考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day4 3期生ライブ 2023/2/25

    1.全体の感想

    「感情の昂りが抑えられない!」
    演者もファンもそう思ったに違いない
    配信視聴の私ですら横アリにいるのではないかと錯覚したほど、気持ちが揺さぶられ臨場感あるライブだった

    同時に3期生の覚悟が伝わる近年屈指のライブだったと思う
    全員が全員最強だった
    普段このブログでも特定の人のパフォーマンスを取り上げることは多いが、マジで全員がMVPすぎて選べない
    やや興奮気味となってしまうが、いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

    なお最初に一つ断っておくと、本文内にいくつかメンバーの発言が出てきますが正確な発言をメモできてはいません
    あくまでもニュアンスとしてとらえてください

    またDay1~Day3の考察は↓からどうぞ

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    『嫉妬の権利』『Threefold choice』『大人への近道』『心のモノローグ』という年齢別ユニット、卒業する真夏さんへ向けた『別れ際、もっと好きになる』『錆びたコンパス』、お見立て回revivalと銘打って当時の楽曲を歌った『命は美しい』『裸足でSummer』『ガールズルール』、先輩と初めて一緒に歌った『設定温度』、さらにはダンスナンバーから3期曲などとても2時間半とは思えないほど充実した内容だった

    3.振り返りポイント

    ①乃木坂のライブに来たぞ!

    タイトルの通り、冒頭から乃木坂のライブに来たという印象を強く持つライブだった
    ほかのアイドルのライブでは決してない、1・2期生から受け継がれてきた優しい世界観がそこにあった

    冒頭の時点では決して特別な演出があったわけではない
    それでも表情や仕草、アイコンタクトから伝わるものがあった
    梅ちゃんもMCで「アイコンタクトで感情が伝わる」と言っており、きっと3期生の間でも通じ合うものがあるのだろう

    それが良く出ていたのが『失いたくないから』だろう
    MCで1期生が近年大切な場面で歌っていた曲と言及していたが、丁寧に優しく歌っていたのが画面越しにも伝わった
    1期生がまさに全員乃木坂から卒業しようとしている今でも、変わらない乃木坂らしさを満喫できるのは3期生の頑張りなんだなあと改めて思った

    ②Documentary of 乃木坂3期生~彼女たちは如何にして乃木坂となったのか

    以下の記事で触れている通り、9thバスラの3期生ライブを見た時から彼女たちがどのようにして乃木坂となったのか、その過程のドキュメンタリーを見たいと熱望していた
    ・2021/05/09 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 3期生ライブ
    曲間の短いVTRなので決して完璧なものではないが、2年の時を経てその一端が今日のライブで垣間見えたと思う

    VTRからは結構生々しくて、示唆深い発言が感じ取れた
    葉月「みんなダンスも歌もうまくて劣等感を感じた。くしゃみすら可愛かった。」
    久保「3期生が別で動いていることで、乃木坂として認められていないように思った。」
    蓮加「3期生ライブで得た経験は、先輩と比べるとスタートラインにすら立てていなかった。それでも初めて先輩方と同じ曲を歌えることは嬉しかった。」

    「3期生は恵まれている」
    よく言われることだが、やはり彼女たちは彼女たちで苦悩を抱えていたのだ
    これらの思いと当時の思い出の楽曲とともに振り返ることで、3期が乃木坂になっていく様子の一端を知ることができたのは大変嬉しかった

    ③説得力

    日常生活でも発言内容と同等、もしくはそれ以上に誰が言ったかということは重要だと思う
    それはきっとライブでも一緒だ
    3期生の辿ってきた平坦ではない道のりを思い出したこともあり、今日の彼女たちの歌や発言には説得力が増していたように感じた

    例えば『未来の答え』
    久保ちゃんが間奏で美月に「未来の答え見つかった?」と聞かれたときの発言
    「7年目もみんなで笑ってステージに立ってるよ」
    普通に聞いたら痛い発言に聞こえてしまうかもしれない…
    しかし今日の彼女たちを見ていると自信をもってこれこそが未来の答えだったんだと思えてくる

    ほかにも『僕が手を叩く方へ』
    割とシンプルな応援ソングだが、普通20そこそこの小娘に「頑張れ」「生きろ」と言われてもなかなか心に響かないのではないか
    それでも彼女たちの道のりを思えば、少なくとも今日のライブを見た人にとっては、心に寄り添う心強い言葉になるだろう

    最後にMC内での言葉
    久保「3期生は守られてきましたが、引っ張っていく時が来ました」
    梅「安心して楽しくついてきてください」
    生半可ではない覚悟を感じたし、それを全力で応援したいと思った

    ④ライブで一番大切なもの

    ライブで一番大切なものはなんだろうか
    それはきっと見ているものに思いを伝えることなのだろうと今日のライブを見ていて思った

    きっと彼女たちより歌がうまい人やキレキレのダンスを踊る人なんてごまんといる
    それでも今日のライブからは3期生が乃木坂を引っ張っていくんだという覚悟を感じた
    思いをつたえ、感情を揺さぶることができる乃木坂3期生は最強なんだと声を大にして言いたい

    ⑤『三番目の風』

    こんな感じで演者もファンも気持ちが昂りに昂った結果、勢い余って当初予定になかったと思われる2回目の『三番目の風』がアンコールラストに披露された
    今まで3期生の大切な場面では『思い出ファースト』が披露されてきたこともあり比較的影が薄くなっていたこの曲ではあるが、確実に今日で伝説になっただろう

    確かに西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥という絶対的エースがグループを去った
    3期生ひとりひとりのスター性ではまだ先輩方に及ばないのかもしれない
    それでも、一人じゃ無理でも力を合わせれば…
    誰が何と言おうと彼女たちがいれば乃木坂は大丈夫、そう確信できたライブだった

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