1.はじめに
過去ライブ振り返りの第三回となる今回は、乃木坂きっての個性派・若月佑美の卒セレについて考察したい
ちなみに第一回と二回は以下からどうぞ
・考察:乃木坂46 生駒里奈卒業コンサート 2018/4/22
・考察:5th YEAR BIRTHDAY LIVE Day1(橋本奈々未卒業コンサート) 2017/2/20
残念ながら当時見ることはできなかったので初視聴だったが、乃木坂好きなら誰もが楽しいと思えるライブだと思った
今回もリアルタイムでないので臨場感はないが、その分時間が経ったからこそわかることも盛り込めればと思う
2.セットリスト
こちらのサイトをご参照ください
卒業セレモニーと銘打ったことからもわかるが、曲数押さえてトークや企画をメインとした構成だった
「若月卒業前にやっておきたい曲ベスト5」なんて企画タイトルはなんてことないんだけど、キャラ渋滞を起こしていた彼女らしい企画だったと思う
3.振り返りポイント
①「最後まで与える人でありたい」
ライブの最終盤、彼女はメンバー一人ひとりに花を手渡すサプライズを用意していた
その際に述べたのがこの言葉である
真面目な彼女らしい言葉ではあるが、ライブを振り返るとこの言葉通りのライブになっていたのではないか
というのも、このライブはファンが見たいもの全部セットみたいなライブだった
一つ一つ振り返っていくと、
- 冒頭まさかの本当のロボットダンスからはじまった。乃木中でやっていた地獄のロボットネタがこの伏線となるとは…。
- 玲香ちゃんとの『まあいいか?』。女子カルとは別にこのユニットは見たいよね。選曲もコミカルでベストだった。
- 女子カルでの『告白の順番』。最初で最後のライブでの披露。
- 「箸休め」として選んだのは『ボーダー』。この選曲は愛を感じる。
- 若様軍団からのラスト箸くん。もちろん新作。そして無駄にうまい…笑。
- 『低体温のキス』は流石のイケメン若様
- そしてやっておきたい曲1位に挙げたのは『Rewindあの日』。思い出深いメンバーと踊るこの曲はばっちり決まっていた。
- 企画後はラストまで盛り上がる選曲。『制服のマネキン』で金属音をしっかりめに聞いているのもわかってるよねえ。
- 最後の曲は『ダンケシェーン』。やっぱり若月の掛け声で「やっぱ乃木坂だな」って言って終わりたいよね。
これだけファンのツボを押さえたセットリストを作ることができたのは、きっと彼女が与える人=エンターテイナーであろうと心掛けたからだろう
卒セレを最後の瞬間までは笑顔で駆け抜けたのも、その心がけを物語っているようだった
②卒業セレモニーとは〜2023年から振り返る
今回のライブは通常の卒業コンサートではなく、曲数を抑えてトークを多めにした卒業セレモニーだった
2023年現在にいたるまで何度かこの卒業セレモニーという形でメンバーを見送ることがあったが、その走りとなったのが若月卒セレだった
そして原点にして、卒セレの良さを分かりやすく濃縮しているライブだなと今になって思う
卒セレの醍醐味は振り幅である
卒業メンバーの個性を生かした企画で前半楽しみ、後半のVTRやスピーチで泣かせにかかる…
これがうまく作れた良いライブだったと思う