2021/06/23 さ~ゆ~Ready? ~さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理 卒業コンサート

0.はじめに

まずは松村さん本当にお疲れ様でした
最後に曲のフレーズを引用して「さゆりんご完全燃焼」と叫ぶなど、人の求めていることを理解する賢い女性なのできっと今後も活躍し続けてくれると確信してます

1.全体の感想

彼女の溢れんばかりの魅力をこれでもかと詰め込んだ、贅沢なライブだった
ここまで個性溢れる卒業ライブは久々、いやもしかすると乃木坂の歴史の中でも初めてかもしれない
いつものように気になった演出を振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①良いライブとは?

演出を振り返る前提として、私が思う良いライブをお伝えしておきたい
細かい演出を見るのも好きなのだが、どちらかというと全体を通じてどのようなメッセージを伝えたいのかを重視している
例えば同じ卒業ライブ言うと、堀ちゃん卒業ライブは「剥き出しの感情」「新たな道に進む強さ」だったと思う
こういうテーマが明確で作り手のメッセージが伝わるといいライブだなと思う

②絞れないテーマ

そういう意味では今回はテーマが絞りきれなかった
ただ今回のライブに限っては悪いことではないと私は思う
「一つに絞れない」
これこそが松村沙友理の魅力を表しているのではないか

③さゆりんご軍団ライブ

ここからは各ポイントを振り返っていく
まずは第一部のさゆりんご軍団ライブ
かりんちゃんの言葉を借りれば茶番なのだが、ただの茶番ではなく最高の茶番だったと思う

OVERTUREからいきなりシュールすぎるし、卒業生が特別扱いなく普通にいるのエモいし感情が揺さぶられまくった
中田の加入を受けて発表当時から歌詞を若干変えたり、芸が細かくそして優しい

明るく楽しく優しい集団、さゆりんご軍団の集大成を見た

④笑顔でバイバイ?

第二部の卒業コンサートはいきなり『さ~ゆ~Ready?』で始まり、続く『ガールズルール』『夏のFree&Easy』『ロマンスのスタート』ととにかく盛り上がる曲を連発
松村さんはじめメンバーの笑顔眩しく、『さ~ゆ~Ready?』の歌詞にある「笑顔でバイバイ」というテーマで徹底するのかなと思った

ただ後から考えると完全にフリだった

⑤笑顔だけでは終われない

結局冒頭4曲以降はめちゃくちゃ泣けた
ぱっと思いつくだけでもこれだけ見どころがあった

・葉月ちゃんとの絆『でこぴん』
・まいちゅんとの『今、話したい誰かがいる』
・からあげ姉妹の『無表情』『1・2・3』『やさしさとは』(まさかの三曲連続!)
・1期生で歌う『泣いたっていいじゃないか?』
・御三家の絆を感じられる『急斜面』『シンクロニシティ』『サヨナラの意味』

まずは『泣いたっていいじゃないか?』
今の1期生のように成長してきた人たちがこの歌歌うと深みがすごい…

個人的に特筆すべきは『今、話したい誰かがいる』だと思う
特別な仕掛けこそないが、本来大勢で歌う曲を2人で見つめ合い歌う
2人の親密さが余すことなく感じられ、シンプルながら新境地を切り開いた素敵な演出だと思う。

そして触れざるを得ないのは『急斜面』
一人で出てきて単に歌い上げるのかと思いきや、まっつんのピンク色のスポットに寄りそう緑と水色のライト
1人で歌うまっつんに2人が寄り添っている画が思わず浮かんだ
ほかにも本編最後に『シンクロニシティ』そしてアンコール明けに『サヨナラの意味』を入れるなど、やはり御三家って特別なんだなあと

⑥松村沙友理

発想力を無駄に使った(褒め言葉)茶番、笑顔の明るいパフォーマンス、モデルもこなせる美しさ、新旧メンバーとの絆、そして持ち前の優しさ…

これらを全て持ち合わせているカオスが松村沙友理である
冒頭に戻るとこれだけ多才で彼女を一つのテーマに押し込めることなど土台無理なのである
第二部冒頭のOVERTUREだけでもこれだけの側面が紹介されているのだから

・御三家最後の一人
・大食い
・名言メーカー
・モデル
・軍団長
・女優
・13歳
・ギタリスト
・日本レコード大賞受賞
・天才

これだけ多彩な魅力を持つ彼女の未来はきっと明るい
改めて確信できたライブであった

⑦図らずして…

ここからは考察どころか感想ですらない、ただの雑談である

アンコール明けピンクのドレスを纏ってリンゴ型のゲートから出てきた彼女は息を呑むほど美しく、それはそれはりんごの国のお姫様のようであった…

ん、りんごの国のお姫様…?
どこかで聞き覚えあるフレーズ、そしてどこか既視感のある衣装…

???&???「震える〜」「ニガテ〜」「こういう2次会で張り切りすぎた女いません?」
???「ガリみたいな色だから日村賞」

本来なら泣けるであろうメッセージの最中なのに、こうなるともう笑いは止まらない
そしてガリと松村といえば

「「「バカサーモン」」」」

図らずして彼女による最高の日村さんイジリを思い出した
こういうことができるメンバーがいなくなるのは本当に本当に惜しいな

2021/05/27 乃木坂46 アンダーライブ2021

1.全体の感想

純奈さん・みり愛ちゃんの魅力溢れるライブだった
そして本当にお疲れ様でした
若く才能溢れる2人なので、これからも活躍し続けてくれることを願って
さていつものように演出を振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①アンダーライブらしさ

まずは演出を振り返る前提として、私の中にあるアンダーライブのイメージを共有しておきたい
アンダーライブとは感情が出てくるライブだと思っている
その感情は必ずしも綺麗なものとは限らない
憧れ・嫉妬・負けん気・向上心・不安・楽しさ・熱量…こういった感情が交錯する場がアンダーライブと思っている
ただし私がアンダーライブをちゃんと見ていたのは推しメンの堀ちゃんが出ていた13枚目くらいまでで、正直それ以降はアンダーをあまり追っていない
そういう意味でアンダーライブガチ勢から見るとやや不十分な考察となってしまう可能性があるが、ご了承いただきたい

②アンダーライブらしさと今回のライブ

上で触れたアンダーライブらしい感情の爆発はほとんどなかったように思う
きいちゃんがVTRで語っていた「成長しきった感じ」「自分の成長というよりは周りをサポートしたい」という言葉が象徴的であった
そもそもやややり切った感がある(よく言えばその分円熟味のある)1・2期のメンバーが半数以上を占めているので、感情の爆発をテーマにするのは無理があったのだろう
特につい先日の3期生ライブが熱量に溢れるものであったため、どうしても比較で熱量が弱く見えてしまう面もあった

③座長・山崎怜奈

その中で今回アンダラの座長を務めたのがれなちさんだった
初座長でどんな振る舞いをするんだろうと思っていたのだが、途中までびっくりするくらい印象がなかった
それは後から振り返ると純奈さん・みり愛ちゃんをはじめほかのメンバーをうまく引き立てていたからであった
ラジオ番組風の進行も手伝って、流石ラジオパーソナリティと感心させられた

2人の卒業が一大イベントとなる都合上、今回は座長が目立ち過ぎるのは望ましくない
その役回りを見事にこなし、縁の下の力持ちとなった山崎怜奈に拍手を送りたい

④ショパンの嘘つき

アンダーライブはハイレベルなパフォーマンスという文脈で語られることも多い
ただ私はパフォーマンスに明るくなく、正直違いがわからないことも多い…

その自分でも明らかに惹きつけられたのがこの楽曲である
純奈さん・みり愛ちゃんの卒業というのを差し引いても、画面に引き込まれるような表現力があった
特に影だけでさえも表情が伝わるようで、2人の才能に改めて惚れ惚れした
きっとこの二人ならどこでも活躍してくれるのだろう

⑤正直な感想

ここからは考察というより感想である
最大限気を使って書いてきたが、正直なところ演出面で消化不良感があった
それはテーマが見えてこないライブだったことに起因する

おそらく今回のライブは2人の卒業もあって、2期にスポットを当てたかったのだろう
ただ彼女たちは3月の2期生ライブで出し切ったと思うし、本当に本当に2期生ライブが素晴らしかっただけにここで主役を張るのはきつい…
結果として先述の通りアンダラらしい激情もなく、それに代わるテーマも見つからない宙ぶらりん状態になってしまったように思う

もちろんその中でメンバー個々はとても輝いていたことは付け加えておく

⑥今後のアンダーライブについて

やはりアンダーライブは感情の爆発というイメージが強いし、多くのファンはそれを望んでいるのではないか
そしてその激情は選抜への対抗心・嫉妬というところから来るものだと思う

ただ選抜との入れ替えがほとんどなく、また高齢化した現体制ではそれは望めないかと思う
もし熱量を取り戻す方向で動くなら取りうる策はこの2つかと思う

①4期生のアンダラ参加
これは必須だし、次回からは参加するんじゃないかな
選抜を狙うギラギラした沙耶香ちゃんあたりいい起爆剤になりそう
(堀ちゃんを除けばさぁちゃん推しなので贔屓目含む)

②選抜入れ替え
選抜に上がれる見込みがあまりにもないと、向上心にも限界があるだろうと思う
そういう意味では入れ替えを活発化させるのがアンダラ、ひいては乃木坂全体の活性化にはつながると思う
今回もせめてたまちゃんあたりはあげてほしい気もしたが、選抜から入れ替えるメンバー考えるのも難しいんだよな…

2021/05/09 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 3期生ライブ

1.全体の感想

「私たちが乃木坂だ!」
そう言わんばかりの乃木坂らしさ溢れる素敵なライブだった
まさか3期ライブで泣くとは思わなかった…

2.振り返りポイント

①ライブ前の3期生のイメージ

ライブを振り返る前に3期生のイメージについて話しておきたい
公演前、最も展開が読めなかったのがこの3期生ライブだった
堀ちゃん卒業という一大イベントがある2期はもちろん、1期が安定感・4期がフレッシュさを押した展開になるのが予想された 
しかし3期生は各個人としては魅力的だが、全体としてのカラーが見えなかったのでほかの期と比べた時見劣りするのではないかとやや不安だった
しかしこれは完全に杞憂であった
以下では気になったポイントを振り返っていきたい

②衣装パート

冒頭のVTRから序盤にかけては衣装をクローズアップした演出が印象的であった
最初はなぜ3期生ライブに入れたきたのか不思議だったが、3期生の衣装についての思い入れを聞くにつれて納得感が生まれた
ファンであった時期が長く、またメンバーとしても4年以上活動している3期生はどちらの視点からも衣装を見るとこができるのである
・ファン目線→久保ちゃん「私が愛した乃木坂らしさ。」
・メンバー目線→桃子「このグループにいるのも悪くないなと思った時に来てた衣装」
私は残念ながら衣装に疎いのだが、好きな人には刺さる演出だったと思う

③『白い雲にのって』

「誰一人欠けることなく今日のライブを迎えた3期生」というテーマはどこかで出てくるだろうと思ったのだが、こんなに綺麗な形で出てくるとは!
5thバスラの映像とのオーバーラップは、5thを見ていた身からするとエモすぎる…
これぞ配信であることを活かした神演出だと思う

④ほかの期の曲

『Out of the blue』『アナスターシャ』『Against』を披露していたのも印象的だった
特に後半2曲を歌い継いでいくのは大変過ぎると思う
それでも久保ちゃんのインタビューにもあったように、尊敬の念を持った後輩が受け継ごうとしている様子は本当に応援したい

⑤懐かしい感覚

3期生ライブを見ているうちにとても懐かしい感覚に襲われた
それはまさに私が見てきた乃木坂のライブのものだった
1期のメンバーがまだたくさんいた2015年頃からライブに行くようになって、そのころは現在ほど安定感はなかったもののとにかく熱量があったように思う

今日の3期生のパフォーマンスからはその熱量が伝わった
(補足しておくと昨日の4期ライブに熱量がなかったわけではない。ただ4期は熱量よりもわちゃわちゃ感を強く感じたので、3期ライブの方がかつての乃木坂の雰囲気に近いと感じた。4期は4期で好きです。)

セットリストが3期曲→乃木坂全体の代表曲と進んでいったのも後押しして、普通の女の子たちが乃木坂46になっていく過程を見ているようであった

1期が成熟しきった今、もう一度この感覚を味わえるとは!
確かに乃木坂らしさが継承されていることがビンビンに伝わったライブだった

⑥3期生とは

冒頭で3期生の期全体としてのカラーがわからないと言っていた
しかしラストの『思い出ファースト』を見て彼女たちの若かりし日々を思い出すとともに、その答えが少しわかった気がした

3期とは「乃木坂46になったものたち」なのである

1・2期が作り上げた乃木坂46にあとからなろうとするのは並大抵のことではないと思う
それを立派に成し遂げた彼女たちに最大限の賛辞を贈りたい

ただ残念ながら私は(というよりは多くの1・2期ファンもだろう)この過程に明るくない
そこでこの「乃木坂46になったものたち」というテーマで3期生のドキュメンタリーを見たいと思った
1・2期のサポートとかも描けて良い作品になると思うんだよな

⑦山下美月のブログ

私はライブ後に読んだのだが、ライブ前に上がった美月のブログがとっても示唆的であった

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/61478

「今回のライブ各期によって雰囲気が全然違うと思うのですが私たちは王道の継承なのではないかなと思っています」
「3期が入ってから乃木坂は~という声ももちろん聞いてきました それでもずっと乃木坂にこだわり続けてきた私達だからこそできるライブにしたいです」

ライブ前なら話半分に聞いていたと思うのだが、まさにこの思いが伝わるライブだった

⑧久保史緒里について

ここからは考察ではないただの感想なのだが、久保ちゃんの言葉のチョイス最高すぎる…
今日に限ったことじゃないけど、「私が愛した乃木坂らしさ。」とか『アナスターシャ』前のVTRでの言葉選びとか全ての言葉が美しすぎて鳥肌が立つ
こういう人になりたいな

2021/05/08 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 4期生ライブ

1.全体の感想

普通に楽しかったが、演出面ではややバスラの本質を外しておりモヤモヤするライブだった
1期と2期のクオリティが高かっただけに特に目立ったように感じる
ただ4期生らしさが随所に見られたのは良かったと思う

2.振り返りポイント

①バスラの本質

演出を振り返る前に前提として、私が考えるバスラの本質について話しておきたい
バスラとは「乃木坂の歴史を振り返る」ライブだと思っている
4期生の歴史を振り返るとき期待するキーワードをあげるのであれば、「乃木坂らしさの継承」「2年半の成長」といったところかと思う
以下、キーワードを中心にライブを振り返っていきたい

②乃木坂らしさの継承

序盤の関係深い先輩がセンターをつとめる曲のセンターを継承して疲労する演出は定番だけど良かった
・「逃げ水」(桃子→レイちゃん・あやめちゃん)
だが問題はその後の過去ライブ演出を再現するブロックである

先輩がやってきた演出をやるというコンセプト自体は良い
ただ下駄ップとか自転車で発電とかは乃木坂の歴史を振り返るうえで些末すぎるかと思う
それと同じことをやって「継承」というにはかなり安直すぎるのではないか
(本来自転車発電くらいネタに振り切った演出は私は嫌いではないのだが、少なくともバスラでやることではないかと思う)
そもそもこの継承というテーマは過去の4期ライブでもかなり使い古した感が強いので、もう少し軽めにしても良かったのかもしれない

③2年半の成長

高いパフォーマンスが求められる「日常」を披露するなど、2年半の成長を見せる演出もあった
パフォーマンスには正直疎いのでクオリティが高かったのか私には分からないのだが、個人的には成長の要素をもう少し厚くしてよかったのではないかと思う
パフォーマンス全振りの楽曲を増やすのが難しいのであれば、成長を描く演出とか丁寧なストーリーづくりがほしかった

④芽生え始めた4期生らしさ

当初はこのキーワードは想定していなかったが、ライブを見ていて一番強く感じたものである
かっきーがMCで言っていた「4期生の仲の良さ」、これこそが2年半で培ってきたカラーである
ほかの期も仲が良いのはもちろんだが、それに明るさが加わり全面に押し出した「わちゃわちゃ感」を強く感じるのは4期かと思う
そこを存分に見られたのがこのライブで最も良かった点である

⑤4期生らしさからの脱却

ただラストに垣間見えたのは、築き上げてきた4期生らしさとは別の側面であった
新曲「猫舌カモミールティー」は「I see…」「Out of the blue」から続くわちゃわちゃ感全開の曲ではなく、少し切なさを感じさせる可愛らしい曲であった
フロントにまゆたん、みゆちゃん、弓木ちゃんと綺麗めなメンバーが揃ったのは新たな側面を見せようとしてるのかなと感じた
(弓木ちゃんは喋るとドタバタ感が強いが…笑)
新たな側面を垣間見たことで、今後の4期生の進化をもっと近くで見ていきたいと思えるいい終わり方だったと思う

⑥沙耶香ちゃん

ここからは全く演出考察ではないが、ここが一番言いたいことかもしれない笑
ぶっちゃけさっきまで考えてた演出とかどうでもいいくらい可愛かった
なんでカメラに映るたびらあんなにえげつなく可愛いのだろうか
(そしてなぜ常にカメラ目線、嬉しいけど…笑)
切実にお小遣いあげたい気持ちになったので、YouTubeでスパチャありの配信とかしてほしい

2021/04/18 ノギザカスキッツライブ

1.全体の感想

ノギザカスキッツの番組から飛び出した配信ライブ。
予想通り明るく楽しい物であった。
こういったただ楽しいイベントを考察するのはナンセンスなのかもしれないが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい。

2.振り返りポイント

①コントパート

コントパートはただただ面白かった。
メンバーの負担は大きいのかもしれないが、たまにはコントのイベントとかやってほしい。
個人的には全ツとかでライブ向きでない曲をやるくらいなら、コントや寸劇をやるのはありだと思うんだよな。

②ザ・スキッツテン

せっかくノギザカスキッツの名を関したイベントなので、スキッツテンの曲もっと聞きたかったな。
ヤバ*ヤバとかシュガーとか見たかった。
(スキッツテン以外の楽曲だとやんちゃなやんちゃんも見たかったが、これはちょっと厳しいのかな…)
個人的にはライブパートにスキッツテン挟むのもありだったと思う。

③期別パートについて

このライブを考察すること自体がナンセンスかもしれないが、強いてテーマを考えるなら「3期と4期の壁をなくす」だろう。
それなのに普通に期別パートをやるのは個人的には疑問。
3期が4期・4期が3期の曲を歌ったり、もしくはみんなで3・4期楽曲を歌う方が主題沿っているのではないか。

④ノギザカスキッツについて

3期が入ってからの半年は28人全員にスポット当てるのが大変そうだったなあと。
名物コントもそれはそれで見たいから複雑な気持ち…。
期間の短さもネックだったので、act3があるといいな。

2021/03/29 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 1期生ライブ

1.全体の感想

剥き出しのリアルな感情が感動を呼んだ昨日の2期生ライブとは一転、とても楽しくて幸せなライブであった
気になった演出のポイントを振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①「『挑戦』から『成熟』へ」

ライブのVTRの中にあった言葉だが、まさにこのライブを表すのにふさわしい言葉だと思う
緩急がすごすぎる全員センター企画のようにファンが喜ぶであろうことを時に全力で、時におふざけを交えつつ楽しみながら披露する余裕はさすが10年戦士といった感想をもった
従来の乃木坂ライブで多かった「内気な女の子の成長」というテーマとは対極にある、完成度が高い成熟したエンターテイメントがそこにはあった

②「今」の乃木坂

もう一つ印象的だったのは徹底して「今」に焦点をあてたライブだったことである
卒業生に光を当てる演出はほとんどなく、成熟した現在の1期を描く演出はこれはこれですごく好きだった
2/23全体ライブの一期生パート(詳細は下記のリンクを参照)では卒業生に焦点を当てていたので意外であったが、両方を合わせて完成形の1期生ライブとなるのかもしれない
https://nogi-live.yamamemo.net/9th-year-birthday-live-all/

③幸せの理由

今日のライブはすごく幸せを感じるライブだったと思うのだが、その理由は彼女たちが「今」の乃木坂を好きというのが伝わってきたからだろう
ライブ本編を人数が少なくなってきた1期生と楽しみ、アンコールで後輩の楽曲を楽しむ姿が何よりも雄弁に「好き」を語っていた
そしてその「好き」は、言ってみればファンの僕らとかなり近い目線であった
それは彼女たち自身が第一線を退きつつあるからこその目線であり、一抹の寂しさはあるが…
それでも大好きな彼女たちと好きなものを共有できていること、こんなに幸せなことがあるだろうか

2021/02/23 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE

0.はじめに

今日の1期生ライブを考察するにあたって2/23の全体バスラを振り返っておきたい
当時のTwitterでつぶやいた感想をもとに再構成し、記載します

1.全体の感想

バスラの本来の趣旨は乃木坂の歴史を感じることだと思っている
例年のような全曲披露ではなくなったが、逆に趣旨がわかりやすくなりとても良いライブだったと思う気になった演出のポイントを絞って振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①3期生について

ライブは冒頭→各期パート→2020年振り返り→アンコールと進んでいったが、今回の肝はこの各期パートだったと思う
3・4期が見せる新しい乃木坂、最終章に入りつつある2期、貫禄の1期ととても流れが綺麗だった
ただ強いて言えば3期生は各個人は好きだが、期全体としてどういう物語として見ればいいのかがやや分かりにくかった
ほかの期は

  • 1期→内気な女の子が仲間を得て、強くなったという乃木坂のメインストーリー。現在は事実上エピローグ。
  • 2期→各メンバーが支え合いながら不遇を乗り越える乃木坂のアナザーストーリー。現在は堀未央奈卒業に向かう最終章。
  • 4期→新しい乃木坂。仲良しわちゃわちゃ感が強いキラキラアイドル。

として見ているのだが、3期も色が今後出てくるかな
3期のドキュメンタリーとか見たいなあ

②もういない人を見せる演出

8thバスラでまいやん&まっつんが手で7と3の指を作ったときにもっとこういうのを演出でやってもいいんじゃないかと思ってたが、今年かなり全面に出てきた
マネキンで液晶に卒業メンバーの映像が出てきたこととサヨナラの意味への流れは言うまでもないが、特筆すべきは狼に口笛よでアンダーメンバーまで想起させることだと思う
卒業メンバーすらも誰も忘れない乃木坂らしい演出だなあと思った
正直演出が素晴らしすぎてほとんど1期生のパフォーマンスは見れていないが、その分1期単独に注目ってことですね

③堀未央奈について

アンコールまで忘れかけていたが、今回が我が推しメン堀ちゃんのラストバスラだった
「そんなバカな」のラストで変顔したり、自由ではちゃめちゃな堀ちゃんが好きなことを再認識した
ごめんこれは演出の振り返りでなく、単なる感想ですね…

2021/03/28 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 2期生ライブ

0.はじめに

ライブを振り返っていきたいが、考察を始める前に
まずは堀ちゃん卒業おめでとう
そして本当にお疲れ様でした

1.全体の感想

しかし推しである堀ちゃんの卒業ということもあるが、想定を1枚も2枚も超える印象的なライブであった
ライブって基本「綺麗なもの」を見せると思うのだが(卒業ライブは特に)、リアルな剥き出しの感情が見える素晴らしいライブだった
堀ちゃん推しのためやや客観性を欠いた記述となるが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい

2.振り返りポイント

①アナスターシャ

2期生が苦難を乗り越えて不可能と言われたバベルの塔を建てるMVが印象的なこの曲で始まったライブ
僕が言うまでもなく不遇と言われた時を乗り越え、現在はそれぞれが活躍している2期生だからこそ歌える楽曲である
それゆえに完全に清々しい気持ちで2期生の物語は大団円を迎えるものだと思っていた。この時点では。

②1期への憧れ

加入時期が離れている3・4期が憧れを抱いていることはよく話されているが、2期生も1期への憧れが強かったのだなと改めて実感した
「ハルジオン」とか「サヨナラの意味」をセトリに含めてくるのは、その憧れの大きさゆえなのだろう
若干主題とはずれるが「サヨナラの意味」はライブで誰がセンターやってもその奥にななみんを見てしまうから、今回のようにななみんを想起させるのがいい使い方かもしれないなあと思った

③実現しなかった理想

しかし2期生は憧れていた1期のように選抜でガンガン大活躍とはいかなかった
それでも2期生はそれぞれが武器を身につけて活躍の場を得たので、そのことはもう本人たちの中で消化し納得しているものだと思っていた
それだけに「13枚目で2期生が誰一人選抜に入れなかったこと」を語り、涙を堪えられない堀ちゃんは衝撃だった
その誰一人選抜に入れなかった「今、話したかった誰かがいる」を幻想的な白ライトをバックに歌っていた姿をみて、堀ちゃんが夢見た世界がちょっと垣間見えて泣けた

④2回目のアナスターシャ

その過程を経て見た2度目のアナスターシャは全く印象が違った
叶わなかったものに拘泥するのではなく、自分たちがもぎ取ったもので活躍するその姿に僕はリアルな強さを感じた
もちろん、最後に2期以外のメンバーが出てきたのは乃木坂らしいいい演出だった

⑤堀未央奈について

一般的にはアイドルって夢や希望を見せる職業なのだと思う
それだけに卒業ライブで叶わなかった夢を必死に断ち切り、新たな道に進もうとする姿を見せたのは頭を鈍器で殴られたかのような衝撃だった
しかし人間離れしていて何を考えているのか分かりにくい堀ちゃんが最後に見せた泥臭い姿に、どれだけ感動をもらったことか
そのボロボロになりながらも戦う姿に心底共感し、自分も頑張ろうと思えた

と本来は締めたいのだが、

  • なんでメンバーが感動的なこと言ってる中で花がいい香りって言い続けるんだよ
  • なんでアフター配信の最後の最後にラッパー風に「yo!」とかやってるんだよ

これきみの卒業ライブなんだぜ…

ただ思わず声あげて突っ込みたくなるくらい、意味わからないはちゃめちゃさもまた好きなのである
このブロック正直考察ではないが、堀ちゃんを推していて本当に良かった