考察:乃木坂46 鈴木絢音卒業セレモニー(卒コン) 2023/3/28

    1.全体の感想

    絢音ちゃん卒業おめでとうございます!
    思慮深く、芯が強く、愛に溢れたあなたならきっとどんな道でも進んでいけると信じています

    絢音ちゃんはライブ中しきりに「美しい」という言葉を使っていた
    とても絢音ちゃんらしい言葉だと思う
    そして言葉を大切にする彼女だからこそ、とてもこだわりがある言葉なのだと思う
    その美しい世界の一端に今日触れられて、本当に良かったと思えるライブだった

    いつものようにポイントを絞ってライブを振り返っていきたいが、その前にひとつお伝えしたい
    普段から考察という割には客観性を欠く記述が目立つこのブログだが、私はがっつり2期生推しであるためこのライブを客観的に振り返ることなどまずできないと思う
    そのため正直今回はとても考察とは言い難いが、とある2期生推しが最後の瞬間に見た美しい光景や希望について語っていきたい

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    まいちゅんやひなちまの時もそうだったけど、卒業セレモニーということで曲数を絞ってトークやVTRを多めにした構成だった
    冒頭、期別楽曲、ユニット、アンダー曲、選抜楽曲、アンコールと展開していき王道な展開だったと思う

    センター曲に2期生曲と見たいものは外さなかったので、とても満足できるセトリだった
    詳細は後述するが、それどころか最後に希望まで見せてくれて感謝しかない

    3.振り返りポイント

    最後まで2期生でいてくれてありがとう

    「最後まで2期生でいてくれてありがとう」
    2期生推しとして今回の卒セレで抱いた感想である

    この1年くらい、1・2期は一緒に扱われることが多かった
    もちろん同じ歳月を過ごし一体化していくことは悪いことではないのだが、2期生推しとしては一抹の寂しさがあった
    それでも絢音ちゃんの中に2期生というものが特別なものとして認識されていたように見え、嬉しかった

    ずっと気丈に明るく振る舞っていた絢音ちゃんが『アナスターシャ』のサビで一瞬だけ見せた感極まる表情や、最後の2期生としてソロで歌いきってくれた『ゆっくりと咲く花』はそれを表していたのではないかと思う
    そもそも2期生の特別な日である3/28に卒コンを合わせてくれること自体が、愛だなあと思う
    (2期生推しの妄想でないことを願う)

    そしてスピーチで言っていた言葉がこれ以上ないほど胸に刺さった
    「悲しい物語を当て書きされてしまうことも多かったけど、私の乃木坂10年間は人生の中で一番美しい10年間でした」
    この言葉にどれほど救われたか
    私が応援していて美しいと思っていた10年間を、彼女も同じように思っていてくれたことが本当に良かった

    『ボーダー』~2期生推しが最後に見た希望

    このライブで2期生推しである私が感じたのは、未来への希望であった

    2期生の物語は私の中ですでに2度も終わっている
    9thバスラの堀ちゃんの卒コンでボロボロになるまで出し切り、きいちゃんの卒コンでは心残りを回収してくれた
    ・2021/03/28 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 2期生ライブ
    ・乃木坂46 北野日奈子卒業コンサート考察 2022/3/24

    そしてこれで2期生の物語は終わり、2度と復活することのないものだと思っていた
    このライブに先駆けて本ブログでは2期生の物語の考察をしていた
    ・考察:なぜ2期生は不遇と言われるのか 不遇と言われたあなたたちへ~鈴木絢音卒業によせて
    詳細は上記の記事に譲るが、残念ながら2期生の物語の後継者はおらず乃木坂らしさに組み込まれなかったと締めくくっている
    特に新4期生は境遇が近いが、新4期らしさを主張するということは旧4期生との違いをつぶだてる行為なので後継者にはなりえないと踏んでいた

    それだけに絢音ちゃんと新4期生が披露した『ボーダー』は衝撃だった
    もしかすると新4期生中心に語り部となって、2期生の物語が乃木坂に生き続けるのではないか…
    そんな未来への希望を抱くことができた1曲だった
    私の予想は外れることにはなるが、2期生推しとしてこんなに嬉しいことはない

    ③私が愛した2期生たち

    アンコールの最後の一曲『君の名は希望』を披露し挨拶に入ろうとしたころ、最後のサプライズがあった

    「あやねー」

    きみは緊張感のない腑抜けた声と言ったら怒るだろうか
    それでも何度も聴いたその愛しい声で、カメラインを待つまでもなく私は状況を理解し涙腺が崩壊した
    ステージに乃木坂2期生OGが現れたのだ

    もう2度と乃木坂のステージに上がることはないのだと思っていた
    10thバスラではOGがステージに立っていたが、1期生の特権だと思っていた
    それだけにこみ上げるものがあった

    その後は感情がぐちゃぐちゃになった
    堀ちゃんが全く違う色の花をサイリウムカラーちなんでと言い始めたり(会場の皆さんはもちろん絢音ちゃんのサイリウムカラーで統一していた。見ればわかるのでは…。)、れなちが涙ぐんでたり、伊織ちゃんは思い出が少ないとか言い始めたり、かりんちゃんが甘えん坊だった頃の絢音ちゃんの話をして成長を実感したり…
    緩急がすごくて、はっきり言ってむちゃくちゃだった

    それでもこれこそが私が愛した2期生の空気なのである
    最後にもう一度見られたことが本当に嬉しい

    10年間本当に楽しかったです、みんなお疲れさまでした!

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