2024年のライブ

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day3千秋楽 2024/9/4

1.全体の感想

「もっと強いグループになります!」
梅の最後のMCでの言葉だったが、今年の神宮はかなり乃木坂の強さを感じたライブだった
そして3・4・5期体制の集大成なのだろうなと思う

今回はポイントを絞って考察していきたい
同時に3・4・5期体制についても改めて振り返っていく

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
Day1とDay2は地方公演のセトリをほぼなぞったのに対し、Day3はユニットが歌唱力特化ブロックになっていた
ちなみに地方公演の考察は以下の記事を参考にしてください
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)大阪公演Day1・2 2024/7/20-7/21

3.振り返りポイント

①祝・3期生8周年!

全く本筋の考察ではないのだが、まずは3期生8周年おめでとう!

この体制を中心となって引っ張ってきてくれた3期生の結成日に現体制の集大成となる今日のライブがきたのは、彼女たちへのささやかなご褒美のような気がして少し嬉しかった
改めてだけど『3番目の風』はモンスターだった1期生がいなくなったあとの乃木坂を全員で力を合わせながら引っ張ってきた彼女たちのことをよく表しているいい曲よね
(偶然にも本日は神宮の風がめちゃくちゃ心地よかった…)

②新生・乃木坂46の強さ

冒頭でも触れたが、今日のライブは乃木坂の強さが前面に出ていたように思う
これが彼女たちが作り上げた新生乃木坂46の真骨頂なのだろう

ツアーを通してだが、彼女たちのパフォーマンスからは自信や風格を感じた
千秋楽には『設定温度』~『絶望の一秒前』あたりの歌唱力ブロックが設けられたり、ダンス選抜が『Wilderness world』を披露したりかなり以前と比べパフォーマンスで魅せられるようになり実力がついたことが影響しているのではないか

この「強さ」は1期生が中心だったころの乃木坂にも感じたことなかったので、彼女たちは自分たちのスタイルを確立したのだと確信した
これこそが私がこのライブを3・4・5期体制の集大成と位置付けた理由である

振り返ってみると、作為不作為様々な要因が折り重なって強さが生まれたように思う
いくつかピックアップして考察してみるが、まず5期生の存在は大きかったように思う
もともと芸能活動していたメンバーも多く、かつ『新・乃木坂スター誕生!』をいきなり任されたことでボイトレなどをみっちり仕込まれてパフォーマンス力がぐっと上がったと思う
そのあたりの考察は下記の考察記事に譲る
・考察:5期生はじめての単独ライブはなぜ「新・乃木坂スター誕生!LIVE」だったのか

次にライブ演出家が変わったことも個人的には大きいと思う
前任者はどちらかというとVTRでライブにメッセージ性を与えることに長けていたように思う
変更後はVTRが減った代わりにパフォーマンスにスポットライトを当てることぐっと多くなった
ここに彼女たちのパフォーマンス向上が加わり、強い印象を与えるようになった

最後に1期生がいなくなったことは大きいと思う
今まで引っ張ってきてくれた先輩がいなくなり、3・4期は後輩のままでいられなくなり新たな道を模索せざるを得なくなった
彼女たちが導いてきてくれたのが、現在の乃木坂なのだろう

こうして振り返るとここ数年の彼女たちが作り上げたものの結晶が、今日のライブだったように思う
新たな色の乃木坂46を作り上げた彼女たちに改めて経緯を表したい

③乃木坂らしさと強さについて

ところで従来の「乃木坂らしさ」と本日彼女たちがみせた強さはかなり相容れない概念だと思う

以前から乃木坂らしさについて考察してきたが、1期生が作り上げた「乃木坂らしさ」は一言でいうと「内気な女の子が仲間を得て強くなる」ストーリーだと思っている
大前提に「弱さ」というものがあり、自己肯定感の低さなどがライブVTRでもしばしば語られていたように思う

一方で今日彼女たちが見せたのは強さからくる自信すら見えた
(もちろん不安はあるのだろうが、やってきたことに対する自信は少なくとも見えたように思う)
この様子を見ていると自己肯定感の低さというものはきっとストーリーから切り離されたのだと思う

この変化の評価は非常に難しい
自己肯定感の低さというテーマはかなり普遍的だし、現在もきっとこのテーマがドハマりするファン層はいると思う
こういった層から見ると今の乃木坂は物足りなく見えるのだろう
一方で今の乃木坂の強さこそが好きな人もきっといる
ただ一つ言えるのは従来の乃木坂と現在の乃木坂は明らかに質が違うということは言えるのだろう

個人的にはかつての乃木坂らしさは自己肯定感の件にも相まってややカルトコンテンツめいた性格を持っていたと思っていて、1期生がいたころより国民的アイドル的な要素が強いと考える
今回の考察に興味を持ってもらえた人はぜひ以下の記事についても読んでいただきたい
・考察:乃木坂46は国民的アイドルなのか~楽曲とメンバー構成から考える

④井上和と『誰かの肩』と青春の終わり

ここからは感想まじり、かつ私の中でもまとまり切っていない内容となる

2年連続でツアーの座長を任されているところからも明らかなように、新生乃木坂の象徴は井上和なのだろう
一目で目を引くスター性は歴代の中でも群を抜いていると思う

そんな彼女へのおそらく宛て書きが『誰かの肩』なのだろう
昨年の全国ツアーから披露されていたこの曲だが、今年は本編ラストに披露されるなどかなり重きを置かれている印象がある
強くあろうとする中で弱い部分を仲間と分かち合い、助け合う世界観は素敵だと思う

一方で先ほどの新生乃木坂のストーリーにも通じるが、この曲は「強さ」を前提にしていてそのなかにある「弱さ」の共有を目指しているように思う
これがハマる人はもちろんいるのだろうが、強さを前提にする価値観は共感のハードルが個人的には結構高い気がする…
かくいう私一昔前の乃木坂から入ったこともあり、いまだにこの世界観をいまいち理解しきれないのだ
(もちろん昔はよかった、ということを言いたいのでは全くない)

ただ実際現メンバーにはかなりしっくりきていそうだし、やはりこの部分を汲み取り切れないのは私が年をとり感性が鈍ったということなのだろうか…
神宮に散った花火が私の青春の終わりを告げている気がした

考察:乃木坂46 掛橋沙耶香卒業セレモニー 2024/8/19

1.全体の感想

さあちゃん、卒業おめでとう
そしていろいろな選択肢がある中で、卒セレを開いてもう一度姿を見せてくれたこと本当にありがとう

推しの卒業ということもあり言いたいことはたくさんあるはずなのに、色々複雑すぎてこの先の適切な言葉が思いつかない…
間違えなく言えるのは、これからの人生に幸が多いことを心の底から願っています

ここから先に書きなぐるのは正直いつも以上に駄文となると思う
普段演出考察をしているが私自身さあちゃん推しということもあり、正直感情がぐちゃぐちゃでこの後の文章を考察というのは忍びない…
さあちゃん推しのあるオタクの感情の整理という位置づけになってしまうと思うが、内容を振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのURLから本編を見られます
とはいえ9/19までの期間限定公開となってしまうので、セトリは敢えて書き残しておきたい

M01:『4番目の光』
M02:『ジャンピングジョーカーフラッシュ』
M03:『I see…』
M04:『猫舌カモミールティー』
M05:『Out of the blue』
M06:『キスの手裏剣』
M07:『図書室の君へ』

4期生曲を過不足なく披露するセトリだった
改めて振り返るとさあちゃんの休業以降4期生曲って増えてないんですね
これが意図的なものか偶然かはわからないものの、さあちゃん抜きの4期生曲がないのはオタクとしては忘れられていないようで嬉しいね

3.振り返りポイント

①掛橋沙耶香に見た4番目の光

少しだけ昔話をさせていただきたい

私は掛橋沙耶香に乃木坂の未来を見ていた
一目見ただけで心奪われた抜群の透明感、天性の人懐っこいスマイル、やや癖があり絶妙にツボにはまるセンス(こちらの記事の乃木恋彼氏イベントとかで垣間見えた)、気分屋な割に仲間思いなところ…
そして実はメラメラ燃えていて、アイドルとしての向上心が強かったこと
どれをとっても魅力的でいつか乃木坂を引っ張る存在になると思っていた

彼女と、彼女の引っ張る乃木坂は未来が明るいと信じていた

余談だがそれを確信したのが2019/5/25の4期生ライブである
このブログ開始前なので記事はないが当時の空気感を知りたい人は是非のぎ動画で見てみるといいと思う

②美しすぎるライブ

その未来は2年前に一瞬にして消え去ってしまった
正確には当時は次の日、あるいは翌々日には何事もなかったように戻ってくるのだろうと1ミリも疑わなかったが…

ここで今更何かを嘆いたり、誰かを責めたりするのは本意ではない
とはいえさあちゃん推しからすると、その次のシーンが今日のセレモニーなのである
感情の整理が追いつかず、現実感のない夢でも見ているようだというのが率直な感想だ

ぐっちゃぐちゃの感情の中、この配信を見ていて思ったのはいろんな意味で美しすぎるライブだということだ
まず誰しもが思ったことだと思うが、さあちゃんは美しいお姉さんになっていた
セトリも4期生と最後の時間を過ごしたいというこれ以上ないさっぱりした構成だった
(大概卒セレって自分のメッセージを込めた曲や、全体構成を度外視して最後に披露したかった曲などが1曲はある印象だ)
内面的にも落ち着いたのか、立つ鳥跡を濁さずという言葉がこれ以上似合うものはないというくらいすっきりとした旅立ちだった

とても美しいライブだったのだが、あのメラメラと燃えていて一癖も二癖もあるさあちゃんとのギャップが強すぎて理解が追い付かない…
2年も経っているから当然なのだが、いきなり異世界に飛ばされたような感覚であった

③かけられた呪いと『図書室の君へ』

さっぱりした構成の中でひとつだけ彼女はとてつもなく重い言葉を置いていったように思う
それは『図書室の君へ』に入る前のMCの中の一言である

「最後に一つだけわがままを言うのであれば、今から歌う曲を私がいなくなってからも歌い継いでいってもらうことだと思っています」

卒業していくメンバーが割と言い残しがちな言葉ではあるが、この2年間を通してこの曲はあまりにも特殊な曲となってしまった…
これを歌い継ぐということは掛橋沙耶香というアイドルの存在を乃木坂は忘れることができなくなる、ある種の呪いの言葉のように感じた
(もちろん呪いといっても悪い意味ばかりではない)

④嘘と真実とファンとアイドルと

このライブはただでさえ情報が錯綜していてセンシティブなうえ、私のように心理的な要因もあり理解が追い付かない人も多いのではないか
実際さあちゃんは悔いがないと言及していたものの、本当にそんなにさっぱりしているのか、何が嘘で何が真実なのか本当のところはわからないと考えてもおかしくないだろう

それでもさあちゃんが一片の悔いもないアイドル人生だったというのであれば、それがすべてなのではないか
実際にそんな綺麗な感情どうかはわからないけど、わざわざ二年の時を費やして私たちのもとに戻ってきてくれた彼女が悔いがないと伝えたいのであれば…
嘘だろうと真実だろうとファンはそう信じ受け入れるのが、さあちゃんの望むことでありこれ以上我々が考える必要はないのではないか
(ライブ考察を行う本ブログが行きつく結論としてはこれ以上皮肉なものはないが…)

休業中のライブの『図書室の君へ』に込めた願いや、休業中のシングルの衣装に託した思いがさあちゃんに届いていたらオタクとしてこれほどうれしいことはない

真実かどうかは結局のところ分からないけど、優しい嘘は時に真実に勝ることもあると思う
噓はとびきりの愛という言葉もあるのだから

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)大阪公演Day1・2 2024/7/20-7/21

1.全体の感想

1・2期生がいなくなり初めての全国ツアーだった昨年は独特の緊張感があったが、今年は対照的なくらいゆるいライブだった(もちろんいい意味で)
昨年の全ツ考察はこちらから
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day4 2023/8/28

それゆえに考察余地はほぼないのだが、大変楽しいライブであった
以下、いつものようにポイントを絞って考察していきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
だいぶ前のライブ定番曲から最新シングルカップリングまで、バラエティに富んだ内容だった

3.振り返りポイント

①ザ・アイドルライブ

可愛さ要素強めのザ・アイドルライブというのがツアーの第一印象である

冒頭のお嬢様衣装・コントに始まり、妄想デートVTR・浴衣衣装など可愛いを詰め込んだイメージが強い
今までの乃木坂ライブではあまり見なかったが、よく考えるとアイドルライブのど真ん中だと思う

逆にいうと乃木坂っぽくはなかったけど、神宮ではどのようになるのかが気になる

②二度目のセンター・井上和

二年連続でツアーの座長を井上和が務めるのは当初私自身は意外な印象を受けたが、改めて考えると順当だったように思う

というのも昨年度のツアー座長は山下・久保に守られた、いわば祭り上げられた座長だったと思う
類例を挙げるのであれば2016飛鳥や2017与田ちゃん・桃子などで、本人はそんなつもりはないのだろうがある程度甘えられる存在がいる立場である
実際昨年度のアンコールでのスピーチは山下久保が担当していた

やはりそれでは登竜門としては弱いということで、再度なぎちゃん登板となったのでないか
つまりはなぎちゃんは絶対エースを宿命づけられたのだろうと解釈している

この対応については個人的にはそれなりに肯定的である
タイミング的にも来年は6期生が入ってきてしまうこともあり、ここしかないのだろう
強いて言えばあーやがその次の絶対エースとなると私は信じているのでいつ座長をやるんだろうとはおもったが、まだ若いし来年以降でもいいのかもしれない

考察:乃木坂46 35thSGアンダーライブDay3千秋楽 2024/6/9

1.全体の感想

「乃木坂に革命を起こせる人になりたいです」
この言葉を引き出したのが今回のアンダラ、ひいては今回のアンダー活動のすべてだった

このライブの評価は、現段階では評価不能と言わざるを得ないと思っている
今後の筒井あやめによって乃木坂のターニングポイントとなる神ライブにも、薄っぺらいライブにもなり得るくらいあやめんに全ベットしたアンダーライブだった
ただ個人的には熱いものを感じたし、会場にいた一人としてあやめんを信じていきたい

以降ではいつものようにポイントを絞って考察していきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

前回の34thアンダラ同様、振り返ると本編はほとんどがアンダー楽曲という構成だった
アンダー楽曲中心の構成だからこそ卒業を控えたレイちゃんの見せ場『Actually…』、あやめんの原点『夜明けまで強がらなくてもいい』のメッセージ性が強くなったのも良かったと思う

3.振り返りポイント

①革命児となれ、筒井あやめ

あまりにも単純明快だが、今回のアンダラのメッセージはこれ以外ないだろう
もっと言うのであれば35thのアンダー楽曲・活動はこの一言に集約されると思う

言葉は呪いである
乃木坂の絶対的エースであった齋藤飛鳥は、去り際に数人のメンバーに呪いをかけた
その一つが筒井を「革命児」という命名をしたが、やや困惑めいた彼女の表情を記憶している
直後の夏のツアーでは5期生がセンターとして「船長」の名を与えられた者たちの支えもあり中心まで駆け上がった中、「革命児」はウォーミングアップ中であったのかあまり印象に残らなかったというのが私の感想であった

その一年後、時は来た
35thシングルは山下美月卒業という一大イベントがあったこともあり、3期生が全員選抜入りした
アンダーを4期生が引っ張るしかない構造となったが、そこでセンターを任せることで筒井にすべてを賭けることにしたと解釈している

すでに結構話題となっているが、今回のアンダーの力の入れようは凄まじいものがあった
思いつくだけでもこのくらいの要素が揃った

  • 3期生全員選抜の影響もあるが、メンバーが豪華。選抜入りが続いていたメンバーも多いからか、史上最高との評判も見かけたように思う。
  • 『車道側』曲自体も大人へ一歩踏み出す歌詞があやめんへの当て書きのよう。MVも伊藤衆人監督撮影と力が入り、表題曲以上に再生が回る事態に。
  • 果てには史上初のアンダーライブのCMまで作成された…
  • これは意図したわけでなないだろうが、このタイミングで親友レイちゃんの卒業。あやめんが自立し、腹くくるしかない状況となった。

これは皮肉だが決して『チャンスは平等』ではない
むしろあやめんへ35thシングルの成功、もっというと乃木坂の未来を託したのだ
結果あのクールで感情が見えにくいあやめんに、涙ながらに「革命を起こす」と宣言させたことはまずは大きな一歩を踏み出したと言っていいだろう
ただここまで大きく賭けたからには、この後本当に彼女が革命を起こすところまでがこのライブの成否を決めるのだと思う
よって私は現段階ではあえて評価不能したい

あやめんがいつか「車道側」を歩いてくれる日を願って…

②座長とアンダーライブ~今後のアンダーライブについて

34thシングルのアンダラ考察記事にこんなことを書いていた

かつての熱さとは性質を異にするアンダーライブは今後どのように展開していくのかは気になるところである
アルノは前回の史上最大のアンダーライブというキャッチフレーズにかけて「史上最高を更新し続ける」と思いのたけをぶつけていたが、どのように選抜のライブと差別化し勝負をしていくのだろうという疑念は残る

ただもしかすると今回のアルノのためのアンダーライブというのはフラッグシップとなりうる事例かもしれない
アンダーライブは少人数なので今回アルノにスポットライトを当てたように座長に徹底的に寄り添うライブというのは一つの解となる可能性はある

https://nogi-live.yamamemo.net/underlive34th-day3/

なお考察記事の詳細はこちらから
・考察:乃木坂46 34thSGアンダーライブDay3千秋楽 2024/1/27

今回のあやめんへ全ベットした構成はまさにこの典型だろう
一方でこのスタイルは座長をベースにストーリーをつくっていくので、常にスターを必要とするという問題を孕む
アルノ・あやめんは割と分かりやすくカリスマだったと思うが、36th以降この体制は持つのかなという疑問はなくはない
(推しメンひいきもあるがあーやは当然できると思う。ただ選抜入るよね…?)
引き続きアンダラの今後は注視していきたい

③清宮レイとダブルアンコール

あやめんが主役ということもあってそれほどスポットライトは当たっていなかったように思うが、レイちゃんのアンダララストステージは今日だった

個人的に何でもかんでもダブルアンコールすればいいってものではないと思うが、今日のダブルアンコールはそんなレイちゃんへの感謝という暖かい気持ちの表れのようで素敵だったと思う

「みんなのことを応援するのが好き」という彼女の屈託のない笑顔に何度も元気をもらったファンは多いだろう
彼女に応援された分、今後の彼女の人生にもエールを送りたい

考察:乃木坂46 山下美月卒業コンサートDay2 2024/5/12

1.全体の感想

美月さん卒業おめでとう!

思えばあなたは本当に不思議な存在だった
ステージ上では誰よりもキラキラ下アイドルだった
それとは別になんか今にも折れてしまいそうな危うい魅力もあって、本当に目を離せなかった
結果山下美月という存在を通して、色々なことを考えさせられた
(実際に当ブログで個別メンバーについて触れた回数が一番多いのは実は彼女であった)
思い入れのあまり喪失感が強すぎて、なにからブログに書いていけばよいのか本当にわからない…

それでも伝えたいことはすべて久保ちゃんが言っていたこの言葉に尽きると思う
「乃木坂46を選んでくれてありがとう」

ここからはいつものようにポイントを絞って考察していきたい
(冒頭でも触れたように喪失感が大きすぎるので、思考がまとまるか一抹の不安があるが…)
ちなみにDay1の考察はこちらから
・考察:乃木坂46 山下美月卒業コンサートDay1 2024/5/11

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

昨日のカオスから一転、今回は卒コンらしいセトリだったと思う
王道楽曲が揃う中、『何もできずにそばにいる』は比較的レアでメッセージ性強かったと思う
(3期生が円になって互いを励ましあうような演出は良かったですね!)
『初恋ドア』はまさかだったけど、納得の選曲

全体通してファンサイドも悔いなく送り出せるセトリだったのではないか

3.振り返りポイント

①王道中の王道卒コン

今回のライブは王道中の王道の卒コンだったと思う
奇をてらった演出は全くと言っていいほどなく、メンバーの関係性や曲のメッセージ性に焦点を当てる構成だった
個人的にはもう少しVTR演出でアシストしても良いのではないかという気持ちはなくはないが、十分見せ場はあったので満足感は高かった

②山下美月と後輩

今回のライブでとにかく印象に残ったのは美月ちゃんとメンバーの関係性であった
特に印象に残ったものを振り返っていきたい

この2日間(特に今日)、美月ちゃんって本当に後輩のことをよく見てるよなあと思った
特に印象深かったのはこのあたりでしょうか

  • てれぱん誕生日に『心にもないこと』を持ってくるのは流石。そのあとに抱負を求められたてれぱんが瞬時に『美月さんのようなキラキラアイドルになります!』と返したのも流石。
  • みーきゅんを普段割と雑に扱っているのに、最後のメッセージのところはへらへらモードのとこもちゃんと聞いて真剣な思いを引き出したのは流石。ヘラヘラの皮を被っているのに中身が意外と熱いあたりこの二人は根っこの部分でかなり似ているように思う。
  • かっきーが最後のメッセージで「美月さんにご飯に連れていってもらって、『私が卒業しても頑張れる?』と聞かれたときに『はい』と回答できなかったのを後悔している」と話していた。やり取り中に『はい』とかっきーが言えるタイミングを何回か逃していたと思うんだけど、何度もチャンスを作って最終的に「はい」とかっきーに答えさせたあたり優しいなあと。一方で「誰かの希望になりたい」とアイドルになった美月ちゃんに、「私の希望でした」と伝えるかっきーもかなり優しい。

③山下美月と久保史緒里

この二人の互いに対する信頼感は本当にグッときた
そして山下美月に伝えるべきことは久保ちゃんが全部言ってくれたように思う

まずは冒頭の「乃木坂46を選んでくれてありがとう」という言葉
久保ちゃんは後述するが、本当に山下美月というアイドルをかっている節があると思う
そのどこにいってもドラフト1位で指名されるような最強の人材が乃木坂を選んでくれたことには対する感謝が口に出たのだろうが、これは本当に我々が思っていたことそのままであろう

そして「横に並べるだけでうれしい、最高のアイドルでした」と彼女のことを評している
この言葉実は似たようなことを美月ちゃんも初期から答えているのである

私にとっては憧れの気持ちが強くて、自分が持ちたくても持てないものを全て持っている人。

でもそれをしーちゃんに伝えると同じ答えが返ってきます。

きっと私たちはお互いのことを1番アイドルとして意識しているし、同じようなプレッシャーを感じている気がします。

だからこそ2人でもっと高め合っていけるような関係になりたい。

なんか照れくさくてその時ははっきり言えなかったけれど

あなたと一緒に乃木坂に入れて良かったです。

きっと乃木坂に入っていなかったら出会うこともなかったよね。

くぼしーの隣が似合う人間になれるよう頑張るズラ!

(しーちゃんが語尾にズラをつけていて面白かった)

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/38522?ima=5117&cd=MEMBER

このまままっすぐ二人で高めあって7年半来たのが本当に素敵だなあと思う

④山下美月と伊藤理々杏

個人的には一番気持ちが揺さぶられたのがりりあちゃんのメッセージである

山下美月というアイドルはまばゆさと、一方で人間としての危うさを併せ持っているのが個人的には最も引き付けられるポイントなのだと思う
そしてそれを誰よりも生々しく感じているのがりりあちゃんなのではないか
美月ちゃんがアイドル人生を終えることを本当に悲しんでいるのだが、一方でもう解放してあげられるという安堵の気持ちにも似た感情が混じっていたように感じたのは私だけだろうか

かなり感情が持っていかれたのでうまく文章化できていない気がするが、山下美月というアイドルが持つ悪魔的な魅力を再認識できたように思う

⑤山下美月と『チャンスは平等』

『チャンスは平等』、美月ちゃんの卒業曲としてそんなに評価されていないんだけど私は結構好きである
というのも以下の記事に詳しいが、この『チャンスは平等』という世界観は山下美月が望んだものとしか思えないからである
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

実際今回のライブでもこの世界観を作り上げようとしているなあと感じた箇所は少なくなかった

  • 不遇とも言われがちな新4期生に対し『初恋ドア』ユニットで見どころを作る
  • 舞台の都合で途中参加となってしまうゆなちゃんに対し、センター曲で見せ場を作る
  • そして『図書室の君へ』。さあちゃん推しとして本当に嬉しかった。

乃木坂の船長としての役目を最後まで全うしてくれたことに頭が上がらない

⑥三期生の航海の終わりとその評価

Day1の冒頭でも述べたが、このライブこそが3期生のストーリーの最終章でありここからはエピローグに入っていくものなのだろうと思っている
このストーリーの終わりとしての評価は非常に難しい

長くもなりそうなので、ここで筆を置き別記事で扱わせていただきたい

考察:乃木坂46 山下美月卒業コンサートDay1 2024/5/11

1.全体の感想

ついにこの日が来てしまった

私は2期生推しだが、2期が全員卒業を迎えた今一番熱量をもって見られるアイドルは乃木坂3期生である
バスラDay4の考察でまとめたが、その航海の終着地点がこの2日間であろう
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10
そんな感じでかなりの寂しさをもって初日を迎えた

…はずだったのだが、なんだこれ笑
始まったらすぐに寂しさなんて吹っ飛び、正直ここ最近のライブで一番ハッピーで楽しいライブだったと思う

ここからはいつものようにポイントを絞って考察していきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

卒コンらしいしんみり感は一ミリもなく、楽しくて盛り上がるライブだった
それどころか軍団ブロックあたりはカオスに近い…笑

3.振り返りポイント

①卒コン初日の正解

2日以上の卒コンにおける、初日に正解の形があるとしたら今回のライブがそれなのではないか

最終日ではないので基本的には楽しいライブであるべきだと思うのだが、ただただ楽しいだけでなくそのメンバーらしさを感じられるとなお良いと思う
ひとつひとつのポイントは後述するが随所に山下美月らしさ散りばめられていて、今日のライブは山下美月及び演出サイドの大勝利と言っていいと思う

②軍団ブロック~まさかの伏線回収

そのなかでも今日特筆すべきなのは軍団ブロックだろう
『失恋お掃除人』は当然やると思っていたが、まさか『白米様』『二度目のキスから』までやるとは思わなかった
しかも歴史系番組風のVTRで軍団構想を紹介し、壮大な茶番に仕立ててくるとは…笑

しかしこの軍団ブロックは壮大な伏線回収となっていることに震えた
話は乃木中の3期生バレンタイン企画にさかのぼる
美月がいくちゃんやかずみんに軍団結成を持ちかけて結成したら兼任すると話したというエピソードが披露され、しまいには設楽さんに「最終的に自分の軍団にしようとしている」とまで言われる始末であった

そこから6年以上の月日が流れ、まさか本当に軍団を兼任し最終的に自分の軍団を結成する日が来るとは…
しょうもないけど綺麗な伏線回収で、愛に溢れた最高の演出だと思う

③山下美月のアイドル道について

軍団ブロック以外にもうさ耳やヤマ&バニーなど、今日は演出で盛り上がることが多かったように思う
あとは恒例になりつつある期別+卒業生のブロックもVTRを前につけることで新鮮な気持ちで見ることができて、総じて見ているファンのことが考えられた演出だなあと思った

これは思えば山下美月が辿ってきたアイドル道そのものなのではないか
正直歌もダンスも抜群とまではいかないと思うのだが、見ているものを楽しませるということを常に考えてくれていたアイドルだったと思う
この姿勢においては右に出る者はいないと言い切れるくらいなのではないか

実際に以下の初期の3期生リレーブログにもあるように、見てくれているファンのためにという思いがかなり強いように思う

1人でも応援してくださる方がいるのであれば、その方の為に全力でアイドルを努めるのが今の私の全てです。

これが私にとっての幸せであり責任。

自分の居場所はそこにあるんだと思えます。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/40567?ima=2111&cd=MEMBER

このファンを思い、楽しませようとする自己プロデュース力こそがアイドル山下美月の真髄なのではないか

④『恋山病』

そのファンを楽しませようとする姿勢が極まった結果、まさかの卒コンで自作の新曲をぶつけてくるとは…!
あまり乃木坂にない王道ラブコメのテーマソングみたいな感じで、結構癖になる曲だった

余談だが、私も「やま」と呼ばれることがあるので大変この曲むずがゆい…笑

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day1 2024/3/7

1.全体の感想

Day1についてあまり深く追えなかったので、リピート配信を見て改めて考察してみた
とはいえほぼ考察ポイントはなかったように思うので、本当にさらっと振り返っていきたい

Day2、Day3、Day4の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
2011-2014年の楽曲で構成されたセトリだったが、割とライブでよくやる曲が多かったのもありそれほど懐かしさはなかった
むしろこれらの曲が10年以上前の楽曲であることに震える…

3.振り返りポイント

①4日間でひとつのBIRTHDAY LIVE

アンコール後最後のMCで梅がこのような趣旨の発言をしていた

この発言がどこまで意図を持ったものかは定かではないが、まさにその通りでDay4のエンドロールを見ることで初めてバスラらしさを感じるのだろう
特にDay1は目立った演出もなかったので、ややもすると普通の楽しいライブだったという感想となってしまう

個人的にはもう少しそれぞれの日にテーマを設けても良かったように思うが、いかがだろうか

②全体ライブとアンダーライブ

バスラ全体を通して思ったことだが、全体ライブとアンダーライブの性質がだんだん近づいてきているように思う

かつてはVTRや演出でメッセージ性を高めた全体ライブと、パフォーマンスで魅せるアンダーライブと明確にすみわけがあったように思う
しかしここ1年くらいで全体ライブからメッセージ性が薄まり、その代わりに生歌やダンストラックなどが入ってくるようになったように思う
アンダーライブも選抜登竜門という位置づけから変わってきたことで、かつての悔しさ爆発という感じからパフォーマンスショーになってきている印象がある
これらの結果、どんどんこの2つが近い性質になってきているように思う

個人的な好みとしては、全体ライブのメッセージ性が失われるのは悲しい
(こんな演出考察のブログやってるくらいなので…)
バスラを通して思ったが、アイドルとりわけ乃木坂の曲の価値はやはり過去のライブの光景と結びついていることだと思う

  • 緑のペンライトに囲まれ、『サヨナラの意味』をバックに天井に消えて伝説となったななみんの姿
  • 東京ドームで『きっかけ』で花道に集まり、まりか・ひめたんを送り出す1期生たちの涙
  • 神宮『裸足でSummer』センターで叫んだときにセンターとして殻を破った飛鳥ちゃんの姿

これらの美しい光景が生まれたのは少なからず演出でメッセージ性を高めたからだと思っている
次回の美月の卒コンは三期生のアイドルとしての集大成でもあるので、これらに負けない美しい演出を見ることを期待して筆を置きたい

改めて読み返すと若干ネガティブなこと書きすぎたかなと思わないではない…
普通に楽しいライブだったんだけどね、期待の裏返しということで

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day4 2024/3/10

1.全体の感想

楽曲の年代が現在に近づいてきたが、意外と乃木坂の歴史を感じるというテーマと合致した良いバスラだったように思う
いつものようにポイントを絞って考察していきたい

Day2、Day3の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
今日は2021年以降の楽曲で構成されたセトリで、昨日同様盛り上がる曲中心の楽しいセトリだったように思う
欲を言えば最近披露された楽曲がどうしても多くなるので、もう少しバスラならではのマニアック楽曲が入ってきてほしい感じはした

3.振り返りポイント

①5期生ブロックについて

Day2の3期生ブロック、Day3の4期生ブロックに続いて、Day4は5期生ブロックが設けられた

相変わらずスーパーアイドルだなとは思うが、正直そこまで感想はない…笑
というのも『新参者』『超・乃木坂スター誕生!LIVE』と直近で立て続けに5期生のライブ見てるから、どうしても目新しさはなくなってしまう
大変楽しかったので不満はないけど、演出がもう一捻りあったほうが新鮮だったかもしれない

②飛鳥の子たち

『ここにはないもの』の歌唱メンバーが大変グッときた
センターのさくちゃんはもちろん、れんたん・りりあ・れのちゃん・まゆたん・あーやと飛鳥を慕って乃木坂にやってきたメンバーたちだったのには愛を感じた

こういった意義あるメンバー選出は今後も是非やっていってほしい

③3期生の円熟~山下美月卒業の必然

今日の『僕が手を叩く方へ』に限らず4日間を通して感じたことではあるが、3期生に流れる空気感がこの1年間で大幅に変化したように思う

思えば昨年のバスラではどっかにぶっ飛んでいってしまうのではないかと感じるくらいの熱量と激しさが前面に出ていた
そして常にその先頭に立ってきたのが、目バキ船長・山下美月である

しかしこのバスラで三期生が見せた姿は昨年までとかなり異なり、ある種の余裕や円熟味すら感じたように思う
きっと神宮4日間や世代交代などの困難を乗り越えたためだろう
パワーや若さに溢れたアイドルから大人のエンターテイナー集団に今生まれ変わろうとしているように見えた

この大人の集団には荒波に突っ込んでいく船長は少々オーバースペックである
そう考えると3期生の集団において、山下美月は役割を終えたのかもしれないと思った
そしてこれは乃木坂に憧れて、名実ともにその一員となり、次世代につないだ3期の物語の終わりを意味する
推しメンを除くと個人的に誰よりも山下美月の卒業の喪失感が大きかったのだが、大好きな3期生がアイドルとして寿命を迎えたこととイコールで解釈できるからなのではないかと思ったりしている
こうなるといよいよ3期生の航海の終着点である山下美月卒業コンサートが気になってくる

ちなみに余談だが、この円熟の流れは1期生でみた流れと非常に近いように思う
ちょうど以下の9thバスラ考察記事に同趣旨の記載があるが、当時の1期と似た空気感が現在の3期生にはあるように思う
・2021/03/29 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 1期生ライブ

④『チャンスは平等』

その美月の卒業シングルが『チャンスは平等』だった

曲調についてはかなり賛否ありそうなディスコテイストだったが、そこは特に触れない
というのもタイトルにもある『チャンスは平等』というテーマについての方が興味深いと思うからだ

乃木坂46『チャンスは平等』

明日以降かなりの数目にする表現だと思うのだが、みなさんにはどう見えるのだろうか
私はぱっと見結構残酷なタイトルにも見える
どうしても大人数アイドルには選抜制度がついて回るが、その選出についてはある程度恣意性が介在せざるを得ない以上平等とは言い難く、きっとその辛酸をなめているメンバーも少なからずいるんじゃないかと思ったりする
そこに『チャンスは平等』というタイトルを持ってくるか?と思わないではない

それでも好意的に解釈をするのであれば、この楽曲は山下美月が望んだ世界なのではないかと思う
本編最後のMCで印象深かったのは乃木坂を「理不尽な世界の中で、優しい気持ちにさせてくれる場所」と評していたことだった
選抜・アンダー関係なく多くのメンバーを気にかけてきた美月さんが最後に望む世界だとしたら、結構しっくりくるのではないか

正直この解釈が正しいのかはわからない
ただこういった角度での捉え方もあるというヒントになればと思い、妄想の域を出ないということを分かったうえで記事に残しておこうと思う

⑤懐かしさがないセットリスト~不思議なバスラらしさ

昨日同様セトリに懐かしさはないしバスラならではという感じも受けなかったが、昨日とは一転なぜか「バスラを見たな」という感慨深さがある

理由としては②~④見どころが散りばめられていたことで感傷的な気持ちになれたことと、あとは単純だが最後のエンドロールが良かったように思う

これで4日間の点がつながり、乃木坂の歴史を振り返ったという実感がわいた

⑥その他雑記

最後にまとめるほどではない雑記を少々記しておく

  • 今日の配信はU-NEXTで見ていたのですが、ちょっと今日は配信止まりがちだった印象。ちょっと止まるのが複数回と、完全停止が2回ほど。しかもそのうち一回が美月MCとかぶるという最悪のタイミング…。初日と二日目は正常に見られたので半信半疑ではあるのだが美月卒コンがこれだとシャレにならないので、次回はHuluに切り替えかなあ。(そもそもチケット当てれば杞憂に終わるのだが…)
  • 『A・Y・A』自分でやっちゃうの可愛い。完全にあーや中毒ですね…。
  • みーきゅんさん、またさくちゃんのお尻触った…?

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day3 2024/3/9

1.全体の感想

楽曲の年代が現在に近づいてきたこともあって、バスラ感こそあまり感じなかったが楽しいライブだった
それほど考察要素もなかったように思うので、今日はさらりと振り返っていきたい

Day2の記事はこちらから
・考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
今日は2018-2020の楽曲で構成されたセトリで、後述するがかなり楽しいセットリストだった

3.振り返りポイント

①懐かしさがないセットリスト~Day2との対比

昨日のDay2は「懐かしいなあ」という印象が強かったが、今日はあまり懐かしい気持ちは感じず普通に楽しいライブだった
(本日現地参戦だったので、現地ならではの高揚感もあってだろうが)

これは楽曲の時代が現在に近づいてきたからというのもあるが、割と直近のライブで披露された楽曲が多いからというのも大きな理由だと思う
表題曲はどうしてもライブで披露されがちだけど、アンダー楽曲もあーやセンターの『自惚れビーチ』やアルノセンターの『誰よりそばにいたい』とかは直近のアンダラで見たのでますますその印象が強くなったのだろう
(まあ名前を挙げた二曲は素晴らしいので、もう一度見られて嬉しい気持ちが強い)

やはりバスラでしかやらないであろうもう少し尖ったセトリが見たかった気持ちもあるが、やっぱり盛り上がる楽曲が多いのでこれはこれで楽しかった

②4期生の覚醒

昨日が3期生の日だったことから予想されてはいたが、今日は4期生の日だった

4期生パートは『4番目の光』『キスの手裏剣』『I see…』の3曲だったが、楽曲の性質も相まって今日イチ盛り上がったように思う

そしてどこがとピンポイントに言うことができないのがもどかしいが、4期生に覚醒し始めた雰囲気を感じた
ここまで私は4期生ひとりひとりはもちろん好きだったが、4期生という集団自体は正直それほど評価していない面があった
それは「継承」をテーマに始まった4期生の経緯があってか、一向に「継承」「フレッシュ」といったどこか新人めいた側面から抜け切れていない印象を持っていたからである

しかし今日の彼女たちは場を盛り上げる力を遺憾なく発揮しており、ついに自分たちの強みを磨き上げたように思う
11thバスラと比較すると一皮も二皮も向けたような印象を受け、この一年間の彼女たちの充実を感じた

11thバスラの記事はこちらから
・考察:乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE (11thバスラ)Day3 4期生ライブ 2023/2/24

今こそもう一度4期生ライブが見たい
きっとこの上なく盛り上がるライブになると思う

③その他雑記

以下は考察どころか感想にすらなっているか怪しい雑記を書き残しておく

  • 『ファンタスティック三食パン』の飛鳥ちゃんポジをあーやがやっているのははまり役過ぎる。あまりにも違和感なく、なにより可愛い。やはり推しメンは天才であった。
  • みーきゅんが与田ちゃんの指を食べてた…笑
  • 過去写真出るたびにさあちゃんが目に留まって心が苦しい。元気にしているだろうか…。
  • 特に理由はないけど現地参戦する時は西武源田選手のユニフォームを着て参戦するようにしているのだが、今度から菊池風磨のタオルも持っていた方がよいだろうか。どうやら紫色らしいのでカラーリング的にもばっちりだし。

考察:乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE (12thバスラ)Day2 2024/3/8

1.全体の感想

「ああ懐かしいなあ」
思わずそう口について出るバスラDay2だった

2015年~2017年の楽曲を取り上げた今回は、自分が割と熱心に追いかけて来た時期ということもあり、あのころの彼女たちをありありと思い出すことできた
ここからはいつものようにポイントを絞って考察していきたい

なおDay1についてはあまり深く追えていないので、改めてリピート配信を見て考察記事をアップしたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
表題曲を中心にバランスよく構成されていたように思う
(ほんとはもっとバスラならではというものも聴きたかったけど、入ってほしい曲が多すぎてどうみても3時間におさまらない…)

3.振り返りポイント

①12thバスラの楽しみ方~それぞれの思い出を胸に

今日のライブをみながら、当時の彼女たちのことを私は何度も思い起こしていた
バスラは他のライブに比べて昔を懐かしむ要素は強いのだが、11thバスラ以前に比べても当時を思い起こす頻度が今回は顕著に多かったように思う

11thバスラの考察記事は↓から

この理由はもちろん2015年~2017年の曲目を固めたことが大きいが、それだけではないと思う
個人的には演出家変更の影響が大きいと踏んでいる

思えば今年は演出家変更以降で初めてのバスラである
振り返ると昨年の夏のツアー以降、演出が薄口になったような感覚がある
夏のツアーでも感じていたが、VTR等で印象深いストーリーを固めていくのではなくパフォーマンスの時間をきちんととり見る者の解釈にゆだねるスタンスなのかなと解釈している

どちらのやり方にも良い面があるので評価は難しいが、今回のバスラは当時の思い出をきちんと振り返ることができた印象はある
特に私は2期生推しだったので、
研修生期間を終え、悩みながらも自力をつけ始めた彼女たちの姿を
2015年に初めての選抜落ちを経験し、アンダーライブやサンクエトワールからもう一度チャンスをつかんだ推しメンの姿を
あのときの悔しさや充実や達成感、いろいろな思い出を懐古することができた

こんな感じでそれぞれの思い出を思い起こしつつ楽しむのが今回のバスラの楽しみ方なのかなと考えている

②3期生の8年間

その中で唯一印象に残るように演出されていたのが、3期生の存在だと思う

最初のVTRから3期生が加入した「8年前」というキーワードが入っていたり、『ハルジオンが咲く頃』『三番目の風』『僕の衝動』と3期生パートはクローズアップされていたように思う

そして今日の一番の見どころは3期生パート明けの『設定温度』だろう
3期生が初めて先輩と歌った楽曲で、1期生→2期生→3期生の順に歌唱パートが回ってくるのだが1期生のところを3期生が歌っているのはあまりにも感慨深い
湯治は先輩に少し遠慮がちに歌っていた彼女たちが、堂々と後輩をリードしていく姿には引き込まれた

3期生の皆さん、これからもよろしくお願いします