2024年 3月 の投稿一覧

考察:乃木坂46 3期生お見立て会 2016/12/10

1.全体の感想

先日のバスラDay4を通して、3期生の物語が終焉に近づきあることを悟り言いようのない寂しさを感じた
そこで集大成となるであろう山下美月卒業コンサートに向けて3期生の歴史をのぎ動画を使いつつ、振り返っていきたい

なおきっかけとなったバスラDay4の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

まずは3期生お見立て会から振り返っていく
のぎ動画で視聴しているのでリアルタイムではないことはご了承いただきたい

2.セットリスト

自己紹介・運動能力テストののち、以下の楽曲が披露された
M01.命は美しい
M02.裸足でSummer
M03.ガールズルール

クール系・可愛い系・最強夏楽曲と難易度にかかわらずライブで盛り上がりそうな曲を盛り込んだ構成だった

3.振り返りポイント

①1期生を継ぐことを宿命づけられたものたち

改めて彼女たちの歴史を振り返るとこの日から1期生を継ぐことを宿命づけられていたんだなと思った

ライブパートのVTRで1期生のアイドルとしての成功に重ね合わせる形で、3期生の姿が位置付けられていた
当時はアイドルの世代交代という概念に懐疑的だったこともあり大して意識せずに見ていたが、9thバスラ3期生ライブの記事でも触れたように本当にそれを成し遂げてしまうんだからすごい人たちだよなあ

・2021/05/09 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 3期生ライブ

②現在から振り返る

8年のときが経ってから振り返ると、どうしても思うことが出てくるシーンがあった

  • 久保ちゃんの自己紹介時にどうしても前髪に目が行ってしまう。「ちぎった?」という悪意満載の山下の発言と、れんたんの爆笑、梅の「悪いぞこいつ」という突っ込みがよぎる…笑
  • 運動能力テストで側転の点数を尋ねられ、6点と異常に低い点数をつける久保ちゃん。まさかその7年後に写真集の点数を「交差点」と答えるとは…。
  • 葉月がいつか『渋谷ブルース』のギターを弾きたいと答えていた。もはや今となってはなくてはならない存在なのちょっとグッときた。
  • 美月が最後の締めで「月に代わってお仕置きよ!」と言っていたが、まさか本当に演じることになるとは…!
  • 久保ちゃんは自己紹介で『塔の上のラプンツェル』の歌を披露していたが、びっくりするくらい声が出ていない。今やミュージカル女優のれのちゃんもドレミの歌の替え歌を歌っていたが、音程が不安定で驚いた。そんな二人が歌声で人々を魅了しているなんて…。彼女たちの努力の跡が垣間見えた。

ちなみに3期生が2022年の46時間TV内で公式に振り返っている動画がのぎ動画にあるが、3期生の空気感が伝わり傑作なので是非こちらも見ていただきたい
・3期生お見立て会を振り返ろう!

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day1 2024/3/7

1.全体の感想

Day1についてあまり深く追えなかったので、リピート配信を見て改めて考察してみた
とはいえほぼ考察ポイントはなかったように思うので、本当にさらっと振り返っていきたい

Day2、Day3、Day4の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
2011-2014年の楽曲で構成されたセトリだったが、割とライブでよくやる曲が多かったのもありそれほど懐かしさはなかった
むしろこれらの曲が10年以上前の楽曲であることに震える…

3.振り返りポイント

①4日間でひとつのBIRTHDAY LIVE

アンコール後最後のMCで梅がこのような趣旨の発言をしていた

この発言がどこまで意図を持ったものかは定かではないが、まさにその通りでDay4のエンドロールを見ることで初めてバスラらしさを感じるのだろう
特にDay1は目立った演出もなかったので、ややもすると普通の楽しいライブだったという感想となってしまう

個人的にはもう少しそれぞれの日にテーマを設けても良かったように思うが、いかがだろうか

②全体ライブとアンダーライブ

バスラ全体を通して思ったことだが、全体ライブとアンダーライブの性質がだんだん近づいてきているように思う

かつてはVTRや演出でメッセージ性を高めた全体ライブと、パフォーマンスで魅せるアンダーライブと明確にすみわけがあったように思う
しかしここ1年くらいで全体ライブからメッセージ性が薄まり、その代わりに生歌やダンストラックなどが入ってくるようになったように思う
アンダーライブも選抜登竜門という位置づけから変わってきたことで、かつての悔しさ爆発という感じからパフォーマンスショーになってきている印象がある
これらの結果、どんどんこの2つが近い性質になってきているように思う

個人的な好みとしては、全体ライブのメッセージ性が失われるのは悲しい
(こんな演出考察のブログやってるくらいなので…)
バスラを通して思ったが、アイドルとりわけ乃木坂の曲の価値はやはり過去のライブの光景と結びついていることだと思う

  • 緑のペンライトに囲まれ、『サヨナラの意味』をバックに天井に消えて伝説となったななみんの姿
  • 東京ドームで『きっかけ』で花道に集まり、まりか・ひめたんを送り出す1期生たちの涙
  • 神宮『裸足でSummer』センターで叫んだときにセンターとして殻を破った飛鳥ちゃんの姿

これらの美しい光景が生まれたのは少なからず演出でメッセージ性を高めたからだと思っている
次回の美月の卒コンは三期生のアイドルとしての集大成でもあるので、これらに負けない美しい演出を見ることを期待して筆を置きたい

改めて読み返すと若干ネガティブなこと書きすぎたかなと思わないではない…
普通に楽しいライブだったんだけどね、期待の裏返しということで

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

1.全体の感想

楽曲の年代が現在に近づいてきたが、意外と乃木坂の歴史を感じるというテーマと合致した良いバスラだったように思う
いつものようにポイントを絞って考察していきたい

Day2、Day3の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
今日は2021年以降の楽曲で構成されたセトリで、昨日同様盛り上がる曲中心の楽しいセトリだったように思う
欲を言えば最近披露された楽曲がどうしても多くなるので、もう少しバスラならではのマニアック楽曲が入ってきてほしい感じはした

3.振り返りポイント

①5期生ブロックについて

Day2の3期生ブロック、Day3の4期生ブロックに続いて、Day4は5期生ブロックが設けられた

相変わらずスーパーアイドルだなとは思うが、正直そこまで感想はない…笑
というのも『新参者』『超・乃木坂スター誕生!LIVE』と直近で立て続けに5期生のライブ見てるから、どうしても目新しさはなくなってしまう
大変楽しかったので不満はないけど、演出がもう一捻りあったほうが新鮮だったかもしれない

②飛鳥の子たち

『ここにはないもの』の歌唱メンバーが大変グッときた
センターのさくちゃんはもちろん、れんたん・りりあ・れのちゃん・まゆたん・あーやと飛鳥を慕って乃木坂にやってきたメンバーたちだったのには愛を感じた

こういった意義あるメンバー選出は今後も是非やっていってほしい

③3期生の円熟~山下美月卒業の必然

今日の『僕が手を叩く方へ』に限らず4日間を通して感じたことではあるが、3期生に流れる空気感がこの1年間で大幅に変化したように思う

思えば昨年のバスラではどっかにぶっ飛んでいってしまうのではないかと感じるくらいの熱量と激しさが前面に出ていた
そして常にその先頭に立ってきたのが、目バキ船長・山下美月である

しかしこのバスラで三期生が見せた姿は昨年までとかなり異なり、ある種の余裕や円熟味すら感じたように思う
きっと神宮4日間や世代交代などの困難を乗り越えたためだろう
パワーや若さに溢れたアイドルから大人のエンターテイナー集団に今生まれ変わろうとしているように見えた

この大人の集団には荒波に突っ込んでいく船長は少々オーバースペックである
そう考えると3期生の集団において、山下美月は役割を終えたのかもしれないと思った
そしてこれは乃木坂に憧れて、名実ともにその一員となり、次世代につないだ3期の物語の終わりを意味する
推しメンを除くと個人的に誰よりも山下美月の卒業の喪失感が大きかったのだが、大好きな3期生がアイドルとして寿命を迎えたこととイコールで解釈できるからなのではないかと思ったりしている
こうなるといよいよ3期生の航海の終着点である山下美月卒業コンサートが気になってくる

ちなみに余談だが、この円熟の流れは1期生でみた流れと非常に近いように思う
ちょうど以下の9thバスラ考察記事に同趣旨の記載があるが、当時の1期と似た空気感が現在の3期生にはあるように思う
・2021/03/29 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 1期生ライブ

④『チャンスは平等』

その美月の卒業シングルが『チャンスは平等』だった

曲調についてはかなり賛否ありそうなディスコテイストだったが、そこは特に触れない
というのもタイトルにもある『チャンスは平等』というテーマについての方が興味深いと思うからだ

乃木坂46『チャンスは平等』

明日以降かなりの数目にする表現だと思うのだが、みなさんにはどう見えるのだろうか
私はぱっと見結構残酷なタイトルにも見える
どうしても大人数アイドルには選抜制度がついて回るが、その選出についてはある程度恣意性が介在せざるを得ない以上平等とは言い難く、きっとその辛酸をなめているメンバーも少なからずいるんじゃないかと思ったりする
そこに『チャンスは平等』というタイトルを持ってくるか?と思わないではない

それでも好意的に解釈をするのであれば、この楽曲は山下美月が望んだ世界なのではないかと思う
本編最後のMCで印象深かったのは乃木坂を「理不尽な世界の中で、優しい気持ちにさせてくれる場所」と評していたことだった
選抜・アンダー関係なく多くのメンバーを気にかけてきた美月さんが最後に望む世界だとしたら、結構しっくりくるのではないか

正直この解釈が正しいのかはわからない
ただこういった角度での捉え方もあるというヒントになればと思い、妄想の域を出ないということを分かったうえで記事に残しておこうと思う

⑤懐かしさがないセットリスト~不思議なバスラらしさ

昨日同様セトリに懐かしさはないしバスラならではという感じも受けなかったが、昨日とは一転なぜか「バスラを見たな」という感慨深さがある

理由としては②~④見どころが散りばめられていたことで感傷的な気持ちになれたことと、あとは単純だが最後のエンドロールが良かったように思う

これで4日間の点がつながり、乃木坂の歴史を振り返ったという実感がわいた

⑥その他雑記

最後にまとめるほどではない雑記を少々記しておく

  • 今日の配信はU-NEXTで見ていたのですが、ちょっと今日は配信止まりがちだった印象。ちょっと止まるのが複数回と、完全停止が2回ほど。しかもそのうち一回が美月MCとかぶるという最悪のタイミング…。初日と二日目は正常に見られたので半信半疑ではあるのだが美月卒コンがこれだとシャレにならないので、次回はHuluに切り替えかなあ。(そもそもチケット当てれば杞憂に終わるのだが…)
  • 『A・Y・A』自分でやっちゃうの可愛い。完全にあーや中毒ですね…。
  • みーきゅんさん、またさくちゃんのお尻触った…?

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9

1.全体の感想

楽曲の年代が現在に近づいてきたこともあって、バスラ感こそあまり感じなかったが楽しいライブだった
それほど考察要素もなかったように思うので、今日はさらりと振り返っていきたい

Day2の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
今日は2018-2020の楽曲で構成されたセトリで、後述するがかなり楽しいセットリストだった

3.振り返りポイント

①懐かしさがないセットリスト~Day2との対比

昨日のDay2は「懐かしいなあ」という印象が強かったが、今日はあまり懐かしい気持ちは感じず普通に楽しいライブだった
(本日現地参戦だったので、現地ならではの高揚感もあってだろうが)

これは楽曲の時代が現在に近づいてきたからというのもあるが、割と直近のライブで披露された楽曲が多いからというのも大きな理由だと思う
表題曲はどうしてもライブで披露されがちだけど、アンダー楽曲もあーやセンターの『自惚れビーチ』やアルノセンターの『誰よりそばにいたい』とかは直近のアンダラで見たのでますますその印象が強くなったのだろう
(まあ名前を挙げた二曲は素晴らしいので、もう一度見られて嬉しい気持ちが強い)

やはりバスラでしかやらないであろうもう少し尖ったセトリが見たかった気持ちもあるが、やっぱり盛り上がる楽曲が多いのでこれはこれで楽しかった

②4期生の覚醒

昨日が3期生の日だったことから予想されてはいたが、今日は4期生の日だった

4期生パートは『4番目の光』『キスの手裏剣』『I see…』の3曲だったが、楽曲の性質も相まって今日イチ盛り上がったように思う

そしてどこがとピンポイントに言うことができないのがもどかしいが、4期生に覚醒し始めた雰囲気を感じた
ここまで私は4期生ひとりひとりはもちろん好きだったが、4期生という集団自体は正直それほど評価していない面があった
それは「継承」をテーマに始まった4期生の経緯があってか、一向に「継承」「フレッシュ」といったどこか新人めいた側面から抜け切れていない印象を持っていたからである

しかし今日の彼女たちは場を盛り上げる力を遺憾なく発揮しており、ついに自分たちの強みを磨き上げたように思う
11thバスラと比較すると一皮も二皮も向けたような印象を受け、この一年間の彼女たちの充実を感じた

11thバスラの記事はこちらから
・考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day3 4期生ライブ 2023/2/24

今こそもう一度4期生ライブが見たい
きっとこの上なく盛り上がるライブになると思う

③その他雑記

以下は考察どころか感想にすらなっているか怪しい雑記を書き残しておく

  • 『ファンタスティック三食パン』の飛鳥ちゃんポジをあーやがやっているのははまり役過ぎる。あまりにも違和感なく、なにより可愛い。やはり推しメンは天才であった。
  • みーきゅんが与田ちゃんの指を食べてた…笑
  • 過去写真出るたびにさあちゃんが目に留まって心が苦しい。元気にしているだろうか…。
  • 特に理由はないけど現地参戦する時は西武源田選手のユニフォームを着て参戦するようにしているのだが、今度から菊池風磨のタオルも持っていた方がよいだろうか。どうやら紫色らしいのでカラーリング的にもばっちりだし。

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8

1.全体の感想

「ああ懐かしいなあ」
思わずそう口について出るバスラDay2だった

2015年~2017年の楽曲を取り上げた今回は、自分が割と熱心に追いかけて来た時期ということもあり、あのころの彼女たちをありありと思い出すことできた
ここからはいつものようにポイントを絞って考察していきたい

なおDay1についてはあまり深く追えていないので、改めてリピート配信を見て考察記事をアップしたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
表題曲を中心にバランスよく構成されていたように思う
(ほんとはもっとバスラならではというものも聴きたかったけど、入ってほしい曲が多すぎてどうみても3時間におさまらない…)

3.振り返りポイント

①12thバスラの楽しみ方~それぞれの思い出を胸に

今日のライブをみながら、当時の彼女たちのことを私は何度も思い起こしていた
バスラは他のライブに比べて昔を懐かしむ要素は強いのだが、11thバスラ以前に比べても当時を思い起こす頻度が今回は顕著に多かったように思う

11thバスラの考察記事は↓から

この理由はもちろん2015年~2017年の曲目を固めたことが大きいが、それだけではないと思う
個人的には演出家変更の影響が大きいと踏んでいる

思えば今年は演出家変更以降で初めてのバスラである
振り返ると昨年の夏のツアー以降、演出が薄口になったような感覚がある
夏のツアーでも感じていたが、VTR等で印象深いストーリーを固めていくのではなくパフォーマンスの時間をきちんととり見る者の解釈にゆだねるスタンスなのかなと解釈している

どちらのやり方にも良い面があるので評価は難しいが、今回のバスラは当時の思い出をきちんと振り返ることができた印象はある
特に私は2期生推しだったので、
研修生期間を終え、悩みながらも自力をつけ始めた彼女たちの姿を
2015年に初めての選抜落ちを経験し、アンダーライブやサンクエトワールからもう一度チャンスをつかんだ推しメンの姿を
あのときの悔しさや充実や達成感、いろいろな思い出を懐古することができた

こんな感じでそれぞれの思い出を思い起こしつつ楽しむのが今回のバスラの楽しみ方なのかなと考えている

②3期生の8年間

その中で唯一印象に残るように演出されていたのが、3期生の存在だと思う

最初のVTRから3期生が加入した「8年前」というキーワードが入っていたり、『ハルジオンが咲く頃』『三番目の風』『僕の衝動』と3期生パートはクローズアップされていたように思う

そして今日の一番の見どころは3期生パート明けの『設定温度』だろう
3期生が初めて先輩と歌った楽曲で、1期生→2期生→3期生の順に歌唱パートが回ってくるのだが1期生のところを3期生が歌っているのはあまりにも感慨深い
湯治は先輩に少し遠慮がちに歌っていた彼女たちが、堂々と後輩をリードしていく姿には引き込まれた

3期生の皆さん、これからもよろしくお願いします