黒見明香

考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay1 2023/9/29

1.はじめに

この記事はDay3のアフター配信でジコチュープロデュースを見たまとめとして書いています
そのためDay1のジコチュープロデュースと、3日間通したジコチュープロデュースの振り返り記事となりますのでご了承ください

なおDay2以降の記事は以下にまとめています
こちらはジコチュープロデュース以外もまとめているので、良かったら読んでやってください
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay3千秋楽 2023/10/1

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

3.振り返りポイント

①Day1ジコチュープロデュースについて

まさかアフター配信でDay1のジコチュープロデュースをフルで見られるとは思わなかった、ありがたい…
せっかくなのでDay1のものもひとりひとり振り返っていきたい

冨里奈央『水玉模様』『好きになってみた』
現役高校生のフレッシュさを生かした『水玉模様』と可愛いに全振りした『好きになってみた』の2曲だった
個人的にはこのくらい振り切った構成は好き
あとMCでも触れられてたけど、なおなおの声はかなり武器だね
歌が特別上手いというわけではないんだけど、聴き心地がよくて思わず聞き入ってしまう

阪口珠美『サヨナラ Stay with me』『深読み』
特技のダンスを生かした2曲
『サヨナラ Stay with me』は海外MV的な可愛らしさを目指していたらしい
(可愛いとは思うけど、筆者が見識なないのでイマイチわからず…)
『深読み』の妖しい雰囲気は流石大ベテランといったところ

黒見明香『忘却と美学』『あんなに好きだったのに』
『忘却と美学』くろみん真夏さん好きすぎるでしょ…笑
それでも11thバスラのこの曲を見て、私も真夏さんみたいにグループを守れる人になりたいという感想を持ったというのは素敵すぎる
『あんなに好きだったのに』の低音ボイスは今まで意識してなかったけど、確かに特徴的な声で格好良かった
マイクパフォーマンスは流石だったんだけど、なんかハマりすぎてて初挑戦には見えなかった…笑
とはいえ似合ってたし、需要をうまくとらえた選曲だと思う

吉田綾乃クリスティー『立ち直り中』『17分間』
『立ち直り中』はお姉さんとしてはまり役過ぎる
もはやジコチュープロデュースにあやてぃーを当てはめた時、なんとなくこの曲やる気がしたくらい
そしてそこからの『17分間』は落差がありすぎるのよ…
それでも5期生の中に混ざっても何ら違和感がないのが不思議
最後の過剰アピールで5期生困らせてでんちゃんに突っ込まれるという茶番まで含めて、需要を完璧に理解してる当たり流石だなあと思った

②3日間を通してのジコチュープロデュース振り返り

以下では3日通したジコチュープロデュース企画全体を振り返っていきたい

総じて需要をとらえたり、新たな一面を見せようとした良い企画だったと思う
実際に私もなおなおの聴き心地がよい声やあーやのピアノ弾き語りをはじめ新たな魅力に気づくことができたし、あやてぃーやアルノのチョイスには流石需要を捉えてるなあと唸った

ただ個々人レベルで見るとかなり良かったものの、全体最適を図った時にもう少し茶番に振ったものがあっても良かったんじゃないかなあとは思う
かつて全国ツアーでまいちゅんがやった『大人への近道』やさゆりんの『命の真実』くらい振り切ったものが1~2個くらいあっても良かった気がする
(余談だが、こういうバランスをうまくとっていたのが9thバスラの1期生ライブだったので要求水準は高いができないものではないと思っている)
アンダーライブらしさということでパフォーマンスにフォーカスしたのかもしれないけど、後半でばっちり伝わるのでショーとしてのクオリティを上げる観点ではもう少しバランスとってもいいかなと思うのだがいかがだろうか

考察:乃木坂46 30thSGアンダーライブ(アンダラ)大阪公演Day3 2022/10/5

1.全体の感想

「金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流」
政治家・後藤新平の言葉であり、あの野村克也さんの座右の銘としても有名である

その意味で和田まあやは間違えなく一流であった
アンダーライブを初期から作り上げ、メンバーの大半が入れ替わった今でもアンダーライブの熱さは全く失われていない
これはまあやがステージ上に舞台裏に3・4期生に、アンダーライブらしさを伝えていったからであろう

彼女の最後のライブは、ある意味いつも通りのアンダーライブだった
もちろんそれは凡庸なライブであったというわけではなく、いつも素晴らしいものを作り上げてきたという意味である
以下ではポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダー曲と懐かしの名曲で構成されていて、オタク心くすぐられるセットリストだとは思う
ただまあや最後のアンダーライブということを考慮すれば、オールアンダー曲構成でもありだったとすら思うのでそこまでマニアック路線に走ったなという印象はない

3.振り返りポイント

①アンダーライブのパフォーマンス

いつも通りといえばいつも通りなのだが、今回もアンダーライブらしい熱量マックスのパフォーマンスは見どころだった
(もちろんこれがいつも通りとなっていることがすごいのだが…)

中でも印象に残ったのは『日常』である
きいちゃんの代表曲でいまやすっかり全体ライブでも定番となった曲であるが、もともとはアンダー曲であった
今回は理々杏センターで披露されていたが、きいちゃんに負けずとも劣らないパフォーマンスができていたのではないか
今後は久保ちゃんセンターで披露されることが多そうなこの曲だが、アンダーはアンダー曲というプライドを持って披露し切磋琢磨してほしいとも思ったりした

②新4期生の躍動

今回のアンダーライブでは新4期の各面々がかなり仕上げてきたなと思った
前回まではやや硬さが残っていたが、スター誕生ライブ全国ツアーを経てかなり成長しているように思う

また前回シングルのアンダーから同じ4期の弓木・やんちゃんが選抜入りしたのも大きいだろう
目の前で仲間が選抜入りしたのならば、次は私もという気持ちが出てくるのは必然だろう

くろみんの鬼気迫る『音の出ないギター』のパフォーマンスは見どころの一つだった
BOØWYを参考にしようとしたというエピソードもさすがである笑

りかちゃんは前回までかっこいい系のダンスがあまり得意ではないのかなという印象だったが、今回はとにかく表情で殺せている
個人的には前回から一番成長したように見え、相当頑張ったんだろうなと伝わった

みゆちゃんも『狼に口笛を』でオオカミポーズをとるなど、ファンが求めていることを考えて実行しようというのがとても良かった
ブログ更新も熱心だし、努力が報われてほしいなと思う

そして林はスター誕生ライブの時から思ってはいたことだが、表現力が段違い
「この子が乃木坂選抜のセンターです」と言われても何ら不思議でないレベル
現実的に近いうちに実現するとしたらアンダーでだろうけど、次のシングルあたりで林センター見てみたい気がする

今が正念場と気合が入る4人の活躍にこれからも目が離せない

また余談だが、アンダー・選抜間の流動性が増すことでアンダーライブの性質は以前のものに戻っていくかもしれないなと思った
このあたりは以下前回のアンダーライブの記事に詳しく記載している
乃木坂46 29thSG アンダーライブDay3考察 2022/3/27

③和田まあやについて

もちろんまあやについてはさすがの一言であった
まずパフォーマンス的には『制服のマネキン』について触れたい
マネキンといえば生駒ちゃんの代名詞であり、誰がやっても生駒ちゃんほどの主人公感が出ないという感想になってしまいがちである
しかし今日のまあやは違った
アンダーを長年背負ってきた重みからくる圧倒的な主人公感で、生駒ちゃんにも引けを取らないパフォーマンスだった
『Under’s Love』もそうであったが技術はさることながら、魂で踊っている感じに心震えた

またスピーチも衝撃的であった
まさかあのとことん明るいまあやが、大病を患っていたとは…
(あとから調べると既出の話だったようだが、私は全く知らなかった)
そんなことみじんも感じさせず、底抜けに明るかったまあやは本当に尊敬に値する
そのスピーチの流れで『左胸の勇気』で「生きてればなんとかなる」なんて歌われたら泣いちゃうよ…

最後にまあやはほっておいても幸せになる星のもとに生まれている気がするが、それを超えるくらいの幸せが彼女のもとにありますように…
それくらい偉大な人だと思うんだ

④乃木坂っていいとこだな

今日のライブをみて改めて乃木坂っていいとこだなと思った

今の一期生年少組は若くして乃木坂に入り、乃木坂メンバーに囲まれてで育ってきている
それはまあやも例外でなく一期のお姉さんを見て育ってきたと言っている
ななみんに宿題を丁寧に教えてもらい、わからないときはまいやんに答えだけを教えてもらい(笑)、かずみんには100万円貸しても良いと思えるくらい人生で大切なものを教えてもらったとのことだ
そんな風に育ててもらう立場だったまあやがいつしか後輩を支えアンダーライブの魂を引き継ぎ、卒業時には後輩が号泣している…
こんなまっすぐで格好いいひとを育てた乃木坂というグループは改めていいグループだなと感じた