2021/04/18 ノギザカスキッツライブ

1.全体の感想

ノギザカスキッツの番組から飛び出した配信ライブ。
予想通り明るく楽しい物であった。
こういったただ楽しいイベントを考察するのはナンセンスなのかもしれないが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい。

2.振り返りポイント

①コントパート

コントパートはただただ面白かった。
メンバーの負担は大きいのかもしれないが、たまにはコントのイベントとかやってほしい。
個人的には全ツとかでライブ向きでない曲をやるくらいなら、コントや寸劇をやるのはありだと思うんだよな。

②ザ・スキッツテン

せっかくノギザカスキッツの名を関したイベントなので、スキッツテンの曲もっと聞きたかったな。
ヤバ*ヤバとかシュガーとか見たかった。
(スキッツテン以外の楽曲だとやんちゃなやんちゃんも見たかったが、これはちょっと厳しいのかな…)
個人的にはライブパートにスキッツテン挟むのもありだったと思う。

③期別パートについて

このライブを考察すること自体がナンセンスかもしれないが、強いてテーマを考えるなら「3期と4期の壁をなくす」だろう。
それなのに普通に期別パートをやるのは個人的には疑問。
3期が4期・4期が3期の曲を歌ったり、もしくはみんなで3・4期楽曲を歌う方が主題沿っているのではないか。

④ノギザカスキッツについて

3期が入ってからの半年は28人全員にスポット当てるのが大変そうだったなあと。
名物コントもそれはそれで見たいから複雑な気持ち…。
期間の短さもネックだったので、act3があるといいな。

2021/03/29 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 1期生ライブ

1.全体の感想

剥き出しのリアルな感情が感動を呼んだ昨日の2期生ライブとは一転、とても楽しくて幸せなライブであった
気になった演出のポイントを振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①「『挑戦』から『成熟』へ」

ライブのVTRの中にあった言葉だが、まさにこのライブを表すのにふさわしい言葉だと思う
緩急がすごすぎる全員センター企画のようにファンが喜ぶであろうことを時に全力で、時におふざけを交えつつ楽しみながら披露する余裕はさすが10年戦士といった感想をもった
従来の乃木坂ライブで多かった「内気な女の子の成長」というテーマとは対極にある、完成度が高い成熟したエンターテイメントがそこにはあった

②「今」の乃木坂

もう一つ印象的だったのは徹底して「今」に焦点をあてたライブだったことである
卒業生に光を当てる演出はほとんどなく、成熟した現在の1期を描く演出はこれはこれですごく好きだった
2/23全体ライブの一期生パート(詳細は下記のリンクを参照)では卒業生に焦点を当てていたので意外であったが、両方を合わせて完成形の1期生ライブとなるのかもしれない
https://nogi-live.yamamemo.net/9th-year-birthday-live-all/

③幸せの理由

今日のライブはすごく幸せを感じるライブだったと思うのだが、その理由は彼女たちが「今」の乃木坂を好きというのが伝わってきたからだろう
ライブ本編を人数が少なくなってきた1期生と楽しみ、アンコールで後輩の楽曲を楽しむ姿が何よりも雄弁に「好き」を語っていた
そしてその「好き」は、言ってみればファンの僕らとかなり近い目線であった
それは彼女たち自身が第一線を退きつつあるからこその目線であり、一抹の寂しさはあるが…
それでも大好きな彼女たちと好きなものを共有できていること、こんなに幸せなことがあるだろうか

2021/02/23 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE

0.はじめに

今日の1期生ライブを考察するにあたって2/23の全体バスラを振り返っておきたい
当時のTwitterでつぶやいた感想をもとに再構成し、記載します

1.全体の感想

バスラの本来の趣旨は乃木坂の歴史を感じることだと思っている
例年のような全曲披露ではなくなったが、逆に趣旨がわかりやすくなりとても良いライブだったと思う気になった演出のポイントを絞って振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①3期生について

ライブは冒頭→各期パート→2020年振り返り→アンコールと進んでいったが、今回の肝はこの各期パートだったと思う
3・4期が見せる新しい乃木坂、最終章に入りつつある2期、貫禄の1期ととても流れが綺麗だった
ただ強いて言えば3期生は各個人は好きだが、期全体としてどういう物語として見ればいいのかがやや分かりにくかった
ほかの期は

  • 1期→内気な女の子が仲間を得て、強くなったという乃木坂のメインストーリー。現在は事実上エピローグ。
  • 2期→各メンバーが支え合いながら不遇を乗り越える乃木坂のアナザーストーリー。現在は堀未央奈卒業に向かう最終章。
  • 4期→新しい乃木坂。仲良しわちゃわちゃ感が強いキラキラアイドル。

として見ているのだが、3期も色が今後出てくるかな
3期のドキュメンタリーとか見たいなあ

②もういない人を見せる演出

8thバスラでまいやん&まっつんが手で7と3の指を作ったときにもっとこういうのを演出でやってもいいんじゃないかと思ってたが、今年かなり全面に出てきた
マネキンで液晶に卒業メンバーの映像が出てきたこととサヨナラの意味への流れは言うまでもないが、特筆すべきは狼に口笛よでアンダーメンバーまで想起させることだと思う
卒業メンバーすらも誰も忘れない乃木坂らしい演出だなあと思った
正直演出が素晴らしすぎてほとんど1期生のパフォーマンスは見れていないが、その分1期単独に注目ってことですね

③堀未央奈について

アンコールまで忘れかけていたが、今回が我が推しメン堀ちゃんのラストバスラだった
「そんなバカな」のラストで変顔したり、自由ではちゃめちゃな堀ちゃんが好きなことを再認識した
ごめんこれは演出の振り返りでなく、単なる感想ですね…

2021/03/28 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 2期生ライブ

0.はじめに

ライブを振り返っていきたいが、考察を始める前に
まずは堀ちゃん卒業おめでとう
そして本当にお疲れ様でした

1.全体の感想

しかし推しである堀ちゃんの卒業ということもあるが、想定を1枚も2枚も超える印象的なライブであった
ライブって基本「綺麗なもの」を見せると思うのだが(卒業ライブは特に)、リアルな剥き出しの感情が見える素晴らしいライブだった
堀ちゃん推しのためやや客観性を欠いた記述となるが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①アナスターシャ

2期生が苦難を乗り越えて不可能と言われたバベルの塔を建てるMVが印象的なこの曲で始まったライブ
僕が言うまでもなく不遇と言われた時を乗り越え、現在はそれぞれが活躍している2期生だからこそ歌える楽曲である
それゆえに完全に清々しい気持ちで2期生の物語は大団円を迎えるものだと思っていた。この時点では。

②1期への憧れ

加入時期が離れている3・4期が憧れを抱いていることはよく話されているが、2期生も1期への憧れが強かったのだなと改めて実感した
「ハルジオン」とか「サヨナラの意味」をセトリに含めてくるのは、その憧れの大きさゆえなのだろう
若干主題とはずれるが「サヨナラの意味」はライブで誰がセンターやってもその奥にななみんを見てしまうから、今回のようにななみんを想起させるのがいい使い方かもしれないなあと思った

③実現しなかった理想

しかし2期生は憧れていた1期のように選抜でガンガン大活躍とはいかなかった
それでも2期生はそれぞれが武器を身につけて活躍の場を得たので、そのことはもう本人たちの中で消化し納得しているものだと思っていた
それだけに「13枚目で2期生が誰一人選抜に入れなかったこと」を語り、涙を堪えられない堀ちゃんは衝撃だった
その誰一人選抜に入れなかった「今、話したかった誰かがいる」を幻想的な白ライトをバックに歌っていた姿をみて、堀ちゃんが夢見た世界がちょっと垣間見えて泣けた

④2回目のアナスターシャ

その過程を経て見た2度目のアナスターシャは全く印象が違った
叶わなかったものに拘泥するのではなく、自分たちがもぎ取ったもので活躍するその姿に僕はリアルな強さを感じた
もちろん、最後に2期以外のメンバーが出てきたのは乃木坂らしいいい演出だった

⑤堀未央奈について

一般的にはアイドルって夢や希望を見せる職業なのだと思う
それだけに卒業ライブで叶わなかった夢を必死に断ち切り、新たな道に進もうとする姿を見せたのは頭を鈍器で殴られたかのような衝撃だった
しかし人間離れしていて何を考えているのか分かりにくい堀ちゃんが最後に見せた泥臭い姿に、どれだけ感動をもらったことか
そのボロボロになりながらも戦う姿に心底共感し、自分も頑張ろうと思えた

と本来は締めたいのだが、

  • なんでメンバーが感動的なこと言ってる中で花がいい香りって言い続けるんだよ
  • なんでアフター配信の最後の最後にラッパー風に「yo!」とかやってるんだよ

これきみの卒業ライブなんだぜ…

ただ思わず声あげて突っ込みたくなるくらい、意味わからないはちゃめちゃさもまた好きなのである
このブロック正直考察ではないが、堀ちゃんを推していて本当に良かった