考察:乃木坂46 32ndSGアンダーライブ(アンダラ)大阪公演Day2 2023/4/9

    1.全体の感想

    立場が人をつくる

    よく聞く言葉だが、この言葉がしっくりくるライブだったと思う
    そのくらい引っ張っていく立場の3〜4期の気合いをひしひしと、いやビシビシと感じた

    千秋楽の配信があるなら、残り4公演を終えた彼女たちの姿をまた見たいとすら思う
    以下ではいつもの通りポイントを絞って、振り返っていきたい

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    最初のブロックはエモかった
    3・4期が初参加のアンダー曲、5期はアンダーのはじまりの曲『左胸の勇気』を歌うのは良演出だった
    ほかにはセトリで目立つ部分はなかったけど、パフォーマンスと相まって良いアンダラだったと思う

    3.振り返りポイント

    ①立場が人をつくる

    冒頭で述べた、立場が人をつくるということの真意を話して行きたい

    31stのアンダーライブを私は真冬の全国ツアーと評していた
    詳細は以下の記事に譲るが、アンダーライブらしい熱量というよりは全体ライブに近い雰囲気を感じ取った
    (公演数が多いので仕方がなかった部分もある)
    ・考察:乃木坂46 31stSGアンダーライブ(アンダラ)横浜公演千秋楽 2022/12/19

    今回も東名阪回るということで公演数は多い
    しかもアンダラ初参加の5期生もいる
    条件は厳しいままなのに、今回の方がずっとアンダーライブらしくて僕は好きなライブだった

    要因はやはり立場から生まれた責任感だったように思う
    グループの一時代を1・2期生がいなくなり、3期生は一番上の世代となった
    最近の3期のパフォーマンスには目に見張るものがあったが、今回は一段とキレキレだった
    誰かひとりを選ぶのも難しいが、例えば『音が出ないギター』のりりあちゃんは冒頭のソロ歌唱には引き込まれたし、ダンスも小さな体かぶっ壊れるんじゃないかというくらいエネルギッシュだった
    選抜入りできなかったり、入ってもすぐにアンダーになったり、病気を抱えていたりなど個々に思うところはあるだろうに仕上げてくるあたりがこの人たちに任せておけば乃木坂は安泰だなとすら思う

    また4期生も後輩が合流して目つきが変わったように思う
    ついていくだけではなく、自らが後輩を引っ張っていくんだという気概を感じた
    例えばMCでみっちゃんがずっと動画見て研究してると言ってたが、それも気持ちの現れだろう
    実際にダンスはダイナミックになり、特に『嫉妬の権利』は一段も二段もレベルアップした姿だったと思う
    磨かれた技術に魂も宿った、彼女たちが今美しい

    5期生もほとんど踊ったことのない曲をよりやり切ったと思うし、随所に輝きを放っていた
    とはいえポテンシャル高い彼女たちならまだまだやれるだろうと思ってしまう
    さあ次は君たちの番だ

    ②その他の見どころについて

    その他の見どころを簡潔に振り返っていきたい

    林瑠奈『ショパンの嘘つき』

    30thまでのアンダラを見ていて林のセンターは一度見てみたいと思っていたが、どの曲も想像をはるか上超えてきた
    その中でも鳥肌ものだったのがこの曲だ

    センターとしてパフォーマンスしたこの曲だが、ソロ部分もかなり多かった
    特にラスサビ前のソロは、感情がセーブできず狂っていく主人公そのものだった

    私は1人で雰囲気を変えられる人がスターなのだと思う
    そういう意味ではこの日の彼女は間違えなくスターだった
    10年以上乃木坂を見てきているが、純粋にパフォーマンスという意味ではトップクラスの衝撃だったかもとすら思う…
    東京公演千秋楽あたりでどうにかこのパフォーマンスの映像を世に残してほしい

    清宮レイ『自惚れビーチ』

    彼女も1人で雰囲気を変えられる、スターなんだと思う

    絢音ちゃんセンターのこの曲はツンデレ感あって似合っていたが、レイちゃんセンターになるとガラッと弾ける笑顔で明るさ100パーセントとなった
    今までのアンダーではあまり見たことのないパフォーマンスだったので、新しい風が吹いた気がしてとても良かった

    小川彩『もしも心が透明なら』

    5期の中で目立っていたのは彼女だった
    スター誕生ライブの頃から可愛らしい雰囲気とパフォーマンス力のギャップに定評があったが、今回も破壊力抜群だった
    この曲のセンターに立つ彼女はとても高校生には見えなかったし、色気すらあった
    一方でニコッと微笑んだ時は年相応(下手するとそれ以下?)の可愛らしさがあって、完全にノックアウトされた

    いつか乃木坂のセンターに、彼女が立っている世界が見たい

    冨里奈央

    特にどの曲というわけではないが、ずっとニコニコしてて彼女らしい雰囲気の良さが伝わってきた

    ガチガチだったスター誕生ライブから見てきた人なら共感してもらえると思うが、人ってこんなに成長するんだと思った
    これこそがアイドルを応援する一つの醍醐味なんだろう

    ③もっと熱くなれよ、アンダーライブ

    今回からアンダラで声出しが解禁され、よりその熱さに磨きがかかったように思う
    一方で私も含めてだが、アンダー曲ってあまり全体ライブでやらないのでコールを忘れがちになる

    これは個人的な意見だが、アンダーライブの熱狂は観客も前のめりになってつくるものだと思う
    だからこそセトリを予習して、コールガンガンしていってほしい
    観客は一番広いところでもツアーの半分もいないわけだし、その分声出して彼女たちに愛を伝えてほしい

    そしてこのライブでは『マシンガンレイン』『錆びたコンパス』なども披露された
    この光景を彼女たちにも見せてあげたかった…
    声出しなしのアンダラで卒業となった彼女たちへの想いも込めて、どうか叫んでやってほしい

    まだまだできるという思いを込めて
    もっと熱くなれよ、アンダーライブ

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