卒業ライブ

考察:乃木坂46 生駒里奈卒業コンサート 2018/4/22

1.はじめに

乃木坂のライブを見ていて思うのだが、過去のライブを知っていることで理解が進むことはとても多い
バスラ抽選応募のためのぎ動画に契約したので、不定期とはなるが過去ライブについても考察していきたい
(なおすべて外れてしまった。厳しい…。)

第一回となる今回は、乃木坂の歴史を作った人と言っても過言ではない生駒ちゃんの卒コンを振り返っていく
リアルタイムでないので臨場感はないが、その分時間が経ったからこそわかることも盛り込めればと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
生駒ちゃんの歴史を振り返りつつも奇を衒うわけではなく、比較的正統派なセットリストだと思う
AKBブロックは意外だったけど歴史を語る上で外せないし、生生星などファンが見たいツボも押さえていた

3.振り返りポイント

関係者からのメッセージ

全編を通して特徴的だったのは、関係者からのメッセージを手紙のような形にして幕間に公開した演出である

生駒ちゃんは46時間テレビのラストでスタッフさんを労い、その行動にスタッフさんが涙するなど、関係者からの人望の厚さが感じられるエピソードが以前から多くあった
実際に手紙の内容もかなり具体的で踏み込んだものが多く、ファンのみならず関係者からも愛されていたことが伝わる良演出だったと思う
(余談だが乃木坂卒業後も生駒ちゃんのタレントパワーがほぼ落ちていないのは、関係者からも愛されて仕事が途切れないのかなとかも思ったりしている)

さらにはそこにバナナマンやナルト、秋元さんのメッセージも盛り込まれていて見ている側としても単調にならず楽しかった
特に演出内で生駒ちゃんのことをイメージして歌詞を書いたと明かされた『君の名は希望』は、直後に披露され感じ方が変わったのでインパクトがあった

②太陽にスポットライトはいらない

メッセージの演出があったとはいえ、乃木坂有数の功労者の卒コンとしては割とあっさりめの演出に終わった印象が強い
しかし生駒ちゃん自身が発するメッセージが大変強く、むしろかなり満足感があるライブだった

  • 乃木坂に入って、初めて守りたい人たちができたこと
  • 乃木坂は大好きだが、その枠を超えて演技が上手くなりたいと思ってしまったこと
  • 卒業するが、これからも乃木坂のために走り続けていくこと

こんなに熱量が強く、心に響くメッセージは後にも先にもなかなかないのではないか
全体を俯瞰して考えると、生駒ちゃん自信が伝えるメッセージが強いためバランスをとって演出は控えめになったのかもしれない

要するに太陽にスポットライトを当てる必要はないのだ

③卒業についてのターニングポイント〜2023年から振り返る

ライブ本編の考察としては以上だが、2023年から振り返った時、生駒ちゃんの卒業過程は乃木坂における「卒業」の扱いに多少なり影響を与えたように思う

生駒ちゃんの卒業以前に卒業した選抜常連メンバー(橋本さん、深川さんを想定)は卒業シングルセンターをして、かつ卒コンが盛大に行われていた
生駒ちゃんも卒業センターを打診されたとのことだが、こちらの記事の通り固辞したとのことである
この判断自体はグループを最優先にする生駒ちゃんらしいなあと概ね好意的に捉えている

一方でこの判断で乃木坂において、卒業を祝うことへのハードルが高くなってしまったようにも思う
実際にこれ以降卒業シングルでセンターをやっていったのは、なあちゃん・まいやん・飛鳥ちゃんという大エースのみになっている
そもそもこれ以降以下の記事で考察した卒業ラッシュに入っていくので、いちいち盛大に送り出していられないという側面もあったとは思うし、誰かが卒業シングルを断る必要はあったのだろう
・考察:時代の転換を考える〜乃木坂46秋元真夏卒業によせて

ただ卒業が軽視されるようになったのは、ファン心理的には複雑である
個人的にはまっちゅん・かずみん・堀ちゃんあたりはシングル表題とまではいかなくてもセンター曲があっても良かったように思うし、大エースなあちゃんの卒コンがバスラの中に押し込められてしまうのもこれで良かったのかと思ってしまう
かなり難しいけど、その辺りのケアも必要だったんじゃないかなあと思ったりする今日この頃である

考察:乃木坂46 樋口日奈卒業セレモニー(卒コン) 2022/10/31

0.はじめに

まずはひなちま卒業おめでとう!
ひなちまの暖かさに、メンバーはもちろん僕たちファンもどんなに助けられたことか
きっと女優として羽ばたいてくれることを願っています

1.全体の感想

「それってちまの優しさじゃん」
『やさしさとは』の後のMCの飛鳥ちゃんの言葉だが、まさにこのライブを表した言葉だと思う

全体を通して衝撃こそなかったが、ひなちまの暖かさに溢れた本当によい卒コンだった
いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらサイトをご参照ください
ひなちまが乃木坂で歩んできた歴史を曲とともに振り返ることができる、王道卒コンという構成だった

選曲もひなちまセンターの『My rule』『シークレットグラフィティ』やたまちゃんと歌う『口ほどにもないKISS』をはじめ、ファンの見たいものをよくわかってる流石は11年戦士だなあと感じた

3.振り返りポイント

①優しさに溢れた卒コン

誰もが感じたと思うが、ひなちまをはじめメンバーの優しさが溢れた暖かい卒コンだった
特に印象的だったのはやはり冒頭でも触れた『やさしさとは』終わりのMCだろう

ひなちま「この曲を聴くと自分が勉強との両立で辛かった時に、いろんな形で優しくしてくれたメンバーを思い出す。」
飛鳥「当時は私は甘ったれで優しさを渡すことはできなかったから…。」
ひなちま「それは涙の訳を聞かない優しさだよ。」
飛鳥「それも受け取ってくれるんだ…。それってちまの優しさじゃん。」

この2人のやり取りを見てる真夏さんや絢音ちゃん含めて本当に優しさに溢れていた
他にも同期でない絢音ちゃんを含めた1•2期を「同志」と表現したところも、ひなちまの優しさを感じられて素敵な表現だなと思った

②継続は力なり

優しさとともに、ひなちまが腐らずに努力し続けたことも忘れてはならない
セットリストの最初の方にアンダー曲が並ぶように、ひなちまの乃木坂人生は決して華々しいスタートではなかった
しかも初選抜の『気づいたら片想い』も本人が触れていたようにアンダーメンバーから交代で選抜に一回入っていた時期であり、選抜メンバーとの差も感じて悔しい思いをしたとのことだった

そのひなちまがこんなに素敵なセレモニーを行えるなんて、きっと当時の僕は信じられなかっただろう
万年アンダーから腐らずに精進を続け、まずは代打の切り札となり、そして選抜メンバーまで駆け上がったひなちまに最大級の賛辞を贈りたい

③『孤独兄弟』

まあやとの『孤独兄弟』は今日のベストパフォーマンスだろう

アンダー生活が長い中戦友のようになった2人が最後のパフォーマンスとして選んだのは、一期お姉さんメンバーの戦友コンビが歌い上げたこの曲だったのは涙腺に訴えるものがあった

本家はクールな印象が強いこの曲だが、最後手を繋いで笑顔だったのも彼女たちらしくてよかったと思う

④みかん大作戦

乃木中のバレンタイン企画で4期生からチョコをもらうため実行したみかん大作戦
ロビー活動としては正直全く効果のないこの作戦だったが、アンコールでこの作戦をオマージュしてメンバーみんながみかんにメッセージや絵を描いていた
ひなちまの報われなかった思いが本当に素敵な形で昇華した、良演出だったと思う

⑤乃木坂っていいとこだな

まあやの卒コンでも思ったことだが、乃木坂って本当に良いところだなと思った
考察:乃木坂46 30thSGアンダーライブ(アンダラ)大阪公演Day3 2022/10/5

「やさしさとは」後のMCでも触れていたように、年少メンバーであったひなちまはお姉さんメンバーたちを中心とした乃木坂の優しさに触れて育った
勉強にお仕事にいっぱいいっぱいになってしまったひなちまに、かけよってきてくれたり水を持ってきてくれたり後からメールで連絡をくれたりなどお姉さんメンバーたちは色々な優しさで接してくれたようである

またアンコール後のMCでひなちまは「みんなが優しいから優しくなれた」といった
どこかで聞いたことがある発言だなと思ったのだが、実はこれみなみちゃんが卒コンで全く同じことを言っていたのだ
2022/2/12 乃木坂46 星野みなみ卒業セレモニー

年少メンバーが共通して言っていることに、大きな意味があるように感じる
乃木坂が育てたひなちまが、こんなにも優しさに溢れた人となりこんなにも暖かいラストを迎えるとは…
改めてこんな人が育つ乃木坂って本当に良いところだなと思った

考察:乃木坂46 30thSGアンダーライブ(アンダラ)大阪公演Day3 2022/10/5

1.全体の感想

「金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流」
政治家・後藤新平の言葉であり、あの野村克也さんの座右の銘としても有名である

その意味で和田まあやは間違えなく一流であった
アンダーライブを初期から作り上げ、メンバーの大半が入れ替わった今でもアンダーライブの熱さは全く失われていない
これはまあやがステージ上に舞台裏に3・4期生に、アンダーライブらしさを伝えていったからであろう

彼女の最後のライブは、ある意味いつも通りのアンダーライブだった
もちろんそれは凡庸なライブであったというわけではなく、いつも素晴らしいものを作り上げてきたという意味である
以下ではポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダー曲と懐かしの名曲で構成されていて、オタク心くすぐられるセットリストだとは思う
ただまあや最後のアンダーライブということを考慮すれば、オールアンダー曲構成でもありだったとすら思うのでそこまでマニアック路線に走ったなという印象はない

3.振り返りポイント

①アンダーライブのパフォーマンス

いつも通りといえばいつも通りなのだが、今回もアンダーライブらしい熱量マックスのパフォーマンスは見どころだった
(もちろんこれがいつも通りとなっていることがすごいのだが…)

中でも印象に残ったのは『日常』である
きいちゃんの代表曲でいまやすっかり全体ライブでも定番となった曲であるが、もともとはアンダー曲であった
今回は理々杏センターで披露されていたが、きいちゃんに負けずとも劣らないパフォーマンスができていたのではないか
今後は久保ちゃんセンターで披露されることが多そうなこの曲だが、アンダーはアンダー曲というプライドを持って披露し切磋琢磨してほしいとも思ったりした

②新4期生の躍動

今回のアンダーライブでは新4期の各面々がかなり仕上げてきたなと思った
前回まではやや硬さが残っていたが、スター誕生ライブ全国ツアーを経てかなり成長しているように思う

また前回シングルのアンダーから同じ4期の弓木・やんちゃんが選抜入りしたのも大きいだろう
目の前で仲間が選抜入りしたのならば、次は私もという気持ちが出てくるのは必然だろう

くろみんの鬼気迫る『音の出ないギター』のパフォーマンスは見どころの一つだった
BOØWYを参考にしようとしたというエピソードもさすがである笑

りかちゃんは前回までかっこいい系のダンスがあまり得意ではないのかなという印象だったが、今回はとにかく表情で殺せている
個人的には前回から一番成長したように見え、相当頑張ったんだろうなと伝わった

みゆちゃんも『狼に口笛を』でオオカミポーズをとるなど、ファンが求めていることを考えて実行しようというのがとても良かった
ブログ更新も熱心だし、努力が報われてほしいなと思う

そして林はスター誕生ライブの時から思ってはいたことだが、表現力が段違い
「この子が乃木坂選抜のセンターです」と言われても何ら不思議でないレベル
現実的に近いうちに実現するとしたらアンダーでだろうけど、次のシングルあたりで林センター見てみたい気がする

今が正念場と気合が入る4人の活躍にこれからも目が離せない

また余談だが、アンダー・選抜間の流動性が増すことでアンダーライブの性質は以前のものに戻っていくかもしれないなと思った
このあたりは以下前回のアンダーライブの記事に詳しく記載している
乃木坂46 29thSG アンダーライブDay3考察 2022/3/27

③和田まあやについて

もちろんまあやについてはさすがの一言であった
まずパフォーマンス的には『制服のマネキン』について触れたい
マネキンといえば生駒ちゃんの代名詞であり、誰がやっても生駒ちゃんほどの主人公感が出ないという感想になってしまいがちである
しかし今日のまあやは違った
アンダーを長年背負ってきた重みからくる圧倒的な主人公感で、生駒ちゃんにも引けを取らないパフォーマンスだった
『Under’s Love』もそうであったが技術はさることながら、魂で踊っている感じに心震えた

またスピーチも衝撃的であった
まさかあのとことん明るいまあやが、大病を患っていたとは…
(あとから調べると既出の話だったようだが、私は全く知らなかった)
そんなことみじんも感じさせず、底抜けに明るかったまあやは本当に尊敬に値する
そのスピーチの流れで『左胸の勇気』で「生きてればなんとかなる」なんて歌われたら泣いちゃうよ…

最後にまあやはほっておいても幸せになる星のもとに生まれている気がするが、それを超えるくらいの幸せが彼女のもとにありますように…
それくらい偉大な人だと思うんだ

④乃木坂っていいとこだな

今日のライブをみて改めて乃木坂っていいとこだなと思った

今の一期生年少組は若くして乃木坂に入り、乃木坂メンバーに囲まれてで育ってきている
それはまあやも例外でなく一期のお姉さんを見て育ってきたと言っている
ななみんに宿題を丁寧に教えてもらい、わからないときはまいやんに答えだけを教えてもらい(笑)、かずみんには100万円貸しても良いと思えるくらい人生で大切なものを教えてもらったとのことだ
そんな風に育ててもらう立場だったまあやがいつしか後輩を支えアンダーライブの魂を引き継ぎ、卒業時には後輩が号泣している…
こんなまっすぐで格好いいひとを育てた乃木坂というグループは改めていいグループだなと感じた

乃木坂46 北野日奈子卒業コンサート考察 2022/3/24

1.全体の感想

まずはきいちゃん卒業おめでとう!!
きいちゃんの暖かさが伝わるとても素敵な卒コンだったのはもちろん、乃木坂史に残る名ライブだったと思う
それは軽く心に引っかかっていた「あの頃」の心残りを綺麗に昇華させてくれたからだと思う
以下ではいつものようにポイントを絞って振り返っていくが、2期生推しの私にはかなり思い入れがあるメンバーなのでそこは差し引いて見ていただきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダー曲を中心に、2期生曲・サンエト曲・ライブ定番曲を散りばめた構成だった
特にきいちゃんがアンダーだったころからのファンにとっては、かなり神セットリストなのではないか

3.振り返りポイント

①「あの頃」のアンダーライブのキラキラ感

VTRでもアンダー楽曲への思い入れを語っていたが、アンダー曲中心のセットリストだった
その選曲のおかげで1・2期生が中心だった「あの頃」のアンダーライブのキラキラ感を思いおこし、とてつもなくエモい気分になった
堀ちゃんがいて、まいちゅんがいて、蘭世がいて、みり愛ちゃんがいて、中田がいて、ひめたんがいて、もちろんきいちゃんがいた「あの頃」である…
アンダーメンバーが選抜にガンガン入ってきて、次は誰がくると考えるとわくわくした「あの頃」を思い出した

また彼女の卒コンがアンダーメンバーに囲まれる形になったのも納得感がある
きいちゃんは「あの頃」のセンターの最後の一人であり、きっとこのキラキラ感を醸し出せる最後の一人である
きっとこの空気に触れられたのは3・4期のアンダーメンバーにとってもかなり良い影響があるんじゃないかな

②「あの頃」の心残りの回収~2期生について

冒頭でも触れたが、「あの頃」から自覚なく僕らの心の中に残り続けた棘を綺麗に昇華してくれた名ライブであった
その棘の一つが2期生の物語である

本来2期生の物語は堀ちゃんの卒コンである2期生ライブで大団円を迎えたはずだった
ただ下記の記事でも紹介しているが、このライブは未練を苦悩しながら断ち切るようなかなり衝撃的なライブでもあった
2021/03/28 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 2期生ライブ
これはこれで2期生らしい良いライブ(というより私は乃木坂の中でもトップクラスに好きなライブである)であったのだが、決してめでたしめでたしという終わり方ではなかった

この心残りを解消してくれたのが今日のライブであったように思う
笑顔で言ってくれた「乃木坂の2期生でよかった」、この言葉でどれだけ救われたか
サンエト楽曲や『ゆっくりと咲く花』『バレッタ』と2期生の歴史をなぞり、最後は卒コンの定番『乃木坂の詩』で笑顔で締める
不遇と言われた2期生の物語をハッピーエンドの物語として再構成してくれて、2期生推しとしてこんなに喜ばしいことはない

余談ではあるが、2期生に少しエヴァンゲリオンに近いものを感じた
モヤモヤを残す終わり方を再構成するカタルシス…
これこそがこのライブが乃木坂史に残る名作である理由の一つである

③「あの頃」の心残りの回収~中元日芽香について

「あの頃」のもう一つの心残り、それは志半ばで乃木坂を去ることとなったひめたんについてである
今日のライブはもちろんきいちゃんの卒業ライブではあったのだが、一緒に「あの頃」のひめたんの思いも浄化してくれるようだった

というのもきいちゃんがめっちゃひめたんのこと意識させるのだ
最後のスピーチで「乃木坂46にずっと片想いをしていた」というひめたんの言葉を引用したり、アンコールに『君は僕と会わない方がよかったのかな』を持ってきたり、こんなの泣いちゃうよ
アンダーセンターとして単独の卒業ライブがかなわなかったひめたんの思いも報われたんじゃないかな

2022/3/26追記
ひめたんブログに以下の記載がありました
この記事を書いてる時点では一ファンの考察(ややもすれば妄想)でしかなかったけど、本当に心残り回収できたみたいでよかったです!

数年越しの回収。
鮮やかで、眩しくて、ちょっとジェラシーもありつつ、何より愛に溢れていました。

これはあくまで妄想ですよ。
ひとりごとですけれども。

私が忘れ物したまま途中下車した分もしっかり回収して、彼女が終着駅まで持っていってくれたような気がしました。
退いてからも心の片隅で引っかかるものがあって、何だろうと思っていましたがきっと未練だったのでしょうね。でもやっと自然に手放せた気がします。

最大限のリスペクトを込めて。
本当にお疲れ様でした。

引用:https://nakamotohimeka.com/s/m02/diary/detail/541?ima=4549&cd=blog

④「あの頃」の心残りの回収~渡辺みり愛について

知ってか知らずか、きいちゃんはみり愛ちゃんの心残りも回収していたらしい
以下、みり愛ちゃんのInstagramストーリーからの引用です

「風船は生きている 披露する事はずっと日奈子から聞いてたけどいざ見たら泣いちゃったよ ファンの皆様、白いサイリウム本当にありがとうございます。それでも泣いた笑」

「私が卒業する時、残念ながら配信しかなかったので最後に見たい景色が見れなくて。だから今日日奈子が代わりに歌ってくれて白い素敵なサイリウムの景色を見れて嬉しかったです」

引用:https://www.instagram.com/miria.watanabe_official/

これについては私が多くを語るまでもないのでこのあたりで

⑤卒業ライブとしての評価

今回きいちゃんの卒業ライブなのに2期生やひめたんなど、ほかメンバーの思いを回収していくことが多かった
これは卒業ライブとしてはどうなのかという印象もあるかもしれない
しかし逆説的ではあるが、この形がきいちゃんの魅力が一番伝わる卒業ライブだったのではないか

正直今回の卒業ライブ、事前の期待はそれほどではなかった
ラスト『日常』は見どころとして考えられたが、きいちゃんが決してキャラが強いほうではなかったこともありそのほかの構成が読めなかったからだ
選抜メンバーがいないのも力を抜いているのかなとも邪推してしまっていた

しかし他のメンバーとの関係性に焦点を当てることで、きいちゃんの暖かさが本当によく伝わった
れのちゃんやたまちゃんら3期アンダーメンバーを支えてくれたり、すでに卒業したメンバーとの支えあいだったり…
本当にきいちゃんの良さが詰まった卒業ライブだったと思う

「忘れないでほしい」と言われるまでもなく、忘れられない卒業ライブである
彼女の人生にたくさんの幸せがありますように

2022/2/12 乃木坂46 星野みなみ卒業セレモニー

0.はじめに

みなみちゃん、卒業おめでとう!
そして10年間ありがとう
生生星としての華々しいデビューから、一度選抜落ちを経験し可愛いの天才として再度選抜に戻ってきた本当にタフな乃木坂人生だったと思います
今後のみなみちゃんが幸せでありますように

1.全体の感想

奇をてらわず、オーソドックスな卒業コンサートだったと思う
おおむねファンが望んでいる展開だったんじゃないかな
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらサイトをご参照ください
『ここじゃないどこか』をやらないのは意外だったけど、ほかは期待通りだったと思う

3.振り返りポイント

①見たいものが見れた構成

先述の通りかなりオーソドックスな構成で多くのファンが見たいポイントを押さえていたと思う
例えば『ロマンティックいか焼き』は葉月ちゃんが乃木中で「みなみさんとペアで踊りたい」と言ってからいつかは見たいと誰しもが思っていたと思う
また当然葉月ちゃんとのペア曲『無口なライオン』もエモかった

なかでも一番のハイライトは飛鳥ちゃんとの『制服を脱いでサヨナラを…』だろう
結成当初次世代と呼ばれた二人がその次の世代にバトンを渡すさまは一時代の終わりを感じた
それにあまり感情を二人がこらえきれず泣き出してしまうのは感動だった

あとみなみちゃんの「いい子」感もライブ・MCともシンプルな構成ゆえに目立ったと思う
みなみちゃんが優しいねと言われた問いに「みんなが優しかったから優しくなれた」と言っていたのは、とても乃木坂らしくて印象的だった

②タフな乃木坂人生

ほかに印象に残ったのは、案外タフな乃木坂人生だったように思う
(お姉さんたちに甘やかされている印象も強かったので尚更)

アンコールのMCでも言っていたが、生生星として「天才・生田」「主人公・生駒」とともにフロントに立つのはなかなか厳しいと思う
おそらく年齢が近いメンバーの中から抜擢されたのだろうが、可愛い一本槍だったこともありこの二人と比べるとそりゃ劣等感にさいなまれるよなあと…
それだけでなく『バレッタ』では選抜落ちも経験し、これで腐らなかったのは普通にすごいと思う

③正直な感想

ただオーソドックスであるからこそ、予想を超えてこなかったのもまた事実である
賛否両論あるとおもうが、演出やセトリの考察を趣味とする私としてはやや不完全燃焼だった
特に先日のまいちゅんのセレモニーがかなり個性的なものだったために、悪く言えばありきたり感がいっそう目立ってしまったように思う…

多少変わった演出としてはみなみちゃんクイズがあったが、意図があるようには思えないんだよな…
本来あまり考察などせずに、ただみなみちゃんの可愛さを味わって終わるべきライブだったのかもしれない
ただ「可愛いの天才」という側面もそこまでフォーカスされなかったので、もう少しやりようはなかったのだろうか…

2022/2/10 乃木坂46 新内眞衣卒業セレモニー

0.はじめに

新内さん、卒業おめでとうございます
毎週水曜日に流れるあなたのくだらない話が、その落ち着いた声が、なによりもその人柄がどれだけ僕らを救ってくれたことでしょうか
確実にあなたのお話が生活のオアシスになっていました
まずは本当にお疲れ様でした

1.全体の感想

一言で表すのであれば「乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン 実写版」とでもいうべき、新内さんらしさ全開の2時間だった
ANNで培った新内さん最大の武器である「トーク」を存分に楽しめる構成は攻めてて、個人的にはとても良かったと思う
卒業「コンサート」ではなく「セレモニー」なのも納得である
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

曲数少なめ、トークメインの大胆なセットリストだった
またそれぞれの選曲理由を自分の口で語っていたのもラジオ感満載だった

M00  Overture
M01  生まれたままで
 新内さん初の参加曲

MC①(まいちゅん・飛鳥・みなみ)

M02  トキトキメキメキ
 新内さんをはじめ先輩メンバーがやたら踊っている3期生曲
M03 Out of the blue
 乃木中企画「2期生ハウス」で踊った思い出の4期生曲

MC②(まいちゅん・久保ちゃん・たまちゃん・せいら・かっきー)
MC③(乃木坂46のオールナイトニッポンpresents 新内眞衣 妄想結婚式)

M04 インフルエンサー
 「結婚式の余興で全力でインフルエンサー踊ってほしい」という新婦たっての希望のため
M05 ハルジオンが咲く頃
 まいまいとの思い出の一曲
M06 日常
 ANNでの定番ネタ。きいちゃんがくると必ずかけて踊っていた。
M07 太陽ノック
 まいちゅん初選抜曲

アンコール
MC④(まいちゅん一人語り)
M08 あなたからの卒業
 まいちゅん最初で最後のソロ曲
M09 サヨナラの意味
 まいちゅん選抜復帰の曲
MC⑤(梅からの手紙)
M10 ゆっくりと咲く花
 二期生を代表する曲

3.振り返りポイント

①明るいセレモニー

「明るい卒コンにしたい」
数々のメンバーから聞いた言葉だが、まさにこれを地でいったセレモニーだった

「水泥棒」「やまとなでしこ」「余興でインフルエンサー」など、まずほかの人の卒コンでは考えられないワードが飛び交っていた笑
なかでもオールナイトニッポンから飛び出した名物企画「妄想結婚式」は、映像で見るとシュールすぎて…笑
MCで後輩にもバチバチにいじられていたり、まるで毎週のラジオを聴いているような感覚になった

②梅の手紙

全体としてかなり明るい雰囲気のセレモニーだったのだが、全ての真理をついたのが梅が書いた手紙だったように思う
梅ちゃんは「何かあったら、私をいじってくれてもいいからね」という言葉の裏側に、周りの人のことをいつも思う新内さんの寛大な人柄を見ていた

思えばライブ中も『Out of the blue』のあと「跳べてた?」と確認してたり、バチバチにいじられにいっていたと思う
彼女の人柄が今日のぽかぽかのセレモニーを作り上げたのだろう

③アンコールMCについて

順番としては前後するが、新内さんのアンコールMCも聞きごたえがあった
なかでも「自分をさらけ出すのが怖かった過去」の話は素直に感動した
自分の素顔をさらけ出し成長した姿で誰かを勇気づけるその語りは、「パーソナリティ」であり「アイドル」である彼女の真骨頂だったように思う

④唯一もったいないこと

ライブ後はラジオでの裏話トークが鉄板だが、来週水曜日新内さんの口から聞くことはもうできないんだよな…
とても良いライブだったのだが、唯一にして最大のもったいないことだと思う
近い未来に卒業セレモニーについて、ラジオで聞けることを願って筆をおく

⑤2023/1/15追記:伏線回収

唯一もったいなかったこととして、新内さんのラジオが終わってしまったためその口からセレモニーのことを聴くことができなかったことを挙げていた
しかし2023/1/14に「新内眞衣のオールナイトニッポンPremium」でなんとセレモニーについて触れており、まさか一年越しに伏線が回収されるとは…
今ならまだタイムフリーで間に合うので、乃木坂ファンは是非聞いてみてください

2021/12/15 乃木坂46 生田絵梨花卒業コンサートDay2

0.はじめに

その才能に、その努力の跡に、何よりその人柄に引き込まれた卒業ライブだった
あまりにも余韻が深く、きっとしばらくはその歌声をその横顔を探してしまうだろう
10年間も乃木坂にいてくれてありがとう
生田絵梨花がいた乃木坂のファンをできたことを誇りに思います

1.全体の感想

冒頭でも触れたが、いくちゃんクオリティをこれでもかと感じられるライブだった
構成についてはDay1と共通部分もあるので、良かったらDay1の考察記事もご確認ください
今回もポイントを絞って演出を振り返っていく

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
Day1は意外性が強かったのに対し、Day2は王道感があったと思う

3.振り返りポイント

①「気を抜かず精一杯努力したいと思います」

Day1同様ライブ冒頭の映像として、初期のいくちゃんインタビューシーンが流れた
このフレーズが印象的だったが、やはりこの精神を体現したライブであった

Day1のMCでも言われていたことであるが、セットリストも前日からガラッと変わった
卒コンを2日間とも配信までするの前代未聞だなあと最初は思っていたが、これは2日とも配信しないともったいないわ

また単純に2日間の曲数だけでも、最後まで気を抜かず精一杯努力し続けたことがヒシヒシと伝わった
この選択をしたいくちゃんには本当に感謝しかない

②圧倒的なパフォーマンス

曲のレパートリーももちろんすごいのだが、パフォーマンス自体も圧巻だった
中でも印象に残った曲を紹介したい

『やさしさとは』
オリメンがいくちゃんだけとなったこの曲は、なんといくちゃん1人で歌い上げた
歌唱力が素晴らしいのはもちろん、曲の世界に引き込まれるような圧巻の表現力はアイドルのレベルをゆうに超えていたように思う

『歳月の轍』
最後のソロ曲ということもあってか、弾き語りとは思えないほど歌に魂がこもっていた
真っ白なドレスや照明演出も相まって、曲の持つ儚さが存分に感じられた
生田絵梨花にしかできない、最高のパフォーマンスだった

③人柄

パフォーマンスだけでなく、その人柄にも魅了された
期生別楽曲冒頭で後輩への想いを語るいくちゃん、卒業したお姉さんたちの名前を叫ぶいくちゃん、1期生と泣き笑ういくちゃんを好きにならない人などいるのだろうか

その中でも一つポイントを上げるなら、『ここじゃないどこか』は良かった
初期から乃木坂を引っ張ってきたみなみちゃんとペアで歌ったこの曲は、涙なしには見られなかった
「きっと君なら大丈夫」
みなみちゃんに語りかけるように優しく歌い上げたこのフレーズは、苦楽を共にした2人だからこそ響く言葉だった

④ラストシーン~階段を上って光の中へ

いくちゃんが階段を上り光の中へ消えていくラストシーンは印象的で、久々に演出に感動した
乃木坂からステップアップして輝く未来を手に入れた、彼女らしい良いラストだと思う
なお卒業ライブの退場演出は結構メンバーによって個性が表れていて興味深いので、いつかまとめてみたい

2021/12/14 乃木坂46 生田絵梨花卒業コンサートDay1

1.全体の感想

「卒業ライブなのに頑張りすぎじゃないですか?」
真夏さんのこの一言に集約されたライブだと思う
卒業ライブなのにかなりチャレンジングな構成で、改めて生田絵梨花すげえと思った
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
普段あまり歌われない曲もあり、意外性があるセットリストに感じた

3.振り返りポイント

① 「みんなで歌ったり踊ったりすることが好きです」

ライブ冒頭の映像として、いくちゃんが乃木坂オーディションの面接を受けているシーンが流れた
自己PR内のこのフレーズが印象的だったが、まさにその精神を体現したライブだったと思う

まずとにかくいくちゃん出突っ張りだった
アンダーコーナー以外全ての楽曲いたんじゃないかな?
相当ハードだとは思うが、ファンとしてはめちゃくちゃ嬉しい

それどころか新しいチャレンジまで演出に盛り込んでいた
「私も、混ざりたい」と言って2〜4期の期別楽曲に参加したことをはじめ、『他の星から』とかもいくちゃんほとんどパフォーマンスしたことないんじゃないかな
特に『三番目の風』の間奏で3期生それぞれと11通りのペアダンスやってたのは圧巻
卒業に向けて忙しい人ができることなのかと尊敬の念を抱かずにはいられない

ほかにも表題曲でダンス中心の『命は美しい』『インフルエンサー』などにリベンジなど見応え十分だった
努力家なのは言うまでもないが、本当に踊ったり歌ったりすることが好きな人だからこんな盛り沢山な構成になるのだろう

②生田絵梨花と乃木坂らしさ

「私は乃木坂らしいと言っていただけることが多い」とMC内で語っていたが、個人的には今まで対極のように感じていた
乃木坂ってどちらかと言うと自信がなさそうな子が多いと思うのだが、いくちゃんは常に堂々と自信を持ってパフォーマンスしているように見えるからだ
今日も『歳月の轍』の歌詞多分間違えてるんだけど、堂々としすぎててアドリブで歌詞変えたのかと一瞬思ったくらい…笑

そんな彼女はアンコールのMCで自分はビビリで、周りの人に甘えて支えられてここに立てていると語っていた
こちらの福岡公演の記事にある通り乃木坂は「内気な女の子が仲間を得て強くなる」というストーリーだと思うのだが、最後の「強くなる」が極まったのが生田絵梨花なのかもしれない
謙虚さと強さを兼ね備えた彼女も乃木坂らしさの象徴の一人なのだろう

③2日間の卒業コンサート

最近は卒業メンバーが多いからかライブ終盤のみ卒業セレモニーとすることが多かったので、2日間がっつり卒業コンサートやるのは結構驚いた(もちろんとても嬉しい)

しかし今日のライブを見てたらかなり納得した
卒業ライブで新しいことにチャレンジしたり、こんなモチベーション高くて謙虚な子がいたらそりゃ「この子のために卒コン開こう」と思うよね

やはり生田絵梨花はすごい

④その他感想

以下は考察ではない雑感である

歌に詳しくはないが、いくちゃんの歌ってやっぱりすごいよね
もちろんほかにも上手い子はいるんだけど、歌に喜怒哀楽が乗っているというか表現力はかなり抜けている気がする

あとオーディションのときから「趣味:模写」とか言ってたのね…
いろんな意味で不世出の規格外アイドル、生田絵梨花の最後を明日見届けたいと思う

2021/11/21 真夏の全国ツアー2021 FINAL!東京ドーム公演Day2~高山一実卒業セレモニー

0.はじめに

いつからか「笑顔」という言葉を聞いた時、パッと思い浮かぶのがかずみんになっていた
円陣の1フレーズの通り、沢山の笑顔をくれたかずみんのこれからに幸多いことを願って
(願うまでもなく幸せになりそうなキャラクターではあるが…)

1.全体の感想

本編は昨日同様全国ツアー締めくくり、アンコールはかずみんの暖かさに溢れた良いライブだった
いつものようにポイントを絞ってライブの構成を振り返っていきたい
また今回は久々の現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分臨場感を伝えられればと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
昨日同様、代表曲を詰め込んだかなり豪華なセットリストだったと思う

3.振り返りポイント

①『きっかけ』

本編は昨日同様人気投票で上位だった曲を披露した後、期生別楽曲・表題曲の披露後10周年に外せない楽曲を披露していく流れだった

新たな発見があったのは『きっかけ』前のMCだった
昨日は1期2期が10年間の思いを語っていたが本日は3期4期が未来を語っており、2日合わせると乃木坂のバトンを引き継ぐ儀式のようだった
その後の『きっかけ』は一人ひとりにパートが割り振られており、それぞれの積み重ねてきた歴史やこれから担う未来が見えるようで改めて良かったなあと思う

②変化

二日間を通して真夏さんのMCにこのワードが多用されていた
卒業メンバーが多くなってきだからだろう
それでも「今の乃木坂が最高でいたい」「変化しても信じてついてきてほしい」など強めのワードも多く、その必死感にファン目線では少し驚いた

③笑顔のアイドル、高山一実

『私の色』から始まったアンコールでは、かずみんが乃木坂を誰よりも楽しんでいたことがよく伝わった
MCで乃木坂時代がいかに幸せだったかが熱弁する横顔が印象的だった
そして「私はずっとアイドルになりたかったけど、乃木坂を知ってしまったために来世は乃木坂になりたい」という言葉は僕らまで嬉しくなった

それに続く『サヨナラの意味』はなるほどなと思う選曲だった
大好きだったアイドル生活に区切りをつける儀式として必要な曲だったのだろう
逆説的に乃木坂時代が本当に楽しいものだというのがここでも伝わる

ところで冒頭から私はかずみんのことを「誰よりも乃木坂を楽しんだ」と評している
しかし「誰よりも乃木坂を、つまりメンバーや関係者・ファンを楽しませた」のもかずみんだと言っても過言ではないだろう
そんな沢山の笑顔を生み出したかずみんがラストに歌った曲のタイトルが「泣いたっていいじゃないか?」なのは神様か秋元康のいたずらか
きついことがなかったわけないだろうに、それでも僕らの中に残るかずみんは笑顔で…

そんな笑顔のアイドル高山一実を僕らは決して忘れないだろう

④『日常』

ここからは本編の考察とはやや離れる
この曲ライブで見るたびに迫力が増している気がするが、特にこの2日間はすごかった
きぃちゃんの最後の表情とかもはやホラーかってくらいで、文字通りこの曲を懸命にパフォーマンスしているんだろうなと思った
それと同時にこんな感じの魔曲をいくつももつ欅坂はそりゃ魂削れるよねと思ったりもした

⑤スティックバルーン

実は今回コロナ入って初めての現地参戦だった
スティックバルーン楽しみにしていたのだが、結構使いどころに困るなというのが正直な感想だった
場所取る割には基本的ライブ中はサイリウムで手が埋まるし、音を出したい時にも拍手やクラップで事足りる
うまい使い方があれば誰か教えていただきたい

⑥ちょっと気になった点

最後にちょっと気になった点を書き記しておきたい
2日間良いライブ(特に今日のアンコールのかずみん卒業パートは)だったのだが、全体を通して「東京ドームでやる意味あった?」という感想を抱いてしまった

真夏の全国ツアーのラストという位置づけを優先して演出したのだろうが、それよりは東京ドームの特別感を優先した方が良いのではとも思ってしまった
そのくらいファン(少なくとも僕にとっては)東京ドームは大切な場所である
あと10周年というテーマは福岡公演でもあったし、おそらく来年のバスラでも使われるのでちょっとマンネリ気味だよなとも思う…

個人的には真夏さんが前回誓ったという「東京ドームリベンジ」とキーワードである「変化」を軸として、前回ドームから乃木坂に起こった変化を振り返っていく構成とか良かったんじゃないかなあと
前回ドーム以降に発売されたシングル(20th以降)でも披露されていないのがいくつかあるのも生かし切れてない気がする

⑦最後にただの感想

かずみんは乃木坂時代幸せを作ったのは僕らだと言った
「みなさんは幸せを作る天才」と
しかし僕らを天才にさせてくれたのはかずみんの暖かさだと思う

ワードセンスといい謙虚さといい、どうやったらこんな人になれるのだろうか…

2021/10/28 乃木坂46 28thSG アンダーライブDay3

1.全体の感想

最初から最後まで蘭世さんが格好良くて、8年間で磨き上げた表現力に心うたれたライブだった
そして本当にお疲れ様でした
さていつものように演出を振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

3.振り返りポイント

①落ち着いたライブ

アンダーライブらしい熱量を全面に出した構成ではなく、全体として落ち着いた構成だったと思う
前回のアンダーライブ同様センターが2期生というのがでかいのだが、それにしても落ち着いてるなという印象だった
それはMCでの喋りや企画に時間をとらず、純粋にパフォーマンスを重視した構成だったからだろう

これは結構意外だった
むしろ蘭世さんのことだから、16thアンダーライブのいわゆる「炎のスピーチ」のようにガンガン思いの丈を話すのかなと予想していた
きっと乃木坂生活でやり切ったから最後は言葉が多くなかったのだろう
蘭世さんのスッキリした表情が、充実を何よりも雄弁に語っていたように思う

②『ボーダー』

ほとんどメッセージを発しなかったライブの中で唯一受け取ったメッセージが、「この曲を歌い継いでいってほしい」だった
全体として主張が多くないライブだったからこそ、このメッセージは目立って破壊力があった
2期生推しとしては泣けるよ…

③柴田柚菜、北川悠理について

今回から4期生がアンダーライブに加わっていた
しかし純粋にパフォーマンスで魅せる構成だった今回のライブは、正直初参加では難しいライブだったように思う

その中で目に止まったのがこの2人である
まずはゆなちゃん
表情豊かだし、一瞬でハートを射抜く力が高すぎる
4期ライブも含めて歌唱力求められる曲を歌ってること多いけど、普通に可愛い曲も合うんじゃないかな

次にゆりちゃん
不思議な印象が強かった子だけど、切ない曲の表現力は天下一品だね
個人的には『三角の空き地』のパフォーマンスがライブ全体を通してもかなり印象に残ったかな