考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

    1.全体の感想

    楽曲の年代が現在に近づいてきたが、意外と乃木坂の歴史を感じるというテーマと合致した良いバスラだったように思う
    いつものようにポイントを絞って考察していきたい

    Day2、Day3の記事はこちらから
    ・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8
    ・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    今日は2021年以降の楽曲で構成されたセトリで、昨日同様盛り上がる曲中心の楽しいセトリだったように思う
    欲を言えば最近披露された楽曲がどうしても多くなるので、もう少しバスラならではのマニアック楽曲が入ってきてほしい感じはした

    3.振り返りポイント

    ①5期生ブロックについて

    Day2の3期生ブロック、Day3の4期生ブロックに続いて、Day4は5期生ブロックが設けられた

    相変わらずスーパーアイドルだなとは思うが、正直そこまで感想はない…笑
    というのも『新参者』『超・乃木坂スター誕生!LIVE』と直近で立て続けに5期生のライブ見てるから、どうしても目新しさはなくなってしまう
    大変楽しかったので不満はないけど、演出がもう一捻りあったほうが新鮮だったかもしれない

    ②飛鳥の子たち

    『ここにはないもの』の歌唱メンバーが大変グッときた
    センターのさくちゃんはもちろん、れんたん・りりあ・れのちゃん・まゆたん・あーやと飛鳥を慕って乃木坂にやってきたメンバーたちだったのには愛を感じた

    こういった意義あるメンバー選出は今後も是非やっていってほしい

    ③3期生の円熟~山下美月卒業の必然

    今日の『僕が手を叩く方へ』に限らず4日間を通して感じたことではあるが、3期生に流れる空気感がこの1年間で大幅に変化したように思う

    思えば昨年のバスラではどっかにぶっ飛んでいってしまうのではないかと感じるくらいの熱量と激しさが前面に出ていた
    そして常にその先頭に立ってきたのが、目バキ船長・山下美月である

    しかしこのバスラで三期生が見せた姿は昨年までとかなり異なり、ある種の余裕や円熟味すら感じたように思う
    きっと神宮4日間や世代交代などの困難を乗り越えたためだろう
    パワーや若さに溢れたアイドルから大人のエンターテイナー集団に今生まれ変わろうとしているように見えた

    この大人の集団には荒波に突っ込んでいく船長は少々オーバースペックである
    そう考えると3期生の集団において、山下美月は役割を終えたのかもしれないと思った
    そしてこれは乃木坂に憧れて、名実ともにその一員となり、次世代につないだ3期の物語の終わりを意味する
    推しメンを除くと個人的に誰よりも山下美月の卒業の喪失感が大きかったのだが、大好きな3期生がアイドルとして寿命を迎えたこととイコールで解釈できるからなのではないかと思ったりしている
    こうなるといよいよ3期生の航海の終着点である山下美月卒業コンサートが気になってくる

    ちなみに余談だが、この円熟の流れは1期生でみた流れと非常に近いように思う
    ちょうど以下の9thバスラ考察記事に同趣旨の記載があるが、当時の1期と似た空気感が現在の3期生にはあるように思う
    ・2021/03/29 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 1期生ライブ

    ④『チャンスは平等』

    その美月の卒業シングルが『チャンスは平等』だった

    曲調についてはかなり賛否ありそうなディスコテイストだったが、そこは特に触れない
    というのもタイトルにもある『チャンスは平等』というテーマについての方が興味深いと思うからだ

    乃木坂46『チャンスは平等』

    明日以降かなりの数目にする表現だと思うのだが、みなさんにはどう見えるのだろうか
    私はぱっと見結構残酷なタイトルにも見える
    どうしても大人数アイドルには選抜制度がついて回るが、その選出についてはある程度恣意性が介在せざるを得ない以上平等とは言い難く、きっとその辛酸をなめているメンバーも少なからずいるんじゃないかと思ったりする
    そこに『チャンスは平等』というタイトルを持ってくるか?と思わないではない

    それでも好意的に解釈をするのであれば、この楽曲は山下美月が望んだ世界なのではないかと思う
    本編最後のMCで印象深かったのは乃木坂を「理不尽な世界の中で、優しい気持ちにさせてくれる場所」と評していたことだった
    選抜・アンダー関係なく多くのメンバーを気にかけてきた美月さんが最後に望む世界だとしたら、結構しっくりくるのではないか

    正直この解釈が正しいのかはわからない
    ただこういった角度での捉え方もあるというヒントになればと思い、妄想の域を出ないということを分かったうえで記事に残しておこうと思う

    ⑤懐かしさがないセットリスト~不思議なバスラらしさ

    昨日同様セトリに懐かしさはないしバスラならではという感じも受けなかったが、昨日とは一転なぜか「バスラを見たな」という感慨深さがある

    理由としては②~④見どころが散りばめられていたことで感傷的な気持ちになれたことと、あとは単純だが最後のエンドロールが良かったように思う

    これで4日間の点がつながり、乃木坂の歴史を振り返ったという実感がわいた

    ⑥その他雑記

    最後にまとめるほどではない雑記を少々記しておく

    • 今日の配信はU-NEXTで見ていたのですが、ちょっと今日は配信止まりがちだった印象。ちょっと止まるのが複数回と、完全停止が2回ほど。しかもそのうち一回が美月MCとかぶるという最悪のタイミング…。初日と二日目は正常に見られたので半信半疑ではあるのだが美月卒コンがこれだとシャレにならないので、次回はHuluに切り替えかなあ。(そもそもチケット当てれば杞憂に終わるのだが…)
    • 『A・Y・A』自分でやっちゃうの可愛い。完全にあーや中毒ですね…。
    • みーきゅんさん、またさくちゃんのお尻触った…?

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