2021年 5月 の投稿一覧

2021/05/27 乃木坂46 アンダーライブ2021

1.全体の感想

純奈さん・みり愛ちゃんの魅力溢れるライブだった
そして本当にお疲れ様でした
若く才能溢れる2人なので、これからも活躍し続けてくれることを願って
さていつものように演出を振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①アンダーライブらしさ

まずは演出を振り返る前提として、私の中にあるアンダーライブのイメージを共有しておきたい
アンダーライブとは感情が出てくるライブだと思っている
その感情は必ずしも綺麗なものとは限らない
憧れ・嫉妬・負けん気・向上心・不安・楽しさ・熱量…こういった感情が交錯する場がアンダーライブと思っている
ただし私がアンダーライブをちゃんと見ていたのは推しメンの堀ちゃんが出ていた13枚目くらいまでで、正直それ以降はアンダーをあまり追っていない
そういう意味でアンダーライブガチ勢から見るとやや不十分な考察となってしまう可能性があるが、ご了承いただきたい

②アンダーライブらしさと今回のライブ

上で触れたアンダーライブらしい感情の爆発はほとんどなかったように思う
きいちゃんがVTRで語っていた「成長しきった感じ」「自分の成長というよりは周りをサポートしたい」という言葉が象徴的であった
そもそもやややり切った感がある(よく言えばその分円熟味のある)1・2期のメンバーが半数以上を占めているので、感情の爆発をテーマにするのは無理があったのだろう
特につい先日の3期生ライブが熱量に溢れるものであったため、どうしても比較で熱量が弱く見えてしまう面もあった

③座長・山崎怜奈

その中で今回アンダラの座長を務めたのがれなちさんだった
初座長でどんな振る舞いをするんだろうと思っていたのだが、途中までびっくりするくらい印象がなかった
それは後から振り返ると純奈さん・みり愛ちゃんをはじめほかのメンバーをうまく引き立てていたからであった
ラジオ番組風の進行も手伝って、流石ラジオパーソナリティと感心させられた

2人の卒業が一大イベントとなる都合上、今回は座長が目立ち過ぎるのは望ましくない
その役回りを見事にこなし、縁の下の力持ちとなった山崎怜奈に拍手を送りたい

④ショパンの嘘つき

アンダーライブはハイレベルなパフォーマンスという文脈で語られることも多い
ただ私はパフォーマンスに明るくなく、正直違いがわからないことも多い…

その自分でも明らかに惹きつけられたのがこの楽曲である
純奈さん・みり愛ちゃんの卒業というのを差し引いても、画面に引き込まれるような表現力があった
特に影だけでさえも表情が伝わるようで、2人の才能に改めて惚れ惚れした
きっとこの二人ならどこでも活躍してくれるのだろう

⑤正直な感想

ここからは考察というより感想である
最大限気を使って書いてきたが、正直なところ演出面で消化不良感があった
それはテーマが見えてこないライブだったことに起因する

おそらく今回のライブは2人の卒業もあって、2期にスポットを当てたかったのだろう
ただ彼女たちは3月の2期生ライブで出し切ったと思うし、本当に本当に2期生ライブが素晴らしかっただけにここで主役を張るのはきつい…
結果として先述の通りアンダラらしい激情もなく、それに代わるテーマも見つからない宙ぶらりん状態になってしまったように思う

もちろんその中でメンバー個々はとても輝いていたことは付け加えておく

⑥今後のアンダーライブについて

やはりアンダーライブは感情の爆発というイメージが強いし、多くのファンはそれを望んでいるのではないか
そしてその激情は選抜への対抗心・嫉妬というところから来るものだと思う

ただ選抜との入れ替えがほとんどなく、また高齢化した現体制ではそれは望めないかと思う
もし熱量を取り戻す方向で動くなら取りうる策はこの2つかと思う

①4期生のアンダラ参加
これは必須だし、次回からは参加するんじゃないかな
選抜を狙うギラギラした沙耶香ちゃんあたりいい起爆剤になりそう
(堀ちゃんを除けばさぁちゃん推しなので贔屓目含む)

②選抜入れ替え
選抜に上がれる見込みがあまりにもないと、向上心にも限界があるだろうと思う
そういう意味では入れ替えを活発化させるのがアンダラ、ひいては乃木坂全体の活性化にはつながると思う
今回もせめてたまちゃんあたりはあげてほしい気もしたが、選抜から入れ替えるメンバー考えるのも難しいんだよな…

2021/05/09 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 3期生ライブ

1.全体の感想

「私たちが乃木坂だ!」
そう言わんばかりの乃木坂らしさ溢れる素敵なライブだった
まさか3期ライブで泣くとは思わなかった…

2.振り返りポイント

①ライブ前の3期生のイメージ

ライブを振り返る前に3期生のイメージについて話しておきたい
公演前、最も展開が読めなかったのがこの3期生ライブだった
堀ちゃん卒業という一大イベントがある2期はもちろん、1期が安定感・4期がフレッシュさを押した展開になるのが予想された 
しかし3期生は各個人としては魅力的だが、全体としてのカラーが見えなかったのでほかの期と比べた時見劣りするのではないかとやや不安だった
しかしこれは完全に杞憂であった
以下では気になったポイントを振り返っていきたい

②衣装パート

冒頭のVTRから序盤にかけては衣装をクローズアップした演出が印象的であった
最初はなぜ3期生ライブに入れたきたのか不思議だったが、3期生の衣装についての思い入れを聞くにつれて納得感が生まれた
ファンであった時期が長く、またメンバーとしても4年以上活動している3期生はどちらの視点からも衣装を見るとこができるのである
・ファン目線→久保ちゃん「私が愛した乃木坂らしさ。」
・メンバー目線→桃子「このグループにいるのも悪くないなと思った時に来てた衣装」
私は残念ながら衣装に疎いのだが、好きな人には刺さる演出だったと思う

③『白い雲にのって』

「誰一人欠けることなく今日のライブを迎えた3期生」というテーマはどこかで出てくるだろうと思ったのだが、こんなに綺麗な形で出てくるとは!
5thバスラの映像とのオーバーラップは、5thを見ていた身からするとエモすぎる…
これぞ配信であることを活かした神演出だと思う

④ほかの期の曲

『Out of the blue』『アナスターシャ』『Against』を披露していたのも印象的だった
特に後半2曲を歌い継いでいくのは大変過ぎると思う
それでも久保ちゃんのインタビューにもあったように、尊敬の念を持った後輩が受け継ごうとしている様子は本当に応援したい

⑤懐かしい感覚

3期生ライブを見ているうちにとても懐かしい感覚に襲われた
それはまさに私が見てきた乃木坂のライブのものだった
1期のメンバーがまだたくさんいた2015年頃からライブに行くようになって、そのころは現在ほど安定感はなかったもののとにかく熱量があったように思う

今日の3期生のパフォーマンスからはその熱量が伝わった
(補足しておくと昨日の4期ライブに熱量がなかったわけではない。ただ4期は熱量よりもわちゃわちゃ感を強く感じたので、3期ライブの方がかつての乃木坂の雰囲気に近いと感じた。4期は4期で好きです。)

セットリストが3期曲→乃木坂全体の代表曲と進んでいったのも後押しして、普通の女の子たちが乃木坂46になっていく過程を見ているようであった

1期が成熟しきった今、もう一度この感覚を味わえるとは!
確かに乃木坂らしさが継承されていることがビンビンに伝わったライブだった

⑥3期生とは

冒頭で3期生の期全体としてのカラーがわからないと言っていた
しかしラストの『思い出ファースト』を見て彼女たちの若かりし日々を思い出すとともに、その答えが少しわかった気がした

3期とは「乃木坂46になったものたち」なのである

1・2期が作り上げた乃木坂46にあとからなろうとするのは並大抵のことではないと思う
それを立派に成し遂げた彼女たちに最大限の賛辞を贈りたい

ただ残念ながら私は(というよりは多くの1・2期ファンもだろう)この過程に明るくない
そこでこの「乃木坂46になったものたち」というテーマで3期生のドキュメンタリーを見たいと思った
1・2期のサポートとかも描けて良い作品になると思うんだよな

⑦山下美月のブログ

私はライブ後に読んだのだが、ライブ前に上がった美月のブログがとっても示唆的であった

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/61478

「今回のライブ各期によって雰囲気が全然違うと思うのですが私たちは王道の継承なのではないかなと思っています」
「3期が入ってから乃木坂は~という声ももちろん聞いてきました それでもずっと乃木坂にこだわり続けてきた私達だからこそできるライブにしたいです」

ライブ前なら話半分に聞いていたと思うのだが、まさにこの思いが伝わるライブだった

⑧久保史緒里について

ここからは考察ではないただの感想なのだが、久保ちゃんの言葉のチョイス最高すぎる…
今日に限ったことじゃないけど、「私が愛した乃木坂らしさ。」とか『アナスターシャ』前のVTRでの言葉選びとか全ての言葉が美しすぎて鳥肌が立つ
こういう人になりたいな

2021/05/08 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 4期生ライブ

1.全体の感想

普通に楽しかったが、演出面ではややバスラの本質を外しておりモヤモヤするライブだった
1期と2期のクオリティが高かっただけに特に目立ったように感じる
ただ4期生らしさが随所に見られたのは良かったと思う

2.振り返りポイント

①バスラの本質

演出を振り返る前に前提として、私が考えるバスラの本質について話しておきたい
バスラとは「乃木坂の歴史を振り返る」ライブだと思っている
4期生の歴史を振り返るとき期待するキーワードをあげるのであれば、「乃木坂らしさの継承」「2年半の成長」といったところかと思う
以下、キーワードを中心にライブを振り返っていきたい

②乃木坂らしさの継承

序盤の関係深い先輩がセンターをつとめる曲のセンターを継承して疲労する演出は定番だけど良かった
・「逃げ水」(桃子→レイちゃん・あやめちゃん)
だが問題はその後の過去ライブ演出を再現するブロックである

先輩がやってきた演出をやるというコンセプト自体は良い
ただ下駄ップとか自転車で発電とかは乃木坂の歴史を振り返るうえで些末すぎるかと思う
それと同じことをやって「継承」というにはかなり安直すぎるのではないか
(本来自転車発電くらいネタに振り切った演出は私は嫌いではないのだが、少なくともバスラでやることではないかと思う)
そもそもこの継承というテーマは過去の4期ライブでもかなり使い古した感が強いので、もう少し軽めにしても良かったのかもしれない

③2年半の成長

高いパフォーマンスが求められる「日常」を披露するなど、2年半の成長を見せる演出もあった
パフォーマンスには正直疎いのでクオリティが高かったのか私には分からないのだが、個人的には成長の要素をもう少し厚くしてよかったのではないかと思う
パフォーマンス全振りの楽曲を増やすのが難しいのであれば、成長を描く演出とか丁寧なストーリーづくりがほしかった

④芽生え始めた4期生らしさ

当初はこのキーワードは想定していなかったが、ライブを見ていて一番強く感じたものである
かっきーがMCで言っていた「4期生の仲の良さ」、これこそが2年半で培ってきたカラーである
ほかの期も仲が良いのはもちろんだが、それに明るさが加わり全面に押し出した「わちゃわちゃ感」を強く感じるのは4期かと思う
そこを存分に見られたのがこのライブで最も良かった点である

⑤4期生らしさからの脱却

ただラストに垣間見えたのは、築き上げてきた4期生らしさとは別の側面であった
新曲「猫舌カモミールティー」は「I see…」「Out of the blue」から続くわちゃわちゃ感全開の曲ではなく、少し切なさを感じさせる可愛らしい曲であった
フロントにまゆたん、みゆちゃん、弓木ちゃんと綺麗めなメンバーが揃ったのは新たな側面を見せようとしてるのかなと感じた
(弓木ちゃんは喋るとドタバタ感が強いが…笑)
新たな側面を垣間見たことで、今後の4期生の進化をもっと近くで見ていきたいと思えるいい終わり方だったと思う

⑥沙耶香ちゃん

ここからは全く演出考察ではないが、ここが一番言いたいことかもしれない笑
ぶっちゃけさっきまで考えてた演出とかどうでもいいくらい可愛かった
なんでカメラに映るたびらあんなにえげつなく可愛いのだろうか
(そしてなぜ常にカメラ目線、嬉しいけど…笑)
切実にお小遣いあげたい気持ちになったので、YouTubeでスパチャありの配信とかしてほしい