画
乃木坂46時間TVでは毎回恒例となっている

2.どのような電視台を良しとするか

ここでは筆者がどのような電視台に意義を感じているかについて話したい
なお想定される反応として、本人が楽しければそれでいいんじゃないかというものがあるが今回はスルーしたい
もちろんファンとしてはメンバーがただ楽しんでいれば当然嬉しい気持ちになるが、達成ハードルが低いのでプラスアルファをどう狙っていくかとここでは考えたい

早速だが、良い電視台は3パターンあると思う
これらをある程度明確に打ち出せた電視台はとても意義があるものだと思う

目的①新たなファンの獲得が見込める
ファンの拡大はアイドルとしてはトップレベルに優先事項が高いかと思う
多くのファンを獲得するには話題性が必要なので、結構ハードル高めではある
まだファン層が確立していない4期生や、乃木坂全体の拡大に貢献すべき「エース」と呼ばれるメンバーはこの枠を狙っていきたい

目的②仕事につながる
ファンの拡大と並び(場合によってはそれ以上に)重要なのが仕事につながるかという観点であろう
ベテラン勢は46時間TVを見てるファンの推し増し・推し変は今更狙いにくいので、現在乃木坂ファンでない層への露出のためにもこちらを狙っていきたい

目的③ファンとの絆を強固に
①②を攻めの戦略とするならば、既存のファンをがっちり固めにいく守りの戦略がありうる
もちろん1・2期生を中心に、この方針にも一定の意義がある
ただ推しメンだったら何やっても嬉しくなるファンが大半だと思うので、わざわざ守りの戦略をとるよりは①②を優先した方が良いと個人的には思う

3.乃木坂電視台内容とその分類

この章では各メンバーの電視台の内容を簡単に振り返りたい
また電視台の内容はある程度方向性別にまとめられると思うので下記の通り分類する

パターンA…練習&発表系
かつていくちゃんがやっていた、世界の民謡や楽器挑戦シリーズなどが代表例
練習で時間がとられるが、話題になりやすくリターン(目的①②につながる)も大きいように思う
ただ先生を雇う系統のものが多いためか、誰しもができるものではないのかもしれない…
実際人気メンバーがやっていることが多いように見える
パターンB…趣味・特技・個性を生かす系
かつてかりんちゃんがやっていた、将棋などが代表例
工夫すれば目的②の外仕事にもつながりうるのが特徴に見える
またパターンAに比べて時間がとられず、さらにお金もかからないのもメリットか
しかし熱量が何よりも重要になるので、趣味がないメンバーにとっては厳しい…
パターンC…お笑い・シュール系
かつてまっちゅんがやっていた「マツミン」や堀ちゃんの「堀熱大陸」などが代表例
うまくいけば目的①につながりかなり跳ねるが、どのパターンよりもセンスが問われる
パターンD…チャレンジ系
身体をはったり、その場で何かに挑戦する系の企画
狙いとしては目的①だろう
ただ結構数はある割に、話題に上る代表作が少ない気がする…
パターンE…その他
もちろん上記に当てはまらないパターンもある
もっと言うと上記パターンの複合型もある

今回の電視台内容
・秋元真夏 …「真夏の大冒険!」(一輪車パフォーマンス、パターンABC複合)
 真夏さんの運動音痴キャラが生きていた。よだちゃんの解説がシュール…。
・齋藤飛鳥…「初めてのタップダンス」(パターンA)
・樋口日奈…「WILD SPEED HINA」(バイク企画、パターンB)
・和田まあや…「まあやチャレンジ中」(46時間TV全体通してのドッキリ企画、パターンC)
・北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」(パターンE)
・鈴木絢音…「狂気的な彼女」(ペンキで真っ白な紙をペイントするパフォーマンス、パターンE)
・山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」(パターンB)
・伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」(パターンB?)
・岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」(パターンB)
・梅澤美波…「梅澤美波の孤独のグルメ」(パターンBC複合)
 基本グルメ企画だが映像がちょっとシュール
・久保史緒里…「弾き語りに挑戦」(パターンA)
・阪口珠美…「たまトレ」(パターンB)
・佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」(パターンB)
・中村麗乃…「中村麗乃の休日 vlog~浅草編~」(パターンB?)
・向井葉月…「アイドルのモーニングルーティン」(パターンC)
・山下美月…「⼭下美⽉、46 ⼈斬り」(パターンA)
・吉田綾乃クリスティー…「世界記録への道」(パターンD)
・与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」(パターンA)
・遠藤さくら…「ハウスダンスに挑戦したい」(パターンA)
・賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」(パターンB)
・掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」(パターンC)
・金川紗耶…「金川紗耶の円グラフ」(パターンB?)
・北川悠理…「北川悠理、奇跡を起こす」(パターンD)
・黒見明香…「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦」(パターンB?)
・佐藤璃果…「岩手を知って欲しい!」(パターンB)
・柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」(パターンE)
 2日目と3日目両方で行われた日の出中継
・清宮レイ…「全力ポジティブ応援」(パターンB)
 キャラが似ているといわれるらしいティモンディ高岸さんと共演
・田村真佑…「まゆたんの睡眠導入タイム」(パターンB)
・筒井あやめ…「書道パフォーマンス」(パターンA)
・早川聖来…「せらずきっちん!」(パターンBD複合)
 料理を作りながら体を張る系
・林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」(パターンD)
・松尾美佑…「松尾美佑 1人暮らししてみたっ」(パターンC?)
 一人暮らしあるある
・矢久保美緒…「人生で1番盛れた写真を撮りたい!」(パターンB)
・弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」(パターンCD複合)
 シンデレラの格好をしつつ、体を張る不思議な企画

4.結果検証

本章では電視台の結果を先述の目的①②③と照らし合わせて検証していきたい

①定量的検証~トレンド検証

主観を挟まずに測定可能なものとして、トレンドの検証を行っていく
ここではネットニュースとTwitterを分析していきたい

ネットニュース
Googleのニュースタブで検索を行った結果、乃木坂電視台関連の記事として下記のような記事が出てきた
まずはニュースタイトルとなった電視台を対象としたい
『乃木坂46時間TV』齋藤飛鳥、キレキレのタップダンス披露し「ムリムリムリムリ…」
文句なしでニュースとなっていたのは飛鳥ちゃんの電視台だけだった。流石乃木坂のエース。
次に対象を少し広げてみたい
なお複数の企画をまとめている記事の本文に少しだけ記載されているなどはキリがないのでここでは触れない
乃木坂46の佐藤楓さんが飛鳥山に来てたみたい。
乃木坂46梅澤美波、孤独のグルメ風?もぐもぐSHOTをファン絶賛「女神梅ちゃん」「やはり最強」
賀喜遥香『乃木坂46時間TV』で描いたメンバーの似顔絵の小ネタ紹介「レイちゃんの肩にみかん」
『乃木坂46時間TV』で弓木奈於が無双! 迷言連発、人狼では鋭さも光り評価うなぎ上り
でんちゃんの記事は真正面から電視台が取り上げられているが、赤羽のコミュニティマガジン的なものなのでトレンドとなったとは言いがたい…
梅ちゃんの記事は電視台についてInstagramで、かっきーの記事はラジオで触れたことをまとめた記事なので直接的ではないが一定程度影響力があったと言ってよいのではないか
弓木の記事は電視台を含め3日間での彼女の活躍(?)がまとめられている
電視台単体ではないが、これは話題になったといっても良いように思う

Twitterトレンド
次にTwitterのトレンドになったワードをこちらのサイトをもとに調べていく
電視台と関連している可能性があるのは、2/23にトレンドに入っている「久保ちゃん」くらいではないか
(1日単位の集計なのでもしかすると夜のオールナイトニッポン関連かもしれないが、私の記憶でも電視台中にトレンドには入っていたはず)
50位以下は残念ながらわからないが、少なくともよだちゃんと弓木・まあやも電視台中にトレンドに入っていたと記憶している

まとめると飛鳥ちゃん・梅ちゃん・かっきー・久保ちゃん・よだちゃん・弓木・まあやあたりは「目的①新たなファンの獲得が見込める」の前提である、話題となるに成功していると思う
やはり人気メンバーは強いなと…
(ただかっきー・久保ちゃん・よだちゃんを中心に企画内容もかなり好評だった印象なので、一概に人気だけではないことは補足する)
そこに喰らいつける弓木とまあやはさすがの天才ぶりだった

②定性的分析~特に印象に残った電視台について

「目的②仕事につながる」「目的③ファンとの絆を強固に」は現段階で定量的な評価を行うのは難しい
そこで特に印象に残った電視台を振り返り、定性的に分析していきたい
なおここでは少なからず私の主観が入り込んでしまうことはご留意して読んでいただきたい

北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」
卒業が迫っているということもあり、「目的③ファンとの絆を強固に」を狙いに行っているなと感じた
ファンとしてもきいちゃんの乃木坂愛を感じられて感慨深いし、きいちゃんの状況を考えればベストな企画だったと思う

山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」
乃木坂内のクイズの雄、れなちが作問者側に回ったクイズ大会
強みが生きるとはまさにこのことだし、アンダーから外仕事を得た彼女はさすがの企画力があるなと思った

伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」
現段階では非常に評価に困る電視台
今回で終わらずにラジコンを本格的にはじめ、仕事を得られたらとても良い電視台となると思う
ラジコンアイドルは珍しいから面白いんじゃないかな

岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」
れんたんがアニメ好きなのは知っていたが、ここまでの熱量とは…
生き生きとしていて見ていて楽しかったし、仕事にもぜひつながってほしいと思う
趣味を熱く語る系の電視台は結構再現性は高めだと思うので、趣味があるメンバーは次回以降この電視台を見習ってもよいかもしれない

久保史緒里…「弾き語りに挑戦」
いくちゃんの弾き語りの歴史を継ぎたいと弾き語りに挑戦した企画
2人の関係を知るファンからすれば、涙なしには見られない企画だった
途中演奏が止まってしまったがナイスチャレンジだったし、演奏後泣いている久保ちゃんに駆け寄る3期生をみて「これが乃木坂だよな」と思った
この企画が一番心に残ったというファンも少なくないのではないか

阪口珠美…「たまトレ」
佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」

ちょこちょこ運動系企画をやっている印象がある2人
2人で外仕事とかにつながるといいな

与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」
ももちゃんが卒業した今、もう一度『逃げ水』に向き合うというファン泣かせの企画
ギター詳しくないけど、ちょっとの練習期間でこんなに弾けるようになるものなのか…?
最近は奇想天外な一面がフォーカスされがちなよだちゃんだけど、これ見ると本当に良い子だし多才なところもわかる神企画だったと思う

賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」
ただですら寝られない46時間TVで、1~4期メンバーを全員描くというかなりハードな企画
かなり話題になっていたという意味では大成功なのだが、MCとかで出番も多く倒れないか心配になった
ゆっくり休んでください

掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」
推しが可愛かったので満足
ただ乃木恋のリアイベ(こちらの記事でレポートしています)とかでやったようなギター弾き語りのほうが、ほかメンバーと差別化できて新規ファンの獲得には有意義だったのではとも思う
それでも推しが可愛かったので満足

柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」
朝6時からとかなり早いこともあり、メンバー・ファンともにかなりハードな企画だったと思う
この企画があったことでライブ映像中寝ていても46時間TV中の睡眠時間が4時間程度になってしまった…
ただ「あの時きつかったよねー」と数年後もファンとゆなちゃんの間で話題になりそうだなとは思う
どこまで意図しているのかはわからないが、「目的③ファンとの絆を強固に」はかなり達成されそうだなと思う

林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」
めちゃくちゃ面白かった
ただ先輩メンバーのバラエティ的立ち振る舞いが流石で、るなちゃんより先輩たちに目が行ってしまうのは大丈夫なのかなと思った
それでもこの企画でバラエティを学び、数年後に活躍してくれればそれはそれで良いかもしれない

弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」
相変わらず発言がひっちゃかめっちゃかで面白かった
特にてんぱっているときは最高だった
シンデレラの格好も似合っていたし、ビジュアル面でもアピールできたのではないか
本人は「先輩の電視台見ていたらあんな内容で申し訳ない」と反省していたが、弓木はこれでいいと思うぞ
ただ弓木が天才だから面白いのであって、ほかのメンバーは真似できないな…

和田まあや…「まあやチャレンジ中」
もう一人の天才の企画
46時間でよくあれだけしょうもないこと詰め込めるな…笑

5.総評

ここからはかなり個人的な感想となるが、電視台についてまずは「目的②仕事につながる」を目指していくのが良いのではないか
「目的①新たなファンの獲得が見込める」を狙っていくためには人気・天才さ・企画力がかなり必要である
もちろん狙える人はほかメンバーとの企画差別化の意図も含め狙うべきだと思うが、そこまでの余裕がないメンバーも多いだろう
また「目的③ファンとの絆を強固に」は今回であればきいちゃんなど狙うべきメンバーは限られると思う
ただ全員が「目的②仕事につながる」を狙うと、「パターンB…趣味・特技・個性を生かす系」企画が多くなることが予想されるので梅ちゃんのようにVTRを工夫するなどで差別化できるとよいと思う

ほかには1・2期生の電視台が面白いことはもちろん予想通りだったが、電視台では3期生が期待以上に光ったと思う
かなり印象に残った久保ちゃんやよだちゃんの感動系から、熱量が高いれんたんの企画、自分のキャラを生かしたたまちゃん・でんちゃんの企画、ただのグルメ企画にならないようVTRを一捻りした梅ちゃんの企画など見ていてとても面白かった
また3期生は企画面以外でも印象に残った
久保ちゃんの電視台で泣いている彼女に駆け寄るメンバーの姿は、3期生ライブ(こちらの記事でレポートしています)でみた乃木坂らしさの継承が表れた象徴的なシーンだったと思う
今後も彼女たちから目が離せないなと思える46時間TVだった

2022/2/22 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第二夜2戦目

0.はじめに

例によって46時間テレビの乃木坂人狼第二夜2戦目を考察していきたい
こちらで今シリーズは最終回となります
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第一夜2戦目
2/22第二夜1戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、ほかの人狼考察記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・騎士・霊媒師・狂信者(各1名)、市民(残り全員)
※狂信者…人狼の味方。人狼が誰かを知ることができる。ただしカウントとしては市民とカウントされる。占い師や霊媒師の鑑定では人間と出る。(「裏切り者」の人狼が誰か知ることができるバージョン)

3.参加メンバー

  • 田村真佑
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 掛橋沙耶香
  • 佐藤璃果
  • 和田まあや

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→でんちゃん
狂信者→まあや
人狼or役職→葉月

カードをめくって役職確認した時のドヤ顔、1ターン目に市民ですと言ってすぐに下を向いて目を外した挙動から確信度合いは低めだがでんちゃんは人狼予想
まあやは「純粋市民対決」という謎行動を持ちかけるなど、場をかく乱させていることから狂信者予想
葉月はカードをめくったときにため息ついてたけどこれは何だろう?
ほぼ間違えなく役職持ちか人狼かだけど、どちらかわからんなあ…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→りりあ

トーク内容
・まあや提案「純粋市民対決」
(誰が一番純粋な市民の目をしているかという謎の対決。普通に考えれば時間の浪費。1ターン目にこういう謎行動をとる人は乃木坂人狼だと狂信者の可能性が高い気がする。)
・でんちゃん 純粋市民対決ですぐに目を外す
(たまちゃんにも突っ込まれていたけど、明らかに不自然だった。突っ込まれた後に何かあっても市民側と強調した当たり、なんか人狼臭く見える。)
・りかちゃんが役職持ちと発言
(直前のゲームで役職持ちが1ターン目でカミングアウトしたことで、有利に働いた。その展開を踏襲してるので、これは合ってそう。しかも誰も出てこなくて不安な目をしてるあたり、ほぼ確実に役職あり市民側のはず。)

投票
まゆたん→たまちゃん
りりあ→まゆたん
たまちゃん→りりあ
でんちゃん→りりあ
れのちゃん→まゆたん
葉月→でんちゃん
さぁちゃん→まあや
りかちゃん→まあや
まあや→りりあ

1日目夜 襲撃→りかちゃん

(騎士がいればほぼ確実にりかちゃんを守る状況の中でのこの選択は攻めてるなと思った。逆にこの状況で守られないということはりりあorりかちゃんが騎士だったということだろう。また初日昼にりかちゃんが投票したのはまあやだが、もしまあやが人狼だったら単細胞過ぎる気がする。となるとまあやは狂信者がなお濃厚では。)

2日目昼 追放→葉月

トーク内容
・騎士と霊媒師はすでにいないと予想される
(1日目夜にりかちゃんが襲撃されたことから騎士はいないだろう。霊媒師はまだわからないのでは?ただ仮に霊媒師がいた場合、りりあが人狼サイドなら名乗り出るはずなのでりりあは市民側になる。また霊媒師がすでにいない場合も、前述の通り騎士はいない可能性が濃厚なのでこの場合りりあは霊媒師or騎士となる。いずれの場合もりりあは市民側となり、人狼は2人とも場に残っていると予想される。)
・れのちゃんが話を進めている
(乃木坂人狼だと話を進めていく人はノーマル市民である傾向)
・れのちゃん「葉月はソワソワしてる」→葉月「計算させて。れのは狂信者ではないと思う。」
(葉月は確かにソワソワしてる。私自身、役職持ちかそれとも人狼かであると予想している。ただその後の何かを言いたいけど理由があって言えないような感じは、騎士が場にいないから名乗り出られない役職持ちに見えるけどなあ。)
・さぁちゃん「まあやさんは人狼。夜にそちらから音がする。」
→まあや「スタッフさん側の音だと思う。」
(音は配信見てる側にはわからん…。)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まゆたん
でんちゃん→葉月
れのちゃん→たまちゃん
葉月→さぁちゃん
さぁちゃん→まあや
まあや→葉月
(葉月がいろいろ言われていた割に2票しか入らなかったのはやはり役職持ち市民感が出たからだろう。すでに疑っていることもあるが、ここで葉月をさしたでんちゃんとまあやは人狼側な気がする。ただここで残っても次に襲撃されるのは葉月だっただろうな。)

2日目夜 襲撃→さぁちゃん

(さぁちゃんがひたすら疑っていたのはまあやだったけど、仮にまあやが人狼だったとしたらそんな相手を直後に襲撃するのはリスキーだと思う。残り人数少ないし一人でも自分に入れる人を削りたいからまあや人狼説もなくはないが、今までの行動的に狂信者の確率のほうが高そう。そしてモニタリングルームの発言で人狼がまだ2人残ってるのがわかってしまった…。)

3日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・まあやが占い師であるとカミングアウト れのちゃん→人狼、まゆたん・でんちゃん→市民
(個人的には嘘なのではと予想。今までの言動かられのちゃん→市民・でんちゃん→人狼・まあや→狂信者予想なので、この状況でまゆたんが人狼だとするとかなり腹落ちする。これ合ってたら市民側負けでは?)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まあや
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→まあや
まあや→れのちゃん
(この結果をみてすべてを察した。まゆたんはノーマークだったけど、ずっと「わからない~♡」とか中身ない発言をしていたのは今考えると人狼だから話を進めたくなかったんだろうな。)

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…まゆたん、でんちゃん
  • 市民…りりあ、たまちゃん、れのちゃん
  • 騎士…りかちゃん
  • 占い…葉月
  • 霊媒師…さぁちゃん
  • 狂信者…まあや

7.戦略

市民側
1ターン目のりかちゃんがひとりで役職持ちと名乗り出ちゃったのはミスだったな…
そのあとすぐに襲撃されたから騎士がいないことが明白になって、とても占い師&霊媒師が名乗り出られない感じになってしまった
これをリカバーするには初日に役職持ち全員名乗り出るしかなかったかなあ…
あとは細かいけど2日目昼の葉月はもう少しうまくふるまえたと思う
言動から役職持ちが濃厚となり騎士がいないことが明白であった以上、仮に2日目昼の投票を乗り切ってもその晩に葉月が襲撃されることは明白であった
ならばいっそカミングアウトし、2日目の投票で人狼を追放できる確率を少しでも上げるべきだったのではないか
特にこの時点で人狼が2人残っているのは明らかだったので、このターンで一人は追放しないとかなり厳しくなるから意外と重要な選択だったと思う
当事者がここまで冷静に判断するのは難しい気もするけどね…
あと行動分析的にはおかしな言動をしてたまあやとでんちゃんを早めに潰せなかったのが痛い

人狼側
言動に怪しい点は多かったけど、市民側がややミスってたおかげで終始有利に展開できた
ただ3日目昼のまあやのカミングアウトはかなり良かったと思う
れのちゃんとたまちゃんが残る中、れのちゃんを人狼に仕立てることで人狼側の票を分散させなかったのは目立たないけどgood

8.その他感想

今回も概ね1日目昼時点の予想が当たったから、乃木坂人狼では初動をきちんとみておくことはかなり重要だと思う
あと撹乱行動をとる人は人狼側、1ターン目から話を先導していくのはノーマル市民という傾向にあると思う
次回46時間がある時にも知見として活かしたい
こういうの見ると人狼やりたくなるなあ

2022/2/21 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第一夜2戦目

0.はじめに

前回に引き続き、46時間テレビの乃木坂人狼第一夜2戦目を考察していきたい
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第二夜1戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、1回目の記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・霊媒師・コスプレイヤー(各1名)、市民(残り全員)
※コスプレイヤー…夜のターンで誰か一人を人狼の襲撃から守ることができる。ただし、自分自身や同じ人を2日続けて守ることはできない。また占い師や霊媒師の鑑定では「人狼」となる。(「騎士」の鑑定結果が人狼になるもの)

3.参加メンバー

  • 山下美月
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 吉田綾乃クリスティー
  • 与田祐希

4.1日目昼段階の当初予想

このゲームは全くわからなかった…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・あやてぃー「占い師の人?」
(1ターン目に積極的に動き出す人は乃木坂人狼だと普通の市民の傾向があるように思う。特にだれか特定の人を追放しようという意図が見えない場合は。根拠としては弱いけど。)
・りりあ「(役職を)言えない…。何かあると言っているようなものだけど。」
(どの役職かまで踏み込まないのでなんとも言えない…。)

投票
山下→あやてぃー
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→れのちゃん
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→りりあ
葉月→れのちゃん
あやてぃー→たまちゃん
よだちゃん→たまちゃん
(完全ランダムだろうし、れのちゃんは運がなかったね。あやてぃー怪しいところなかったし市民といったん仮定し、あやてぃーを刺した人を重点的に観察したい。)

1日目夜 襲撃→葉月

(葉月が指してたのはれのちゃん。これは情報得られねえか。あとモニタリング席の声でれのちゃん→占い師とわかってしまった…。)

2日目昼 追放→山下

トーク内容
・よだちゃんが眠そう…
(役職ありだと多少緊張すると思う。これはノーマル市民では。)
・りりあ「占い師がいたら、れのちゃんの次に一度目の投票で多かった人(たまちゃん・あやてぃー)を占うのでは?」
(一回目の投票なんてランダムだからたまちゃん・あやてぃーが怪しいとはならないだろうし、なんか誘導臭い…。かなり根拠としては弱いけど、初回投票があやてぃーだったこともあり自分が入れるならりりあかな。)

投票
山下→たまちゃん
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→よだちゃん
でんちゃん→山下
あやてぃー→山下
よだちゃん→山下

2日目夜 襲撃→でんちゃん

上記によって人狼と市民側が同数に

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…りりあ、たまちゃん
  • 市民…葉月、あやてぃー、よだちゃん
  • コスプレイヤー…でんちゃん
  • 占い…れのちゃん
  • 霊媒師…山下

7.戦略

市民側
全体として薄い根拠の中戦うハードな展開だったと思う
情報があまりにも少なく、戦略から人狼サイドを炙り出すのは難しかった
個人的に2ターン目でややりりあが怪しいかなと思ったが、確証は全くないレベルで説得にも行けないと思う…
ただゲーム後にモニタリングメンバーから指摘されていたように、りりあが無意識でたまちゃんと自分を「うちら」と発言したり、カードが配られたときたまちゃんがカードをガン見してたなど行動分析から絞ることはできたのかもしれない
(私は全く気がつかなかった…)

人狼側
1日目昼に占い師のれのちゃんを追放できたのはラッキーだった
その後の1日目夜に葉月を襲撃したのはgood choiceだったと思う
葉月は初回投票で追放されたれのちゃんをさしていて、誰からもさされていなかったことから情報を市民側が探るのが難しくなった