考察:乃木坂46 齋藤飛鳥卒業コンサートDay2 2023/5/18

    1.全体の感想

    飛鳥ちゃん卒業おめでとうございます
    長い間乃木坂をけん引してくださり、ありがとうございました
    今日も後輩たちを引っ張っていく姿が本当に格好良かったです!
    明日からもまた乃木坂を応援していきます

    そしてライブ自体もとても満足感があるライブだった
    飛鳥ちゃんがもつ様々な魅力を余すことなく堪能できたし、かつ名演出もいくつかあった
    以下、いつものようにポイントを絞って考察していきたい
    なお今回は奇跡的にチケット入手出来て現地観戦していたので、興奮のあまり細かいところが怪しいですがその分臨場感たっぷりに書けたらと思う

    ちなみに初日の考察は下記の記事からどうぞ
    ・考察:乃木坂46 齋藤飛鳥卒業コンサートDay1 2023/5/17

    2.セットリスト

    こちらのサイトをご参照ください
    期別曲、可愛らしい曲、ユニット曲、盛り上がるライブ定番曲と進行していた
    ネットで見る限りかなり評判はいいし、個人的にも満足のセットリストだった

    3.振り返りポイント

    ①ライブ冒頭~『ジコチューで行こう!』

    昨日同様、ライブ冒頭は飛鳥ちゃんひとりで無言で花道を歩いてきた
    一言も発さず間が持つのはやっぱりスターの貫禄があるなと改めて思った

    その表情をひと時も見逃すまいとみていたが、昨日の表情とは若干異なる気がした
    昨日は緊張はありつつも堂々とした立ち振る舞いだったが、今日はファンやメンバーとの別れからかさみしさが少し表情に浮かんでいた
    そしてその複雑な感情をすべてぶつけた彼女のドラムから始まる『ジコチューで行こう!』は、緊張から解放へ一気に向かったことで爆発的な景気のよさで楽しかった

    ②飛鳥ちゃんの魅力を味わい尽くす!

    冒頭でも触れたが、昨日に続きかなり振り幅があるセットリストだった
    まず冒頭ブロックではいつものように景気が良い定番曲が続いた
    昨日とセトリはガラッと変わっていたが、『ハウス』と『ダンケシェーン』が残っているのは、曲を介して「好き」「ありがとう」のやり取りを飛鳥ちゃんが望んでいるようで嬉しかった

    次は期別曲ブロックに入る
    卒業生が他の期の期別曲をセンターで踊る演出は、いくちゃんや真夏さんの卒コンでもあったので決して珍しい演出ではなかった
    それでも間奏でかっきーやれんたんが飛鳥ちゃんに思いを伝える姿には思わず涙腺が緩んだ

    その後はアンダーブロックをはさんで、可愛らしい曲ブロックに入った
    『ファンタスティック三食パン』『なぞの落書き』『制服を脱いでサヨナラを…』『あらかじめ語られるロマンス』あたりがそれにあたる
    現在の飛鳥ちゃんから考えるとやや意外ではあるが、昔のキャラをふまえその時代のファンの気持ちを汲み取ってくれ、彼女の優しさが伝わる構成だと感じた

    その後は選抜曲ブロックからアンコールまで駆け抜けていった
    しんみりする曲もあったものの割と明るい曲をはさんでいて、結構最後まで盛り上がるライブであった

    昨日のダンスナンバーブロックやソロ歌唱披露も含め、一人のアイドルとしての齋藤飛鳥をこれでもかと堪能できる構成だったように思う

    ③1期生最後の日として

    「後輩の魅力も伝えたい」
    彼女が初日の冒頭から話していたことだったが、この思いはかなり伝わるライブだった

    彼女は最後の1期生だし、特にアンコールは1期生の歴史をたどる構成もあり得たと思う
    ネット上でもOGの登場が予想されていた

    それでも結果としては1期生には結局触れずに終わった
    彼女は「1期生には支えてもらったけど、今は後輩との時間が大事」なるニュアンスのことをMCで言っていて、その強い意志には少し驚いた
    その結果1期生最後の日の割には、節目感をほとんど感じなかった
    齋藤飛鳥がいなくなるのは事実だが、明日からも何もなく乃木坂が続いていくんだということを感じた
    ライブ全体としてもエースの卒コンの割にはメッセージ性が強く無いライブだったように思う

    この評価はとても難しい…
    1期生のストーリーを好きなものとしてはもっとそこに焦点を当てても良かったのではないかと思わないではない
    それでもライブに1期生のストーリーを持ち込まなかったからこそ、純粋に齋藤飛鳥のキャラクターやパフォーマンスを満喫することができた
    どちらを重視するかという話なので、観点によって評価が変わるライブなのだと思う

    以下は私個人の好みになるが、飛鳥ちゃんの卒コンとしてはこれで良かったと思う
    それでも1期生のストーリーを考察するものとして、過去ライブを振り返ってもこれぞ1期生の集大成というライブが見当たらないことは少し残念に思う
    いずれ記事として考察しようと思うが、なあちゃんの卒コン演出にかなり消化不良感があり、彼女の卒コンでうまく物語の幕引きができていればと思ってしまう…
    (私とは1期の主役はなあちゃんだと思っているので、その分ハードルが上がってしまっているところはある)

    ④『人は夢を二度見る』

    1期のストーリーとして振り返った時に評価が分かれるこのライブだが、演出はめちゃくちゃ良かったと思う
    そのハイライトの一つがこの楽曲だと思う

    卒業後発売のこの楽曲に、なんと飛鳥ちゃんが加わりパフォーマンスしたのだ
    Wセンターの理由がいろいろ言われていたが、もしも齋藤飛鳥が加わることで120%の力を発揮する楽曲と想定して作られていたら…
    あまりにも、あまりにも素敵なアートワークだと思う

    ⑤そして彼女は天使になった

    そしてもうひとつのハイライトはアンコール後の彼女の退場シーンである
    彼女は天使になると言い残し、ゴンドラへ乗って天井へ消えたのだ

    冗談めかした雰囲気ではあったが、感涙のあまり思わず鳥肌が立った
    これは乃木坂ライブ史上屈指の良演出である、ななみん卒コンラストシーンのオマージュである
    ・考察:5th YEAR BIRTHDAY LIVE Day1(橋本奈々未卒業コンサート) 2017/2/20

    飛鳥ちゃんが入れてきた唯一の1期生要素があのななみんだったという…
    ずっとライブ演出考察にこだわり、かつ2人の関係性を知る1ファンとして魂が震えた
    この演出は恐れ入りました

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