考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay3千秋楽 2023/10/1

1.全体の感想

昨日も見ていたから内容はある程度知っていたけど、それでも熱くなれる良いライブだった
以下いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

なお昨日と被る部分については省略するので、良かったらこちらも読んでやってください
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

詳細は昨日の考察記事に譲るが、熱さと緩さのバランス感がとても良くツボを押さえたセットリストだったと思う

3.振り返りポイント

①ジコチュープロデュース(3日目)について

今回一番特徴的な演出はジコチュープロデュースだった
昨日同様、一人ひとり感想を書き残しておきたい
なおアフター配信で1日目のジコチュープロデュースも見ることができたので、こちらは別記事でレビューをアップしたい
※追記:以下記事にジコチュープロデュース全体の振り返りとともにアップしました
・考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay1 2023/9/29

小川彩『悲しみの忘れ方』『スカウトマン』
やはりこの子はスーパーアイドルだなと思わざるを得ない
『悲しみの忘れ方』はまさかのピアノ弾き語りで、しかもめちゃくちゃ上手だった
『スカウトマン』のヒップホップダンスは経験者だけあって流石
これだけハイクオリティなのを2つもやっているのに、可愛い系も正統派バキバキダンスもできてしまうので末恐ろしい
あーやの魅力は2曲では語れないので、もっともっと見たいと思ってしまった

向井葉月『不眠症』『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』
自分でも言及してたけど、葉月ちゃん本当にダンスうまくなったよなあ
7年間の成長というか重厚感を感じるとてもよいパフォーマンスだった
あと『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』って基本的にはコールがない曲だと思うんだけど、葉月ちゃんのソロで声が震えてしまったときにコールが自然発生してた
これはとても良いコールだなあと感じたので書き記しておく
そもそも特技のギターを封印して、ダンスと歌のみにフォーカスしたことがナイスチャレンジだったと思う
(おそらくいろはちゃんに譲ったんだろうと予想する)
本当にいい子だなあと思うし、応援したくなるよね

中西アルノ『〜Do my best〜じゃ意味はない』『命は美しい』
2曲とも大胆アレンジと圧倒的歌唱力で中西アルノの世界観を築いていた
方向性としては近しいんだけど、これぞ中西アルノという感じなので無理にほかのことをやる必要もないと思う
ただ存在感があまりにも圧倒的すぎるので、今後どうグループとして活かしていくかが結構難しい
うまく生きる場所を作れれば、乃木坂がもう1段階上に行けるくらいの爆発力があるのでどうにかしたい

佐藤璃果『ゴルゴンゾーラ』『ぐるぐるカーテン』
二曲とも可愛いに振り切ったプロデュースだったが、りかちゃんはこの方向性であってると思う
ハロウィン仮装も季節性あって◎
ただ方向性がなおちゃんのジコチュープロデュースとやや被るので、もっとカオス感とか出たら個人的にはもっといいのかなあと思ったりもした

松尾美佑『転がった鐘をならせ!』『大人たちには指示されない』
大トリはもちろんみゆちゃん
個人的に肝は『転がった鐘をならせ!』だったと思う
このアンダラで格好良いパフォーマンスができるのは十二分に伝わったので、弾ける笑顔という別の魅力をアピールできたのはとても良かった
『大人たちには指示されない』に関しては、もはや見る前から約束されている勝利感があった
とはいえ3期生曲を披露するのはレアなので、やっぱり見られてよかったとは思う

余談だが、作戦会議のVTRで後ろのホワイトボードに「松尾、1曲全部アクロバティック」と書いてあったけどいくらなんでもハードすぎるでしょ…笑
いや、見られるもんなら見たいけども、、、

②『日常』前の演出について

昨日触れ忘れたが、『日常』の前にアンダーライブとは何かをメンバーが答えていく演出があった
声が徐々に重なっていくところや光や効果音含めてこれ自体めちゃめちゃ格好良かったのだが、これから一番盛り上がるところに入っていく転換点としてかなり効果的な演出だったと思う
地味に見えるけど、こういうの見ると演出家ってすごいなあと思う

③『口ほどにもないKISS』

半分余談なのだが、この曲王道アイドルソングだしもっと盛り上がっても良いのでは…?
昨日現地でも割とコールまばらだったし、今日の配信でもそんな様子が伝わった
コロナ期真っただ中の楽曲はコールが確立されていないから、難しいんだけどなんとかならないかなあ

④松尾美佑について

最後に今回の座長について触れたい
全国ツアーのアンダーブロックから今日のアンダラ千秋楽まで、ずっと引っ張ってきたからまずは本当にお疲れ様でした
事あるごとにこのブログでも触れてきたけど、本当にこの夏の彼女は魅力に溢れてた

今日のスピーチでどんなことを話すんだろうと思っていたが、非常にさっぱりとした顔でニコニコ語っていたのが印象的だった
史上最大のアンダーライブをやり遂げた達成感と仲間への感謝からくるものなのだろう
個人的にはすごく好感が持てた

ただし評価としては少し難しいかもしれない
彼女は終始ニコニコなこともあって、頼もしく強そうに見える側面もあったと思う
乃木坂で人気が出る子って何かしらの庇護欲を掻き立てる要素があるんだけど、ファン層に刺さらないかもしれないという懸念が少しある
そういう意味ではすこし弱さも見えた昨日のスピーチの方が内容的にうけるかもなあと、ちょっともったいなくも思った

とはいえ松尾のバキバキダンスとニコニコ笑顔はアイドルの一つの究極形態だと思う
最強アイドルがひとり生まれた瞬間を目撃できたことに感謝して、筆を置きたい

考察:乃木坂46 33rdSGアンダーライブ横浜アリーナDay2 2023/9/30

1.全体の感想

思わず今日が千秋楽と錯覚するくらい、充実したライブだった
全国ツアーのアンダーブロックもかなりレベルが高かったのでハードルは相当に上がったと思うが、それを悠々と超えてきた印象がある
以下いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください

アンダー曲に始まり、帰ってきたジコチュープロデュースや全体曲アレンジを挟んで再度アンダー曲に戻っていく構成で、後述するがかなりツボを押さえたセットリストだと思う

3.振り返りポイント

①セトリについて~選抜・アンダー成分の融合

今回のセトリについて、かなりバランスがよくて満足が高かった
その要因は全体ライブに近いお楽しみ成分と、いわゆるアンダーライブらしさがバランスよく共存していたからだと思う

まず前者については、かつて全国ツアーでやっていたジコチュープロデュースをアンダーライブで再度取り入れたり、緩めのVTRが挟まれたりというのがわかりやすいところだろう
ゴリゴリのアンダーライブもいいけど、こういった箸休め要素があったほうが緩急ついて個人的には見やすかった
あとは『Route246』で見られた大胆アレンジも、いままでのアンダーライブではそんなに見なかった印象だがアルノちゃんの圧倒的な歌唱力もあって心が震えた

とはいえ全国ツアー的なお楽しみ成分全振りではなく、アンダーライブらしさをきちんと味わうこともできたライブだった
過去を振り返ると、31stアンダーライブもかなり全国ツアー的な要素が強かったライブだったと思う
・考察:乃木坂46 31stSGアンダーライブ(アンダラ)横浜公演千秋楽 2022/12/19
しかし比較に出すのは悪いが上記考察記事にもあるように、個人的にはアンダーライブならではの熱さが感じられずやや消化不良感を残したライブだった

ただ今回はアンダーライブらしさもびんびんに感じられた
最初と最後の重要なところを激しめのアンダー曲で盛り上げていく感じとか、スピーチも思いがこもっていてとても良かったと思う

なんなら今後この形式をアンダラの型としても良いくらいに感じている

②ジコチュープロデュースについて

今回一番特徴的な演出はジコチュープロデュースだったと思う
これについては各日現地に行かないとフルで見られないことが予想されるため、一人ひとり感想を書き残しておきたい

奥田いろは『君は僕と会わない方がよかったのかな』『Rewindあの日』
一人目はいろはちゃんだった
特技のギターを生かした弾き語りでの『君は僕と会わない方がよかったのかな』は透き通った声でとても良かったし、後述するあーや・なおちゃんとの雰囲気にはちょっと涙すら出た
『Rewindあの日』で見せた妖艶な表情もいい意味のギャップがあった
やっぱりこの子スペック高いなーと思った

佐藤楓『釣り堀』『月の大きさ』
でんちゃんといえばダンスだよなあと改めて思った2曲だった
『釣り堀』のコンテンポラリーダンスは少し意外だったけど、こんなこともできるんだと幅をみられた
あとほんとになあちゃん好きなんだなあと伝わる選曲なので、そこも◎
もう一曲の『月の大きさ』はイメージ通りのバキバキダンスで流石でした

矢久保美緒『醜い私』『甘いエビデンス』
格好良い系と可愛い系でふり幅を見せられたと思う
なかなか披露される機会がない曲なので、選曲含めてセンス良いなと思った
あとはやっぱり『甘いエビデンス』でオリメンの「親友」とおそろいの指輪をつけて出たのは、感涙ものですよね
はよ戻ってきてくれ…、二人のトークが聴きたいのよ

清宮レイ『そんなバカな・・・』『アナスターシャ』
まずは堀ちゃん推し目線だけど、本当に選曲有難う!
まあそんなことは特に意識はしていないんだろうけど、それでもうれしかった
『そんなバカな・・・』はレイちゃんにこの上なく似合ってた、というか今の乃木坂でもレイちゃんにしかできないはっちゃけたパフォーマンスだったんじゃないかな
『アナスターシャ』の英語詩は失敗してしまったようだけど、この曲は何度でも立ち上がって強くなった人たちの曲なのでレイちゃんもいつか立ち上がってほしい

③5期生の成長

以下個別メンバーを掘り下げていくが、今回は取り上げたいメンバーが多すぎて困る…
挙げられなかったメンバー含めて全員魅力的だったのよ

その中でも今回は5期生の成長と変化を感じたライブだった
32ndアンダラでは先輩たちのパフォーマンスが圧巻だったこともあるが少し見劣りする面もあったのだが、今回はバッチリ仕上げてきてた
中でもアルノの『Route246』は楽曲のイメージかなり変えるくらいのアレンジを完全に自分のものとしていて、やっぱりすげえなあと
あとあーやはカッコイイ系から可愛い曲までハイレベルにこなしていて、弱冠16歳にしてさすがスーパーアイドルだと思ってしまった末恐ろしい…

あとはかなり乃木坂らしいパフォーマンスにもなってきたなと思う
『君は僕と会わない方がよかったのかな』であーや・なおちゃん・いろはの三人が見つめあう優しい空気感、これこそがパフォーマンスにおける乃木坂らしさの体現だと思った
きっと先輩たちともかかわってよい時間を過ごせたんだろうな

こうなると選抜組を含めて今こそ5期生ライブが見たいな

④佐藤璃果について

璃果ちゃんってどちらかというとパフォーマンス苦手なイメージがあったのだが、今回表現力がかなり上がっていて魅せられた
特に『ここにいる理由』の不気味な笑みは、オリメンの万理華ちゃんの不思議な表情とは別解釈だけどとても魅力的だった

⑤吉田綾乃クリスティーについて

あやてぃーが頼られているのはよくメンバーから発言で出てきていたんだけど、今日のMCでその一端に触れたように思う
葉月センターの『Against』や『Under’s Love』について、「乃木坂が好きで入ってきた子がいま大事な曲のセンターを背負っているのが嬉しいし誇らしい」というような発言をしていた
これこそ我々が伝えたかった事そのものだし、あやてぃーよく言ってくれたと思った

こういう愛をもって周りを見て、かつ高い言語化能力をもっているあたりが彼女が頼られている理由なんだろう

⑥松尾美佑について

今日配信が入っていていなかったのを残念に思うくらい、今日の松尾は魅力的だった

『日常』『踏んでしまった』のところはいろんな言葉を尽くして伝えてもなんか陳腐化してしまいそうなので、あえてはふれない
夏のツアーで何度もみた松尾センターなのに、見飽きない魅力があった

そしてパフォーマンスはもちろんのこと、今日の松尾のMCは大変心に刺さった
「史上最大のアンダーライブと言えば聴こえは良いけど、プレッシャーでもあった」
「座長を務めた先輩たちをみて、自分が引っ張らないといけないと思ったができなかった」
「それでもみんなが助けてくれた」

決して饒舌とは言い難かったが、それでも思いは良く伝わった
あの何考えているのかわかりにくい松尾が自分の言葉で伝えようとしたことに、本気で支えたいと私に限らず誰しも思ったんじゃないかな
これはおそらくアイドルに一番必要な資質なので、もしこのスピーチが全国に届けられてたらめちゃくちゃ人気出ていたと思う
それだけに今日配信がなかったことが悔やまれる…

それでもこの夏からアンダラにかけて、一番と言っていいほど魅力的でキラキラしていた
配信もある明日の千秋楽で天下を取ってくれ、松尾美佑

(まず見ないだろうからどうでもいいんだけど、松尾さんこの書き方痒くて嫌いそうだな…笑)

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)大阪公演Day2 2023/7/13 ~早川聖来卒業セレモニー

1.全体の感想

※この記事はのぎ動画をもとに記載したもので、リアルタイムでのライブ参戦ではありません。また公開されているのがアンコール部分のみのため、本編は見られていません。

整理に時間がかかって遅くなりましたが、せいらちゃん卒業おめでとう!
まっすぐなあなたの人生に幸多いことを願っています

今回もいつもの通りポイントを絞って、演出について考察していきたい
ただかなり難解で、正直私自身消化できていない部分もかなりある
もちろんいろいろあったので素直に見られなかった部分が大きいが、それだけではないので詳細は後述する

なおアンコール以外の部分は、ツアーのほかの公演とそれほど差はなさそうだった
参考までに真夏の全国ツアーの記事をまとめているので、良かったら読んでやってください

2.セットリスト

セットリストは以下の通りです

EN1. 僕のこと、知ってる?
EN2. Out of the blue
EN3. 4番目の光
EN4. Threefold choice
EN5. 孤独な青空
EN6. ひと夏の長さより・・・

3.振り返りポイント

①セットリストの不思議

見たかったものはきちんと抑えることができたセトリだと思う
『Out Of The Blue』 や『4番目の光』は当然として、かっきーまゆたんせいらの『Threefold choice』は需要を捉えてる良い選曲だったと思う

一方で不思議な選曲も結構あった
『僕のこと、知ってる?』や『孤独な青空』は割と意味深な歌詞だし、深読みされそうなタイミングでこの曲を選んだかという印象があった
選曲意図を知りたくてせいらちゃんの出演メディアチェックしたのだが、結局見当たらなかったのでもし有識者がいれば教えていただきたい

②演出の不思議

セトリも去ることながら、演出もかなり難解だった
どうしても見る側が深読みしてしまうというのもあるが、原因はそれだけではないと思う

具体的には大体どんなセレモニーでもVTR等で誘導があったように思うが、今回は曲とMCだけで構成されていて演出側がどういうストーリーを伝えたいのかあまりピンと来なかった
VTRの少なさはせいらちゃん卒セレだけでなくツアーを通じての特徴でもあったが、これは準備時間がなかったからなのかそれとも演出家変更により恒常的に続くものなのか現時点で判断がつかない
とはいえ今回は深読みする人が多いライブでしょうし、もう少し丁寧に誘導した方が良いのではという印象は拭えない

実際セトリもそうだが、久保ちゃんが「守れなくてごめん」と発言したり、気になることは多数ある
このちょっとモヤモヤを残す感じをつくりたいのであれば意図通りなのだが、そういうことなんですかね…

③唯一わかったこと

とはいえ唯一わかったのは彼女が少なくともメンバーから愛されていたことである
さつきちゃんにくぼちゃん、まゆたんのMCは具体的なエピソードもりもりで、愛されていたんだなあと伝わった

先方の正義もあるだろうし具体的な善悪の判断は控えるが、それでも彼女が貫いた姿勢には多くの人がついていった
その意思の強さに敬意を表し、筆を置きたい

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day4 2023/8/28

1.全体の感想

初日2日目3日目とほぼ同展開で、最後に『乃木坂の詩』が加わった程度だった
それでも新生乃木坂の門出としては十分な4日間だったと思う
4日間通した所感も踏まえて、いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なお神宮初日2日目3日目と被るところは省略するので、良かったら以下の記事もご参照ください
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day1 2023/8/25
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day2 2023/8/26
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day3 2023/8/27

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
3日目まで同様、割と保守的だけど良い構成だった

3.振り返りポイント

①松尾美佑について

連日記事にしてきたが、パフォーマンス面でのMVPは間違えなく彼女だと思う
パワフルなパフォーマンスは4日連続で見ごたえがあった
しゃべるとふにゃふにゃなキャラも魅力満点だし、いつか表題のセンターとかもやってほしいな

②山下美月MCについて

美月のMCはかなり今日も心に刺さった
「乃木坂は孤独を孤独にさせないグループ」という言葉はよくグループの性質を表していると思うし、この後のグループを規定する方向性にもなるのではないか
久保ちゃんももちろんだが、彼女の言葉もかなり力があると思う

③夏のツアーの評価について

今回の夏のツアーの評価について、考えてみた
グループとしてツアーで達成すべきだったものは以下の三点にあるように思う

  • 大エースに据えるべき井上和を中心にツアーを完走すること
  • 先輩たちもなしえなかった神宮4日間を完走し、自信をつけること
  • 新生乃木坂を感じさせる勢いのあるライブにすること

〇大エースに据えるべき井上和を中心にツアーを完走すること
これは美月や久保ちゃん含めて負荷を分散することで、うまく達成したと思う
ここ三日間は美月が最後に退場していたが、最終日である今日はなぎちゃんが最後に退場したのもきちんと次世代へのバトンタッチがされたようでよかった

〇先輩たちもなしえなかった神宮4日間を完走し、自信をつけること
これもきちんと達成されたと思う
僕たちは現体制でも完走できるとわかっていたけど、実際に先輩なしでもやっていく自信がついたように思う
梅ちゃんが最後に「私たちが乃木坂です。私たちが最強です。」と叫んだのが何よりの収穫なのだろう

〇新生乃木坂を感じさせる勢いのあるライブにすること
概ね達成されたと思う
実際に初日の投稿を見ていただけるとわかると思うが、かなり3期生中心に気合の入ったライブだった

ただここで概ねとしたのは、見ている側への届け方に問題があったと思う
正直全く同じ展開で4日間見ていると途中で飽きるのだ…
とはいえアンダーブロックのようにそれを吹きとばす勢いがある曲ばかり披露すると、スタミナが持たないだろう
個人的には配信を4日間でなく、1日に絞るのが正解だったように思うがどうだろうか

④最後に

いつから「人はね、限界だと思ってからもうちょっといける」という言葉は名言風になっているのか…
ただ飯食ってただけなのに…笑

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day3 2023/8/27

1.全体の感想

良いライブだったと思う
ただ初日2日目とほぼ同展開で、曲の入れ替えが多少あった程度だった
ということで今回も新たな考察要素は少なめだが、いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なお神宮初日2日目と被るところは省略するので、良かったら以下の記事もご参照ください
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day1 2023/8/25
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day2 2023/8/26

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
2日目まで同様、割と保守的だけど良い構成だと思う

3.振り返りポイント

①アンダーパートについて

以下の宮城公演の記事でも書いていたが、3日連続で見ても今回のアンダーパートはかなりクオリティ高くて見入ってしまう

将来のエースになるであろう5期生たちと、磨き上げたパフォーマンスに定評がある3・4期がばっちり嚙み合って、抜群の存在感を誇るみゆちゃんが締め上げる…
『踏んでしまった』『錆びたコンパス』『Hard to say』3曲とも至高の仕上がりで、このライブでアンダラ行きたいと思った人も少なくないのではないか

②先輩からの継承について

どうも日別にMCのテーマというものがあるのではないかと感じる
初日は仲間との時間、二日目はファンへの感謝というとこなら、三日目は先輩からの継承と変化だろう

なぎちゃんは乃木坂を引っ張ってきてくれている3・4期生への感謝と自分たちだけの色を探す決意を述べ、美月は後述の通り引き継いできた乃木坂の空気感について触れていた
ラストの久保ちゃんMCはかつて先輩から自分たちが言われていたように、「後輩たちを全力で守りたい」という思いを語っていた

正直なぜこのタイミングでこれらのテーマをぶつけてきたのかなど内容自体はまだ消化しきれていない部分が多いので、もし考察が深まれば別途記事にしていきたい

③船長・山下美月とその挑戦

これは配信を3日連続で見ているため仕方ないことではあるのだが、さすがに3日同じ構成となると飽きる…
それでも今日の『設定温度』前の美月のMCは聴きごたえがあった

内容としてはざっくりと「先輩たち含めて築き上げた乃木坂の空気感が好き」「それでも今のメンバーをひとりひとり愛してほしい」という内容だった

この内容は結構深く突き刺さるものがあった
私自身乃木坂のストーリーを考察するのをライフワークとしており、その観点では確かに1期生/2期生を中心とした乃木坂の延長線上に現在の乃木坂を見ている部分がないとは言えない
そしてこの空気感があるからこそ乃木坂は安泰だと思っている
ただそれは自分たちが現在のメンバーからみると自分たちが見られていないということともとられられ、半分嬉しくも半分は寂しいことなのかもしれない…

これを打破するにはなぎちゃんも言っていたが空気感を保ちつつも「自分たちの色」を出すことが重要となる
しかしこの挑戦はなかなかに難しい
多くのファンは現在の乃木坂が好きでそれ以上の変化の需要がないので、むしろ「自分たちの色」を出すことがマイナスに作用する

それでも私は船長・山下美月が掲げた挑戦を応援したい
神宮初日から気合が入っている彼女たちの姿を見ていたら可能性あるんじゃないかとすら思う
僕は彼女たちを信じたい

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)宮城公演Day2 2023/8/15

1.全体の感想

私事ですが、コロナにかかり投稿遅くなってしまいました…。地方公演振り返りを兼ねて読んでやってください。
なお最新の東京公演は以下記事をご参照ください
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day1 2023/8/25
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day2 2023/8/26

演出の変化を感じさせないほど、いつもの全国ツアーだった
(あくまでも楽しいだけの平場のライブなので、今後卒コンとかだと印象変わるかも)
性質上考察要素はほとんどないが、いつものようにポイントを絞って振り返っていきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
夏曲メドレーに始まり、ユニット曲がつづきその後は選抜曲とアンダー曲、期別楽曲を織り交ぜていた
個人的には夏曲をメドレーで済ませてしまうのは少し味気ない気がしたが、おおむね満足なセットリストだった

3.振り返りポイント

①宮城セキスイハイムスーパーアリーナについて

今回一般販売で入手したチケットでもあったため良席は全く期待していたかったが、案外メンバーとの距離も近く悪くない席だった

というのもこのセキスイハイムスーパーアリーナ、決して大きな会場でないこともあってかスタンドからでも結構メンバーが見えるのである
実際私もスタンド中段くらいであったが、多くのメンバーからレスがもらえたと思う

最寄り駅からも離れているのでアクセスはおそらく全会場ワーストクラスという明確な欠点はありつつも、どの席でも外れはないという点で悪くない会場かもしれない

②『踏んでしまった』と松尾美佑

表題の『おひとりさま天国』も乃木坂の夏曲の中ではかなりライブ映えする方で好きなのだが、それ以上に心を惹かれたのはアンダー曲『踏んでしまった』だった

まずアイドル曲とは思えない、というか最近ロックバンドでもそんなに見ないほどのバッキバキのロックサウンド
変則的なアレンジも癖になり、仮に表題曲だったらかなり話題になってたんじゃないかな

そしてそのセンターのみゆちゃんのパフォーマンスがとにかくエグい
スタイルも映えるし、おそらく乃木坂史上ナンバーワンの身体能力を生かしたダンスはキレッキレ
なにより余裕すら感じる不気味な微笑は、曲の雰囲気もあいまって存在感抜群
正直選抜を食ってしまうレベルで見入ってしまった

こうなると逆に難しいのが、選抜入り問題
林も割と通じるとこがあるが、存在感ありすぎると選抜の端っこにおいておくと不自然なんですよね…
トークも面白いし活躍の場を増やしていっていただきたいが、、、頑張れ、松尾!

③向井葉月について

小会場だと特に思うが、葉月ちゃんのファンサービスはすごいと思う
マジで一人ひとりにレスを返しているのではというくらい丁寧で、いい子感を感じる
訳あって私は西武源田選手のユニフォームをきて乃木坂のライブに臨んでいるのでレスもらいやすいこともあるのだろうが、それを差し引いてもものすごくキラキラして見える

アンダラも行くし、推しではないけどタオルくらい買うこと検討しようかな

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day2 2023/8/26

1.全体の感想

1日目同様良いライブだった
というより曲の入れ替えはあったものの、展開はほぼ同じなのでそりゃよいライブだよねといった感じ
そのため1日目と被るとこ多く新たな考察要素は少なめだが、いつものようにポイントを絞って考察していきたい

なお神宮初日と被るところは省略するので、良かったら以下の記事もご参照ください
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day1 2023/8/25

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
1日目同様、割と保守的だけど良い構成だと思う

3.振り返りポイント

①コロナ期の表題曲について

声出しライブが解禁されて改めて思うけど、コロナ期リリースの表題曲って結構良曲が続いていたなと改めて思った

『僕は僕を好きになる』は乃木坂が歌うからこそ価値がある曲だし、『ごめんねFingers crossed』はコールが加わると一層ライブ映えする
『君に叱られた』はめちゃくちゃ盛り上がるし、『Actually…』も時がたって色眼鏡を外してみると独特なので映える(ちょっと演出が過剰な時はあるが…)
『好きというのはロックだぜ!』だけは個人的には正直そこまでハマらないんだけど人気あるし、タオル回すのは楽しい

こう考えると粒ぞろいで個人的にはコロナ前より曲だとよいと思うのだが、いかがだろうか

②ファンへの感謝

今日はファンへの感謝がMCのテーマになることが多かったように思う

なぎちゃんはたどたどしくなりつつもファンに思いを伝えていたし、弓木もむちゃくちゃなこといいつつもファンが味方でいてくれることへの感謝を伝えていた
梅ちゃんもラストでファンが見せてくれた景色への感謝と、これからも歩んでいきたいことを綺麗にまとめていた

意図は正直わからない部分はありつつも、しかと受け止めさせていただきました

③井上和について

1年半前5期生公開のティザー動画を見た時、とんでもないスターが入ってきたと思った
そしてその感覚は間違えではなく、彼女が中心にいるだけで乃木坂がかなり景気良いグループにみえるくらい一人で空気を変えられる存在だと思う

だからこそ私たちは忘れがちになるが、彼女は加入からまだ1年半しか経っていないのだ
この2日間でMCでつまったりすることを多く見てきて意外に思ったが、よく考えると当たり前である

それでもつまったりすることで、格好良さは損なわれない
(実際に伝説となったななみんですら、意外と詰まることも多かった)

丁寧に伝えようとする言葉は確実にファンの心を射抜く
この二日間で彼女に改めて惚れ直した人も多いのではないか

考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)東京神宮球場公演Day1 2023/8/25

1.全体の感想

3期を中心に良いグループになったなと思えたライブだった
飛鳥ちゃん卒コン後に諸々ごたごたがあったので多少なり心配していたが、全くの杞憂であった
また演出の変化も懸念されたが、むしろ平場のライブとしてはかなり良かったのではないか

また地方公演については宮城公演のday2に参戦していたが、まだ記事が投稿できていない
これは筆者が宮城公演後、某感染症の影響でダウンしていたためである
どうにかこの4日間のどこかで記事をアップ出来たら…とは考えているので、遅くなってしまいましたが地方公演振り返りを兼ねて読んでやってください
※8/31追記:宮城公演の記事を投稿しました。以下の記事からご確認ください。
・考察:乃木坂46 真夏の全国ツアー(全ツ)宮城公演Day2 2023/8/15

以下、いつものようにポイントを絞って考察していきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
夏曲を皮切りに、ユニットゾーンと続いた後はアンダー曲や期別楽曲の間に新曲・ライブ定番曲を混ぜる構成だった
よく考えると今まであまりなかった構成だったように思うが、とはいえそんなに違和感もなかったし、逆に目新しさもそれほど感じなかった
内容も夏のツアーでしかできないであろう特別な演出(昨年でいうトリンギョコーナーや大きなキャンプファイヤーなど)があったわけではなく、むしろ夏のツアーとしては保守的な構成だったように思う

なお地方公演と比較すると大枠としては変わっていなかったが、ところどころ変更点があったように思う
後述するがこの神宮ならではのアレンジに個人的にはとても好感が持て、平場としてはかなり満足感があるライブに仕上がったように思う

3.振り返りポイント

『設定温度』

神宮で追加されたこの曲が、今日のハイライトだった
梅ちゃんの曲前MCでも言及されていたが、この曲は神宮で初披露され3期生が初めて先輩と歌った曲である
この曲を1・2期生がいなくなって初めてのツアーの神宮で持ってくるのは、全体を通してよく考えられた構成だと思う

また当時1期生が歌っていたパートを3期生が歌い、それに4期・5期が順に加わっていく演出が当時を知っているものとしては本当に感涙ものだった
3期生が中心となった新生・乃木坂の象徴となる1シーンだったように思う

②3期が引っ張った初日~象徴としての『人は夢を二度見る』

『設定温度』も含め、初日の今日は3期生が引っ張った印象がとにかく強かった

まずライブ冒頭から梅ちゃんが力入りまくってたのよ
気合が入りすぎてるのかMCカミカミだったのはご愛嬌…笑
前任者もそうだったので気にしないことにしましょう
それでもあそこまでキャプテンが気持ちが入っていると、ついていきたいと感じるものですよね

今やグループを引っ張る立場である久保ちゃんや美月もいつも以上にバッキバキだった
(もちろんここであえて名前を挙げなかった他の3期も素晴らしいパフォーマンスだった)
だからこそ今日のライブの最後が定番の『乃木坂の詩』でなく、『人は夢を二度見る』だったのも納得である
これからこのグループを引っ張る二人がセンターとして歌う曲だからこそ、ラストにふさわしくあえて持ってきたのだろうと想像する

③4・5期への伝播~乃木坂らしさの再継承の現場にて

久保ちゃんがラストのMCで「客観的になれないから、自分が見てきた大きな背中に追い付けているかわからない」という旨の発言をしていた
私は以下記事の9thバスラのころから乃木坂のパフォーマンスや空気感を3期生がきちんと継承できていると思っているし、今日も全く遜色がない良いライブだったと思う
・2021/05/09 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 3期生ライブ

というかそれは4期生や5期生にも伝わっているんじゃないかな
なぎちゃんやあやめちゃんが涙ながらに素晴らしい仲間とともに活動していきたいと話していたのは、少なからず3期生がトップに立っているからだと思う
こういう風に1・2期生から3期へ伝わってきた空気感が、今まさに4・5期生に伝播していく様子はとても平場のライブとは思えない充実感だった

やはり3期生を中心にいいグループになってきているなと改めて思えた神宮初日だった
きっとみられなかった地方公演でもよい時間を過ごしてきたんだろうな

考察:乃木坂46 齋藤飛鳥卒業コンサートDay2 2023/5/18

1.全体の感想

飛鳥ちゃん卒業おめでとうございます
長い間乃木坂をけん引してくださり、ありがとうございました
今日も後輩たちを引っ張っていく姿が本当に格好良かったです!
明日からもまた乃木坂を応援していきます

そしてライブ自体もとても満足感があるライブだった
飛鳥ちゃんがもつ様々な魅力を余すことなく堪能できたし、かつ名演出もいくつかあった
以下、いつものようにポイントを絞って考察していきたい
なお今回は奇跡的にチケット入手出来て現地観戦していたので、興奮のあまり細かいところが怪しいですがその分臨場感たっぷりに書けたらと思う

ちなみに初日の考察は下記の記事からどうぞ
・考察:乃木坂46 齋藤飛鳥卒業コンサートDay1 2023/5/17

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
期別曲、可愛らしい曲、ユニット曲、盛り上がるライブ定番曲と進行していた
ネットで見る限りかなり評判はいいし、個人的にも満足のセットリストだった

3.振り返りポイント

①ライブ冒頭~『ジコチューで行こう!』

昨日同様、ライブ冒頭は飛鳥ちゃんひとりで無言で花道を歩いてきた
一言も発さず間が持つのはやっぱりスターの貫禄があるなと改めて思った

その表情をひと時も見逃すまいとみていたが、昨日の表情とは若干異なる気がした
昨日は緊張はありつつも堂々とした立ち振る舞いだったが、今日はファンやメンバーとの別れからかさみしさが少し表情に浮かんでいた
そしてその複雑な感情をすべてぶつけた彼女のドラムから始まる『ジコチューで行こう!』は、緊張から解放へ一気に向かったことで爆発的な景気のよさで楽しかった

②飛鳥ちゃんの魅力を味わい尽くす!

冒頭でも触れたが、昨日に続きかなり振り幅があるセットリストだった
まず冒頭ブロックではいつものように景気が良い定番曲が続いた
昨日とセトリはガラッと変わっていたが、『ハウス』と『ダンケシェーン』が残っているのは、曲を介して「好き」「ありがとう」のやり取りを飛鳥ちゃんが望んでいるようで嬉しかった

次は期別曲ブロックに入る
卒業生が他の期の期別曲をセンターで踊る演出は、いくちゃんや真夏さんの卒コンでもあったので決して珍しい演出ではなかった
それでも間奏でかっきーやれんたんが飛鳥ちゃんに思いを伝える姿には思わず涙腺が緩んだ

その後はアンダーブロックをはさんで、可愛らしい曲ブロックに入った
『ファンタスティック三食パン』『なぞの落書き』『制服を脱いでサヨナラを…』『あらかじめ語られるロマンス』あたりがそれにあたる
現在の飛鳥ちゃんから考えるとやや意外ではあるが、昔のキャラをふまえその時代のファンの気持ちを汲み取ってくれ、彼女の優しさが伝わる構成だと感じた

その後は選抜曲ブロックからアンコールまで駆け抜けていった
しんみりする曲もあったものの割と明るい曲をはさんでいて、結構最後まで盛り上がるライブであった

昨日のダンスナンバーブロックやソロ歌唱披露も含め、一人のアイドルとしての齋藤飛鳥をこれでもかと堪能できる構成だったように思う

③1期生最後の日として

「後輩の魅力も伝えたい」
彼女が初日の冒頭から話していたことだったが、この思いはかなり伝わるライブだった

彼女は最後の1期生だし、特にアンコールは1期生の歴史をたどる構成もあり得たと思う
ネット上でもOGの登場が予想されていた

それでも結果としては1期生には結局触れずに終わった
彼女は「1期生には支えてもらったけど、今は後輩との時間が大事」なるニュアンスのことをMCで言っていて、その強い意志には少し驚いた
その結果1期生最後の日の割には、節目感をほとんど感じなかった
齋藤飛鳥がいなくなるのは事実だが、明日からも何もなく乃木坂が続いていくんだということを感じた
ライブ全体としてもエースの卒コンの割にはメッセージ性が強く無いライブだったように思う

この評価はとても難しい…
1期生のストーリーを好きなものとしてはもっとそこに焦点を当てても良かったのではないかと思わないではない
それでもライブに1期生のストーリーを持ち込まなかったからこそ、純粋に齋藤飛鳥のキャラクターやパフォーマンスを満喫することができた
どちらを重視するかという話なので、観点によって評価が変わるライブなのだと思う

以下は私個人の好みになるが、飛鳥ちゃんの卒コンとしてはこれで良かったと思う
それでも1期生のストーリーを考察するものとして、過去ライブを振り返ってもこれぞ1期生の集大成というライブが見当たらないことは少し残念に思う
いずれ記事として考察しようと思うが、なあちゃんの卒コン演出にかなり消化不良感があり、彼女の卒コンでうまく物語の幕引きができていればと思ってしまう…
(私とは1期の主役はなあちゃんだと思っているので、その分ハードルが上がってしまっているところはある)

④『人は夢を二度見る』

1期のストーリーとして振り返った時に評価が分かれるこのライブだが、演出はめちゃくちゃ良かったと思う
そのハイライトの一つがこの楽曲だと思う

卒業後発売のこの楽曲に、なんと飛鳥ちゃんが加わりパフォーマンスしたのだ
Wセンターの理由がいろいろ言われていたが、もしも齋藤飛鳥が加わることで120%の力を発揮する楽曲と想定して作られていたら…
あまりにも、あまりにも素敵なアートワークだと思う

⑤そして彼女は天使になった

そしてもうひとつのハイライトはアンコール後の彼女の退場シーンである
彼女は天使になると言い残し、ゴンドラへ乗って天井へ消えたのだ

冗談めかした雰囲気ではあったが、感涙のあまり思わず鳥肌が立った
これは乃木坂ライブ史上屈指の良演出である、ななみん卒コンラストシーンのオマージュである
・考察:5th YEAR BIRTHDAY LIVE Day1(橋本奈々未卒業コンサート) 2017/2/20

飛鳥ちゃんが入れてきた唯一の1期生要素があのななみんだったという…
ずっとライブ演出考察にこだわり、かつ2人の関係性を知る1ファンとして魂が震えた
この演出は恐れ入りました

考察:乃木坂46 齋藤飛鳥卒業コンサートDay1 2023/5/17

1.全体の感想

飛鳥ちゃんが明日卒業するらしい
そんなことを忘れてしまうくらい楽しいライブだった

初日ということもあるだろうが、しんみりする雰囲気は全くなく熱気に包まれていた印象が強い
そのためいつもより考察要素は少なめだが、ポイントを絞って考察していきたい
なお今回は奇跡的にチケット入手出来て現地観戦していたので、興奮のあまり細かいところが怪しいですがその分臨場感たっぷりに書けたらと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダー曲、ユニット曲、ダンスナンバー、盛り上がるライブ定番曲、飛鳥ちゃんセンター曲と幅広く見られた1日目だった
振り幅が大きく個人的には好きであった
またネットの評判を見ても概ね好評だったように思う
印象に残った曲目というと、『Hard to say』は想像以上に盛り上がったし、ソロの『Another Ghost』も意外性があってよかった

3.振り返りポイント

①王の帰還

ライブ冒頭で王が帰ってきたと思わず思った

長い花道をただただ無言で歩き続ける…
それだけで圧倒的な存在感があった

その一言目をどれだけの人がどんな気持ちで待っただろう
熱狂、緊張感、期待、少しの不安…
何もせずともこれだけの感情を動かすことができる彼女は、王の貫禄があった

②彼女の歩いてきた道

冒頭でも触れたがかなりバラエティに富んだ選曲だったが、それでも納得感があった
特に齋藤飛鳥を際立たせる演出があったわけではないが、圧倒的に飛鳥ちゃん成分が強かったライブに思えた
きっとアンダーから選抜の中心まで上り詰めた、飛鳥ちゃんの歩いてきた道があったからこそどんな曲でもハマるのだろう

何よりすごいのは1期生の物語の終わりという、あまりにもわかりやすく強いストーリーが欠片も見られなかったことだ
トリンギョコーナーのアキヤ(昨年の全ツで真夏さんが扮していたキャラクター)以外OGの名前を出さずにDay1走り切るとは…

正直考察要素はそんなになかったのでこのあたりで
Day1が卒コンらしからぬ明るいライブだったからこそ、明日のDay2がどんなライブが見られるのか楽しみである
飛鳥ちゃんの雄姿をしかと見届けたい