小川彩

考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day2昼公演 2023/12/17

1.全体の感想

残念ながらチケット取れず配信参加となったが、リピート配信みてボロ泣きするくらい良いライブだった
改めてスタ誕ライブ好きすぎる…
いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なお昨日のDay1と重複する考察内容は省略するので、良かったら併せて読んでやってください
・考察:超・乃木坂スター誕生!LIVE Day1 2023/12/16

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
昨日同様『超・乃木坂スター誕生!』内でカバーした人気曲、第二部で乃木坂の曲をパフォーマンスする構成が基本だが、ところどころにスキッツ要素としてミニコントが散りばめられていた

3.振り返りポイント

①スター誕生パートについて

配信画面越しでも今年有数の充実感が得られたライブだったと思う
ひとりひとりのパフォーマンスについて簡潔に振り返っていきたい

  • いおちゃん…『私をたどる物語』の語りかけるようなバラードはあってるよなあ。もしスタ誕続くなら平原綾香『Jupiter』とか合いそうだし歌ってほしい。個人的にはいおきんに君がシュールすぎてツボだった。
  • てれぱん…ちょっと舌足らずな歌い方が『EVERYDAY AT THE BUS STOP』とベストマッチ。 Tommy february⁶も個性強めだし、少し重なって見えた。
  • みくちゃん…伊藤さんも触れていたけど『冬のうた』で泣いちゃったあーやを支える姿が本当に尊かった。MCや「あーやガチャ」の気持ち悪さも含めて、みくちゃんの良さがよくわかるライブだったと思う。
  • なぎちゃん…『創世のアクエリオン』でノリノリになっているのオタク全開で可愛い。安定した歌唱力は流石。
  • おかひな…お誕生日おめでとう!昨年に続き中山美穂さんの曲を披露していたけど、なんか雰囲気あって良かったと思う。『友よ 〜 この先もずっと…』でのメンバーへの目線の配り方とか本当にメンバーを大切に思っている感じがして好きだった。
  • あーや…あまりにも今回のライブで気持ちを持っていかれてしまったので、何から書けばよいのかわからない。『手紙』でみせた圧巻の表現力から、『あーやガチャ』での全力アイドル・MCや『冬のうた』でのあやみく成分など振り幅がすごすぎてノックアウト。サウナで整ったあとくらいぶっ飛んでしまった。『手紙』については収まらないので後述する。
  • いろはちゃん…曲の表情に合わせるのが本当にうまい。『366日』では本当に振られた女にみえた。
  • さくたん…『君と夏フェス』似合いすぎてた…。さくたんが好きな曲をノリノリで歌っているのを見るとこちらも元気になるね。
  • 小吉…5歳児さっちゃんの振り切り方は小吉しかできないよなあ。『ともに』の冒頭であーやに角たてていたりとか楽しんでる感がこっちまで伝わってくるのがいい。
  • アルノ…『真夏の果実』はアルノしか歌いこなせないよなあ。笑っちゃうくらい圧倒的な歌唱力に乾杯。
  • 与田ちゃん(スペシャルゲスト)…大方の予想通りスト子での登場。本人が言ってた通り空気が読めないやつではあったんだけど、この抜けた雰囲気が最高。

② 小川彩『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』

あーやのことをこのブログではよく末恐ろしいと表現してきたが、今回の『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』は今この瞬間のパフォーマンスがすさまじ過ぎて使えない
確実に本公演でのベストアクトだし、それどころか今年見たすべてのパフォーマンスで一番だったかもしれないというほど引き込まれた
もちろん冒頭で触れたリピート配信でもボロ泣きしたのもこの箇所である

2番の歌詞が好きだとVTRで言っていたが、パフォーマンスからもばっちりそれが伝わってきた
1番の悩み苦しんでいる若き姿から、それを諭すような2番の歌い方に代わり、そこに感情を乗せて伝える大サビの歌い方に代わる表現力はどこで身につけたのか
そもそもきちんと歌詞を解釈してパフォーマンスに昇華できるというのがすごすぎる…
その感情の昂ぶりがパフォーマンス後の涙につながったのだと思う

私の文章力では稚拙な表現しかできないのが本当に悔しいが、会心のパフォーマンスをフルで見られて本当に良かった
もはや小川彩推しにもなりかけているこのブログでは2回に一度くらいの頻度であーやに触れている気がするが、今回はその中でも過去最高だったように思うし今後も目が離せない

色々書きなぐってしまったが、とにかく小川彩がすごいということだけ共感できたらいいな

考察:乃木坂46 新参者LIVE 千秋楽 2023/12/3夜公演

1.はじめに

なんだかとても充実したライブだった
卒業ライブとかでもなく、特にものすごく凝った演出があったわけでもない
それでも5期生の魅力がギュギュっと詰まった、キラキラしたライブだったと思う
新参者企画ということでもしかしたら櫻坂・日向坂のファンの人も見ているかもしれないが、乃木坂5期もすごいぞと思ってもらえるんじゃないかな

ここからはいつものようにポイントを絞って振り返っていきたい
また今回は千秋楽なので、新参者全体についても考察していく

なお11/27公演の記事については以下からどうぞ
・考察:乃木坂46 新参者LIVE 2023/11/27

2.セットリスト

ちらのサイトをご参照ください
11/27同様5期曲が多いのは当然として、定番曲が多い構成だったように思う

3.振り返りポイント

①ライブとしての完成度が高い!

冒頭でも述べたが、特別な演出こそなかったもののライブとしての完成度が高かった
その一因として、ひとりひとりがその魅力を十分に発揮していたからだと思う

おひとりさま天国企画以外でも、いおちゃん・いろはのギターがあったり、あーやがピアノを弾いたりとにかく芸達者さを感じた
歌声にも個性が強くなおなおの包み込むような声を生かした『初恋の人を今でも』は聴いていてとても心地よかったし、アルノの歌声は流石の一言
小吉やみーきゅんはMCで大活躍だし、おかひなのダンスやてれぱんの存在感、さくたんのアイドルオーラは欠かせない
そしてなぎちゃんのスター性というか、盛り上げ力は群を抜いている

『新・乃木坂スター誕生!』『超・乃木坂スター誕生!』の影響か全員パフォーマンスの見せ方が抜群で、ここまで一人ひとりが魅力的だとそりゃ充実感あるよね

②自分の言葉で話すこと

今回の新参者のMCを通して思ったが、5期生は自分の感じた言葉を自分の言葉でしゃべるということに長けている人が多いように思う
アルノのドラムの後の過去の話はなかなかにインパクト強かったし、みーきゅんの5期への感謝の言葉はえらい具体的でうわべだけの言葉でなく気持ちがのっかっている良いMCだったと思う
こういったMCだとファン側も気持ちが乗っていくので、パフォーマンスだけでなくMCもこのライブの充実度をあげたもう一つの要因だと思う

③新参者とは何だったのか

ここからは本日のライブに限らず、新参者とは何だったのか考察していく
(歌舞伎町タワーの宣伝目的というメタ的な話ではなく、乃木坂5期生にとってどのような位置づけだったのかを考察する)

とはいえ実はその名の通り、乃木坂5期生を「新参者」として位置づける企画だったように思う
何を今更という形ではあるが、5期生の歴史を紐解くと乃木坂の新参者というよりは異端としての要素が強かったように思う

3・4期が乃木坂の継承者として入ってきたのに対し、5期は加入時いい意味で乃木坂をぶっ壊す役割が求められてきた
(それが行き過ぎた結果として『Actually…』のアルノセンター×フォーメーションダンスで、盛大な拒否反応が出たと理解している)
その後のライブを見ても11thバスラでも「継承」というテーマは真正面から扱わなかったし、スター誕生ライブはそもそも乃木坂以外の曲が大半だった
・考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day2 5期生ライブ 2023/2/23
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (横浜公演)2022/12/5-12/6
・考察:新・乃木坂スター誕生!LIVE (神戸昼夜公演)2022/12/18

その結果かなりの個性派集団になったが、逆に言えば継承者としての側面はあまり語られてこなかった
5期が乃木坂の公式ライバルだったらというifストーリーをいろんなところで聞くが、それも乃木坂における5期の異質さがその想像を搔き立てると理解している

このようにやや異質な存在になりつつあった5期生を、改めて乃木坂における「新参者」として位置付け直すのがこの新参者ライブだったように思う
実際にセットリストには昔ながらの曲が相当多かったように思うが、5期生を新参者として位置付ける通過儀礼として解釈するとかなり納得がいく

なぎちゃんが「5期生による乃木坂のライブを見守ってください」と冒頭で叫んでいたが、確かに乃木坂のライブだったと思う
とはいえ彼女たちのはじける個性が消えるわけではないだろうし、ここからどのように調和していくのだろうか
乃木坂の新参者として再定義され、これから始まる5期生たちの第二章が楽しみで仕方ない

④小川彩について

この新参者企画で誰か一人MVPを挙げるならあーやだと思う
アンダラをずっと見てきたので彼女のスター性や底知れないスキルは十二分に理解していたつもりだったのだが、『君の名は希望』のピアノに『日常』(11/27公演での披露)のバキバキダンスは想像を超えてきた
あとみーきゅんとの『無表情』はアイドル性が高すぎて悶絶せざるを得ない…

そんな獅子奮迅の活躍だった彼女だが、新参者の主役もやはり彼女であったように思う
あーやをセンターに据え、真正面から「継承」のテーマを取り上げた『いつの日か、あの歌を・・・』は新参者で体現したい魂そのものだった
個性豊かな化け物ぞろいの5期生をセンターとしてあーやがまとめ上げる姿は、まぶしすぎる乃木坂の未来そのものであった

考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay3千秋楽 2023/10/1

1.全体の感想

昨日も見ていたから内容はある程度知っていたけど、それでも熱くなれる良いライブだった
以下いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

なお昨日と被る部分については省略するので、良かったらこちらも読んでやってください
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

詳細は昨日の考察記事に譲るが、熱さと緩さのバランス感がとても良くツボを押さえたセットリストだったと思う

3.振り返りポイント

①ジコチュープロデュース(3日目)について

今回一番特徴的な演出はジコチュープロデュースだった
昨日同様、一人ひとり感想を書き残しておきたい
なおアフター配信で1日目のジコチュープロデュースも見ることができたので、こちらは別記事でレビューをアップしたい
※追記:以下記事にジコチュープロデュース全体の振り返りとともにアップしました
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay1 2023/9/29

小川彩『悲しみの忘れ方』『スカウトマン』
やはりこの子はスーパーアイドルだなと思わざるを得ない
『悲しみの忘れ方』はまさかのピアノ弾き語りで、しかもめちゃくちゃ上手だった
『スカウトマン』のヒップホップダンスは経験者だけあって流石
これだけハイクオリティなのを2つもやっているのに、可愛い系も正統派バキバキダンスもできてしまうので末恐ろしい
あーやの魅力は2曲では語れないので、もっともっと見たいと思ってしまった

向井葉月『不眠症』『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』
自分でも言及してたけど、葉月ちゃん本当にダンスうまくなったよなあ
7年間の成長というか重厚感を感じるとてもよいパフォーマンスだった
あと『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』って基本的にはコールがない曲だと思うんだけど、葉月ちゃんのソロで声が震えてしまったときにコールが自然発生してた
これはとても良いコールだなあと感じたので書き記しておく
そもそも特技のギターを封印して、ダンスと歌のみにフォーカスしたことがナイスチャレンジだったと思う
(おそらくいろはちゃんに譲ったんだろうと予想する)
本当にいい子だなあと思うし、応援したくなるよね

中西アルノ『〜Do my best〜じゃ意味はない』『命は美しい』
2曲とも大胆アレンジと圧倒的歌唱力で中西アルノの世界観を築いていた
方向性としては近しいんだけど、これぞ中西アルノという感じなので無理にほかのことをやる必要もないと思う
ただ存在感があまりにも圧倒的すぎるので、今後どうグループとして活かしていくかが結構難しい
うまく生きる場所を作れれば、乃木坂がもう1段階上に行けるくらいの爆発力があるのでどうにかしたい

佐藤璃果『ゴルゴンゾーラ』『ぐるぐるカーテン』
二曲とも可愛いに振り切ったプロデュースだったが、りかちゃんはこの方向性であってると思う
ハロウィン仮装も季節性あって◎
ただ方向性がなおちゃんのジコチュープロデュースとやや被るので、もっとカオス感とか出たら個人的にはもっといいのかなあと思ったりもした

松尾美佑『転がった鐘をならせ!』『大人たちには指示されない』
大トリはもちろんみゆちゃん
個人的に肝は『転がった鐘をならせ!』だったと思う
このアンダラで格好良いパフォーマンスができるのは十二分に伝わったので、弾ける笑顔という別の魅力をアピールできたのはとても良かった
『大人たちには指示されない』に関しては、もはや見る前から約束されている勝利感があった
とはいえ3期生曲を披露するのはレアなので、やっぱり見られてよかったとは思う

余談だが、作戦会議のVTRで後ろのホワイトボードに「松尾、1曲全部アクロバティック」と書いてあったけどいくらなんでもハードすぎるでしょ…笑
いや、見られるもんなら見たいけども、、、

②『日常』前の演出について

昨日触れ忘れたが、『日常』の前にアンダーライブとは何かをメンバーが答えていく演出があった
声が徐々に重なっていくところや光や効果音含めてこれ自体めちゃめちゃ格好良かったのだが、これから一番盛り上がるところに入っていく転換点としてかなり効果的な演出だったと思う
地味に見えるけど、こういうの見ると演出家ってすごいなあと思う

③『口ほどにもないKISS』

半分余談なのだが、この曲王道アイドルソングだしもっと盛り上がっても良いのでは…?
昨日現地でも割とコールまばらだったし、今日の配信でもそんな様子が伝わった
コロナ期真っただ中の楽曲はコールが確立されていないから、難しいんだけどなんとかならないかなあ

④松尾美佑について

最後に今回の座長について触れたい
全国ツアーのアンダーブロックから今日のアンダラ千秋楽まで、ずっと引っ張ってきたからまずは本当にお疲れ様でした
事あるごとにこのブログでも触れてきたけど、本当にこの夏の彼女は魅力に溢れてた

今日のスピーチでどんなことを話すんだろうと思っていたが、非常にさっぱりとした顔でニコニコ語っていたのが印象的だった
史上最大のアンダーライブをやり遂げた達成感と仲間への感謝からくるものなのだろう
個人的にはすごく好感が持てた

ただし評価としては少し難しいかもしれない
彼女は終始ニコニコなこともあって、頼もしく強そうに見える側面もあったと思う
乃木坂で人気が出る子って何かしらの庇護欲を掻き立てる要素があるんだけど、ファン層に刺さらないかもしれないという懸念が少しある
そういう意味ではすこし弱さも見えた昨日のスピーチの方が内容的にうけるかもなあと、ちょっともったいなくも思った

とはいえ松尾のバキバキダンスとニコニコ笑顔はアイドルの一つの究極形態だと思う
最強アイドルがひとり生まれた瞬間を目撃できたことに感謝して、筆を置きたい

考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30

1.全体の感想

思わず今日が千秋楽と錯覚するくらい、充実したライブだった
全国ツアーのアンダーブロックもかなりレベルが高かったのでハードルは相当に上がったと思うが、それを悠々と超えてきた印象がある
以下いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

アンダー曲に始まり、帰ってきたジコチュープロデュースや全体曲アレンジを挟んで再度アンダー曲に戻っていく構成で、後述するがかなりツボを押さえたセットリストだと思う

3.振り返りポイント

①セトリについて~選抜・アンダー成分の融合

今回のセトリについて、かなりバランスがよくて満足が高かった
その要因は全体ライブに近いお楽しみ成分と、いわゆるアンダーライブらしさがバランスよく共存していたからだと思う

まず前者については、かつて全国ツアーでやっていたジコチュープロデュースをアンダーライブで再度取り入れたり、緩めのVTRが挟まれたりというのがわかりやすいところだろう
ゴリゴリのアンダーライブもいいけど、こういった箸休め要素があったほうが緩急ついて個人的には見やすかった
あとは『Route246』で見られた大胆アレンジも、いままでのアンダーライブではそんなに見なかった印象だがアルノちゃんの圧倒的な歌唱力もあって心が震えた

とはいえ全国ツアー的なお楽しみ成分全振りではなく、アンダーライブらしさをきちんと味わうこともできたライブだった
過去を振り返ると、31stアンダーライブもかなり全国ツアー的な要素が強かったライブだったと思う
・考察:乃木坂46 31stSGアンダーライブ(アンダラ)横浜公演千秋楽 2022/12/19
しかし比較に出すのは悪いが上記考察記事にもあるように、個人的にはアンダーライブならではの熱さが感じられずやや消化不良感を残したライブだった

ただ今回はアンダーライブらしさもびんびんに感じられた
最初と最後の重要なところを激しめのアンダー曲で盛り上げていく感じとか、スピーチも思いがこもっていてとても良かったと思う

なんなら今後この形式をアンダラの型としても良いくらいに感じている

②ジコチュープロデュースについて

今回一番特徴的な演出はジコチュープロデュースだったと思う
これについては各日現地に行かないとフルで見られないことが予想されるため、一人ひとり感想を書き残しておきたい

奥田いろは『君は僕と会わない方がよかったのかな』『Rewindあの日』
一人目はいろはちゃんだった
特技のギターを生かした弾き語りでの『君は僕と会わない方がよかったのかな』は透き通った声でとても良かったし、後述するあーや・なおちゃんとの雰囲気にはちょっと涙すら出た
『Rewindあの日』で見せた妖艶な表情もいい意味のギャップがあった
やっぱりこの子スペック高いなーと思った

佐藤楓『釣り堀』『月の大きさ』
でんちゃんといえばダンスだよなあと改めて思った2曲だった
『釣り堀』のコンテンポラリーダンスは少し意外だったけど、こんなこともできるんだと幅をみられた
あとほんとになあちゃん好きなんだなあと伝わる選曲なので、そこも◎
もう一曲の『月の大きさ』はイメージ通りのバキバキダンスで流石でした

矢久保美緒『醜い私』『甘いエビデンス』
格好良い系と可愛い系でふり幅を見せられたと思う
なかなか披露される機会がない曲なので、選曲含めてセンス良いなと思った
あとはやっぱり『甘いエビデンス』でオリメンの「親友」とおそろいの指輪をつけて出たのは、感涙ものですよね
はよ戻ってきてくれ…、二人のトークが聴きたいのよ

清宮レイ『そんなバカな・・・』『アナスターシャ』
まずは堀ちゃん推し目線だけど、本当に選曲有難う!
まあそんなことは特に意識はしていないんだろうけど、それでもうれしかった
『そんなバカな・・・』はレイちゃんにこの上なく似合ってた、というか今の乃木坂でもレイちゃんにしかできないはっちゃけたパフォーマンスだったんじゃないかな
『アナスターシャ』の英語詩は失敗してしまったようだけど、この曲は何度でも立ち上がって強くなった人たちの曲なのでレイちゃんもいつか立ち上がってほしい

③5期生の成長

以下個別メンバーを掘り下げていくが、今回は取り上げたいメンバーが多すぎて困る…
挙げられなかったメンバー含めて全員魅力的だったのよ

その中でも今回は5期生の成長と変化を感じたライブだった
32ndアンダラでは先輩たちのパフォーマンスが圧巻だったこともあるが少し見劣りする面もあったのだが、今回はバッチリ仕上げてきてた
中でもアルノの『Route246』は楽曲のイメージかなり変えるくらいのアレンジを完全に自分のものとしていて、やっぱりすげえなあと
あとあーやはカッコイイ系から可愛い曲までハイレベルにこなしていて、弱冠16歳にしてさすがスーパーアイドルだと思ってしまった末恐ろしい…

あとはかなり乃木坂らしいパフォーマンスにもなってきたなと思う
『君は僕と会わない方がよかったのかな』であーや・なおちゃん・いろはの三人が見つめあう優しい空気感、これこそがパフォーマンスにおける乃木坂らしさの体現だと思った
きっと先輩たちともかかわってよい時間を過ごせたんだろうな

こうなると選抜組を含めて今こそ5期生ライブが見たいな

④佐藤璃果について

璃果ちゃんってどちらかというとパフォーマンス苦手なイメージがあったのだが、今回表現力がかなり上がっていて魅せられた
特に『ここにいる理由』の不気味な笑みは、オリメンの万理華ちゃんの不思議な表情とは別解釈だけどとても魅力的だった

⑤吉田綾乃クリスティーについて

あやてぃーが頼られているのはよくメンバーから発言で出てきていたんだけど、今日のMCでその一端に触れたように思う
葉月センターの『Against』や『Under’s Love』について、「乃木坂が好きで入ってきた子がいま大事な曲のセンターを背負っているのが嬉しいし誇らしい」というような発言をしていた
これこそ我々が伝えたかった事そのものだし、あやてぃーよく言ってくれたと思った

こういう愛をもって周りを見て、かつ高い言語化能力をもっているあたりが彼女が頼られている理由なんだろう

⑥松尾美佑について

今日配信が入っていていなかったのを残念に思うくらい、今日の松尾は魅力的だった

『日常』『踏んでしまった』のところはいろんな言葉を尽くして伝えてもなんか陳腐化してしまいそうなので、あえてはふれない
夏のツアーで何度もみた松尾センターなのに、見飽きない魅力があった

そしてパフォーマンスはもちろんのこと、今日の松尾のMCは大変心に刺さった
「史上最大のアンダーライブと言えば聴こえは良いけど、プレッシャーでもあった」
「座長を務めた先輩たちをみて、自分が引っ張らないといけないと思ったができなかった」
「それでもみんなが助けてくれた」

決して饒舌とは言い難かったが、それでも思いは良く伝わった
あの何考えているのかわかりにくい松尾が自分の言葉で伝えようとしたことに、本気で支えたいと私に限らず誰しも思ったんじゃないかな
これはおそらくアイドルに一番必要な資質なので、もしこのスピーチが全国に届けられてたらめちゃくちゃ人気出ていたと思う
それだけに今日配信がなかったことが悔やまれる…

それでもこの夏からアンダラにかけて、一番と言っていいほど魅力的でキラキラしていた
配信もある明日の千秋楽で天下を取ってくれ、松尾美佑

(まず見ないだろうからどうでもいいんだけど、松尾さんこの書き方痒くて嫌いそうだな…笑)

考察:乃木坂46 32ndSGアンダーライブ(アンダラ)大阪公演Day2 2023/4/9

1.全体の感想

立場が人をつくる

よく聞く言葉だが、この言葉がしっくりくるライブだったと思う
そのくらい引っ張っていく立場の3〜4期の気合いをひしひしと、いやビシビシと感じた

千秋楽の配信があるなら、残り4公演を終えた彼女たちの姿をまた見たいとすら思う
以下ではいつもの通りポイントを絞って、振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
最初のブロックはエモかった
3・4期が初参加のアンダー曲、5期はアンダーのはじまりの曲『左胸の勇気』を歌うのは良演出だった
ほかにはセトリで目立つ部分はなかったけど、パフォーマンスと相まって良いアンダラだったと思う

3.振り返りポイント

①立場が人をつくる

冒頭で述べた、立場が人をつくるということの真意を話して行きたい

31stのアンダーライブを私は真冬の全国ツアーと評していた
詳細は以下の記事に譲るが、アンダーライブらしい熱量というよりは全体ライブに近い雰囲気を感じ取った
(公演数が多いので仕方がなかった部分もある)
・考察:乃木坂46 31stSGアンダーライブ(アンダラ)横浜公演千秋楽 2022/12/19

今回も東名阪回るということで公演数は多い
しかもアンダラ初参加の5期生もいる
条件は厳しいままなのに、今回の方がずっとアンダーライブらしくて僕は好きなライブだった

要因はやはり立場から生まれた責任感だったように思う
グループの一時代を1・2期生がいなくなり、3期生は一番上の世代となった
最近の3期のパフォーマンスには目に見張るものがあったが、今回は一段とキレキレだった
誰かひとりを選ぶのも難しいが、例えば『音が出ないギター』のりりあちゃんは冒頭のソロ歌唱には引き込まれたし、ダンスも小さな体かぶっ壊れるんじゃないかというくらいエネルギッシュだった
選抜入りできなかったり、入ってもすぐにアンダーになったり、病気を抱えていたりなど個々に思うところはあるだろうに仕上げてくるあたりがこの人たちに任せておけば乃木坂は安泰だなとすら思う

また4期生も後輩が合流して目つきが変わったように思う
ついていくだけではなく、自らが後輩を引っ張っていくんだという気概を感じた
例えばMCでみっちゃんがずっと動画見て研究してると言ってたが、それも気持ちの現れだろう
実際にダンスはダイナミックになり、特に『嫉妬の権利』は一段も二段もレベルアップした姿だったと思う
磨かれた技術に魂も宿った、彼女たちが今美しい

5期生もほとんど踊ったことのない曲をよりやり切ったと思うし、随所に輝きを放っていた
とはいえポテンシャル高い彼女たちならまだまだやれるだろうと思ってしまう
さあ次は君たちの番だ

②その他の見どころについて

その他の見どころを簡潔に振り返っていきたい

林瑠奈『ショパンの嘘つき』

30thまでのアンダラを見ていて林のセンターは一度見てみたいと思っていたが、どの曲も想像をはるか上超えてきた
その中でも鳥肌ものだったのがこの曲だ

センターとしてパフォーマンスしたこの曲だが、ソロ部分もかなり多かった
特にラスサビ前のソロは、感情がセーブできず狂っていく主人公そのものだった

私は1人で雰囲気を変えられる人がスターなのだと思う
そういう意味ではこの日の彼女は間違えなくスターだった
10年以上乃木坂を見てきているが、純粋にパフォーマンスという意味ではトップクラスの衝撃だったかもとすら思う…
東京公演千秋楽あたりでどうにかこのパフォーマンスの映像を世に残してほしい

清宮レイ『自惚れビーチ』

彼女も1人で雰囲気を変えられる、スターなんだと思う

絢音ちゃんセンターのこの曲はツンデレ感あって似合っていたが、レイちゃんセンターになるとガラッと弾ける笑顔で明るさ100パーセントとなった
今までのアンダーではあまり見たことのないパフォーマンスだったので、新しい風が吹いた気がしてとても良かった

小川彩『もしも心が透明なら』

5期の中で目立っていたのは彼女だった
スター誕生ライブの頃から可愛らしい雰囲気とパフォーマンス力のギャップに定評があったが、今回も破壊力抜群だった
この曲のセンターに立つ彼女はとても高校生には見えなかったし、色気すらあった
一方でニコッと微笑んだ時は年相応(下手するとそれ以下?)の可愛らしさがあって、完全にノックアウトされた

いつか乃木坂のセンターに、彼女が立っている世界が見たい

冨里奈央

特にどの曲というわけではないが、ずっとニコニコしてて彼女らしい雰囲気の良さが伝わってきた

ガチガチだったスター誕生ライブから見てきた人なら共感してもらえると思うが、人ってこんなに成長するんだと思った
これこそがアイドルを応援する一つの醍醐味なんだろう

③もっと熱くなれよ、アンダーライブ

今回からアンダラで声出しが解禁され、よりその熱さに磨きがかかったように思う
一方で私も含めてだが、アンダー曲ってあまり全体ライブでやらないのでコールを忘れがちになる

これは個人的な意見だが、アンダーライブの熱狂は観客も前のめりになってつくるものだと思う
だからこそセトリを予習して、コールガンガンしていってほしい
観客は一番広いところでもツアーの半分もいないわけだし、その分声出して彼女たちに愛を伝えてほしい

そしてこのライブでは『マシンガンレイン』『錆びたコンパス』なども披露された
この光景を彼女たちにも見せてあげたかった…
声出しなしのアンダラで卒業となった彼女たちへの想いも込めて、どうか叫んでやってほしい

まだまだできるという思いを込めて
もっと熱くなれよ、アンダーライブ