考察:乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE (10thバスラ)Day2 2022/5/15

1.全体の感想

ぶっ飛ぶほど豪華な10周年バスラ2日目だった
卒業生オールスターが勢揃いし、しかもまいやんの『ガールズルール』煽りをはじめそれぞれが一番輝く形でもう一度見られるなんて夢のようだった
しかもOGだけが光ったのではなく、運営と現役メンバーの覚悟が伝わる神ライブだった

以下ではいつものようにポイントを絞って振り返っていきたい
なお今回は現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分現地ならではの観点でもレポートしていければと思う
また一日目と被る演出も多いので、良かったらDay1の考察記事も読んでみてください
考察:乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE (10thバスラ)Day1 2022/5/14

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
Day1同様2017年以降の代表曲を中心とした、10周年に相応しい正統派なセットリスト・演出だったと思う

3.振り返りポイント

①豪華すぎる卒業生

昨日の生駒ちゃん・まりか登場も本当に嬉しかったが、今日もえらい豪華なOG参戦だった
『帰り道は遠回りしたくなる』で出てきたなあちゃんに始まり、『しあわせの保護色』冒頭で出てこないとフェイントをかけてからラスサビで途中参戦しそのまま『シンクロニシティ』までバキバキに踊る白石さん
舞台期間&他事務所だから絶対に来られないと思っていたが、なぜか参戦してしまう相変わらずの鉄人いくちゃん
しまいにはアンコールにさゆりん・かずみんまで登場し、まさにオールスター勢揃いだった
昨日の流れもあって今日も卒業生誰か出てくるかなとは思っていたけど、ちょっと豪華すぎやしませんか

しかもそれぞれがあのころと変わらず、僕たちが一番見たかったものを見せてくれるのも本当にうれしかった

  • なぁちゃんが真夏と『帰り道は遠回りしたくなる』で少し恥ずかしそうにクルクルしたり、与田ちゃんと仲睦まじそうに寄り添って歩いたり(しかも与田ちゃんはコロナ陽性からギリギリ復帰できたという奇跡!)
  • いくちゃんが真夏とタイトハグ。相変わらずの真夏大号泣。
  • さゆりんは設楽さんとライブ見ていたことを嬉々として語り、それに設楽さんは「ハフーン」で日村さんは「バルシャーク」のポーズで応える
  • かずみんがMCで噛み倒す…笑
  • そしてまいやんが『ガールズルール』冒頭で煽っている…。

こんな夢のような光景がまた見られるなんて、10万円払っても価値があるライブだと思う

②全体構成と『他人のそら似』

一部の最近の曲(うろ覚えだが、『僕は僕を好きになる』以降か)を除いて、会場では昨日同様メンバーが踊っている裏で過去のライブやMVの映像を一部のモニターに流し現在のメンバーとオーバーラップさせるという演出がとられていた
改めて一つ一つの映像から「あの頃」を振り返れるし、それがうまく継承されていることも伝わる良演出だった

そしてこちらも昨日同様、『他人のそら似』でこの構成が回収されることとなる
過去楽曲の印象的な部分を再構成してこの曲の振付がつけられているが、そこに原曲のライブ映像を重ねることで10年の流れを感じることができるまさにバスラらしい演出だった
この乃木坂の歴史を積み上げていくような演出の最後に来る歌詞が「君は君だよ」なのは、すごく乃木坂らしくて好きだった

③アルノ復帰後初の『Actually…』

アルノちゃん復帰後初の『Actually…』披露がこのバスラだった
どうなることかと思っていたのだが、ゴリゴリの映像演出が入っていてメンバーのパフォーマンスより演出の格好良さに焦点が当たった形になっていた
それ故に46時間テレビのときのような、アルノちゃんに特別焦点があたるパフォーマンスには見えなかった

私個人の感想としては、初めて見た時のような「怖さ」や「危うさ」はかなり薄れたように感じた
パフォーマンスで魅せるということは「危うさ」を(もちろん同時に甘美な魅力も)孕むが、このようにゴリゴリ演出で押し切るのであれば、パフォーマンスレベルの高低なんて正直そこまで問われない

ただ曲として果たしてこの方向で良いのかという疑問は残る
パフォーマンスにこだわる層には響かないように見えるし、曲への思い入れなどにこだわる乃木坂ファンにもメンバーの個性を殺す方向に働くこの曲が響くとも思えない
結局のところ「なんとなく格好良い」暗いが落としどころになるのだろうか…
また夏の全国ツアーとかでも披露されることはありそうなので、引き続きウォッチしていきたい

ちなみに『Actually…』が持っていると思っていた「怖さ」や「危うさ」については下記の記事で詳細解説している
考察:『Actually…』なぜ乃木坂史上最大の問題作なのか

④2日にわたる『制服のマネキン』から見えたもの

あまりにも豪華なOG登場パートにはまだ負けてしまうかもしれないが、それでも今日のライブのハイライトと私がしたいのは『制服のマネキン』である

「これからの彼女たちも、間違えなく美しい」

上記のフレーズから始まったのは、なんと前日に生駒ちゃんセンターでこれ以上ない盛り上がりを見せた『制服のマネキン』であった
センターは間違えなくこれからの乃木坂を引っ張っていく遠藤さくら
昨日に勝っていたとは言えないが、引けを取らない気合の入り方は過去の威光に負けたくないという宣戦布告にみえた

このバスラはOG参戦にとにかく湧いた2日間ではあったが、この『制服のマネキン』のパフォーマンスをはじめ現役メンバーの覚悟が見えたライブでもあったと思う
美月のMCの「今がピークにならないように」という発言もその象徴であろう
さくちゃん・美月というこれからの乃木坂を引っ張っていくであろうダブルエースからその決意が見て取れたのは、このライブで最も嬉しかったことかもしれない

そしてこれはメンバーだけでなく運営側も腹を決めているように見える
この2日間にわたり錚々たるOGが参戦したが、そもそもこの段階で全員呼ぶ必要があったのだろうか?
せいぜい1人2人呼ぶだけでも話題性という意味では十分だっただろう

正直今回来たメンバー以上に、復活したときに話題となるメンバーはいないのではないか
(正確に言えば、橋本さんがいるけど一般人に戻ったし流石にね…)
そのカードを出し惜しみせずに全員使い切ったことで、これからは今いるメンバーと戦うという覚悟が見て取れた

「これからの彼女たちも、間違えなく美しい」
改めてこの言葉をかみしめ、彼女たちの11年目に期待したい

考察:乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE (10thバスラ)Day1 2022/5/14

1.全体の感想

これ以上ないほど美しい10周年ライブだった
生駒ちゃんセンターの『制服のマネキン』復活など夢妄想の類でしかあり得ないと思ってたことが、こんなにも完璧な演出で実現するなんて…
以下ではいつものようにポイントを絞って振り返っていきたい
なお今回は現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分現地ならではの観点でもレポートしていければと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
2016年までの代表曲を中心に、10周年に相応しい正統派なセットリスト・演出だったと思う

3.振り返りポイント

①『制服のマネキン』に至る流れ

まず真っ先に今回最大のサプライズ、生駒ちゃんセンターの制服のマネキンについて触れさせていただきたい
ただ私の稚拙な語彙力ではこのサプライズを十分語ることができないのが非常に残念である
生駒ちゃん卒コン後に夢にまで見た光景が、まさか目の前で広がるなんてただただ尊かった

もちろんサプライズ自体が涙なしには見られないものなのだが、そこに至るまでの演出も素晴らしかった
このパートでは三期生が手紙で楽曲と先輩に対する思いをつづり、その後パフォーマンスに移るという流れであった
・梅ちゃん まいやんへの憧れ→『せっかちなかたつむり』
・でんちゃん まりかへの思い→『狼に口笛を』
上記の流れから、初期の名曲を3・4期中心に継承するというある種ライブの定番テーマに沿って進んでいくのかと思っていた

その次の手紙は大変不思議な手紙であった
書きぶりからするとオリメンセンターのようだったので、初期楽曲だと『海流の島よ』くらいしかなくないかと思っていたが「もうやらないと思ってました」という部分が???となった
そして生駒ちゃんの名前が読み上げられたとき、半信半疑のどよめきが起こり映像に彼女が映ると思わず歓声が湧いた

もちろん10周年ということもあり、卒業生誰か来るのかなと「妄想」したこともある(可能性はゼロに近いと思っていたので、「予想」ですらなかった)
ただまさかこの流れで卒業生が出てくるなんて誰が頭によぎっただろうか
(実際に会場でも名前が呼ばれるまで誰の手紙かわからなかったような反応だった)
全く予想だにさせなかったという意味で、サプライズ演出の大勝利だと思う

②『ここにいる理由』

生駒ちゃん登場が上記のように手の込んだ演出だったのに対し、まりかちゃんの登場は対象的だった
さも当たり前のようにナチュラルに『ここにいる理由』に参加し、一言も発さずに帰っていった…笑
この扱いの差は賛否両論ありそうだが、個人的にはまりかちゃんの「職人感」が出ていて格好良かったなと思っている

またまりかちゃんが来てくれたのはちょっと意外だったなと…
生駒ちゃんとか玲香ちゃん、まいやんやなあちゃんがいつか乃木坂とパフォーマンスするのは少しあるのかなと思っていたが、まりかちゃんはもう乃木坂と関係ないところで生きて行くのかなと思っていた
それだけにまりかちゃん登場は嬉しかった

③アンコール入りのカメラワーク

生駒ちゃん・まりかちゃんはアンコールにも参加してくれたが、このアンコールにも細かいがニクい演出があった
アンコール入りの生駒ちゃんの煽りを生駒ちゃんが担当していたが、煽りに少し遅れて生駒ちゃんにカメラのピントを合わせる、これが細かいけど本当に良かった
乃木坂ファンなら親の声ほど聞いた生駒ちゃんの煽りで感づいてテンションぶちあがるし、やはり生駒ちゃんがステージに戻ってきたことを映像で再確認できたときに二度美味しい

④過去映像とのオーバーラップ

OG登場パートは激アツだったが、ほかにもとても良い演出があった
配信ではどうなっているかわからないが、会場ではメンバーが踊っている裏で過去のライブやMVの映像を一部のモニターに流し現在のメンバーとオーバーラップさせるという演出がとられていた
一つ一つの映像から「あの頃」を振り返れるし、それがうまく継承されていることも伝わる良演出だった

この演出が抜群の威力を発揮したのが『他人のそら似』だった
過去楽曲の印象的な部分を再構成してこの曲の振付がつけられているが、そこに原曲のライブ映像を重ねることで10年の流れを感じることができるまさにバスラらしい演出だった
もしかすると以下の初披露の時から、この演出が想定されて作られていたのだろうか
・2021/08/21 真夏の全国ツアー2021 福岡公演Day1
そうだとすると鳥肌ものだな…

⑤演出大勝利

セトリや構成の考察を趣味とする人間からすると、決して今回のセトリは目新しいものではなかったと思う
卒業生登場も含め、実現可能性は低いと思っていたが妄想の範疇にとどまるものではあった
それでもこんなに感動したのは、その見せ方が素晴らしすぎたからだろう
卒業生含めメンバーが大正義なのはもちろんだが、今回に関しては演出も大勝利だったと思う
改めて10周年に相応しい演出をありがとうございます

考察:『ないものねだり』なぜ乃木坂46橋本奈々未はファンの心に残り続けるのか

0.はじめに

秋元康の詩集『こんなに美しい月の夜を君は知らない』の出版を記念して、歌詞解説募集キャンペーンなるものが行われていた
私も応募してみたが、このサイトでも避け続けているように歌詞の考察は苦手である…

しかし下記の『Actually…』の記事のように曲をメタ的な目線でみて、考察を行うことは割とできると思う
・考察:『Actually…』なぜ乃木坂史上最大の問題作なのか
今回はキャンペーンの対象曲でもあった『ないものねだり』を題材に、なぜこの曲がファンにとって特別な曲であり続けるのか、ひいてはなぜ私たちの心に橋本奈々未さんがなぜ心に残り続けるのかを考察していきたい

1.序論~卒業ソロ曲としての『ないものねだり』の異質性

乃木坂には卒業にあたってソロ曲をもらうメンバーが多くいるが、やはり別れを真正面から取り上げた曲が多い
その中で異質なのが橋本奈々未さんが歌う『ないものねだり』である
表題曲の『サヨナラの意味』が真正面からの卒業ソングだったこともあるのか、テーマ設定が一見卒業と何ら関係がないように見える
しかしわたしはある種この『ないものねだり』こそが、最もアイドルからの卒業を感じされた曲ではないかと思う

2.本論~『ないものがたり』の世界観について

『ないものがたり』の世界観を一言でいうと、「足るを知る」という価値観に尽きるように思う
そしてこの価値観が主人公の中でどんどん大きくなっている様子が見て取れる
なお歌詞についてはこちらのサイトでご確認いただきたい

まず冒頭の描写からすでにアイドルソングとしてはかなり違和感がある
冷たい外界と暖かいベッドという対比があるなら、通常のアイドル曲なら外に打って出るだろう

そしてサビの部分でこの行動は気まぐれではなく、主人公の信念に基づくものだというのが明かされる
この信念は、アイドルのキラキラした上昇志向や成長願望とはかなり異なるものだろう

これらのアイドルらしくない世界観は現実世界ともリンクする
弟の学費を賄うため、弁当がもらえるからなどといった理由でアイドル界に紛れ込んだ橋本奈々未さんが歌うととてもリアルなのである
そして歌詞の最後で眠りにつく夜(「私」の世界)だけでなく、昼(「公」の世界)でもアイドルらしくない世界観を持ち始めた様子が描かれている
これは橋本奈々未さんによるアイドルへの決別宣言ととらえられるのではないか
ここまで大胆で強烈なアイドル卒業ソングは後にも先にもないだろう

3.結論~なぜ橋本奈々未さんは伝説になったか

このアイドル・ななみんを強烈に奪われた印象が、ファンの中にある種のトラウマとなって『ないものがたり』が忘れえぬ曲となったのだろう
そして『ないものねだり』に限らずこの強烈に奪われる感覚、これこそが橋本奈々未さんを伝説としているのだと思う

私は橋本さんの卒コンラストでも同じ感覚を味わっている
握手会等で会うこともできたななみんが、緑色のペンライトの海の上方にゆっくりと消えていったとき「この人は神になって、もう二度と会うことはできないんだな」とすら感じた
(この演出考察については、かなり昔のライブにはなるがいずれ見返して記事にしたい)

本人のもう二度と芸能界に戻ってこなさそうな発言に、曲や演出も手伝って強烈にななみんを奪われた感覚がある
どのメンバー卒業時よりも強いトラウマ・喪失感を与えたことこそが、橋本奈々未さんを伝説とした一因なのではないか

乃木坂46 29thSG アンダーライブDay3考察 2022/3/27

1.全体の感想

アンダーライブ第二章が幕を開けた、そう感じさせる画期的なアンダーライブだった
とはいえもちろんアンダーライブらしい熱量は残した、良いライブであった
なぜアンダーライブの新展開を感じたのかを中心に、以下ポイントを絞って考察していきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダーライブらしい格好良い曲を中心に、「思い出の一曲コーナー」と称して珍しい曲も取り入れたよいセットリストだと思う

3.振り返りポイント

①座長・佐藤楓について

でんちゃんは「私がアンダーセンターに選ばれたのは意外」と発言していた
初めて知ったときは4期生じゃないんだと私も少し意外に思ったことを記憶している
ただ振り返ると順当だったな、と私は考えている

前回・前々回のアンダーライブは事実上2期生の卒コンであり、平場のアンダーライブは久々であった
(当時の考察は下記記事よりご参照ください)
2021/05/27 乃木坂46 アンダーライブ2021
2021/10/28 乃木坂46 28thSG アンダーライブDay3
良い卒業ライブではあったがベテランである2期生をメインに据えたことで安定感が生まれ、ややアンダーライブらしい熱量には欠ける側面もあった

従ってアンダーライブらしい熱量を取り戻す、というのが今回のライブのミッションとなるのは必然である
そういった意味では24th以前のアンダーライブらしさを知っている3期生が選ばれるのは順当である
でんちゃんはパフォーマンスもキレキレなので、納得の人選かな

②エグい熱量

そして上記熱量を取り戻すというミッションは十二分に達成されたと思う
アンダーライブらしいセットリストであったことも手伝って、配信画面越しにもボルテージは最高潮に達したように見えた

その象徴となったのが最後のMCからの展開だろう
誰もが達成感にあふれた表情をし、みゆちゃんの涙など見どころも多かった
なかでもりりあの「卒業が絡んでいないアンダーライブにこんなに心が動かされるとは…」という発言は本当にこのライブをよく表していると思った
このライブを終わらせたくないという思いから生まれた、生歌の『きっかけ』やダブルアンコール『ハウス』は私が言うまでもなく感動モノでした
ダブルアンコールってこういう時のためにあるものなんだなとすら思った

③アンダーライブの質的な変化~東京ドーム構想から考える

熱量がエグいアンダーライブが帰ってきた、それはとても喜ばしいことである
ただかつてのアンダーライブとは質的な差があり、第二幕に入ったなという印象を受けた
そしてその差は熱量の源泉の違いに由来すると考えている

かつてのアンダーライブ(特に私がアンダーライブを積極的に追いかけていた13枚目くらいと、その少しあとくらいまで)は選抜への登竜門的な側面があったように思う
選抜への対抗心や向上心が尋常でない熱量を生んでいたと思う

一方今回のアンダーライブの熱量は、選抜への思いとは少し毛色が違う気がする
どちらかというとアンダーライブとしての誇りを持っており、全員で一丸となりその成功を目指してきたが故の熱量という印象を受けた
その象徴がまあやがMCで語っていた「アンダーライブin東京ドーム構想」だろう
アンダーライブ自体を大きくするという発想は、選抜への意識とはかなり方向性を異にするものだと思う

この質的変化の功罪を論じるのは非常に難しい
悪い方向でとらえると選抜との断絶ということが言えると思う
かつてほど選抜・アンダー間の流動性がなく、アンダーメンバーの固定化が招いた帰結ととれる
一方で良い側面も垣間見える
アンダーでも仕事が入る環境があり(れなちのラジオとかが代表例)、必ずしも全員が選抜を目指す必要がなくなったといえる
(やや議論はずれるがこれは運営側の尽力の賜物であり、1・2期アンダーメンバーの努力の結晶ともいえる乃木坂の本当に素晴らしい点だと思う)
また選抜枠を争うより、全員でアンダーライブの成功を目指すという発想は乃木坂っぽくはある
どちらの側面からも見ることができ、手放しで喜んでよいものなのかは判断がつかない

ただ私としては「アンダーライブin東京ドーム構想」、久々にワクワク感があるチャレンジだと思う
アンダーライブの拡大を目指す第二幕、ますます彼女たちから目が離せない
(こんな展開を用意したまあやはやはり天才だし、まだまだ乃木坂にいてほしい存在だな)

④感想に代えて~4期生について

ここからは考察というよりは単なる感想である
まあやも言っていたが4期生の成長が目に留まった
特にやんちゃんとゆりちゃんはかなり引き込まれた

やんちゃんがダンスがうまいのは元からだったが、今回のアンダーライブでは表情まで仕上がっているのが素晴らしいなと思った
ここまでくるとパフォーマンスはトップクラスだし、歌番組とかに選抜の代打で出てもいい意味でかなり目立つんじゃないかな

ゆりちゃんは本当に歌声が魅力的だと思う
今日の『サヨナラの意味』はもちろん、「乃木坂スター誕生!」で歌っていた『心の旅』とかも何故か涙が止まらなかった
インテリ方向で売ってきているけど、個人的にはもっと歌も聴いてみたいな

乃木坂46 北野日奈子卒業コンサート考察 2022/3/24

1.全体の感想

まずはきいちゃん卒業おめでとう!!
きいちゃんの暖かさが伝わるとても素敵な卒コンだったのはもちろん、乃木坂史に残る名ライブだったと思う
それは軽く心に引っかかっていた「あの頃」の心残りを綺麗に昇華させてくれたからだと思う
以下ではいつものようにポイントを絞って振り返っていくが、2期生推しの私にはかなり思い入れがあるメンバーなのでそこは差し引いて見ていただきたい

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
アンダー曲を中心に、2期生曲・サンエト曲・ライブ定番曲を散りばめた構成だった
特にきいちゃんがアンダーだったころからのファンにとっては、かなり神セットリストなのではないか

3.振り返りポイント

①「あの頃」のアンダーライブのキラキラ感

VTRでもアンダー楽曲への思い入れを語っていたが、アンダー曲中心のセットリストだった
その選曲のおかげで1・2期生が中心だった「あの頃」のアンダーライブのキラキラ感を思いおこし、とてつもなくエモい気分になった
堀ちゃんがいて、まいちゅんがいて、蘭世がいて、みり愛ちゃんがいて、中田がいて、ひめたんがいて、もちろんきいちゃんがいた「あの頃」である…
アンダーメンバーが選抜にガンガン入ってきて、次は誰がくると考えるとわくわくした「あの頃」を思い出した

また彼女の卒コンがアンダーメンバーに囲まれる形になったのも納得感がある
きいちゃんは「あの頃」のセンターの最後の一人であり、きっとこのキラキラ感を醸し出せる最後の一人である
きっとこの空気に触れられたのは3・4期のアンダーメンバーにとってもかなり良い影響があるんじゃないかな

②「あの頃」の心残りの回収~2期生について

冒頭でも触れたが、「あの頃」から自覚なく僕らの心の中に残り続けた棘を綺麗に昇華してくれた名ライブであった
その棘の一つが2期生の物語である

本来2期生の物語は堀ちゃんの卒コンである2期生ライブで大団円を迎えたはずだった
ただ下記の記事でも紹介しているが、このライブは未練を苦悩しながら断ち切るようなかなり衝撃的なライブでもあった
2021/03/28 乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 2期生ライブ
これはこれで2期生らしい良いライブ(というより私は乃木坂の中でもトップクラスに好きなライブである)であったのだが、決してめでたしめでたしという終わり方ではなかった

この心残りを解消してくれたのが今日のライブであったように思う
笑顔で言ってくれた「乃木坂の2期生でよかった」、この言葉でどれだけ救われたか
サンエト楽曲や『ゆっくりと咲く花』『バレッタ』と2期生の歴史をなぞり、最後は卒コンの定番『乃木坂の詩』で笑顔で締める
不遇と言われた2期生の物語をハッピーエンドの物語として再構成してくれて、2期生推しとしてこんなに喜ばしいことはない

余談ではあるが、2期生に少しエヴァンゲリオンに近いものを感じた
モヤモヤを残す終わり方を再構成するカタルシス…
これこそがこのライブが乃木坂史に残る名作である理由の一つである

③「あの頃」の心残りの回収~中元日芽香について

「あの頃」のもう一つの心残り、それは志半ばで乃木坂を去ることとなったひめたんについてである
今日のライブはもちろんきいちゃんの卒業ライブではあったのだが、一緒に「あの頃」のひめたんの思いも浄化してくれるようだった

というのもきいちゃんがめっちゃひめたんのこと意識させるのだ
最後のスピーチで「乃木坂46にずっと片想いをしていた」というひめたんの言葉を引用したり、アンコールに『君は僕と会わない方がよかったのかな』を持ってきたり、こんなの泣いちゃうよ
アンダーセンターとして単独の卒業ライブがかなわなかったひめたんの思いも報われたんじゃないかな

2022/3/26追記
ひめたんブログに以下の記載がありました
この記事を書いてる時点では一ファンの考察(ややもすれば妄想)でしかなかったけど、本当に心残り回収できたみたいでよかったです!

数年越しの回収。
鮮やかで、眩しくて、ちょっとジェラシーもありつつ、何より愛に溢れていました。

これはあくまで妄想ですよ。
ひとりごとですけれども。

私が忘れ物したまま途中下車した分もしっかり回収して、彼女が終着駅まで持っていってくれたような気がしました。
退いてからも心の片隅で引っかかるものがあって、何だろうと思っていましたがきっと未練だったのでしょうね。でもやっと自然に手放せた気がします。

最大限のリスペクトを込めて。
本当にお疲れ様でした。

引用:https://nakamotohimeka.com/s/m02/diary/detail/541?ima=4549&cd=blog

④「あの頃」の心残りの回収~渡辺みり愛について

知ってか知らずか、きいちゃんはみり愛ちゃんの心残りも回収していたらしい
以下、みり愛ちゃんのInstagramストーリーからの引用です

「風船は生きている 披露する事はずっと日奈子から聞いてたけどいざ見たら泣いちゃったよ ファンの皆様、白いサイリウム本当にありがとうございます。それでも泣いた笑」

「私が卒業する時、残念ながら配信しかなかったので最後に見たい景色が見れなくて。だから今日日奈子が代わりに歌ってくれて白い素敵なサイリウムの景色を見れて嬉しかったです」

引用:https://www.instagram.com/miria.watanabe_official/

これについては私が多くを語るまでもないのでこのあたりで

⑤卒業ライブとしての評価

今回きいちゃんの卒業ライブなのに2期生やひめたんなど、ほかメンバーの思いを回収していくことが多かった
これは卒業ライブとしてはどうなのかという印象もあるかもしれない
しかし逆説的ではあるが、この形がきいちゃんの魅力が一番伝わる卒業ライブだったのではないか

正直今回の卒業ライブ、事前の期待はそれほどではなかった
ラスト『日常』は見どころとして考えられたが、きいちゃんが決してキャラが強いほうではなかったこともありそのほかの構成が読めなかったからだ
選抜メンバーがいないのも力を抜いているのかなとも邪推してしまっていた

しかし他のメンバーとの関係性に焦点を当てることで、きいちゃんの暖かさが本当によく伝わった
れのちゃんやたまちゃんら3期アンダーメンバーを支えてくれたり、すでに卒業したメンバーとの支えあいだったり…
本当にきいちゃんの良さが詰まった卒業ライブだったと思う

「忘れないでほしい」と言われるまでもなく、忘れられない卒業ライブである
彼女の人生にたくさんの幸せがありますように

考察:『Actually…』なぜ乃木坂史上最大の問題作なのか

0.はじめに

ここ数回のライブ考察記事で触れてきたが、『Actually…』を私は史上最大の問題作としてとらえている
しかしこの問題意識をうまく伝えられていない気がするので、テーマ考察として取り上げたい
なお『Actually…』考察は下記の記事でも触れているので、良ければこちらも読んでいただきたい
・2022/2/23 10th Anniversary 乃木坂46時間TV スペシャルライブ
・2022/3/15 乃木坂46の「の」 presents 「の」フェス

1.序論~危うさの本質は中西アルノか?

初めて『Actually…』のパフォーマンスを見た時、危うさの本質を私は若干見誤っていたように思う
どうしても中西アルノちゃんに目が行ってしまい、乃木坂変革の黒船として乃木坂をぶっ壊しにきたのかと感じた

運営側の意図はわからないが、しかし本当に彼女だけで乃木坂の雰囲気をぶっ壊すことなどできるのだろうか?
乃木坂に限らずアイドルの歴史を振り返った時、グループが売れた後に空気を一変させるメンバーが入ってきたことはほぼないと思う
アルノちゃんの引き込まれるような才能は確かに魅力的であり29枚目シングルではとても目立っているが、30thシングル以降も空気をガラッと変えられるかというとやや疑問符が付く

その後アルノちゃんは休業し「シブヤノオト」や「の」フェスで飛鳥・山下のダブルセンター(個人的にはフォーメーションが目まぐるしく変わるダンスゆえに飛鳥・山下のダブルセンターというより不在に見えたと話していたが、公式でダブルセンターと言っていたので訂正する)で『Actually…』のパフォーマンスは披露されているが、それでも私にはこの楽曲が引き続き危うさをはらんでいるように見えた
もしアルノちゃんが危うさの本質なら、休業後のパフォーマンスがそうは見えないだろう
そこで私は考えた

『Actually…』の危うさの本質は中西アルノではなく、この曲のパフォーマンスそれ自体なのではないか

2.本論~他アイドルとの比較で考える

『Actually…』最大の売りは本格的なフォーメーションダンスである
アルノちゃんの休業に伴いセンターをクローズアップするかという点は大きく変わったが、かなりこだわりがないとできないレベルのフォーメーションダンスであることには変わりない

しかしこのハイレベルなフォーメーションダンスこそが、私には危うさの本質であるように見える
なぜなら秋元系アイドルがパフォーマンスを重視すると、歪みが生じてしまうことが多いからである
以下では他アイドルの例も参考にしながら、パフォーマンス重視がなぜ歪みを生んでしまうか・乃木坂に当てはめるとどうなるかを考察していく

①SKE48の場合

秋元系で最初にパフォーマンスに力をいれていたアイドルと言えば、SKE48が思い浮かぶ
かつてSKE48のファンであった私は、2013年の選抜常連組を含む8人同時卒業発表という異常事態には正直ショックを隠せなかった
この事象にもパフォーマンスを重視する文化が絡んでいるとみている

秋元系アイドルの多くはシングル表題曲を歌うメンバーを決める選抜という制度がある
パフォーマンスの重視の文化では、パフォーマンスレベルが高いものが選抜に選ばれるべきと思うメンバーが出てきても不思議ではないだろう
(実際にこちらの記事にあるように、振付師牧野アンナが特定メンバーについて上記のような分析をしている)
しかし選抜というのはパフォーマンスだけで決められるわけではない
特に若手の有望株については運営側は積極起用したいはずである
しかし新入りメンバーのパフォーマンスレベルは既存メンバーと比べて高くないことが多く、彼女たちが選抜されていくことは一部のパフォーマンス重視メンバーのモチベーションを低下させ空気が悪化することを容易に想像させる
そうして選抜を外れたメンバーは外仕事に目を向けるが、こちらの記事にあるように外仕事に関連する運営側のまずい対応などもあり大量卒業につながったというのが真相ではないか

またパフォーマンス重視ということは、心身の不調が卒業につながりやすいという特徴もある
実際に平松可奈子は卒業の直接的な理由にけがを挙げている
パフォーマンスにここまでのこだわりを持つ集団でなければ回復を待つこともできただろうが、空気的にも本人的にもそれは許されることではなかったのだろう

確かにSKE48のパフォーマンスレベルは高かったし、ファンもそれを望んでいた
しかしそれが結果としてメンバーとの別れの一因となったのなら、それは皮肉なことである

②欅坂46の場合

次にパフォーマンスを重視する集団として印象深いのは欅坂46である
こちらについては同じ坂道シリーズということもあり、活動休止に至るまでの顛末は記憶に残っている人も多いのではないか
ドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』でも活動休止までの真相が多く語られているが、私はこちらの主因についてもパフォーマンス重視の文化があったと考えている

映画内でもかなり多く語られていたが、欅坂のアイデンティティはフォーメーションダンスで魅せる圧倒的なパフォーマンスであった
このフォーメーションダンスというのが、全員の息を合わせる必要がありなかなかの曲者である
欅坂は最後まで1期生による全員選抜制度が根付いていたが、パフォーマンスにおける不確定要素を減らすためだったように思う
ただし全員選抜という聞こえの良い言葉とは裏腹に、ひらがなけやきの扱いが難しくなるなど風通しを悪くする側面もあったように思う

平手友梨奈の脱退にもパフォーマンス重視の文化が影響していたように思う
脱退前には『10月のプール』のパフォーマンスに納得がいかずMV撮影現場に現れない姿などが語られていたが、こちらも2期生をパフォーマンスに加えようとしたことからレベルを下げざるを得なかったと考えられる
そしてモチベーションを失った彼女が行きつく先が脱退だったのではないか
さらにフォーメーションダンスの核である彼女を失ったグループは活動休止&改名というところまで追い込まれてしまったのだろう
(現在の櫻坂46もフォーメーションダンスにはこだわりがあるようだけど大丈夫なのだろうか…)

またSKE48同様にパフォーマンスへのこだわりはメンバーの卒業にもつながっている
鈴本美愉の卒業はこちらの記事にもあるようにパフォーマンスに心身が追い付かなくなったという理由で卒業している

一例だけなら単なる偶然で済まされるかもしれないが、SKE48・欅坂46ともに少なからず問題があったということは秋元系アイドルにとってパフォーマンス重視するというのは諸刃の剣になりうることを証明しているように思う
なおこれらのグループのファンは少なからずパフォーマンスに魅せられており、パフォーマンス重視が必ずしも悪いことばかりではなかったことは補足しておく

③ハロプロ・K-POPの場合

同じパフォーマンス重視のアイドルでもハロプロやK-POPでは目立ったほころびはないように見える
なぜ秋元系アイドルだけがパフォーマンス重視すると歪みが生じるのかという疑問はありうる
しかしこれらのアイドルグループはパフォーマンス重視でもグループが耐えうる条件がいくつかあるように思う

まずは人数である
これらのアイドルは多くても10人程度であることから、選抜だけでも20人前後いる秋元系アイドルよりはメンバー間のパフォーマンス実力差は小さいと考えられる
その分パフォーマンス実力差からメンバーの不和は生まれにくいだろう
そして少人数であれば楽曲による選抜制度も設ける必要がなくなり、選抜制度と相性の悪いパフォーマンス重視を採用しても問題ないのではないか

またこれらのグループは結成時点から一定以上のパフォーマンスを求めているため、そもそもパフォーマンスできないメンバーがグループにいることは想定する必要がない
K-POPではオーディション時点からパフォーマンスレベルを重視するし、ハロプロは研修生制度があり一定以上実力をつけないとグループに配属されない
グループに入ってからパフォーマンスを一から身に着ける秋元系とは思想が異なるのだ

これらの要因から秋元系アイドルのみがパフォーマンス重視と相性が悪いと考えており、非秋元系を持ち出して反論するのは適切でないと考える

④乃木坂46に当てはめた場合

ここでは『Actuallly…』をきっかけにして乃木坂にパフォーマンス重視の文化が根付いたと仮定して、どのようなことが起きるか想像してみたい

乃木坂の基本ストーリーは「内気な女の子が仲間を得て強くなる」だと思う
しかしパフォーマンス重視というのはSKE48や欅坂46のように、パフォーマンスができない仲間を切り捨てるという側面があるのは否めない
この仲間の切り捨ては乃木坂の世界観ではありえなく(むしろ現在は誰一人見捨てない世界線にみえる)、言ってしまえばストーリーの180度転換となってしまう
これが『Actually…』のパフォーマンスを見て、「乃木坂が壊れるかもしれない」と私が思った理由である

パフォーマンスレベルが上がるというメリットとデメリットを比較したとき、乃木坂ファンはどちらをとるだろうか
私はストーリーに共感したものなので、この方向転換は少なからず抵抗がある
また仮にパフォーマンスのレベルを下げないためにメンバーが卒業すると決断したとき、乃木坂にそんなものは求めていないと受け入れがたく感じるファンも多いのではないか

3.結論~危うさの本質と展望

以上のように『Actually…』のパフォーマンス重視路線は結果としてメンバー切り捨てにつながりストーリー転換をもたらす可能性があることが、この楽曲を乃木坂史上最大の問題作に仕立てる本質的な危うさだと考えている
しかし今まで仲間を大切にする文化を築いてきた乃木坂ちゃんたちであれば、仲間の輪を保ちつつもこの曲を演じ切ることができるのではないかという期待もある
私には今こそ乃木坂らしさの真価が問われる時が来ているように見える

またプラスにとらえればファン自身も『Actually…』をきっかけに乃木坂らしさを考えなおすきっかけになったのではないか
私も優しい世界観、パフォーマンス時の表情、築き上げた数々の思い出など魅力を再確認することができた
雨降って地固まるという展開を願い、筆をおこうと思う

4.アルノverMVを見て(2022/3/23追記)

アルノverのMVを見て、補足したいことがあるので追記する
危うさは尽きないが、現メンバー(特に1・2期生)を信頼したいと思える内容だったためである

本文ではパフォーマンス重視の危うさについて語ったが、やはり制作側はアルノちゃんを象徴として変革を起こしたいという思いを持っているようでその危うさも間違えなくある
MVを通して、主要3キャストは以下の描かれ方をしていた

  • アルノ…突っ張っている新参者。
  • 山下…今の乃木坂の中心。変革を拒む。
  • 飛鳥…山下とアルノの間を取り持とうとする。

ただ危うさだけでなく、希望も見えるMVだったように思う
ここに各期の補助線を引くと、以下の役割が期待されているように見える

  • アルノ(5期生)…変革の象徴。受け入れてもらえない。
  • 山下(3・4期生)…今の乃木坂の中心。変革を拒む。
  • 飛鳥(1・2期生)…大ベテラン。現メンバーとアルノをはじめとする新参者の間を取り持とうとする。

どのような結果になるかはわからないが、3・4期加入時とは違い5期生には変革の起爆剤になる役割を求めているようだ
これは堀ちゃんが『バレッタ』のMVの最後で白石さんを銃で撃つのと少し被る
バレッタのときはグループが大きく変わることはなかったが、その代わり1期vs2期といった構図になり2期生不遇問題につながってしまった

しかし『バレッタ』のときとは大きな違いがあると思う
MVでも描かれているが新参者と現メンバーの間を取り持つ余裕がある大ベテラン(1・2期生)の存在である
パフォーマンス面や制作側の意図など、『Actually…』にまつわる危うさを語ったら尽きることはないのかもしれない
それでも乃木坂をつくり守ってきた彼女たちを私は信じたいと思う

5.着地点~1年後から振り返る(2023年追記)

この記事を振り返って、手前味噌ながら振り切った面白い考察をしていたなと思う
一方で結果から振り返るとこの曲によってグループが壊れることも、大きく変わることもなかったように思う

その理由は一言でいうと、ライブを通じて『Actually…』が弱毒化されていったからだと思う
本論の振り返りにはなるがハイレベルなフォーメーションダンス、ひいてはそこから生じうるパフォーマンス重視の文化に、私はこの曲の危うさを感じ取っていた
初披露やシングル発売時に見られた独特の緊張感とガチガチのフォーメーションダンスからは、その方向性は見出しうるものであったと思う

しかしその後のこの曲をめぐる展開は私の想像とは全く異なる方向へ進んだ
まず10thバスラや夏のツアーを通じて、この曲のパフォーマンスがそれほど重視されなくなってきたように思う
その代わりに光や映像の演出をゴリゴリに足すことで、格好良さを引き出す方向にシフトしていた

これの功罪は非常に判断が難しい
言ってしまえばパフォーマンスレベルを誤魔化すという形なのかもしれない
(正直筆者にはダンスのセンスはないのでダンスが上手いのか下手なのかいまいち判断がつかないが、あそこまで演出足すなら下手でもバレなくねとは思う…)
一方でそれほど練習リソースを割かずに、新たな側面を見せることはできるので大変合理的だとは思うしそもそも多くの乃木坂ファンはパフォーマンスレベルをそこまで求めてないようにも思う

ただ一つ言えるのはその後も本記事で懸念していたような、パフォーマンス重視の文化は根付かなかったように見える
先述の通り『Actually…』自体がパフォーマンスレベルを求められる曲でなくなったのと、30thの『好きロック』が全く異なる系統の曲で高パフォーマンス路線が続かなかったことが要因だろう
そのため良くも悪くもこの曲による化学変化は感じなかったというのが私なりの着地点となる

完全に外れた考察なので恥ずかしいが、自戒の意味も込めて記事自体は残しておくこととする

2022/3/15 乃木坂46の「の」 presents 「の」フェス

1.全体の感想

乃木坂46の「の」の番組から飛び出したイベント
明るく楽しいイベントだったし、久々に乃木のの聴こうかなと思ったので文化放送開局70周年記念としては大成功のイベントだったのではないか
こういったただ楽しいイベントを考察するのはナンセンスなのかもしれないが、気になった演出のポイントを振り返っていきたい
なお今回は現地観戦でリピート配信見ていないので、詳細あやふやな部分もあるがその分臨場感を伝えられればと思う

2.セットリスト

こちらのサイトをご参照ください
ラジオ企画を生で行うMCパートはもちろん、ライブパートも乃木のののBGMで使われている楽曲をやったり、歴代MCがセンターを務めたりなどらしさ満載のセットリストだった

3.振り返りポイント

①「乃木のの 勝手に選抜!」

MCパートの中から、大人気勝手に選抜企画を事前予想とともに振り返っていきたい
(人狼考察含めて最近予想屋みたいになってきてるな…笑)

妹選抜
〇フロント5人事前予想…岩本 蓮加、掛橋 沙耶香、柴田 柚菜、筒井 あやめ、与田 祐希
やはり各期の最年長は強いのでれんかちゃんとあやめちゃんは予想
また甘える印象が強いさやかちゃん、ゆなちゃんも順当か
最後一枠は飛鳥ちゃんとよだちゃんで悩んだが、飛鳥ちゃんはさすがに大人になったのでよだちゃんと予想
〇正解…柴田 柚菜、遠藤 さくら、筒井 あやめ、岩本 蓮加、与田 祐希
まさかのさやかちゃん落選!
(推しということもあるが)一番最初に予想したくらいなのに…
ただ甘えるさくちゃんの破壊力は相当なものなので、なるほどといったところではある
あやめちゃんがセンターもMCやってることもあってまあ順当ですね
〇個人的妹にしたいメンバー…梅澤 美波
いい女梅澤美波が自分の前では妹というシチュエーション、とてつもなく良いと思うのだがいかがだろうか
1位発表前にいろんなメンバーにいじられて「私かな?」みたいな茶番をやってたけど、割とマジで良いと思うんだよな

あざとい選抜(秋元真夏さんは除く)
〇フロント5人事前予想…山下 美月、掛橋 沙耶香、柴田 柚菜、田村 真佑、早川 聖来
真夏さんは殿堂入りとのことだが、この人も殿堂入りで良いだろうという山下プロはまず当確だろう
ほかには先ほど同様甘える印象が強いさやかちゃん、ゆなちゃんはこちらでもランクイン予想
「愛が足りひん」せいらちゃんと「天性の甘えボイス」まゆたんも間違えないはず
〇正解…齋藤 飛鳥、柴田 柚菜、山下 美月、田村 真佑、早川 聖来
またしてもさやかちゃん落選!
飛鳥ちゃんはかなり癖のあるタイプのあざとさなので二列目予想だったのだが、こんなに強いとは
そしてセンター山下プロはさすがの貫禄だった
めちゃくちゃ良席だったから肉眼で見られたけど、見た目も仕上がりすぎてて(生で見たアイドルで一番感動したかもしれない…)惚れてしまう…

②3期の安定感

46時間テレビから感じていたことだが、3期生に1期生が持つような抜群の安定感が出てきたように思う
前述の妹選抜一位発表時の茶番を3期生主導で始めるなど、アドリブまで始めるのは芸達者すぎる…
順調に乃木坂の王道を歩んでいく3期生に今後も目が離せないと思った

③『Actually…』~46時間テレビスペシャルライブと比較して

46時間テレビのスペシャルライブ考察で乃木坂史上最大の問題作と表現したこの楽曲には触れざるを得ない
当時の考察は↓から
2022/2/23 10th Anniversary 乃木坂46時間TV スペシャルライブ

センター不在(個人的にはフォーメーションが目まぐるしく変わるダンスゆえに、飛鳥・山下のダブルセンターというより不在に見えた)ということもあり、かなり印象は変わった
高度なフォーメーションダンスではあるが、46時間テレビで見たような攻撃性というよりしなやかさを強く感じた
センターありきに見えた46時間テレビのパフォーマンスから、核が抜けても短期間で再構成できる乃木坂は改めて流石だなと思った
(なお一人であれだけ空気を変えられるアルノちゃんもえらい才能の持ち主だなとも思う)

しかしこの曲に内在する、「乃木坂が壊れるかもしれない」という危うさは全く消えていないと思った
このテーマは他のアイドルグループとも比較しつつ語りたい根が深い問題なので、近いうちに筆を改めて『Actually…』考察として投稿したい

乃木坂電視台考察~10th Anniversary 乃木坂46時間TV2022感想に代えて

0.はじめに

46時間TV関連記事としてスペシャルライブ考察人狼考察をまとめてきたが、最終回である今回は全般的な感想を書いていきたい
ただ単に感想を述べても面白くない…
そこで乃木坂電視台のコーナーに焦点を当て「どのような電視台が意義があるのか。もしくは心に残るのか。」についての考察をメインに据えて、時折感想を混ぜ込んでいこうと思う

1.そもそも乃木坂電視台とは?

各メンバーが10分程度の持ち時間で行う個人企画
乃木坂46時間TVでは毎回恒例となっている

2.どのような電視台を良しとするか

ここでは筆者がどのような電視台に意義を感じているかについて話したい
なお想定される反応として、本人が楽しければそれでいいんじゃないかというものがあるが今回はスルーしたい
もちろんファンとしてはメンバーがただ楽しんでいれば当然嬉しい気持ちになるが、達成ハードルが低いのでプラスアルファをどう狙っていくかとここでは考えたい

早速だが、良い電視台は3パターンあると思う
これらをある程度明確に打ち出せた電視台はとても意義があるものだと思う

目的①新たなファンの獲得が見込める
ファンの拡大はアイドルとしてはトップレベルに優先事項が高いかと思う
多くのファンを獲得するには話題性が必要なので、結構ハードル高めではある
まだファン層が確立していない4期生や、乃木坂全体の拡大に貢献すべき「エース」と呼ばれるメンバーはこの枠を狙っていきたい

目的②仕事につながる
ファンの拡大と並び(場合によってはそれ以上に)重要なのが仕事につながるかという観点であろう
ベテラン勢は46時間TVを見てるファンの推し増し・推し変は今更狙いにくいので、現在乃木坂ファンでない層への露出のためにもこちらを狙っていきたい

目的③ファンとの絆を強固に
①②を攻めの戦略とするならば、既存のファンをがっちり固めにいく守りの戦略がありうる
もちろん1・2期生を中心に、この方針にも一定の意義がある
ただ推しメンだったら何やっても嬉しくなるファンが大半だと思うので、わざわざ守りの戦略をとるよりは①②を優先した方が良いと個人的には思う

3.乃木坂電視台内容とその分類

この章では各メンバーの電視台の内容を簡単に振り返りたい
また電視台の内容はある程度方向性別にまとめられると思うので下記の通り分類する

パターンA…練習&発表系
かつていくちゃんがやっていた、世界の民謡や楽器挑戦シリーズなどが代表例
練習で時間がとられるが、話題になりやすくリターン(目的①②につながる)も大きいように思う
ただ先生を雇う系統のものが多いためか、誰しもができるものではないのかもしれない…
実際人気メンバーがやっていることが多いように見える
パターンB…趣味・特技・個性を生かす系
かつてかりんちゃんがやっていた、将棋などが代表例
工夫すれば目的②の外仕事にもつながりうるのが特徴に見える
またパターンAに比べて時間がとられず、さらにお金もかからないのもメリットか
しかし熱量が何よりも重要になるので、趣味がないメンバーにとっては厳しい…
パターンC…お笑い・シュール系
かつてまっちゅんがやっていた「マツミン」や堀ちゃんの「堀熱大陸」などが代表例
うまくいけば目的①につながりかなり跳ねるが、どのパターンよりもセンスが問われる
パターンD…チャレンジ系
身体をはったり、その場で何かに挑戦する系の企画
狙いとしては目的①だろう
ただ結構数はある割に、話題に上る代表作が少ない気がする…
パターンE…その他
もちろん上記に当てはまらないパターンもある
もっと言うと上記パターンの複合型もある

今回の電視台内容
・秋元真夏 …「真夏の大冒険!」(一輪車パフォーマンス、パターンABC複合)
 真夏さんの運動音痴キャラが生きていた。よだちゃんの解説がシュール…。
・齋藤飛鳥…「初めてのタップダンス」(パターンA)
・樋口日奈…「WILD SPEED HINA」(バイク企画、パターンB)
・和田まあや…「まあやチャレンジ中」(46時間TV全体通してのドッキリ企画、パターンC)
・北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」(パターンE)
・鈴木絢音…「狂気的な彼女」(ペンキで真っ白な紙をペイントするパフォーマンス、パターンE)
・山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」(パターンB)
・伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」(パターンB?)
・岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」(パターンB)
・梅澤美波…「梅澤美波の孤独のグルメ」(パターンBC複合)
 基本グルメ企画だが映像がちょっとシュール
・久保史緒里…「弾き語りに挑戦」(パターンA)
・阪口珠美…「たまトレ」(パターンB)
・佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」(パターンB)
・中村麗乃…「中村麗乃の休日 vlog~浅草編~」(パターンB?)
・向井葉月…「アイドルのモーニングルーティン」(パターンC)
・山下美月…「⼭下美⽉、46 ⼈斬り」(パターンA)
・吉田綾乃クリスティー…「世界記録への道」(パターンD)
・与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」(パターンA)
・遠藤さくら…「ハウスダンスに挑戦したい」(パターンA)
・賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」(パターンB)
・掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」(パターンC)
・金川紗耶…「金川紗耶の円グラフ」(パターンB?)
・北川悠理…「北川悠理、奇跡を起こす」(パターンD)
・黒見明香…「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦」(パターンB?)
・佐藤璃果…「岩手を知って欲しい!」(パターンB)
・柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」(パターンE)
 2日目と3日目両方で行われた日の出中継
・清宮レイ…「全力ポジティブ応援」(パターンB)
 キャラが似ているといわれるらしいティモンディ高岸さんと共演
・田村真佑…「まゆたんの睡眠導入タイム」(パターンB)
・筒井あやめ…「書道パフォーマンス」(パターンA)
・早川聖来…「せらずきっちん!」(パターンBD複合)
 料理を作りながら体を張る系
・林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」(パターンD)
・松尾美佑…「松尾美佑 1人暮らししてみたっ」(パターンC?)
 一人暮らしあるある
・矢久保美緒…「人生で1番盛れた写真を撮りたい!」(パターンB)
・弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」(パターンCD複合)
 シンデレラの格好をしつつ、体を張る不思議な企画

4.結果検証

本章では電視台の結果を先述の目的①②③と照らし合わせて検証していきたい

①定量的検証~トレンド検証

主観を挟まずに測定可能なものとして、トレンドの検証を行っていく
ここではネットニュースとTwitterを分析していきたい

ネットニュース
Googleのニュースタブで検索を行った結果、乃木坂電視台関連の記事として下記のような記事が出てきた
まずはニュースタイトルとなった電視台を対象としたい
『乃木坂46時間TV』齋藤飛鳥、キレキレのタップダンス披露し「ムリムリムリムリ…」
文句なしでニュースとなっていたのは飛鳥ちゃんの電視台だけだった。流石乃木坂のエース。
次に対象を少し広げてみたい
なお複数の企画をまとめている記事の本文に少しだけ記載されているなどはキリがないのでここでは触れない
乃木坂46の佐藤楓さんが飛鳥山に来てたみたい。
乃木坂46梅澤美波、孤独のグルメ風?もぐもぐSHOTをファン絶賛「女神梅ちゃん」「やはり最強」
賀喜遥香『乃木坂46時間TV』で描いたメンバーの似顔絵の小ネタ紹介「レイちゃんの肩にみかん」
『乃木坂46時間TV』で弓木奈於が無双! 迷言連発、人狼では鋭さも光り評価うなぎ上り
でんちゃんの記事は真正面から電視台が取り上げられているが、赤羽のコミュニティマガジン的なものなのでトレンドとなったとは言いがたい…
梅ちゃんの記事は電視台についてInstagramで、かっきーの記事はラジオで触れたことをまとめた記事なので直接的ではないが一定程度影響力があったと言ってよいのではないか
弓木の記事は電視台を含め3日間での彼女の活躍(?)がまとめられている
電視台単体ではないが、これは話題になったといっても良いように思う

Twitterトレンド
次にTwitterのトレンドになったワードをこちらのサイトをもとに調べていく
電視台と関連している可能性があるのは、2/23にトレンドに入っている「久保ちゃん」くらいではないか
(1日単位の集計なのでもしかすると夜のオールナイトニッポン関連かもしれないが、私の記憶でも電視台中にトレンドには入っていたはず)
50位以下は残念ながらわからないが、少なくともよだちゃんと弓木・まあやも電視台中にトレンドに入っていたと記憶している

まとめると飛鳥ちゃん・梅ちゃん・かっきー・久保ちゃん・よだちゃん・弓木・まあやあたりは「目的①新たなファンの獲得が見込める」の前提である、話題となるに成功していると思う
やはり人気メンバーは強いなと…
(ただかっきー・久保ちゃん・よだちゃんを中心に企画内容もかなり好評だった印象なので、一概に人気だけではないことは補足する)
そこに喰らいつける弓木とまあやはさすがの天才ぶりだった

②定性的分析~特に印象に残った電視台について

「目的②仕事につながる」「目的③ファンとの絆を強固に」は現段階で定量的な評価を行うのは難しい
そこで特に印象に残った電視台を振り返り、定性的に分析していきたい
なおここでは少なからず私の主観が入り込んでしまうことはご留意して読んでいただきたい

北野日奈子…「最後にもう一度着たい制服ランキング」
卒業が迫っているということもあり、「目的③ファンとの絆を強固に」を狙いに行っているなと感じた
ファンとしてもきいちゃんの乃木坂愛を感じられて感慨深いし、きいちゃんの状況を考えればベストな企画だったと思う

山崎怜奈…「乃木坂クイズ大会」
乃木坂内のクイズの雄、れなちが作問者側に回ったクイズ大会
強みが生きるとはまさにこのことだし、アンダーから外仕事を得た彼女はさすがの企画力があるなと思った

伊藤理々杏…「伊藤理々杏、初めてのラジコン」
現段階では非常に評価に困る電視台
今回で終わらずにラジコンを本格的にはじめ、仕事を得られたらとても良い電視台となると思う
ラジコンアイドルは珍しいから面白いんじゃないかな

岩本蓮加…「分かる人だけ分かればいい! マストアニメをニッチに語る」
れんたんがアニメ好きなのは知っていたが、ここまでの熱量とは…
生き生きとしていて見ていて楽しかったし、仕事にもぜひつながってほしいと思う
趣味を熱く語る系の電視台は結構再現性は高めだと思うので、趣味があるメンバーは次回以降この電視台を見習ってもよいかもしれない

久保史緒里…「弾き語りに挑戦」
いくちゃんの弾き語りの歴史を継ぎたいと弾き語りに挑戦した企画
2人の関係を知るファンからすれば、涙なしには見られない企画だった
途中演奏が止まってしまったがナイスチャレンジだったし、演奏後泣いている久保ちゃんに駆け寄る3期生をみて「これが乃木坂だよな」と思った
この企画が一番心に残ったというファンも少なくないのではないか

阪口珠美…「たまトレ」
佐藤楓…「パルクールに挑戦してみた」

ちょこちょこ運動系企画をやっている印象がある2人
2人で外仕事とかにつながるといいな

与田祐希…「ギター弾き語りに挑戦!」
ももちゃんが卒業した今、もう一度『逃げ水』に向き合うというファン泣かせの企画
ギター詳しくないけど、ちょっとの練習期間でこんなに弾けるようになるものなのか…?
最近は奇想天外な一面がフォーカスされがちなよだちゃんだけど、これ見ると本当に良い子だし多才なところもわかる神企画だったと思う

賀喜遥香…「46時間、生絵カキ!」
ただですら寝られない46時間TVで、1~4期メンバーを全員描くというかなりハードな企画
かなり話題になっていたという意味では大成功なのだが、MCとかで出番も多く倒れないか心配になった
ゆっくり休んでください

掛橋沙耶香…「大人女子チャレンジ」
推しが可愛かったので満足
ただ乃木恋のリアイベ(こちらの記事でレポートしています)とかでやったようなギター弾き語りのほうが、ほかメンバーと差別化できて新規ファンの獲得には有意義だったのではとも思う
それでも推しが可愛かったので満足

柴田柚菜…「メンバーと日の出を見よう♪」
朝6時からとかなり早いこともあり、メンバー・ファンともにかなりハードな企画だったと思う
この企画があったことでライブ映像中寝ていても46時間TV中の睡眠時間が4時間程度になってしまった…
ただ「あの時きつかったよねー」と数年後もファンとゆなちゃんの間で話題になりそうだなとは思う
どこまで意図しているのかはわからないが、「目的③ファンとの絆を強固に」はかなり達成されそうだなと思う

林瑠奈…「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」
めちゃくちゃ面白かった
ただ先輩メンバーのバラエティ的立ち振る舞いが流石で、るなちゃんより先輩たちに目が行ってしまうのは大丈夫なのかなと思った
それでもこの企画でバラエティを学び、数年後に活躍してくれればそれはそれで良いかもしれない

弓木奈於…「シンデレラチャレンジ」
相変わらず発言がひっちゃかめっちゃかで面白かった
特にてんぱっているときは最高だった
シンデレラの格好も似合っていたし、ビジュアル面でもアピールできたのではないか
本人は「先輩の電視台見ていたらあんな内容で申し訳ない」と反省していたが、弓木はこれでいいと思うぞ
ただ弓木が天才だから面白いのであって、ほかのメンバーは真似できないな…

和田まあや…「まあやチャレンジ中」
もう一人の天才の企画
46時間でよくあれだけしょうもないこと詰め込めるな…笑

5.総評

ここからはかなり個人的な感想となるが、電視台についてまずは「目的②仕事につながる」を目指していくのが良いのではないか
「目的①新たなファンの獲得が見込める」を狙っていくためには人気・天才さ・企画力がかなり必要である
もちろん狙える人はほかメンバーとの企画差別化の意図も含め狙うべきだと思うが、そこまでの余裕がないメンバーも多いだろう
また「目的③ファンとの絆を強固に」は今回であればきいちゃんなど狙うべきメンバーは限られると思う
ただ全員が「目的②仕事につながる」を狙うと、「パターンB…趣味・特技・個性を生かす系」企画が多くなることが予想されるので梅ちゃんのようにVTRを工夫するなどで差別化できるとよいと思う

ほかには1・2期生の電視台が面白いことはもちろん予想通りだったが、電視台では3期生が期待以上に光ったと思う
かなり印象に残った久保ちゃんやよだちゃんの感動系から、熱量が高いれんたんの企画、自分のキャラを生かしたたまちゃん・でんちゃんの企画、ただのグルメ企画にならないようVTRを一捻りした梅ちゃんの企画など見ていてとても面白かった
また3期生は企画面以外でも印象に残った
久保ちゃんの電視台で泣いている彼女に駆け寄るメンバーの姿は、3期生ライブ(こちらの記事でレポートしています)でみた乃木坂らしさの継承が表れた象徴的なシーンだったと思う
今後も彼女たちから目が離せないなと思える46時間TVだった

2022/2/22 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第二夜2戦目

0.はじめに

例によって46時間テレビの乃木坂人狼第二夜2戦目を考察していきたい
こちらで今シリーズは最終回となります
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第一夜2戦目
2/22第二夜1戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、ほかの人狼考察記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・騎士・霊媒師・狂信者(各1名)、市民(残り全員)
※狂信者…人狼の味方。人狼が誰かを知ることができる。ただしカウントとしては市民とカウントされる。占い師や霊媒師の鑑定では人間と出る。(「裏切り者」の人狼が誰か知ることができるバージョン)

3.参加メンバー

  • 田村真佑
  • 伊藤理々杏
  • 阪口珠美
  • 佐藤楓
  • 中村麗乃
  • 向井葉月
  • 掛橋沙耶香
  • 佐藤璃果
  • 和田まあや

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→でんちゃん
狂信者→まあや
人狼or役職→葉月

カードをめくって役職確認した時のドヤ顔、1ターン目に市民ですと言ってすぐに下を向いて目を外した挙動から確信度合いは低めだがでんちゃんは人狼予想
まあやは「純粋市民対決」という謎行動を持ちかけるなど、場をかく乱させていることから狂信者予想
葉月はカードをめくったときにため息ついてたけどこれは何だろう?
ほぼ間違えなく役職持ちか人狼かだけど、どちらかわからんなあ…

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→りりあ

トーク内容
・まあや提案「純粋市民対決」
(誰が一番純粋な市民の目をしているかという謎の対決。普通に考えれば時間の浪費。1ターン目にこういう謎行動をとる人は乃木坂人狼だと狂信者の可能性が高い気がする。)
・でんちゃん 純粋市民対決ですぐに目を外す
(たまちゃんにも突っ込まれていたけど、明らかに不自然だった。突っ込まれた後に何かあっても市民側と強調した当たり、なんか人狼臭く見える。)
・りかちゃんが役職持ちと発言
(直前のゲームで役職持ちが1ターン目でカミングアウトしたことで、有利に働いた。その展開を踏襲してるので、これは合ってそう。しかも誰も出てこなくて不安な目をしてるあたり、ほぼ確実に役職あり市民側のはず。)

投票
まゆたん→たまちゃん
りりあ→まゆたん
たまちゃん→りりあ
でんちゃん→りりあ
れのちゃん→まゆたん
葉月→でんちゃん
さぁちゃん→まあや
りかちゃん→まあや
まあや→りりあ

1日目夜 襲撃→りかちゃん

(騎士がいればほぼ確実にりかちゃんを守る状況の中でのこの選択は攻めてるなと思った。逆にこの状況で守られないということはりりあorりかちゃんが騎士だったということだろう。また初日昼にりかちゃんが投票したのはまあやだが、もしまあやが人狼だったら単細胞過ぎる気がする。となるとまあやは狂信者がなお濃厚では。)

2日目昼 追放→葉月

トーク内容
・騎士と霊媒師はすでにいないと予想される
(1日目夜にりかちゃんが襲撃されたことから騎士はいないだろう。霊媒師はまだわからないのでは?ただ仮に霊媒師がいた場合、りりあが人狼サイドなら名乗り出るはずなのでりりあは市民側になる。また霊媒師がすでにいない場合も、前述の通り騎士はいない可能性が濃厚なのでこの場合りりあは霊媒師or騎士となる。いずれの場合もりりあは市民側となり、人狼は2人とも場に残っていると予想される。)
・れのちゃんが話を進めている
(乃木坂人狼だと話を進めていく人はノーマル市民である傾向)
・れのちゃん「葉月はソワソワしてる」→葉月「計算させて。れのは狂信者ではないと思う。」
(葉月は確かにソワソワしてる。私自身、役職持ちかそれとも人狼かであると予想している。ただその後の何かを言いたいけど理由があって言えないような感じは、騎士が場にいないから名乗り出られない役職持ちに見えるけどなあ。)
・さぁちゃん「まあやさんは人狼。夜にそちらから音がする。」
→まあや「スタッフさん側の音だと思う。」
(音は配信見てる側にはわからん…。)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まゆたん
でんちゃん→葉月
れのちゃん→たまちゃん
葉月→さぁちゃん
さぁちゃん→まあや
まあや→葉月
(葉月がいろいろ言われていた割に2票しか入らなかったのはやはり役職持ち市民感が出たからだろう。すでに疑っていることもあるが、ここで葉月をさしたでんちゃんとまあやは人狼側な気がする。ただここで残っても次に襲撃されるのは葉月だっただろうな。)

2日目夜 襲撃→さぁちゃん

(さぁちゃんがひたすら疑っていたのはまあやだったけど、仮にまあやが人狼だったとしたらそんな相手を直後に襲撃するのはリスキーだと思う。残り人数少ないし一人でも自分に入れる人を削りたいからまあや人狼説もなくはないが、今までの行動的に狂信者の確率のほうが高そう。そしてモニタリングルームの発言で人狼がまだ2人残ってるのがわかってしまった…。)

3日目昼 追放→れのちゃん

トーク内容
・まあやが占い師であるとカミングアウト れのちゃん→人狼、まゆたん・でんちゃん→市民
(個人的には嘘なのではと予想。今までの言動かられのちゃん→市民・でんちゃん→人狼・まあや→狂信者予想なので、この状況でまゆたんが人狼だとするとかなり腹落ちする。これ合ってたら市民側負けでは?)

投票
まゆたん→れのちゃん
たまちゃん→まあや
でんちゃん→れのちゃん
れのちゃん→まあや
まあや→れのちゃん
(この結果をみてすべてを察した。まゆたんはノーマークだったけど、ずっと「わからない~♡」とか中身ない発言をしていたのは今考えると人狼だから話を進めたくなかったんだろうな。)

6.結果

人狼側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…まゆたん、でんちゃん
  • 市民…りりあ、たまちゃん、れのちゃん
  • 騎士…りかちゃん
  • 占い…葉月
  • 霊媒師…さぁちゃん
  • 狂信者…まあや

7.戦略

市民側
1ターン目のりかちゃんがひとりで役職持ちと名乗り出ちゃったのはミスだったな…
そのあとすぐに襲撃されたから騎士がいないことが明白になって、とても占い師&霊媒師が名乗り出られない感じになってしまった
これをリカバーするには初日に役職持ち全員名乗り出るしかなかったかなあ…
あとは細かいけど2日目昼の葉月はもう少しうまくふるまえたと思う
言動から役職持ちが濃厚となり騎士がいないことが明白であった以上、仮に2日目昼の投票を乗り切ってもその晩に葉月が襲撃されることは明白であった
ならばいっそカミングアウトし、2日目の投票で人狼を追放できる確率を少しでも上げるべきだったのではないか
特にこの時点で人狼が2人残っているのは明らかだったので、このターンで一人は追放しないとかなり厳しくなるから意外と重要な選択だったと思う
当事者がここまで冷静に判断するのは難しい気もするけどね…
あと行動分析的にはおかしな言動をしてたまあやとでんちゃんを早めに潰せなかったのが痛い

人狼側
言動に怪しい点は多かったけど、市民側がややミスってたおかげで終始有利に展開できた
ただ3日目昼のまあやのカミングアウトはかなり良かったと思う
れのちゃんとたまちゃんが残る中、れのちゃんを人狼に仕立てることで人狼側の票を分散させなかったのは目立たないけどgood

8.その他感想

今回も概ね1日目昼時点の予想が当たったから、乃木坂人狼では初動をきちんとみておくことはかなり重要だと思う
あと撹乱行動をとる人は人狼側、1ターン目から話を先導していくのはノーマル市民という傾向にあると思う
次回46時間がある時にも知見として活かしたい
こういうの見ると人狼やりたくなるなあ

2022/2/22 10th Anniversary 乃木坂46時間TV 人狼ゲーム第二夜1戦目

0.はじめに

前回に引き続き、46時間テレビの乃木坂人狼第二夜1戦目を考察していきたい
他のゲームやライブ考察については↓からどうぞ
2/21第一夜1戦目
2/22第一夜2戦目
2/22第二夜2戦目
2/23ライブ考察

今回も前提として私がどのように本コーナーを見ていたかを共有するが、第一夜目の記事を読んでくれた方は読み飛ばしてください
以下のように極力役職情報を見ずに、出来るだけプレイヤーと同じ情報量になるようにしている

  • 画面下部の役職画像は紙で隠して映像を見る
  • 最初の役職公開は音声のみ聞く

唯一待機メンバーの会話で役職がわかってしまう可能性はあるが、極力可能性排除したやり方になっていると思う
以下展開を復習しながら、リアルタイムでの私の予想と戦略を考察していきたい

1.基本ルール

こちらの記事をご参照ください

2.今回の役職

人狼(2名)、占い師・騎士・霊媒師・狂信者(各1名)、市民(残り全員)
※狂信者…人狼の味方。人狼が誰かを知ることができる。ただしカウントとしては市民とカウントされる。占い師や霊媒師の鑑定では人間と出る。(「裏切り者」の人狼が誰か知ることができるバージョン)

3.参加メンバー

  • 田村真佑
  • 伊藤理々杏
  • 掛橋沙耶香
  • 金川紗耶
  • 佐藤璃果
  • 中村麗乃
  • 早川聖来
  • 矢久保美緒
  • 弓木奈於

4.1日目昼段階の当初予想

人狼→さぁちゃん
狂信者or人狼→れのちゃん

さぁちゃんは推しであることもありよく見ていたのだが、唇やたら舐めてて明らかに緊張してるなと思った
十中八九人狼と予想
また1ターン目から演技がうまいどうこうとかやたら関係ないことを話してるれのちゃんは人狼側(もっというと狂信者では?)と予想

5.展開

この章ではゲームの展開と投票行動、気になった言動を紹介していきたい
なお括弧内は筆者の感想である

1日目昼 追放→さぁちゃん

トーク内容
・やんちゃんがすごく眠そう
(市民予想。役職持ちならもう少し緊張感出そう。)
・弓木の謎トーク「評価が鰻登り。普通の人と思われたい。」
(他のメンバーならこれで撹乱してるから人狼側かなと軽く疑うけど、弓木だし関係なさそう…。根拠ではないけど、弓木が本領発揮してて面白かった。)
・まゆたん・りりあ・やくぼが役職持ちと発言
(この時点でいうのはリスキーだし、人数あってるし割と信憑性ありそう)

投票
まゆたん→りかちゃん
りりあ→せいら
さぁちゃん→せいら
やんちゃん→弓木
りかちゃん→さぁちゃん
れのちゃん→りかちゃん
せいら→さぁちゃん
やくぼ→さぁちゃん
弓木→さぁちゃん
(役職持ちに名乗り出た子を指した人はいないので、現段階では根拠にならなそう。)

1日目夜 襲撃→なし

(普通騎士は役職立候補した人を守るはず。守れたということは1日目昼に発言していた役職は合っていた可能性が高そう。人狼側はゆっても3分の2の確率で役職持ちを排除するチャンスだったわけで、運がなかったとしか…。)

2日目昼 追放→やんちゃん

トーク内容
・まゆたん霊媒師カミングアウト。さぁちゃん→人狼。
(やっぱり笑。りかちゃん・せいら・やくぼ・弓木は一度目の投票でさぁちゃんにいれてるから人狼ではなさそう。さぁちゃんは一度目の投票でせいらにいれているので、せいらはほぼ確定で市民側だね。)
・ほかに役職カミングアウトなし
(ということは役職持ちは1日目に名乗り出たまゆたん・りりあ・やくぼでほぼ確定かな)
・役職カミングアウトをしていない、かつ一度目の投票でさぁちゃんに入れていないやんちゃんとれのちゃんが怪しまれる
(妥当な推論だと思う。これは楽勝で市民側勝てるのでは?)
・弓木がまゆたん霊媒師をやや疑っているご様子
(矢久保も指摘してたけど、まゆたんが霊媒師でないとしてほかの霊媒師が出てこないのはおかしい。仮に人狼側だとしても、ピンポイントで霊媒師に名乗り出るのはリスキーすぎる。)

投票
まゆたん→やんちゃん
りりあ→やんちゃん
やんちゃん→れのちゃん
りかちゃん→れのちゃん
れのちゃん→やんちゃん
せいら→やんちゃん
やくぼ→やんちゃん
弓木→やんちゃん
(話の流れ的にやんちゃんとれのちゃんの二択になるよね。ただやんちゃん眠そうでノーマル市民にしか見えないし、どっちかといえばれのちゃん追放した方が良いのではと思った。まあ次善の策だとは思う。)

2日目夜 襲撃→なし

(騎士すげえ。ただ1日目夜に襲撃しようとした人を再度襲撃すればほぼ確実に役職持ちを襲撃できるのに、人狼側がそれをしないのがひっかかった。おそらく1日目にまゆたんを狙ったのだろう。2日目昼の会話でまゆたんが霊媒師とわかったが、人狼が一人になった以上霊媒師を狙う意義はなくりりあorやくぼを狙ったと考えるのが妥当。まゆたん霊媒師説が一層説得力を増す結果となった。)

3日目昼 追放→りかちゃん

トーク内容
・霊媒師まゆたん やんちゃん→人間
(ゲーム続いている時点でそりゃそうだわな)
・りりあが占い師カミングアウト せいら・れのちゃん→人間
(れのちゃんが人間となる、まさかの展開。となると役職カミングアウトがおかしいか、人狼が最初のターンでさぁちゃんに投票したか…。役職カミングアウトに反論が3日目段階までない以上、前者は正しそう。となると最初にさぁちゃんに投票した4人から占いで人間判定のせいら・役職持ち濃厚なやくぼを除いた、りかちゃんか弓木が人狼と予想される。この二人は確たる根拠はないけど、2日目昼にまゆたんを疑った弓木が怪しい気がする。ただ弓木だから市民側であろうと変な動きはしそうなんだよな…。どちらにせよ2人を順番に追放するのが良いのでは?またれのちゃんはやたら話を撹乱する方向に動いてるので、改めて狂信者と予想。)
・やくぼが騎士をカミングアウト。まゆとりりあを守ったと発言。
(一層役職への信ぴょう性が高まった)
・りかちゃん「弓木は顔が怪しい。」
(顔は大事だと思うけど、弓木だからなあ。)

投票
まゆたん→りかちゃん
りりあ→りかちゃん
りかちゃん→弓木
れのちゃん→りかちゃん
せいら→りかちゃん
やくぼ→りかちゃん
弓木→りかちゃん
(そりゃりかちゃんか弓木の二択ですよね。発言的には弓木がちょっと怪しい気もするけど、おそらく人狼一人でターンに余裕もあるしどちらかを追放できればとりあえずOKかと。)

3日目夜 襲撃→りりあ

(これは順当。なおここでモニタリングルームのりかちゃんの発言で弓木が人狼とわかってしまった。ここまでくればまあそうだろうけど、割と弓木がうまくやってたなあ。)

4日目昼 追放→弓木

トーク内容
・霊媒師まゆたん りかちゃん→人間
・3日目の展開からボコボコに疑われる弓木
(これは厳しい。せいらに評判を気にしてるのいじられててくそ面白い。)
・れのちゃん「やんちゃん騎士だった説。矢久保は頭いいから嘘つける。」
(頑張ってると思うけど、冷静に考えると苦しい…。役職組がカミングアウトを1日目でしたからそれはたぶんない。ただこれ以上頑張りようもないな。)

投票
まゆたん→弓木
れのちゃん→矢久保
せいら→弓木
やくぼ→弓木
弓木→れのちゃん
(弓木どうした!?なぜれのちゃんに入れた?)

6.結果

市民側勝利。役職は以下の通り。

  • 人狼…さぁちゃん、弓木
  • 市民…やんちゃん、りかちゃん、せいら
  • 騎士…矢久保
  • 占い…りりあ
  • 霊媒師…まゆたん
  • 狂信者…れのちゃん

7.戦略

市民側
1ターン目のさぁちゃん追放はラッキーでかなり有利になった印象
割とどう転んでもかつパターンだったと思う
そして矢久保がMVPだね
騎士の選択は正直運まじりだけど、昼の会話で妥当な推論導いてたのはとても良かった

人狼側
さぁちゃんが初日で追放されたのは運がなかったが、さらに運がない展開が続いてしまった
一日目夜の襲撃メンバー選択は2/3で役職持ちを潰せるはずだったので、こちらもかなり運が悪かった…
しかもそこで選択したのが霊媒師のまゆたんだったので、次のターンで殺してもあまり意味がないという最悪パターン
ここから少しでも勝ち目を探るなら最初の投票結果を強調するくらいだけど、役職の信ぴょう性がかなり高かったのでターンが進むにつれて苦しくなってくるのは否めない
あとは役職の固定化を避けるため2日目段階で役職(順当なのは名乗り出ない必然性がある騎士?)をカミングアウトすることも考えられるけど、かなりリスキー
ただそもそも1日目夜の結果が出た時点で、かなりリスク取らんと勝ち目がなかったように思う
狂信者れのちゃんはかなり頑張ってたと思う
3日目昼にやくぼが「りかちゃん→人狼・弓木→狂信者」という推論を立てた時に、「人狼をなくした方が良いんだよね?」とさりげなく確認していたのはかなりgood
目立たないし、僕のようにその時点でれのちゃんが狂信者と疑っていなければ違和感ないのでは…
4日目も頑張ってたけど、あれは割とどうしようもないかな…
そして弓木は最後のがテネットすぎるぞ笑笑

8.その他感想

概ね予想が当たってしまった。緊張ダダ漏れのさぁちゃんクソ可愛い。
このゲームを見て、乃木坂人狼では狂信者は初動で人狼操作を撹乱しがちになるのでなと仮説を立てた
次のゲームもこの点注視してみたが、おおむねあっていたので次回以降の乃木坂人狼でも注視していきたい