2022/3/15 乃木坂46の「の」 presents 「の」フェス

1.全体の感想

乃木坂46の「の」の番組から飛び出したイベント
明るく楽しいイベントだったし、久々に乃木のの聴こうかなと思ったので文化放送開局70周年記念としては大成功のイベントだったのではないか
こういったただ楽しいイベントを考察するのはナンセンスなのかもしれないが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい
なお今回は現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分臨場感を伝えられればと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
ラジオ企画を生で行うMCパートはもちろん、ライブパートも乃木のののBGMで使われている楽曲をやったり、歴代MCがセンターを務めたりなどらしさ満載のセットリストだった

3.振り返りポイント

①「乃木のの 勝手に選抜!」

MCパートの中から、大人気勝手に選抜企画を事前予想とともに振り返っていきたい
(人狼考察含めて最近予想屋みたいになってきてるな…笑)

妹選抜
〇フロント5人事前予想…岩本 蓮加、掛橋 沙耶香、柴田 柚菜、筒井 あやめ、与田 祐希
やはり各期の最年長は強いのでれんかちゃんとあやめちゃんは予想
また甘える印象が強いさやかちゃん、ゆなちゃんも順当か
最後一枠は飛鳥ちゃんとよだちゃんで悩んだが、飛鳥ちゃんはさすがに大人になったのでよだちゃんと予想
〇正解…柴田 柚菜、遠藤 さくら、筒井 あやめ、岩本 蓮加、与田 祐希
まさかのさやかちゃん落選!
(推しということもあるが)一番最初に予想したくらいなのに…
ただ甘えるさくちゃんの破壊力は相当なものなので、なるほどといったところではある
あやめちゃんがセンターもMCやってることもあってまあ順当ですね
〇個人的妹にしたいメンバー…梅澤 美波
いい女梅澤美波が自分の前では妹というシチュエーション、とてつもなく良いと思うのだがいかがだろうか
1位発表前にいろんなメンバーにいじられて「私かな?」みたいな茶番をやってたけど、割とマジで良いと思うんだよな

あざとい選抜(秋元真夏さんは除く)
〇フロント5人事前予想…山下 美月、掛橋 沙耶香、柴田 柚菜、田村 真佑、早川 聖来
真夏さんは殿堂入りとのことだが、この人も殿堂入りで良いだろうという山下プロはまず当確だろう
ほかには先ほど同様甘える印象が強いさやかちゃん、ゆなちゃんはこちらでもランクイン予想
「愛が足りひん」せいらちゃんと「天性の甘えボイス」まゆたんも間違えないはず
〇正解…齋藤 飛鳥、柴田 柚菜、山下 美月、田村 真佑、早川 聖来
またしてもさやかちゃん落選!
飛鳥ちゃんはかなり癖のあるタイプのあざとさなので二列目予想だったのだが、こんなに強いとは
そしてセンター山下プロはさすがの貫禄だった
めちゃくちゃ良席だったから肉眼で見られたけど、見た目も仕上がりすぎてて(生で見たアイドルで一番感動したかもしれない…)惚れてしまう…

②3期の安定感

46時間テレビから感じていたことだが、3期生に1期生が持つような抜群の安定感が出てきたように思う
前述の妹選抜一位発表時の茶番を3期生主導で始めるなど、アドリブまで始めるのは芸達者すぎる…
順調に乃木坂の王道を歩んでいく3期生に今後も目が離せないと思った

③『Actually…』~46時間テレビスペシャルライブと比較して

46時間テレビのスペシャルライブ考察で乃木坂史上最大の問題作と表現したこの楽曲には触れざるを得ない
当時の考察は↓から
2022/2/23 10th Anniversary 乃木坂46時間TV スペシャルライブ

センター不在(個人的にはフォーメーションが目まぐるしく変わるダンスゆえに、飛鳥・山下のダブルセンターというより不在に見えた)ということもあり、かなり印象は変わった
高度なフォーメーションダンスではあるが、46時間テレビで見たような攻撃性というよりしなやかさを強く感じた
センターありきに見えた46時間テレビのパフォーマンスから、核が抜けても短期間で再構成できる乃木坂は改めて流石だなと思った
(なお一人であれだけ空気を変えられるアルノちゃんもえらい才能の持ち主だなとも思う)

しかしこの曲に内在する、「乃木坂が壊れるかもしれない」という危うさは全く消えていないと思った
このテーマは他のアイドルグループとも比較しつつ語りたい根が深い問題なので、近いうちに筆を改めて『Actually…』考察として投稿したい

乃木坂電視台考察~10th Anniversary 乃木坂46時間TV2022感想に代えて

0.はじめに

46時間TV関連記事としてスペシャルライブ考察人狼考察をまとめてきたが、最終回である今回は全般的な感想を書いていきたい
ただ単に感想を述べても面白くない…
そこで乃木坂電視台のコーナーに焦点を当て「どのような電視台が意義があるのか。もしくは心に残るのか。」についての考察をメインに据えて、時折感想を混ぜ込んでいこうと思う

1.そもそも乃木坂電視台とは?

各メンバーが10分程度の持ち時間で行う個人企画
乃木坂46時間TVでは毎回恒例となっている

2.どのような電視台を良しとするか

ここでは筆者がどのような電視台に意義を感じているかについて話したい
なお想定される反応として、本人が楽しければそれでいいんじゃないかというものがあるが今回はスルーしたい
もちろんファンとしてはメンバーがただ楽しんでいれば当然嬉しい気持ちになるが、達成ハードルが低いのでプラスアルファをどう狙っていくかとここでは考えたい

早速だが、良い電視台は3パターンあると思う
これらをある程度明確に打ち出せた電視台はとても意義があるものだと思う

目的①新たなファンの獲得が見込める
ファンの拡大はアイドルとしてはトップレベルに優先事項が高いかと思う
多くのファンを獲得するには話題性が必要なので、結構ハードル高めではある
まだファン層が確立していない4期生や、乃木坂全体の拡大に貢献すべき「エース」と呼ばれるメンバーはこの枠を狙っていきたい

目的②仕事につながる
ファンの拡大と並び(場合によってはそれ以上に)重要なのが仕事につながるかという観点であろう
ベテラン勢は46時間TVを見てるファンの推し増し・推し変は今更狙いにくいので、現在乃木坂ファンでない層への露出のためにもこちらを狙っていきたい

目的③ファンとの絆を強固に
①②を攻めの戦略とするならば、既存のファンをがっちり固めにいく守りの戦略がありうる
もちろん1・2期生を中心に、この方針にも一定の意義がある
ただ推しメンだったら何やっても嬉しくなるファンが大半だと思うので、わざわざ守りの戦略をとるよりは①②を優先した方が良いと個人的には思う

3.乃木坂電視台内容とその分類

この章では各メンバーの電視台の内容を簡単に振り返りたい
また電視台の内容はある程度方向性別にまとめられると思うので下記の通り分類する

パターンA…練習&発表系
かつていくちゃんがやっていた、世界の民謡や楽器挑戦シリーズなどが代表例
練習で時間がとられるが、話題になりやすくリターン(目的①②につながる)も大きいように思う
ただ先生を雇う系統のものが多いためか、誰しもができるものではないのかもしれない…
実際人気メンバーがやっていることが多いように見える
パターンB…趣味・特技・個性を生かす系
かつてかりんちゃんがやっていた、将棋などが代表例
工夫すれば目的②の外仕事にもつながりうるのが特徴に見える
またパターンAに比べて時間がとられず、さらにお金もかからないのもメリットか
しかし熱量が何よりも重要になるので、趣味がないメンバーにとっては厳しい…
パターンC…お笑い・シュール系
かつてまっちゅんがやっていた「マツミン」や堀ちゃんの「堀熱大陸」などが代表例
うまくいけば目的①につながりかなり跳ねるが、どのパターンよりもセンスが問われる
パターンD…チャレンジ系
身体をはったり、その場で何かに挑戦する系の企画
狙いとしては目的①だろう
ただ結構数はある割に、話題に上る代表作が少ない気がする…
パターンE…その他
もちろん上記に当てはまらないパターンもある
もっと言うと上記パターンの複合型もある

今回の電視台内容
・秋元真夏 …「真夏の大冒険!」(一輪車パフォーマンス、パターンABC複合)
 真夏さんの運動音痴キャラが生きていた。よだちゃんの解説がシュール…。
・齋藤飛鳥…「初めてのタップダンス」(パターンA)
・樋口日奈…「WILD SPEED HINA」(バイク企画、パターンB)
・和田まあや…「まあやチャレンジ中」(46時間TV全体通してのドッキリ企画、パターンC)
・北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」(パターンE)
・鈴木絢音…「狂気的な彼女」(ペンキで真っ白な紙をペイントするパフォーマンス、パターンE)
・山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」(パターンB)
・伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」(パターンB?)
・岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」(パターンB)
・梅澤美波…「梅澤美波の孤独のグルメ」(パターンBC複合)
 基本グルメ企画だが映像がちょっとシュール
・久保史緒里…「弾き語りに挑戦」(パターンA)
・阪口珠美…「たまトレ」(パターンB)
・佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」(パターンB)
・中村麗乃…「中村麗乃の休日 vlog~浅草編~」(パターンB?)
・向井葉月…「アイドルのモーニングルーティン」(パターンC)
・山下美月…「⼭下美⽉、46 ⼈斬り」(パターンA)
・吉田綾乃クリスティー…「世界記録への道」(パターンD)
・与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」(パターンA)
・遠藤さくら…「ハウスダンスに挑戦したい」(パターンA)
・賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」(パターンB)
・掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」(パターンC)
・金川紗耶…「金川紗耶の円グラフ」(パターンB?)
・北川悠理…「北川悠理、奇跡を起こす」(パターンD)
・黒見明香…「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦」(パターンB?)
・佐藤璃果…「岩手を知って欲しい!」(パターンB)
・柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」(パターンE)
 2日目と3日目両方で行われた日の出中継
・清宮レイ…「全力ポジティブ応援」(パターンB)
 キャラが似ているといわれるらしいティモンディ高岸さんと共演
・田村真佑…「まゆたんの睡眠導入タイム」(パターンB)
・筒井あやめ…「書道パフォーマンス」(パターンA)
・早川聖来…「せらずきっちん!」(パターンBD複合)
 料理を作りながら体を張る系
・林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」(パターンD)
・松尾美佑…「松尾美佑 1人暮らししてみたっ」(パターンC?)
 一人暮らしあるある
・矢久保美緒…「人生で1番盛れた写真を撮りたい!」(パターンB)
・弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」(パターンCD複合)
 シンデレラの格好をしつつ、体を張る不思議な企画

4.結果検証

本章では電視台の結果を先述の目的①②③と照らし合わせて検証していきたい

①定量的検証~トレンド検証

主観を挟まずに測定可能なものとして、トレンドの検証を行っていく
ここではネットニュースとTwitterを分析していきたい

ネットニュース
Googleのニュースタブで検索を行った結果、乃木坂電視台関連の記事として下記のような記事が出てきた
まずはニュースタイトルとなった電視台を対象としたい
『乃木坂46時間TV』齋藤飛鳥、キレキレのタップダンス披露し「ムリムリムリムリ…」
文句なしでニュースとなっていたのは飛鳥ちゃんの電視台だけだった。流石乃木坂のエース。
次に対象を少し広げてみたい
なお複数の企画をまとめている記事の本文に少しだけ記載されているなどはキリがないのでここでは触れない
乃木坂46の佐藤楓さんが飛鳥山に来てたみたい。
乃木坂46梅澤美波、孤独のグルメ風?もぐもぐSHOTをファン絶賛「女神梅ちゃん」「やはり最強」
賀喜遥香『乃木坂46時間TV』で描いたメンバーの似顔絵の小ネタ紹介「レイちゃんの肩にみかん」
『乃木坂46時間TV』で弓木奈於が無双! 迷言連発、人狼では鋭さも光り評価うなぎ上り
でんちゃんの記事は真正面から電視台が取り上げられているが、赤羽のコミュニティマガジン的なものなのでトレンドとなったとは言いがたい…
梅ちゃんの記事は電視台についてInstagramで、かっきーの記事はラジオで触れたことをまとめた記事なので直接的ではないが一定程度影響力があったと言ってよいのではないか
弓木の記事は電視台を含め3日間での彼女の活躍(?)がまとめられている
電視台単体ではないが、これは話題になったといっても良いように思う

Twitterトレンド
次にTwitterのトレンドになったワードをこちらのサイトをもとに調べていく
電視台と関連している可能性があるのは、2/23にトレンドに入っている「久保ちゃん」くらいではないか
(1日単位の集計なのでもしかすると夜のオールナイトニッポン関連かもしれないが、私の記憶でも電視台中にトレンドには入っていたはず)
50位以下は残念ながらわからないが、少なくともよだちゃんと弓木・まあやも電視台中にトレンドに入っていたと記憶している

まとめると飛鳥ちゃん・梅ちゃん・かっきー・久保ちゃん・よだちゃん・弓木・まあやあたりは「目的①新たなファンの獲得が見込める」の前提である、話題となるに成功していると思う
やはり人気メンバーは強いなと…
(ただかっきー・久保ちゃん・よだちゃんを中心に企画内容もかなり好評だった印象なので、一概に人気だけではないことは補足する)
そこに喰らいつける弓木とまあやはさすがの天才ぶりだった

②定性的分析~特に印象に残った電視台について

「目的②仕事につながる」「目的③ファンとの絆を強固に」は現段階で定量的な評価を行うのは難しい
そこで特に印象に残った電視台を振り返り、定性的に分析していきたい
なおここでは少なからず私の主観が入り込んでしまうことはご留意して読んでいただきたい

北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」
卒業が迫っているということもあり、「目的③ファンとの絆を強固に」を狙いに行っているなと感じた
ファンとしてもきいちゃんの乃木坂愛を感じられて感慨深いし、きいちゃんの状況を考えればベストな企画だったと思う

山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」
乃木坂内のクイズの雄、れなちが作問者側に回ったクイズ大会
強みが生きるとはまさにこのことだし、アンダーから外仕事を得た彼女はさすがの企画力があるなと思った

伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」
現段階では非常に評価に困る電視台
今回で終わらずにラジコンを本格的にはじめ、仕事を得られたらとても良い電視台となると思う
ラジコンアイドルは珍しいから面白いんじゃないかな

岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」
れんたんがアニメ好きなのは知っていたが、ここまでの熱量とは…
生き生きとしていて見ていて楽しかったし、仕事にもぜひつながってほしいと思う
趣味を熱く語る系の電視台は結構再現性は高めだと思うので、趣味があるメンバーは次回以降この電視台を見習ってもよいかもしれない

久保史緒里…「弾き語りに挑戦」
いくちゃんの弾き語りの歴史を継ぎたいと弾き語りに挑戦した企画
2人の関係を知るファンからすれば、涙なしには見られない企画だった
途中演奏が止まってしまったがナイスチャレンジだったし、演奏後泣いている久保ちゃんに駆け寄る3期生をみて「これが乃木坂だよな」と思った
この企画が一番心に残ったというファンも少なくないのではないか

阪口珠美…「たまトレ」
佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」

ちょこちょこ運動系企画をやっている印象がある2人
2人で外仕事とかにつながるといいな

与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」
ももちゃんが卒業した今、もう一度『逃げ水』に向き合うというファン泣かせの企画
ギター詳しくないけど、ちょっとの練習期間でこんなに弾けるようになるものなのか…?
最近は奇想天外な一面がフォーカスされがちなよだちゃんだけど、これ見ると本当に良い子だし多才なところもわかる神企画だったと思う

賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」
ただですら寝られない46時間TVで、1~4期メンバーを全員描くというかなりハードな企画
かなり話題になっていたという意味では大成功なのだが、MCとかで出番も多く倒れないか心配になった
ゆっくり休んでください

掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」
推しが可愛かったので満足
ただ乃木恋のリアイベ(こちらの記事でレポートしています)とかでやったようなギター弾き語りのほうが、ほかメンバーと差別化できて新規ファンの獲得には有意義だったのではとも思う
それでも推しが可愛かったので満足

柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」
朝6時からとかなり早いこともあり、メンバー・ファンともにかなりハードな企画だったと思う
この企画があったことでライブ映像中寝ていても46時間TV中の睡眠時間が4時間程度になってしまった…
ただ「あの時きつかったよねー」と数年後もファンとゆなちゃんの間で話題になりそうだなとは思う
どこまで意図しているのかはわからないが、「目的③ファンとの絆を強固に」はかなり達成されそうだなと思う

林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」
めちゃくちゃ面白かった
ただ先輩メンバーのバラエティ的立ち振る舞いが流石で、るなちゃんより先輩たちに目が行ってしまうのは大丈夫なのかなと思った
それでもこの企画でバラエティを学び、数年後に活躍してくれればそれはそれで良いかもしれない

弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」
相変わらず発言がひっちゃかめっちゃかで面白かった
特にてんぱっているときは最高だった
シンデレラの格好も似合っていたし、ビジュアル面でもアピールできたのではないか
本人は「先輩の電視台見ていたらあんな内容で申し訳ない」と反省していたが、弓木はこれでいいと思うぞ
ただ弓木が天才だから面白いのであって、ほかのメンバーは真似できないな…

和田まあや…「まあやチャレンジ中」
もう一人の天才の企画
46時間でよくあれだけしょうもないこと詰め込めるな…笑

5.総評

ここからはかなり個人的な感想となるが、電視台についてまずは「目的②仕事につながる」を目指していくのが良いのではないか
「目的①新たなファンの獲得が見込める」を狙っていくためには人気・天才さ・企画力がかなり必要である
もちろん狙える人はほかメンバーとの企画差別化の意図も含め狙うべきだと思うが、そこまでの余裕がないメンバーも多いだろう
また「目的③ファンとの絆を強固に」は今回であればきいちゃんなど狙うべきメンバーは限られると思う
ただ全員が「目的②仕事につながる」を狙うと、「パターンB…趣味・特技・個性を生かす系」企画が多くなることが予想されるので梅ちゃんのようにVTRを工夫するなどで差別化できるとよいと思う

ほかには1・2期生の電視台が面白いことはもちろん予想通りだったが、電視台では3期生が期待以上に光ったと思う
かなり印象に残った久保ちゃんやよだちゃんの感動系から、熱量が高いれんたんの企画、自分のキャラを生かしたたまちゃん・でんちゃんの企画、ただのグルメ企画にならないようVTRを一捻りした梅ちゃんの企画など見ていてとても面白かった
また3期生は企画面以外でも印象に残った
久保ちゃんの電視台で泣いている彼女に駆け寄るメンバーの姿は、3期生ライブ(こちらの記事でレポートしています)でみた乃木坂らしさの継承が表れた象徴的なシーンだったと思う
今後も彼女たちから目が離せないなと思える46時間TVだった

2022/2/22 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第二夜2戦目

0.はじめに

例によって46時間テレビの乃木坂人狼第二夜2戦目を考察していきたい
こちらで今シリーズは最終回となります
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第一夜2戦目
2/22第二夜1戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、ほかの人狼考察記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・騎士・霊媒師・狂信者(各1名)、市民(残り全員)
※狂信者…人狼の味方。人狼が誰かを知ることができる。ただしカウントとしては市民とカウントされる。占い師や霊媒師の鑑定では人間と出る。(「裏切り者」の人狼が誰か知ることができるバージョン)

3.参加メンバー

  • 田村真佑
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 掛橋沙耶香
  • 佐藤璃果
  • 和田まあや

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→でんちゃん
狂信者→まあや
人狼or役職→葉月

カードをめくって役職確認した時のドヤ顔、1ターン目に市民ですと言ってすぐに下を向いて目を外した挙動から確信度合いは低めだがでんちゃんは人狼予想
まあやは「純粋市民対決」という謎行動を持ちかけるなど、場をかく乱させていることから狂信者予想
葉月はカードをめくったときにため息ついてたけどこれは何だろう?
ほぼ間違えなく役職持ちか人狼かだけど、どちらかわからんなあ…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→りりあ

トーク内容
・まあや提案「純粋市民対決」
(誰が一番純粋な市民の目をしているかという謎の対決。普通に考えれば時間の浪費。1ターン目にこういう謎行動をとる人は乃木坂人狼だと狂信者の可能性が高い気がする。)
・でんちゃん 純粋市民対決ですぐに目を外す
(たまちゃんにも突っ込まれていたけど、明らかに不自然だった。突っ込まれた後に何かあっても市民側と強調した当たり、なんか人狼臭く見える。)
・りかちゃんが役職持ちと発言
(直前のゲームで役職持ちが1ターン目でカミングアウトしたことで、有利に働いた。その展開を踏襲してるので、これは合ってそう。しかも誰も出てこなくて不安な目をしてるあたり、ほぼ確実に役職あり市民側のはず。)

投票
まゆたん→たまちゃん
りりあ→まゆたん
たまちゃん→りりあ
でんちゃん→りりあ
れのちゃん→まゆたん
葉月→でんちゃん
さぁちゃん→まあや
りかちゃん→まあや
まあや→りりあ

1日目夜 襲撃→りかちゃん

(騎士がいればほぼ確実にりかちゃんを守る状況の中でのこの選択は攻めてるなと思った。逆にこの状況で守られないということはりりあorりかちゃんが騎士だったということだろう。また初日昼にりかちゃんが投票したのはまあやだが、もしまあやが人狼だったら単細胞過ぎる気がする。となるとまあやは狂信者がなお濃厚では。)

2日目昼 追放→葉月

トーク内容
・騎士と霊媒師はすでにいないと予想される
(1日目夜にりかちゃんが襲撃されたことから騎士はいないだろう。霊媒師はまだわからないのでは?ただ仮に霊媒師がいた場合、りりあが人狼サイドなら名乗り出るはずなのでりりあは市民側になる。また霊媒師がすでにいない場合も、前述の通り騎士はいない可能性が濃厚なのでこの場合りりあは霊媒師or騎士となる。いずれの場合もりりあは市民側となり、人狼は2人とも場に残っていると予想される。)
・れのちゃんが話を進めている
(乃木坂人狼だと話を進めていく人はノーマル市民である傾向)
・れのちゃん「葉月はソワソワしてる」→葉月「計算させて。れのは狂信者ではないと思う。」
(葉月は確かにソワソワしてる。私自身、役職持ちかそれとも人狼かであると予想している。ただその後の何かを言いたいけど理由があって言えないような感じは、騎士が場にいないから名乗り出られない役職持ちに見えるけどなあ。)
・さぁちゃん「まあやさんは人狼。夜にそちらから音がする。」
→まあや「スタッフさん側の音だと思う。」
(音は配信見てる側にはわからん…。)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まゆたん
でんちゃん→葉月
れのちゃん→たまちゃん
葉月→さぁちゃん
さぁちゃん→まあや
まあや→葉月
(葉月がいろいろ言われていた割に2票しか入らなかったのはやはり役職持ち市民感が出たからだろう。すでに疑っていることもあるが、ここで葉月をさしたでんちゃんとまあやは人狼側な気がする。ただここで残っても次に襲撃されるのは葉月だっただろうな。)

2日目夜 襲撃→さぁちゃん

(さぁちゃんがひたすら疑っていたのはまあやだったけど、仮にまあやが人狼だったとしたらそんな相手を直後に襲撃するのはリスキーだと思う。残り人数少ないし一人でも自分に入れる人を削りたいからまあや人狼説もなくはないが、今までの行動的に狂信者の確率のほうが高そう。そしてモニタリングルームの発言で人狼がまだ2人残ってるのがわかってしまった…。)

3日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・まあやが占い師であるとカミングアウト れのちゃん→人狼、まゆたん・でんちゃん→市民
(個人的には嘘なのではと予想。今までの言動かられのちゃん→市民・でんちゃん→人狼・まあや→狂信者予想なので、この状況でまゆたんが人狼だとするとかなり腹落ちする。これ合ってたら市民側負けでは?)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まあや
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→まあや
まあや→れのちゃん
(この結果をみてすべてを察した。まゆたんはノーマークだったけど、ずっと「わからない~♡」とか中身ない発言をしていたのは今考えると人狼だから話を進めたくなかったんだろうな。)

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…まゆたん、でんちゃん
  • 市民…りりあ、たまちゃん、れのちゃん
  • 騎士…りかちゃん
  • 占い…葉月
  • 霊媒師…さぁちゃん
  • 狂信者…まあや

7.戦略

市民側
1ターン目のりかちゃんがひとりで役職持ちと名乗り出ちゃったのはミスだったな…
そのあとすぐに襲撃されたから騎士がいないことが明白になって、とても占い師&霊媒師が名乗り出られない感じになってしまった
これをリカバーするには初日に役職持ち全員名乗り出るしかなかったかなあ…
あとは細かいけど2日目昼の葉月はもう少しうまくふるまえたと思う
言動から役職持ちが濃厚となり騎士がいないことが明白であった以上、仮に2日目昼の投票を乗り切ってもその晩に葉月が襲撃されることは明白であった
ならばいっそカミングアウトし、2日目の投票で人狼を追放できる確率を少しでも上げるべきだったのではないか
特にこの時点で人狼が2人残っているのは明らかだったので、このターンで一人は追放しないとかなり厳しくなるから意外と重要な選択だったと思う
当事者がここまで冷静に判断するのは難しい気もするけどね…
あと行動分析的にはおかしな言動をしてたまあやとでんちゃんを早めに潰せなかったのが痛い

人狼側
言動に怪しい点は多かったけど、市民側がややミスってたおかげで終始有利に展開できた
ただ3日目昼のまあやのカミングアウトはかなり良かったと思う
れのちゃんとたまちゃんが残る中、れのちゃんを人狼に仕立てることで人狼側の票を分散させなかったのは目立たないけどgood

8.その他感想

今回も概ね1日目昼時点の予想が当たったから、乃木坂人狼では初動をきちんとみておくことはかなり重要だと思う
あと撹乱行動をとる人は人狼側、1ターン目から話を先導していくのはノーマル市民という傾向にあると思う
次回46時間がある時にも知見として活かしたい
こういうの見ると人狼やりたくなるなあ

2022/2/22 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第二夜1戦目

0.はじめに

前回に引き続き、46時間テレビの乃木坂人狼第二夜1戦目を考察していきたい
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第一夜2戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、第一夜目の記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・騎士・霊媒師・狂信者(各1名)、市民(残り全員)
※狂信者…人狼の味方。人狼が誰かを知ることができる。ただしカウントとしては市民とカウントされる。占い師や霊媒師の鑑定では人間と出る。(「裏切り者」の人狼が誰か知ることができるバージョン)

3.参加メンバー

  • 田村真佑
  • 伊藤理々杏
  • 掛橋沙耶香
  • 金川紗耶
  • 佐藤璃果
  • 中村麗乃
  • 早川聖来
  • 矢久保美緒
  • 弓木奈於

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→さぁちゃん
狂信者or人狼→れのちゃん

さぁちゃんは推しであることもありよく見ていたのだが、唇やたら舐めてて明らかに緊張してるなと思った
十中八九人狼と予想
また1ターン目から演技がうまいどうこうとかやたら関係ないことを話してるれのちゃんは人狼側(もっというと狂信者では?)と予想

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→さぁちゃん

トーク内容
・やんちゃんがすごく眠そう
(市民予想。役職持ちならもう少し緊張感出そう。)
・弓木の謎トーク「評価が鰻登り。普通の人と思われたい。」
(他のメンバーならこれで撹乱してるから人狼側かなと軽く疑うけど、弓木だし関係なさそう…。根拠ではないけど、弓木が本領発揮してて面白かった。)
・まゆたん・りりあ・やくぼが役職持ちと発言
(この時点でいうのはリスキーだし、人数あってるし割と信憑性ありそう)

投票
まゆたん→りかちゃん
りりあ→せいら
さぁちゃん→せいら
やんちゃん→弓木
りかちゃん→さぁちゃん
れのちゃん→りかちゃん
せいら→さぁちゃん
やくぼ→さぁちゃん
弓木→さぁちゃん
(役職持ちに名乗り出た子を指した人はいないので、現段階では根拠にならなそう。)

1日目夜 襲撃→なし

(普通騎士は役職立候補した人を守るはず。守れたということは1日目昼に発言していた役職は合っていた可能性が高そう。人狼側はゆっても3分の2の確率で役職持ちを排除するチャンスだったわけで、運がなかったとしか…。)

2日目昼 追放→やんちゃん

トーク内容
・まゆたん霊媒師カミングアウト。さぁちゃん→人狼。
(やっぱり笑。りかちゃん・せいら・やくぼ・弓木は一度目の投票でさぁちゃんにいれてるから人狼ではなさそう。さぁちゃんは一度目の投票でせいらにいれているので、せいらはほぼ確定で市民側だね。)
・ほかに役職カミングアウトなし
(ということは役職持ちは1日目に名乗り出たまゆたん・りりあ・やくぼでほぼ確定かな)
・役職カミングアウトをしていない、かつ一度目の投票でさぁちゃんに入れていないやんちゃんとれのちゃんが怪しまれる
(妥当な推論だと思う。これは楽勝で市民側勝てるのでは?)
・弓木がまゆたん霊媒師をやや疑っているご様子
(矢久保も指摘してたけど、まゆたんが霊媒師でないとしてほかの霊媒師が出てこないのはおかしい。仮に人狼側だとしても、ピンポイントで霊媒師に名乗り出るのはリスキーすぎる。)

投票
まゆたん→やんちゃん
りりあ→やんちゃん
やんちゃん→れのちゃん
りかちゃん→れのちゃん
れのちゃん→やんちゃん
せいら→やんちゃん
やくぼ→やんちゃん
弓木→やんちゃん
(話の流れ的にやんちゃんとれのちゃんの二択になるよね。ただやんちゃん眠そうでノーマル市民にしか見えないし、どっちかといえばれのちゃん追放した方が良いのではと思った。まあ次善の策だとは思う。)

2日目夜 襲撃→なし

(騎士すげえ。ただ1日目夜に襲撃しようとした人を再度襲撃すればほぼ確実に役職持ちを襲撃できるのに、人狼側がそれをしないのがひっかかった。おそらく1日目にまゆたんを狙ったのだろう。2日目昼の会話でまゆたんが霊媒師とわかったが、人狼が一人になった以上霊媒師を狙う意義はなくりりあorやくぼを狙ったと考えるのが妥当。まゆたん霊媒師説が一層説得力を増す結果となった。)

3日目昼 追放→りかちゃん

トーク内容
・霊媒師まゆたん やんちゃん→人間
(ゲーム続いている時点でそりゃそうだわな)
・りりあが占い師カミングアウト せいら・れのちゃん→人間
(れのちゃんが人間となる、まさかの展開。となると役職カミングアウトがおかしいか、人狼が最初のターンでさぁちゃんに投票したか…。役職カミングアウトに反論が3日目段階までない以上、前者は正しそう。となると最初にさぁちゃんに投票した4人から占いで人間判定のせいら・役職持ち濃厚なやくぼを除いた、りかちゃんか弓木が人狼と予想される。この二人は確たる根拠はないけど、2日目昼にまゆたんを疑った弓木が怪しい気がする。ただ弓木だから市民側であろうと変な動きはしそうなんだよな…。どちらにせよ2人を順番に追放するのが良いのでは?またれのちゃんはやたら話を撹乱する方向に動いてるので、改めて狂信者と予想。)
・やくぼが騎士をカミングアウト。まゆとりりあを守ったと発言。
(一層役職への信ぴょう性が高まった)
・りかちゃん「弓木は顔が怪しい。」
(顔は大事だと思うけど、弓木だからなあ。)

投票
まゆたん→りかちゃん
りりあ→りかちゃん
りかちゃん→弓木
れのちゃん→りかちゃん
せいら→りかちゃん
やくぼ→りかちゃん
弓木→りかちゃん
(そりゃりかちゃんか弓木の二択ですよね。発言的には弓木がちょっと怪しい気もするけど、おそらく人狼一人でターンに余裕もあるしどちらかを追放できればとりあえずOKかと。)

3日目夜 襲撃→りりあ

(これは順当。なおここでモニタリングルームのりかちゃんの発言で弓木が人狼とわかってしまった。ここまでくればまあそうだろうけど、割と弓木がうまくやってたなあ。)

4日目昼 追放→弓木

トーク内容
・霊媒師まゆたん りかちゃん→人間
・3日目の展開からボコボコに疑われる弓木
(これは厳しい。せいらに評判を気にしてるのいじられててくそ面白い。)
・れのちゃん「やんちゃん騎士だった説。矢久保は頭いいから嘘つける。」
(頑張ってると思うけど、冷静に考えると苦しい…。役職組がカミングアウトを1日目でしたからそれはたぶんない。ただこれ以上頑張りようもないな。)

投票
まゆたん→弓木
れのちゃん→矢久保
せいら→弓木
やくぼ→弓木
弓木→れのちゃん
(弓木どうした!?なぜれのちゃんに入れた?)

6.結果

市民側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…さぁちゃん、弓木
  • 市民…やんちゃん、りかちゃん、せいら
  • 騎士…矢久保
  • 占い…りりあ
  • 霊媒師…まゆたん
  • 狂信者…れのちゃん

7.戦略

市民側
1ターン目のさぁちゃん追放はラッキーでかなり有利になった印象
割とどう転んでもかつパターンだったと思う
そして矢久保がMVPだね
騎士の選択は正直運まじりだけど、昼の会話で妥当な推論導いてたのはとても良かった

人狼側
さぁちゃんが初日で追放されたのは運がなかったが、さらに運がない展開が続いてしまった
一日目夜の襲撃メンバー選択は2/3で役職持ちを潰せるはずだったので、こちらもかなり運が悪かった…
しかもそこで選択したのが霊媒師のまゆたんだったので、次のターンで殺してもあまり意味がないという最悪パターン
ここから少しでも勝ち目を探るなら最初の投票結果を強調するくらいだけど、役職の信ぴょう性がかなり高かったのでターンが進むにつれて苦しくなってくるのは否めない
あとは役職の固定化を避けるため2日目段階で役職(順当なのは名乗り出ない必然性がある騎士?)をカミングアウトすることも考えられるけど、かなりリスキー
ただそもそも1日目夜の結果が出た時点で、かなりリスク取らんと勝ち目がなかったように思う
狂信者れのちゃんはかなり頑張ってたと思う
3日目昼にやくぼが「りかちゃん→人狼・弓木→狂信者」という推論を立てた時に、「人狼をなくした方が良いんだよね?」とさりげなく確認していたのはかなりgood
目立たないし、僕のようにその時点でれのちゃんが狂信者と疑っていなければ違和感ないのでは…
4日目も頑張ってたけど、あれは割とどうしようもないかな…
そして弓木は最後のがテネットすぎるぞ笑笑

8.その他感想

概ね予想が当たってしまった。緊張ダダ漏れのさぁちゃんクソ可愛い。
このゲームを見て、乃木坂人狼では狂信者は初動で人狼操作を撹乱しがちになるのでなと仮説を立てた
次のゲームもこの点注視してみたが、おおむねあっていたので次回以降の乃木坂人狼でも注視していきたい

2022/2/21 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第一夜2戦目

0.はじめに

前回に引き続き、46時間テレビの乃木坂人狼第一夜2戦目を考察していきたい
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第二夜1戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、1回目の記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・霊媒師・コスプレイヤー(各1名)、市民(残り全員)
※コスプレイヤー…夜のターンで誰か一人を人狼の襲撃から守ることができる。ただし、自分自身や同じ人を2日続けて守ることはできない。また占い師や霊媒師の鑑定では「人狼」となる。(「騎士」の鑑定結果が人狼になるもの)

3.参加メンバー

  • 山下美月
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 吉田綾乃クリスティー
  • 与田祐希

4.1日目昼段階の当初予想

このゲームは全くわからなかった…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・あやてぃー「占い師の人?」
(1ターン目に積極的に動き出す人は乃木坂人狼だと普通の市民の傾向があるように思う。特にだれか特定の人を追放しようという意図が見えない場合は。根拠としては弱いけど。)
・りりあ「(役職を)言えない…。何かあると言っているようなものだけど。」
(どの役職かまで踏み込まないのでなんとも言えない…。)

投票
山下→あやてぃー
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→れのちゃん
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→りりあ
葉月→れのちゃん
あやてぃー→たまちゃん
よだちゃん→たまちゃん
(完全ランダムだろうし、れのちゃんは運がなかったね。あやてぃー怪しいところなかったし市民といったん仮定し、あやてぃーを刺した人を重点的に観察したい。)

1日目夜 襲撃→葉月

(葉月が指してたのはれのちゃん。これは情報得られねえか。あとモニタリング席の声でれのちゃん→占い師とわかってしまった…。)

2日目昼 追放→山下

トーク内容
・よだちゃんが眠そう…
(役職ありだと多少緊張すると思う。これはノーマル市民では。)
・りりあ「占い師がいたら、れのちゃんの次に一度目の投票で多かった人(たまちゃん・あやてぃー)を占うのでは?」
(一回目の投票なんてランダムだからたまちゃん・あやてぃーが怪しいとはならないだろうし、なんか誘導臭い…。かなり根拠としては弱いけど、初回投票があやてぃーだったこともあり自分が入れるならりりあかな。)

投票
山下→たまちゃん
りりあ→あやてぃー
たまちゃん→よだちゃん
でんちゃん→山下
あやてぃー→山下
よだちゃん→山下

2日目夜 襲撃→でんちゃん

上記によって人狼と市民側が同数に

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…りりあ、たまちゃん
  • 市民…葉月、あやてぃー、よだちゃん
  • コスプレイヤー…でんちゃん
  • 占い…れのちゃん
  • 霊媒師…山下

7.戦略

市民側
全体として薄い根拠の中戦うハードな展開だったと思う
情報があまりにも少なく、戦略から人狼サイドを炙り出すのは難しかった
個人的に2ターン目でややりりあが怪しいかなと思ったが、確証は全くないレベルで説得にも行けないと思う…
ただゲーム後にモニタリングメンバーから指摘されていたように、りりあが無意識でたまちゃんと自分を「うちら」と発言したり、カードが配られたときたまちゃんがカードをガン見してたなど行動分析から絞ることはできたのかもしれない
(私は全く気がつかなかった…)

人狼側
1日目昼に占い師のれのちゃんを追放できたのはラッキーだった
その後の1日目夜に葉月を襲撃したのはgood choiceだったと思う
葉月は初回投票で追放されたれのちゃんをさしていて、誰からもさされていなかったことから情報を市民側が探るのが難しくなった

2022/2/21 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第一夜1戦目

0.はじめに

変わり種のネタだが、46時間テレビの乃木坂人狼の展開を振り返って市民側・人狼側それぞれの攻略を考えていきたい
かなり細かめに振り返るので、4戦それぞれで一記事とする
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜2戦目
2/22第二夜1戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

この記事の前提として、まずは私がどのように本コーナーを見ていたかを共有したい
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・霊媒師・コスプレイヤー(各1名)、市民(残り全員)
※コスプレイヤー…夜のターンで誰か一人を人狼の襲撃から守ることができる。ただし、自分自身や同じ人を2日続けて守ることはできない。また占い師や霊媒師の鑑定では「人狼」となる。(「騎士」の鑑定結果が人狼になるもの)

3.参加メンバー

  • 秋元真夏
  • 北野日奈子
  • 佐藤楓
  • 金川紗耶
  • 向井葉月
  • 早川聖来
  • 矢久保美緒
  • 弓木奈於

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→せいら、葉月

やたら笑顔のせいらは不自然かなと思った
でんちゃんも指摘していたが、葉月もやたらと静かなのがあやしいなと
ともに確信具合としては弱めかな

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→同票のためなし

トーク内容
・弓木は「味方」
(これは多分市民側。弓木のことだから、市民側であることを先走って変な表現になったのかと感じた。)
・弓木とでんちゃんが役職持ちカミングアウト
・やんちゃんが占い師カミングアウト
(これは作戦としてはミス。だけどこの段階でいうのは人狼側だとしたらかなりリスキーだから、多分ほんと。)
・その他メンバーは市民と主張

投票
真夏→せいら
きいちゃん→葉月
でんちゃん→葉月
葉月→真夏
やんちゃん→真夏
せいら→やくぼ
やくぼ→やんちゃん
弓木→でんちゃん

決選投票
真夏→投票権なし
きいちゃん→葉月
でんちゃん→葉月
葉月→投票権なし
やんちゃん→真夏
せいら→真夏
やくぼ→真夏
弓木→葉月

1日目夜 襲撃→きいちゃん

(やんちゃんは普通騎士が守るので、ある程度妥当な人選か。あと投票で自分をさしていた人を真っ先に殺すのは単細胞すぎるので、根拠としては弱めだが葉月は市民側な気がする。)

2日目昼 追放→でんちゃん

トーク内容
・やんちゃんの占い やくぼ→市民
(先述の通りやんちゃん占い師の信憑性は高そうなので、これは信じて良さそう。)
・弓木とでんちゃんが霊媒師として名乗り出る
(でんちゃんのカミングアウトが怪しすぎる。個人的には弓木を信じてることもあり、これはでんちゃん人狼?)

投票
真夏→でんちゃん
でんちゃん→弓木
葉月→弓木
やんちゃん→でんちゃん
せいら→弓木
やくぼ→真夏
弓木→でんちゃん

2日目夜 襲撃→やん

(極めて妥当。これでやんちゃん占い師はほぼ確定。)

3日目昼 追放→せいら

トーク内容
・1人だけ行動が違うせいらが怪しまれる
(私も2日目投票ででんちゃんを指していない葉月、せいらがあやしいかと思う。ただ葉月は1日目夜時点で市民側予想してるから、せいら→葉月の順で追放すれば良いと思う。)

投票
真夏→せいら
葉月→せいら
せいら→葉月
やくぼ→せいら
弓木→せいら

6.結果

市民側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…でんちゃん、せいら
  • 市民…真夏さん、きいちゃん、やくぼ
  • コスプレイヤー…葉月
  • 占い…やんちゃん
  • 霊媒師…弓木

7.戦略

市民側
明らかに言動が不審なでんちゃんを人狼としていくと、結構容易にもう1人がせいらとわかる気がする
投票行動もミスはなく、総じて良いプレイだったと思う

人狼側
襲撃のメンバー選択にミスはなかったと思うけど、正直でんちゃんの霊媒師カミングアウトが痛手すぎる
リカバーするには2日目昼投票でせいらがでんちゃんに投票することで撹乱するしかないんじゃないかな
人狼1人になるから諸刃の剣だけど…

8.その他感想

葉月が黙っていたのはコスプレイヤーだったからなのね
確かにこの役職立ち回り難しそう…
あとコスプレイヤーは人狼側が化けるのに使えそう
うまく立ち回れば、ほかの役職持ちを炙り出して襲撃できるのでは

2022/2/23 10th Anniversary 乃木坂46時間TV スペシャルライブ

0.はじめに

皆さん、46時間プラスアフターパーティーお疲れ様でした!
ライブが衝撃すぎて消化するのに時間がかかりましたが、一晩明けて記事にまとめたいと思い筆をとっています
ライブを今回最優先でまとめますが、残りは後日書こうと思うのでよかったらそちらも読んでやってください
ちなみに現在のところ人狼考察電視台考察(その他雑談含む)を予定しています

また今回取り上げる内容は大いに荒れる可能性があるものだと思います
具体的には以下のような批判が考えられます

・グループの方向性に文句を言うな、嫌なら黙ってオタ卒しろ
・新しい取り組みを否定するな停滞につながる

先に弁解しておくが、本記事に文句・否定の意図はない
是非を述べる意見書ではなく、グループの変化の方向性を予想するエンターテイメントとして本記事は捉えていただきたい

ただし私が46時間テレビ以前に予想、もっというならば期待していた方向性から大きく外れる可能性が高いなと思っているのは事実である
それでも本当に方向性が大きく変わるのか、または変わったところで悪い方向に向かうかはまだ誰にも分からない

1.全体の感想

『Actually…』とにかく衝撃的で、それまでの45時間がすべて吹っ飛ぶレベルだった
乃木坂史上最大といってもいいほどの黒船が来たように思う
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

全体として王道展開だったからこそ、最後の『Actually…』の異物感が非常に際立った

M00  Overture
M01  他人のそら似
M02  おいでシャンプー

MC①(全体)

M03 キスの手裏剣
M04 三番目の風
M05 走れ!Bicycle

MC②(梅ちゃん、飛鳥、真夏さん、あやてぃー、レイちゃん、かっきー)

M06 日常
M07 口ほどにもないKISS
M08 僕は僕を好きになる
M09 ごめんねFingers crossed
M10 Sing Out!

MC③

M11 Actually…
MC④
M12 乃木坂の詩

3.振り返りポイント

①M10までの王道セットリスト

M10までは10周年らしいセットリストだった
いかにも乃木坂らしい世界観の選抜曲、ゴリゴリのダンスナンバー『日常』・一周まわって可愛らしい『口ほどにもないKISS』などバラエティにとんだアンダー曲、各世代の若き日を思い出させるような期別楽曲と王道ど真ん中な構成だった
まさかこのセットリストがこのあとのフリになっているとは…

②『Actually…』~乃木坂史上最大の問題作

乃木坂シングル史上最大の問題作
センターのアルノちゃんがクローズアップされるような構成となっており、ほかメンバーがバックダンサーのように見えた
曲調も今までの乃木坂にはない、攻撃的な感じ
存在感があるアルノちゃんにこの曲をやらせたいのはわからんではないが、それにしても異質
この前までのセットリストがザ・王道だったから、なおさら異物感が際立った

この曲を聴いたとき本能的に「乃木坂が壊れるかもしれない」という危機感を感じた
Twitterでも「乃木坂らしさ」というワードがトレンド入りするほどだったので、私だけの反応ではないと思う

以前から新世代のメンバーをセンターに迎え入れる文化が乃木坂にはあったが、これほどまでの異彩を放つことはなかった
『逃げ水』のよだももや『夜明けまで強がらなくてもいい』のさくちゃんは支えてあげたい乃木坂らしいキャラクターだったから違和感なかった
唯一『バレッタ』の堀ちゃんは多少の異物感があったが、ここまでセンター一人を際立たせる構成にはなっていなかった
それだけに今回のアルノちゃん(本人のキャラはまだわからないけど、『Actually…』の象徴としての彼女)は今までの乃木坂のイメージを完全に覆すための刺客にすら見えた

私は乃木坂はコアファンからの人気を得ており、似たようなメンバーをとることで持続していくコンテンツだと思っていた
(上記の詳細は『考察:乃木坂46は国民的アイドルなのか~楽曲とメンバー構成から考える』の記事をぜひ参照いただきたい)
それだけにイメージを根底から覆しにいく『Actually…』は私の予想と完全に真逆で、衝撃的だった

ではこのシングルで表現したように見えたものとは何か
一言でいうと「欅坂46感」だったように思う(あえて「櫻坂」ではなく「欅坂」と記載する)
いかつい曲調と歌詞、センターを中心にクローズアップするフォーメーションダンスにアルノちゃんの表現力が平手友梨奈と被るところがありこのように見えたのだろう
(あらためて平手友梨奈と比較されるとかアルノちゃんすげえな…)
Twitterでも「平手友梨奈」というワードがトレンド入りするほどだったので、こちらも決して私だけの反応ではないと思う
そして先述の通り「乃木坂らしさ」が議論されるなど、一部(というより私には大半に見えるが)ファンが望んでいた方向性とはかなり離れたものとなっているのではないかと思う

③なぜ乃木坂を壊す必要があったのか~仮説を立てて考える

ここでよりマクロな視点に立ち「なぜ乃木坂を壊す必要があったのか」をいくつか仮説をたてて考えていきたい
どれか一つだけが正しいのではなく、いくつかが混ざり合っているのではないかと思う

1.中西アルノへの惚れ込み
よく言われることだが、大なり小なりあると思う
アルノちゃん魅力的だしね
ただそれでも「本当にそれだけか?」とも思う
例えばアルノちゃんが2期生や3期生加入の時期に入ってきたとして、同じことが行われただろうか?
まいやんやななみん、なぁちゃんほか1期生が多くいるときにそんな売り出し方をするのは想像しにくいように思う

2.欅坂の亡霊を追っている
ネットでよく見る論調ではあるが、単にそれだけならば櫻坂でやる方が自然ではないだろうか?
乃木坂で行うべき必然性がこれだけだと見いだせない

3.国民的アイドルを目指すため
比較的合理的な理由として、「乃木坂が最も近いが、現在の乃木坂では成し遂げえないものを達成するため」という理由が考えられる
そのうちの一つが、先ほど紹介した記事でも考えた「国民的アイドル」という概念である

しかしこれはおそらくないと思う
上記記事では楽曲という要素についても考察しているが、少なくとも国民的アイドルが持ち合わせるようなキャッチーさが『Actually…』からは感じられない
(というより比較される「欅坂46」についても基本は別路線のカルトコンテンツだと認識している。このアイドル史観は別途考察記事としてまとめたい。)

もうひとつ国民的アイドルの持つ要素として「メンバー構成の多様化」を挙げているが、こればかりは5期生のキャラクターがわからないので何とも言えない
強いて言えば井上和ちゃんとかは、今までの乃木坂にいないタイプの見た目だなとは思

4.海外進出の可能性
「乃木坂が最も近いが、現在の乃木坂では成し遂げえないもの」でもう一つ思いついたのがこれである
古くはAKB48、乃木坂も2017年ごろに目指していたが成功したとは言いがたいのが海外進出である

こちらの記事をはじめ一般に良く言われることだが、海外で売れるためにはパフォーマンスがハイレベルであることが求められる
定量的評価は難しいが、言語が通じないためパフォーマンスで分かりやすく魅せる必要があるというのは妥当だろう

一方で乃木坂の武器を振り返るとパフォーマンスというのは決してレベルが高いとは言えないらしい
(私はパフォーマンスに無頓着なので、一般にそういわれるよね程度しか実感はない)
さらに秋元系アイドル(特に乃木坂)が得意とする、ハイコンテクストな文脈が生み出す感動は言語が違う消費者がそこまでたどり着くのは難しいように思う

しかし今からパフォーマンスのレベルを上げるにしても、韓国アイドルとキレキレダンスでバチバチに戦うのは難しい
そこで世界の市場の空白を突くための武器が、欅坂で行われていたようなフォーメーションダンスだったのではないか

しかし「なぜ櫻坂ではなく乃木坂で海外進出を狙うのか」という疑問がそれでも残る
その回答については「日本のNo.1アイドル」という箔が必要だったのではないかと推測する
本当にこの予想が正しければ運営はかつての欅坂と同じ方法でテコ入れしていくだろう
その場合似たコンセプトの櫻坂46が見捨てられたような形となるのだが…

5.割とうまくいってたけど、単に乃木坂を運営するのに飽きた
1~4それぞれ考えてきたが、実は一番の主因ってこんなところなのではないだろうか
現在の乃木坂は似たようなメンバーを入れて、一部の熱狂的なファン層が離れずに応援し続けるいわば「完成されたコンテンツ」になっていると思う
よく言えば「手がかからない」が、運営する立場からすれば「面白くない」とも見えるかと思う

そこに明らかな異分子がいたから試しにぶつけてみようといった感じなのではないか
(こちらのベストアルバム特典映像考察の記事でも記載しているが、トライ&エラーは乃木坂でも行われたいわばよくある手法である)
かなり雑だなとは思うが、『バレッタ』のときのような化学反応に期待したい
またその時とは違ってバランサーとなる余裕がある1・2期がいるのもどう作用するのだろうか
29枚目はひたすら過激な方に振ったが、多少なじんでくるであろう30枚目以降どのような変化が起きるのか引き続き見ていきたい

④中西アルノについて

冒頭にも述べた通り、私は今回の記事で何かを否定したり文句を言う意図はない
特にアルノちゃんには何らマイナスな感情がないことは重ねて申し上げたい

そもそも『Actually…』だけの印象でアルノちゃんのことを語るのはややナンセンスだと思う
実は私は5期生お見立て会に現地参戦していたのだが、お見送りに当たったメンバーがアルノちゃんだったのである
事前映像でもかなりクールそうな印象だったが、お見送りの時に見せた人懐っこい笑顔はいい意味でずいぶんギャップがあった

こんな調子できっと我々がまだ見ていない側面が彼女にはたくさんあるのだろう
従って私は『Actually…』だけの印象で彼女を判断したくはない
乃木中とかに出てくるのも楽しみだな

4.少しだけ私見

ここからは完全に考察ではなく私見である
私のような考察マニアにとっては、久々に考察しがいのある骨太なテーマで本当にぞくぞくした
一方で乃木坂に共感しそのアイデンティティに惚れた私は、もしかすると乃木坂が完全に壊れてしまうのではないかという不安を持っていたりもする
いずれにせよまだ何もわからないというのが本音なので、引き続き注目していきたい

2022/2/12 乃木坂46 星野みなみ卒業セレモニー

0.はじめに

みなみちゃん、卒業おめでとう!
そして10年間ありがとう
生生星としての華々しいデビューから、一度選抜落ちを経験し可愛いの天才として再度選抜に戻ってきた本当にタフな乃木坂人生だったと思います
今後のみなみちゃんが幸せでありますように

1.全体の感想

奇をてらわず、オーソドックスな卒業コンサートだったと思う
おおむねファンが望んでいる展開だったんじゃないかな
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらサイトをご参照ください
『ここじゃないどこか』をやらないのは意外だったけど、ほかは期待通りだったと思う

3.振り返りポイント

①見たいものが見れた構成

先述の通りかなりオーソドックスな構成で多くのファンが見たいポイントを押さえていたと思う
例えば『ロマンティックいか焼き』は葉月ちゃんが乃木中で「みなみさんとペアで踊りたい」と言ってからいつかは見たいと誰しもが思っていたと思う
また当然葉月ちゃんとのペア曲『無口なライオン』もエモかった

なかでも一番のハイライトは飛鳥ちゃんとの『制服を脱いでサヨナラを…』だろう
結成当初次世代と呼ばれた二人がその次の世代にバトンを渡すさまは一時代の終わりを感じた
それにあまり感情を二人がこらえきれず泣き出してしまうのは感動だった

あとみなみちゃんの「いい子」感もライブ・MCともシンプルな構成ゆえに目立ったと思う
みなみちゃんが優しいねと言われた問いに「みんなが優しかったから優しくなれた」と言っていたのは、とても乃木坂らしくて印象的だった

②タフな乃木坂人生

ほかに印象に残ったのは、案外タフな乃木坂人生だったように思う
(お姉さんたちに甘やかされている印象も強かったので尚更)

アンコールのMCでも言っていたが、生生星として「天才・生田」「主人公・生駒」とともにフロントに立つのはなかなか厳しいと思う
おそらく年齢が近いメンバーの中から抜擢されたのだろうが、可愛い一本槍だったこともありこの二人と比べるとそりゃ劣等感にさいなまれるよなあと…
それだけでなく『バレッタ』では選抜落ちも経験し、これで腐らなかったのは普通にすごいと思う

③正直な感想

ただオーソドックスであるからこそ、予想を超えてこなかったのもまた事実である
賛否両論あるとおもうが、演出やセトリの考察を趣味とする私としてはやや不完全燃焼だった
特に先日のまいちゅんのセレモニーがかなり個性的なものだったために、悪く言えばありきたり感がいっそう目立ってしまったように思う…

多少変わった演出としてはみなみちゃんクイズがあったが、意図があるようには思えないんだよな…
本来あまり考察などせずに、ただみなみちゃんの可愛さを味わって終わるべきライブだったのかもしれない
ただ「可愛いの天才」という側面もそこまでフォーカスされなかったので、もう少しやりようはなかったのだろうか…

2022/2/10 乃木坂46 新内眞衣卒業セレモニー

0.はじめに

新内さん、卒業おめでとうございます
毎週水曜日に流れるあなたのくだらない話が、その落ち着いた声が、なによりもその人柄がどれだけ僕らを救ってくれたことでしょうか
確実にあなたのお話が生活のオアシスになっていました
まずは本当にお疲れ様でした

1.全体の感想

一言で表すのであれば「乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン 実写版」とでもいうべき、新内さんらしさ全開の2時間だった
ANNで培った新内さん最大の武器である「トーク」を存分に楽しめる構成は攻めてて、個人的にはとても良かったと思う
卒業「コンサート」ではなく「セレモニー」なのも納得である
以下、ポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

曲数少なめ、トークメインの大胆なセットリストだった
またそれぞれの選曲理由を自分の口で語っていたのもラジオ感満載だった

M00  Overture
M01  生まれたままで
 新内さん初の参加曲

MC①(まいちゅん・飛鳥・みなみ)

M02  トキトキメキメキ
 新内さんをはじめ先輩メンバーがやたら踊っている3期生曲
M03 Out of the blue
 乃木中企画「2期生ハウス」で踊った思い出の4期生曲

MC②(まいちゅん・久保ちゃん・たまちゃん・せいら・かっきー)
MC③(乃木坂46のオールナイトニッポンpresents 新内眞衣 妄想結婚式)

M04 インフルエンサー
 「結婚式の余興で全力でインフルエンサー踊ってほしい」という新婦たっての希望のため
M05 ハルジオンが咲く頃
 まいまいとの思い出の一曲
M06 日常
 ANNでの定番ネタ。きいちゃんがくると必ずかけて踊っていた。
M07 太陽ノック
 まいちゅん初選抜曲

アンコール
MC④(まいちゅん一人語り)
M08 あなたからの卒業
 まいちゅん最初で最後のソロ曲
M09 サヨナラの意味
 まいちゅん選抜復帰の曲
MC⑤(梅からの手紙)
M10 ゆっくりと咲く花
 二期生を代表する曲

3.振り返りポイント

①明るいセレモニー

「明るい卒コンにしたい」
数々のメンバーから聞いた言葉だが、まさにこれを地でいったセレモニーだった

「水泥棒」「やまとなでしこ」「余興でインフルエンサー」など、まずほかの人の卒コンでは考えられないワードが飛び交っていた笑
なかでもオールナイトニッポンから飛び出した名物企画「妄想結婚式」は、映像で見るとシュールすぎて…笑
MCで後輩にもバチバチにいじられていたり、まるで毎週のラジオを聴いているような感覚になった

②梅の手紙

全体としてかなり明るい雰囲気のセレモニーだったのだが、全ての真理をついたのが梅が書いた手紙だったように思う
梅ちゃんは「何かあったら、私をいじってくれてもいいからね」という言葉の裏側に、周りの人のことをいつも思う新内さんの寛大な人柄を見ていた

思えばライブ中も『Out of the blue』のあと「跳べてた?」と確認してたり、バチバチにいじられにいっていたと思う
彼女の人柄が今日のぽかぽかのセレモニーを作り上げたのだろう

③アンコールMCについて

順番としては前後するが、新内さんのアンコールMCも聞きごたえがあった
なかでも「自分をさらけ出すのが怖かった過去」の話は素直に感動した
自分の素顔をさらけ出し成長した姿で誰かを勇気づけるその語りは、「パーソナリティ」であり「アイドル」である彼女の真骨頂だったように思う

④唯一もったいないこと

ライブ後はラジオでの裏話トークが鉄板だが、来週水曜日新内さんの口から聞くことはもうできないんだよな…
とても良いライブだったのだが、唯一にして最大のもったいないことだと思う
近い未来に卒業セレモニーについて、ラジオで聞けることを願って筆をおく

⑤2023/1/15追記:伏線回収

唯一もったいなかったこととして、新内さんのラジオが終わってしまったためその口からセレモニーのことを聴くことができなかったことを挙げていた
しかし2023/1/14に「新内眞衣のオールナイトニッポンPremium」でなんとセレモニーについて触れており、まさか一年越しに伏線が回収されるとは…
今ならまだタイムフリーで間に合うので、乃木坂ファンは是非聞いてみてください

10th Anniversary Documentary Movie『10年の歩み』

0.はじめに

いつものライブ考察とは異なるが、『Time flies』の特典映像であるドキュメンタリー『10年の歩み』が興味深いものであった。
やや発売から見るまでに時間がかかってしまったが、考察する価値がある作品かと思うので本サイトでも取り上げたい。

1.10年の歩み~他ドキュメンタリーとの比較から

『10年の歩み』、そのタイトルがまさにぴったりだったように思う。
結成から一年単位で振り返っていく構成になっており、10年歩んできたことがしっかりと感じられる構成だったように思う。
またアルバムの特典映像だから当たり前かもしれないが、記録映像としての側面を強く感じた。
素人の女の子がアイドルとして坂道を上るまでを描いた『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』、トップアイドルの苦悩と喜びを描いた『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』と比べ、かなり淡々と主観を交えずに展開されていた。
逆に言えば、ファンそれぞれが本人の記憶を交え懐かしむのが本作の王道の楽しみ方だろう。
例えば堀ちゃん推しの私はバレッタ期間の初々しい堀ちゃんを見て、乃木坂の世界で育った美しい蝶が芸能界にはばたく画を思い起こして勝手に泣いていた…。
そんなファンだからこそ楽しめる、特典映像らしい作品だったと思う。

2.選び取られなかった歴史

そんな作り手の主張が多くない記録映像ではあったが、編集が入る以上作り手の主観は介在せざるを得ない。
そこで『10年の歩み』の中でほとんど語られなかった箇所にスポットを当てたい。
これにより今の乃木坂がどのような歴史をいわば「捨ててきた」のかを振り返っていく。

①AKB48の公式ライバル

乃木坂は設立当初「AKB48の公式ライバル」という謳い文句で紹介されていた。
生駒ちゃんのAKB48兼任&総選挙参加や松井玲奈さんの乃木坂兼任など、AKB48を思い起こさせるような記録がほとんどなくなっていた。
忘れたとするにはあまりに大きい出来事なので、意図的に消したと受け取るのが正解だろう。

これが意図するところは二つあると思う。
一つ目はAKB48の人気が落ち着いてしまったことだろう。
これについては荒れそうなので、これ以上は触れないこととする。
もう一つは乃木坂46のアイデンティティが確立したからだろう。
清楚でおとなしくて引っ込み思案なんだけど、強くなろうと一生懸命で…。
そんな「乃木坂らしさ」が確立した今、他グループの名を借りる必要がなくなったというのが消された理由なのではないか。

②初期『乃木どこ』のバチバチ感

もう一つ、初期の『乃木どこ』に代表されるバチバチ感も「10年の歩み」には描かれていなかった。
今でこそ『乃木どこ』『乃木中』といえば乃木坂・バナナマンの仲の良さが伝わるほっこり感のイメージが強いが、初期は別物だったと思う。
「AKBが年一の総選挙なら、乃木坂は毎回選抜」という勢いで、メンバーが入れ替わり激しい争いが打ち出されていた。

この時期の乃木坂は立ち位置が定まっておらず、大きく2つの方法でライバルAKB48と差別化しようとしたように見える。
・過剰に競争を煽る
例:乃木どこ出演メンバーの争い、カメラ前での選抜発表、プリンシパル…
・お嬢様感
例:ゆったりとしたデビュー曲『ぐるぐるカーテン』、ロングスカートの衣装…
後者は今でもみられるが、前者はかなり薄れていったと思う
(プリンシパルのみやってるが、そんなに高頻度でもないし若手しか出ない)

乃木坂としてはイメージに反しているためこのバチバチ感の歴史は残さなかったのだろう。
ただこういった試行錯誤の結果、現在の乃木坂ができたことは書き残しておきたい。
まいやんがマヨラー星人だったように、グループ全体も試行錯誤の結果できたものなのである。

余談だが過剰に競争を煽るという手法は秋元グループでよく使う手段なのか、私にはラストアイドルの初期に復活していた。
(決してラストアイドルに詳しいわけではないので、最近は正直わからない…)
乃木坂を含むアイドル史についてもいずれ記事としてまとめたい。