0.はじめに
いつからか「笑顔」という言葉を聞いた時、パッと思い浮かぶのがかずみんになっていた
円陣の1フレーズの通り、沢山の笑顔をくれたかずみんのこれからに幸多いことを願って
(願うまでもなく幸せになりそうなキャラクターではあるが…)
1.全体の感想
本編は昨日同様全国ツアー締めくくり、アンコールはかずみんの暖かさに溢れた良いライブだった
いつものようにポイントを絞ってライブの構成を振り返っていきたい
また今回は久々の現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分臨場感を伝えられればと思う
2.セットリスト
こちらのサイトをご参照ください
昨日同様、代表曲を詰め込んだかなり豪華なセットリストだったと思う
3.振り返りポイント
①『きっかけ』
本編は昨日同様人気投票で上位だった曲を披露した後、期生別楽曲・表題曲の披露後10周年に外せない楽曲を披露していく流れだった
新たな発見があったのは『きっかけ』前のMCだった
昨日は1期2期が10年間の思いを語っていたが本日は3期4期が未来を語っており、2日合わせると乃木坂のバトンを引き継ぐ儀式のようだった
その後の『きっかけ』は一人ひとりにパートが割り振られており、それぞれの積み重ねてきた歴史やこれから担う未来が見えるようで改めて良かったなあと思う
②変化
二日間を通して真夏さんのMCにこのワードが多用されていた
卒業メンバーが多くなってきだからだろう
それでも「今の乃木坂が最高でいたい」「変化しても信じてついてきてほしい」など強めのワードも多く、その必死感にファン目線では少し驚いた
③笑顔のアイドル、高山一実
『私の色』から始まったアンコールでは、かずみんが乃木坂を誰よりも楽しんでいたことがよく伝わった
MCで乃木坂時代がいかに幸せだったかが熱弁する横顔が印象的だった
そして「私はずっとアイドルになりたかったけど、乃木坂を知ってしまったために来世は乃木坂になりたい」という言葉は僕らまで嬉しくなった
それに続く『サヨナラの意味』はなるほどなと思う選曲だった
大好きだったアイドル生活に区切りをつける儀式として必要な曲だったのだろう
逆説的に乃木坂時代が本当に楽しいものだというのがここでも伝わる
ところで冒頭から私はかずみんのことを「誰よりも乃木坂を楽しんだ」と評している
しかし「誰よりも乃木坂を、つまりメンバーや関係者・ファンを楽しませた」のもかずみんだと言っても過言ではないだろう
そんな沢山の笑顔を生み出したかずみんがラストに歌った曲のタイトルが「泣いたっていいじゃないか?」なのは神様か秋元康のいたずらか
きついことがなかったわけないだろうに、それでも僕らの中に残るかずみんは笑顔で…
そんな笑顔のアイドル高山一実を僕らは決して忘れないだろう
④『日常』
ここからは本編の考察とはやや離れる
この曲ライブで見るたびに迫力が増している気がするが、特にこの2日間はすごかった
きぃちゃんの最後の表情とかもはやホラーかってくらいで、文字通りこの曲を懸命にパフォーマンスしているんだろうなと思った
それと同時にこんな感じの魔曲をいくつももつ欅坂はそりゃ魂削れるよねと思ったりもした
⑤スティックバルーン
実は今回コロナ入って初めての現地参戦だった
スティックバルーン楽しみにしていたのだが、結構使いどころに困るなというのが正直な感想だった
場所取る割には基本的ライブ中はサイリウムで手が埋まるし、音を出したい時にも拍手やクラップで事足りる
うまい使い方があれば誰か教えていただきたい
⑥ちょっと気になった点
最後にちょっと気になった点を書き記しておきたい
2日間良いライブ(特に今日のアンコールのかずみん卒業パートは)だったのだが、全体を通して「東京ドームでやる意味あった?」という感想を抱いてしまった
真夏の全国ツアーのラストという位置づけを優先して演出したのだろうが、それよりは東京ドームの特別感を優先した方が良いのではとも思ってしまった
そのくらいファン(少なくとも僕にとっては)東京ドームは大切な場所である
あと10周年というテーマは福岡公演でもあったし、おそらく来年のバスラでも使われるのでちょっとマンネリ気味だよなとも思う…
個人的には真夏さんが前回誓ったという「東京ドームリベンジ」とキーワードである「変化」を軸として、前回ドームから乃木坂に起こった変化を振り返っていく構成とか良かったんじゃないかなあと
前回ドーム以降に発売されたシングル(20th以降)でも披露されていないのがいくつかあるのも生かし切れてない気がする
⑦最後にただの感想
かずみんは乃木坂時代幸せを作ったのは僕らだと言った
「みなさんは幸せを作る天才」と
しかし僕らを天才にさせてくれたのはかずみんの暖かさだと思う
ワードセンスといい謙虚さといい、どうやったらこんな人になれるのだろうか…